LG 55UT8000PJBを徹底レビュー解説!価格や画質、評判は?

LGの55V型4K液晶テレビ「55UT8000PJB」の購入を検討しているけれど、実際の性能や使い勝手が気になっている方も多いのではないでしょうか。

特に、テレビのような高価な買い物では、画質や音質、操作性といった基本的な性能から、価格に見合った価値があるのか、実際に使っている人の評判や口コミまで、詳しく知りたいと思うのは当然のことです。

この記事では、そんな疑問を解消するために、「LG 55UT8000PJB」のレビュー解説をしていきます。

製品の主な特徴や詳細なスペック、気になる画質や価格の動向、さらには実際のユーザーからの評判や口コミを徹底的に調査し、わかりやすくまとめました。

この記事を読めば、「LG 55UT8000PJB」があなたにとって最適な一台なのか、その判断材料がすべて揃うはずです。

目次

LG 55UT8000PJBの基本性能をレビュー解説

LG 55UT8000PJBの主な特徴

LG 55UT8000PJBの最も注目すべき特徴は、最新のAI技術を駆使した映像エンジンと、将来性を見据えたOSのアップデート保証にあります。

このテレビの心臓部には、第7世代に進化したAIプロセッサー「α5 AI Processor 4K Gen7」が搭載されています。

このプロセッサーは、何百万もの映像ソースを学習したAIによって、地上波放送からネット動画まで、あらゆるコンテンツを分析し、それぞれに最適化された高画質・高音質を実現します。

また、「webOS Re:Newプログラム」の対象であることも大きな魅力です。

これは、購入後5年間にわたって計4回のOSアップグレードを保証するもので、スマートフォンのようにテレビの機能やサービスを常に最新の状態に保つことができます。

2024年モデルに搭載される「webOS 24」では、個人の好みに合わせてホーム画面をカスタマイズできる「My Profile」や、視聴履歴からおすすめコンテンツを提案する「AIコンシェルジュ」など、よりパーソナルな体験を提供する機能が充実しています。

さらに、映画制作者の意図を忠実に再現する「FILMMAKER MODE」や、ゲームプレイに特化した設定が可能な「ゲームオプティマイザ」など、エンターテインメントを最大限に楽しむための機能も豊富に備わっており、幅広いニーズに応える一台と言えるでしょう。

LG 55UT8000PJBのスペック

LG 55UT8000PJBのスペックは、コストパフォーマンスを重視しつつも、4Kテレビとしての基本性能をしっかりと押さえた構成になっています。

以下に、主要なスペックを表にまとめました。

項目スペック
画面サイズ55V型
パネル4K液晶 (IPS)
画素数3840×2160
バックライト直下型
映像エンジンα5 AI Processor 4K Gen7
HDRHDR10 / HLG
スピーカー2.0ch (実用最大出力20W)
チューナーBS4K・110度CS4K:1基
地上デジタル:2基
BS・110度CSデジタル:2基
録画機能外付けHDD対応 (裏番組録画対応)
接続端子HDMI入力×3 (eARC対応)、USB×2、光デジタル音声出力×1、LAN×1
Wi-FiWi-Fi 5 (IEEE802.11ac)
BluetoothBluetooth 5.1
OSwebOS 24
本体寸法 (スタンド含)幅123.5 × 高さ77.6 × 奥行23.1 cm
本体質量 (スタンド含)14.2kg
年間消費電力量155kWh/年

このスペックで特に注目したいのは、パネル方式に「IPSパネル」を採用している点です。

IPSパネルは視野角が広く、斜めから見ても色合いの変化が少ないため、リビングなどで家族や友人と複数人で視聴するシーンに適しています。

一方で、4K放送を視聴しながら別の4Kチャンネルを録画する「新4K衛星放送の裏番組録画」には対応していない点には注意が必要です。

地上デジタル放送の裏番組録画は可能なので、使い方によっては十分な機能と言えるでしょう。

全体として、最新の映像エンジンやOSを搭載しながらも、一部の機能を絞ることで、手に入れやすい価格を実現したバランスの取れたモデルです。

LG 55UT8000PJBの画質

LG 55UT8000PJBの画質は、AIプロセッサーと高度なHDR技術によって、エントリーモデルながら非常に高いレベルにあります。

画質の核となるのは、前述の通り「α5 AI Processor 4K Gen7」です。

このエンジンが持つ強力な処理能力により、地上波放送やDVDなど、4Kに満たない解像度の映像も、ノイズを抑えつつ精細感を向上させる「4Kアップスケーリング」機能が高精度に働きます。

これにより、どんなコンテンツも4Kならではの美しい映像で楽しむことが可能です。

HDR(ハイダイナミックレンジ)対応も見逃せません。

本機は「HDR10」と「HLG」という2つの主要な規格に対応しており、対応するUHDブルーレイやネット動画、新4K放送の映像を、光と影の表現力豊かに描き出します。

さらに、LG独自の「ダイナミックトーンマッピング」技術が、フレームごとに映像を分析し、輝度や色彩を最適化することで、SDR(標準的な映像)コンテンツでさえもHDRに近い、立体的で鮮やかな映像に変換してくれます。

加えて、「AI輝度」機能も搭載されています。

これは、テレビに内蔵された照度センサーが部屋の明るさを検知し、それに合わせて画面の明るさを自動で調整する機能です。

日中の明るいリビングでも、夜の照明を落とした部屋でも、常に最適な明るさで視聴できるため、目の疲れを軽減しつつ、コンテンツへの没入感を高めてくれます。

IPSパネルの自然で正確な色再現性と相まって、価格以上の満足感が得られる画質を実現していると言えるでしょう。

LG 55UT8000PJBの価格

LG 55UT8000PJBの価格は、その高い機能性を考慮すると、非常に魅力的な設定になっています。

価格比較サイトの情報によると、2024年6月の発売当初の価格は約165,000円でしたが、その後、市場価格は落ち着き、現在では7万円台前半から購入可能となっています。

これは、55V型の最新4K液晶テレビとしては、かなりコストパフォーマンスが高い水準です。

Amazonや楽天市場、ヤマダウェブコムなどの主要なオンラインストアで販売されており、ポイント還元やセール時期を狙うことで、さらにお得に手に入れるチャンスもあります。

同等サイズの国内メーカー製テレビと比較すると、本機はより手頃な価格帯に位置しています。

もちろん、上位モデルに搭載されている倍速液晶や、より高出力なスピーカーといった機能は省略されていますが、AIプロセッサーによる高画質化機能や最新のwebOSなど、テレビの核となる部分の性能は非常に高いです。

そのため、画質やネット動画機能を重視しつつ、できるだけ予算を抑えたいと考えているユーザーにとって、これ以上ない選択肢の一つとなるでしょう。

発売から時間が経つにつれて価格はさらに変動する可能性があるため、購入を検討する際は、複数の販売サイトをチェックして、最も条件の良いタイミングを見極めることをおすすめします。

LG 55UT8000PJBの評判と購入ガイドをレビュー解説

LG 55UT8000PJBの評判・口コミ

LG 55UT8000PJBの評判を調べてみると、多くのユーザーがそのコストパフォーマンスの高さを評価していることがわかります。

肯定的な口コミで特に目立つのは、「この価格でこの大画面と画質は素晴らしい」「セットアップが簡単ですぐに使えた」「ネット動画がメインなので機能は十分、コスパ最強」といった声です。

7万円台で55V型の最新モデルが手に入るという価格設定は、多くの人にとって大きな魅力となっているようです。

また、IPSパネルによる視野角の広さや、AIプロセッサーによる映像の美しさを評価する意見も見受けられます。

一方で、いくつかの否定的な意見も存在します。

その中でも指摘されているのが、操作性に関する部分です。

「地デジ以外の操作がもっさりしている」「リモコンの反応が遅い時がある」「ネットに繋がりにくくなることがある」といった口コミが見られました。

これは、付属の標準リモコンの操作性に起因する部分もあるかもしれません。

LGのテレビは、ポインター操作などが可能な「マジックリモコン」で真価を発揮するとも言われており、操作性に不満を感じる場合は、別売りのマジックリモコンを試してみる価値はありそうです。

総じて、画質や価格に対する満足度は非常に高いものの、操作性については個人の感じ方や使用環境によって評価が分かれる傾向にあると言えるでしょう。

LG 55UT8000PJBのレビュー

LG 55UT8000PJBを客観的にレビューすると、「ネット動画視聴を主軸に置いた、現代のライフスタイルにマッチする高コスパ4Kテレビ」と評価できます。

画質面では、IPSパネルの採用により、どこから見ても色鮮やかな映像を楽しめる点が大きな強みです。

しかし、その反面、VAパネルに比べて黒の表現がやや甘くなる傾向があり、暗いシーンの多い映画などでは、黒浮きが気になる方もいるかもしれません。

バックライトは直下型ですが、エリア駆動には非対応のため、コントラスト表現は上位モデルには及びません。

音質に関しては、20Wの2.0chスピーカーはニュースやバラエティ番組の視聴には十分ですが、映画や音楽ライブの迫力を求めるには物足りなさを感じるでしょう。

幸い、HDMI端子がeARCに対応しているため、サウンドバーなどを追加すれば、手軽に音響環境をアップグレードできるのは嬉しいポイントです。

機能面で最大の注意点は、倍速液晶が非搭載であることです。

そのため、サッカーなどのスポーツや、動きの速いアクションゲームなどでは、映像の残像感が気になる可能性があります。

これらのジャンルを最優先で楽しみたい場合は、倍速液晶を搭載した上位モデルを検討する方が賢明です。

総合的に見れば、いくつかの割り切りは必要ですが、それを補って余りある価格と、充実したネット動画機能が魅力の一台です。

LG 55UT8000PJBのおすすめな点

LG 55UT8000PJBには、多くのユーザーにとって魅力的となる、いくつかのおすすめポイントがあります。

ここでは、特に注目すべき点をまとめました。

圧倒的なコストパフォーマンス

最大の魅力は、やはりその価格です。7万円台という手頃な価格で、55V型の大画面4K液晶テレビが手に入ります。最新のAIプロセッサーやOSを搭載していることを考えれば、そのコストパフォーマンスは業界でもトップクラスと言えるでしょう。

視野角が広く、家族での視聴に最適

IPSパネルを搭載しているため、視野角が非常に広いです。リビングのソファやダイニングテーブルなど、様々な位置から複数人で視聴しても、色味や明るさの変化が少なく、誰もが美しい映像を楽しめます。

5年間のOSアップデート保証で長く使える

「webOS Re:Newプログラム」により、5年間で4回のOSアップグレードが保証されています。これにより、購入後も新しい機能やサービスが追加され、陳腐化することなく長く安心して使い続けることが可能です。

充実したネット動画機能

OSには最新の「webOS 24」を採用し、YouTube、Netflix、Amazon Prime Video、Disney+など、多彩なネット動画アプリに対応しています。リモコンのボタン一つで、見たいコンテンツに素早くアクセスできる快適な視聴体験を提供します。

ゲームユーザーにも配慮した機能

高画質・低遅延でゲームをプレイできる「ゲームオプティマイザ」や、ゲーム機を接続すると自動で低遅延モードに切り替わる「ALLM」に対応しています。コアなゲーマーでなければ十分満足できる機能が備わっています。

LG 55UT8000PJBの注意点

多くの魅力を持つLG 55UT8000PJBですが、購入前に知っておくべき注意点もいくつか存在します。

価格とのトレードオフとなる部分を理解しておくことで、購入後のミスマッチを防ぐことができます。

新4K放送の裏番組録画ができない

搭載されているBS4K/110度CS4Kチューナーは1基のみです。そのため、新4K放送を視聴している間は、別の4Kチャンネルを録画することができません。4K放送の録画を頻繁に行う方は、この点を考慮する必要があります。

倍速液晶は非搭載

動きの速い映像を滑らかに表示する「倍速液晶」機能は搭載されていません。スポーツ観戦やアクションゲームなど、映像の滑らかさを重視する方にとっては、残像感が気になる可能性があります。

本体スピーカーの音質は標準的

内蔵スピーカーの出力は20Wと標準的で、音質に特別なこだわりはありません。映画や音楽コンテンツで臨場感あふれるサウンドを楽しみたい場合は、別途サウンドバーなどの外部スピーカーの導入を検討することをおすすめします。

標準リモコンの操作性

付属するのは基本的な操作のみが可能な標準リモコンです。ネット動画の操作などで、より直感的なポインター操作や音声検索を利用したい場合は、別売りの「マジックリモコン」が必要になります。

番組表の使い勝手

国内メーカーのテレビに慣れている方からは、番組表の情報量や視認性がやや劣るという意見も聞かれます。操作性自体はサクサク動くものの、一覧性やデザインの好みは分かれるかもしれません。

まとめ:LG 55UT8000PJBのレビュー解説と評価

  • LG 55UT8000PJBは7万円台で購入可能な高コスパ55V型4Kテレビである
  • AIプロセッサー「α5 Gen7」搭載で高画質を実現する
  • 視野角の広いIPSパネルを採用し、複数人での視聴に適している
  • 5年間のOSアップデートを保証する「webOS Re:Newプログラム」に対応する
  • YouTubeやNetflixなど多彩なネット動画アプリが利用可能である
  • ゲームオプティマイザやALLMなどゲーム向け機能も搭載している
  • 注意点として、新4K放送の裏番組録画には対応していない
  • 動きの速い映像を滑らかにする倍速液晶は非搭載である
  • 本体スピーカーの音質は標準的で、高音質を求めるなら外部スピーカーを推奨する
  • 操作性を向上させるマジックリモコンは別売りである
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