LGのCシリーズは、毎年人気のある有機ELテレビのラインナップです。
最新モデルであるC3と前年のモデルであるC2を比較してみましょう。
これらのテレビの特徴を理解することで、どちらがあなたのニーズに最適な選択肢であるかを判断するのに役立つでしょう。
スペック比較
| LG C2 | LG C3 | |
|---|---|---|
| 発売年 | 2022 | 2023 |
| 画面サイズ | 42″, 48″, 55″, 65″, 77″, 83″ | 42″, 48″, 55″, 65″, 75″, 85″ |
| ディスプレイ技術 | OLED(有機EL) | OLED（明るさブースター付き有機EL） |
| 解像度 | 4K (3840*2160) | 4K (3840*2160) |
| HDMI規格 | HDMI 2.1 | HDMI 2.1, HDMI 2.1a対応 |
| クイックメディアスイッチング | なし | あり |
| OS | Web OS 22 | Web OS 23 |
| プロセッサ | Alpha a9 Gen 5 | Alpha a9 Gen 6 |
主な違い
デザイン
C3とC2のデザインは非常に似ています。どちらもスリムで、画面の周りの枠（ベゼル）が薄いのが特徴です。ただし、C3は新しい素材を使って作られているため、C2よりも少し軽いです。これは、テレビを壁に取り付ける際や移動させる際に便利です。
OS（オペレーティングシステム）
C3は、LGの新しいOS、WebOS 23を搭載しています。
これに対して、C2は前年のWebOS 22を搭載しています。OSとは、テレビの操作を管理するソフトウェアのことを指します。
新しいOSのWebOS 23は、テレビの操作をよりスムーズにするためのアップデートが施されています。
プロセッサ
C3とC2の最も大きな違いはプロセッサで、C2はAlpha 9 Gen 5プロセッサを搭載していますが、C3はLGの最新で最も高度なプロセッサであるAlpha9 Gen 6を搭載しています。
プロセッサとは、テレビが映像や音声を処理するための「脳」のようなものです。
新しいプロセッサは、画像がより鮮明に見え、音声がよりクリアに聞こえるようにします。
パフォーマンス
新しいモデルのC3は、前のモデルであるC2と比べて、いくつかのパフォーマンスの改善が期待できます。
画面品質
LGは毎年、テレビの画面の品質を向上させています。
例えば、C2の画面の明るさはC1よりも約20%良好でした。
しかし、C3は2023年のCESで紹介された他のモデルのようなBrightness Booster Maxを持っていません。
しかし、C3は標準的なLGの明るさブースターを持っているため、C2よりもわずかに明るく見えます。また、アップグレードされたOSとプロセッサは、画像の背景と前景を区別することで必要に応じて明るさを向上させるのに役立ちます。
オーディオパフォーマンス
新しいAlpha 9 Gen 6プロセッサはC3の音声出力を強化します。
また、TVにはWOWオーケストラサウンド機能があり、特に低音や大きな音（爆発音など）の出力を改善します。
この機能は、TVのスピーカーから出る音と接続されたLGサウンドバーから出る音を同期させるのに役立ちます。
ただし、改善されたサウンドエフェクトを楽しむためには、互換性のある2023年型のLGサウンドバーを別途購入する必要があります。
メディアスイッチング
C2は標準的な可変リフレッシュレート（VRR）機能を持っています。
これは、異なるリフレッシュレートを持つHDMI入力間を切り替えると、画面が一時的に黒くなることを意味します。
これは一部の人々にとっては不便で、メディア入力間のシームレスな切り替えを期待しています。
一方、C3は新しいクイックメディアスイッチング可変リフレッシュレート（QMS-VRR）機能を持っており、メディア入力を切り替える際に画面が黒くなることはありません。
これは、テレビゲームをプレイしたり、異なるデバイスからの映像を切り替える際に、中断なくスムーズに視聴を続けることができるということです。
ただし、現在(2023年5月時点)で市場に出ているデバイスではApple TV 4Kだけがこの機能をサポートしています。
しかし、他のテレビでもこの機能が一般的になるにつれて、より多くのコンソールやデバイスがこの機能を取り入れることが予想されます。
価格
2023年5月時点で日本では未発売です。
上記は海外の販売価格になります。
どちらを選ぶべきか？
LGは新製品に多くのアップグレードを追加することが一般的です。
例えば、C2はC1よりもはるかに多くの機能がアップグレードされていました。
しかし、2023年のC3シリーズはC2シリーズから大幅な変更点がなく、マイナーアップデートにとどまっています。代わりにプレミアムシリーズのG3の仕様を改善することに焦点を当てたようですね。
それでも、C3に追加されたアップグレードを無視することはできません。
例えば、新しいOS、WebOS 23は、アプリケーションとプロファイル間の動作がよりスムーズになっています。また、新しいAlpha 9 Gen 6プロセッサは、画像と音声の品質を向上させます。
個人的には、価格差を考慮に入れて、C2を購入するのが十分だと思います。特に、価格が手頃であればなおさらです。
もしC3シリーズが日本でも新たに発売された場合は、その時点で価格差を見て判断することをお勧めします。
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