周りに聞いても誰も知らないような無名な映画ですが、面白かったです。
B級映画臭が漂ってますが、それがまたいい感じでした。低予算で製作されているのがそう感じさせるのかもしれません。
製作はジェイソン・ブラム。
この方、低予算で高利益を出すことが得意なんですね。
M・ナイト・シャマラン監督の「スプリット」・・・900万ドルの製作費に対して、全世界で2億7,800万ドルの興行収入
ジョーダン・ピール監督「ゲット・アウト」・・・450万ドルの製作費に対しての2億5,500万ドルの興行収入
すげー笑
この映画も製作費が低く、500万ドルの製作費に対して、1700万ドルの興行収入
興行収入からしてもマイナーなことが分かりますね。
しかし、結構面白かったのでオススメですよー。
・『アップグレード』の作品データ
監督
リー・ワネル
キャスト
ローガン・マーシャル=グリーン
ベティ・ガブリエル
ハリソン・ギルバートソン
原題:Upgrade
製作年:2018年
製作国:アメリカ
上映時間:95分
・『アップグレード』のあらすじ

ざっくりとあらすじ紹介(ネタバレ注意)
舞台は近未来。自動車整備士の主人公グレイと妻アシャが、整備した自動車を届けに顧客のエロンの家に向かう。
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エロンは二人に世界を変えるという超高性能なAIチップ「STEM(ステム)」を見せる。
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帰り道、自動運転自動車が暴走し事故る。倒れているところを4人の男に襲われて妻が殺害され、グレイは首を刺され、全身麻痺の重傷を負う。
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手足が動かず母に看病される。コルテス刑事の捜査状況を聞くも犯人は分かっていないという。
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エロンの提案により「STEM」を体に組み込むことになる。手術によりグレイは動けるようになった
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「STEM」の声が聞こえるようになり、AIと相談しながら犯人捜し。
「STEM」に身を任せることにより、超人的な動きで犯人たちを殺害。
犯行グループのリーダーがフィスクであることを突き止める。
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コルテス刑事がグレイの動きを怪しんで捜査。ステムによって動けていることを知る。
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フィスクとグレイが対峙。フィスクもAIにより制御されているため、力は拮抗。
最終的にグレイが勝ち、犯行は妻の殺害が目的ではなく、グレイを全身麻痺にすることが目的だったことが判明。フィスクの通話履歴からエロンの名が出てきた。犯行グループの雇い主はエロンだった。
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グレイはエロンの家へ向かう。そこにはすでにコルテス刑事がいた。
エロンがすべてはステムの指示だったと語る。
ステムは人間になるために、人の体を必要としていたのだった。
そしてステムはエロンを刺殺。
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グレイはコルテス刑事を殺そうとするステムを止めるため銃で自殺をする。
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病院で目を覚ますと妻アシャの姿が。妻を抱きしめ安堵するも、これはステムの見せる幻の中。
現実では銃を撃つ寸前で、ステムによりグレイはこの幻の中に閉じ込められてしまった。
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グレイの体を完全に支配し、「グレイはもういなくなった」と言い、コルテス刑事を殺害。
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肉体を得たAIステムが動き出す・・・・
・『アップグレード』の個人的な評価 かちおランク:B
7.0 / 10点
AIに身を任せた風変り戦闘アクションが面白かった
非常に面白いアイデアの映画でした。
観ていたらマトリックスを思い出してしまいました。
アクションシーンの見せ方が独特で、映像からAIに支配されてるアクション感が演出されていて風変りで面白かったです。
手術シーンとか殺傷シーンが結構生々しかった。
グロテスクなシーンが多かったので、グロ苦手な人は注意。
AI系の映画だと、最近「エクス・マキナ」や「チャッピー」なんかも面白かったですね。
大体AI系の映画は恐ろしい方向に話が進んじゃいますが、現実にならないことを祈るばかりです笑
どうも、かちおでしたー。
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