TANCHJIM SODA レビュー解説!7ドライバ相当の音質と評判

TANCHJIM(タンジジム)から登場した注目の新作「SODA」が気になっているけれど、実際にどんな音がするのか、購入前に詳しく知りたいという方は多いのではないでしょうか。

特に、独自のドライバー構成や、名機と言われる「Origin(Lost Manor)」との違いは、オーディオファンにとって非常に重要なポイントです。

この記事では、TANCHJIM SODAの音質傾向やスペック、競合機種との比較について徹底的に解説します。

最新のハイブリッド技術がもたらすサウンドの真価と、あなたにとって最適な一本かどうかが分かります。

目次

TANCHJIM SODAとは?特徴とスペックを徹底解説

TANCHJIM SODAは、同ブランドが満を持して投入した、最新鋭のハイブリッド型インイヤーモニター(IEM)です。

これまでのTANCHJIM製品といえば、シングルダイナミックドライバー(1DD)の名機が多い印象ですが、SODAは全く新しいアプローチで設計されています。

まずは、その独自のスペックと特徴的な構造について詳しく見ていきましょう。

1DD+4BA+2PRの特殊なドライバー構成(7ドライバ相当)とは?

SODAの最大の特徴は、合計7つのユニットが関与する非常にユニークなドライバー構成にあります。

具体的には、以下の3種類のユニットが搭載されています。

  • 1基のダイナミックドライバー(DD)
  • 4基のバランスド・アーマチュア(BA)
  • 2基のパッシブラジエーター(PR)

電気信号で直接駆動するのは1DDと4BAの計5ドライバですが、それらの空気振動を受けて動作するパッシブユニットが2基搭載されています。

これにより、実質的には7ドライバ相当の音響効果を得られる設計となっています。

特にパッシブユニットは、低音の質感や空間表現に大きく寄与しており、ハイブリッド型特有の分離感と、自然なつながりを両立させる鍵となっています。

自社開発「DMT5」ダイナミックドライバーと「Pure」BAの融合

搭載されているドライバーユニット自体にも、TANCHJIMの技術の粋が詰め込まれています。

ダイナミックドライバーには、高い評価を得ている第5世代の自社開発ドライバー「DMT5」を採用しています。

このDMT5は、単体でも非常に高い解像度と分離感を誇る優秀なドライバーですが、SODAではこれをベースに中低域を支えています。

さらに高音域には、「Pure」と名付けられた専用開発のBAドライバーを4基搭載しています。

他社製BAをポン付けするのではなく、自社の音作り(ハウスサウンド)に合わせて調整されたユニットを使用することで、ドライバー間の音色の不一致を解消しています。

付属品の品質:Cable X技術採用ケーブルと交換式プラグ

SODAはハイエンドモデルに相応しく、付属品のクオリティも非常に高いのが特徴です。

付属するケーブルには、TANCHJIMの高品質アップグレードケーブル「Cable X」の技術ノウハウが盛り込まれています。

一般的な付属品よりも太く、力強い信号伝達が可能で、イヤホンのポテンシャルを余すことなく引き出します。

また、プラグ部分は交換式となっており、以下のプラグが標準で付属します。

  • 3.5mm シングルエンドプラグ
  • 4.4mm バランスプラグ

別途ケーブルを買い足すことなく、スマホやDAP(デジタルオーディオプレーヤー)など、再生環境に合わせて最適な接続を選べるのは大きなメリットです。

TANCHJIM SODAの音質レビュー!透き通るバランス型サウンド

TANCHJIM SODAの音質を一言で表すなら、「透き通るような透明感を持った、極めてバランスの良いサウンド」です。

ハイブリッド型にありがちな「音がバラバラに聞こえる」という違和感はなく、それでいて各楽器の音は驚くほど明瞭に分離します。

ここでは、音域ごとにその詳細な傾向を分析していきます。

全体的な音の傾向:解像度と調和を両立した「透明感」

SODAのサウンドキャラクターは、TANCHJIMブランドらしい「清涼感」や「美音」を継承しつつ、マルチドライバーによる情報量の多さを付加したものです。

音が濃すぎて暑苦しくなることはなく、すっきりと見通しの良い空間の中に、高解像度な音が配置されているイメージです。

「SODA(ソーダ)」という名前の通り、爽快感がありつつも、刺激的すぎない絶妙なチューニングが施されています。

ハイブリッド構成でありながら、全体の音のつながりが非常にスムーズで、一つの完成された音楽として調和している点が高く評価できます。

高音域・中音域の評価:BA特有の明瞭さと刺さりのなさ

高音域から中音域にかけては、4基のBAドライバーがその実力を遺憾なく発揮しています。

  • 金属音の表現: 鉄琴やシンバルなどの金属的な響きが、非常にシャープかつ煌びやかに描かれます。
  • 解像度: 細かな音の粒子までしっかりと捉え、ディティールの描写力はシングルDD機を凌駕します。

特筆すべきは、これだけ明瞭でありながら「耳に刺さる不快な音」が徹底的に抑えられている点です。

ボーカルはクリアで程よく肉厚さがあり、バックの演奏ときれいに分離して聞こえるため、歌声をじっくり楽しみたい方にも適しています。

低音域の評価:パッシブユニットがもたらす重厚感と振動

BA多めの構成だと低音が軽くなるのでは?と懸念されるかもしれませんが、SODAの低音はしっかりとした重厚感を持っています。

これは、DMT5ドライバーの質の高さに加え、2基のパッシブユニットが効果的に働いているためと考えられます。

低音が過剰に膨らんで中高音を邪魔することはなく、必要な時に「ドスン」という沈み込みや振動感を的確に伝えてくれます。

キレのある低音でありながら、空気感を含んだリッチな響きも併せ持っており、楽曲のボトムを支える土台として非常に優秀です。

音場と定位感:FPSなどゲーム用途にも使える分離性能

SODAは音の分離感が極めて高く、空間表現にも優れています。

音が団子にならず、どこでどの楽器が鳴っているかが手に取るように分かるため、音楽鑑賞だけでなく、FPSなどのゲーム用途にも高い適性を持っています。

  • 定位感: 足音や銃声の方向が正確に把握できます。
  • 音場: 天井知らずに広いというよりは、適度な広さと明確な距離感を持つ、把握しやすい空間です。

爆発音のような迫力ある音と、微細な環境音を両立して再生できるため、ゲーミングイヤホンとしてもハイレベルな性能を発揮します。

TANCHJIM SODAと競合機種の比較違い|Origin・Kara

市場には多くの優れたイヤホンが存在しますが、SODAの購入を検討する際に比較対象となるのは、同じTANCHJIM製品でしょう。

ここでは、特に比較されることの多い「Origin」や「Kara」との違いを解説します。

Origin (Lost Manor) と比較:くっきり系のSODAか、演出系のOriginか

TANCHJIMのフラッグシップであるシングルDD機「Origin(Lost Manor)」とSODAは、どちらも甲乙つけがたい名機ですが、得意とする表現が異なります。

  • TANCHJIM SODA:
    • 音の輪郭がくっきりしており、分離感が強い。
    • 細部まで分析的に聴きたい、爽快感を求めたい人向け。
    • 「真面目でクリア」な印象。
  • Origin (Lost Manor):
    • 世界観の構築や、空気感の演出が巧み。
    • 音楽に没入し、感情を揺さぶられるような体験をしたい人向け。
    • 「艶やかでリスニングライク」な印象。

明瞭さと分離感を重視するならSODA、音の余韻や雰囲気作りを重視するならOriginを選ぶと良いでしょう。

TANCHJIM Karaと比較:ハイブリッド型としての正統進化

一世代前のハイブリッドモデル「Kara(1DD+4BA)」と比較すると、SODAはあらゆる面で正統進化を遂げています。

Karaも優れたイヤホンでしたが、SODAはそこからさらに「音のクッキリ感」や「分離能力」が向上しています。

特に中音域のフォーカスが定まっており、曇りのないクリアな視界が得られるようになりました。

装着感に関しても、Karaからさらに改善されており、より万人受けする形状へと進化しています。

シングルDD機(Fola・Fission)からのアップグレード価値は?

「Fola」や「Fission」といったミドルクラスのシングルDD機をお使いの方にとって、SODAは明確なアップグレードパスとなります。

シングルDD機では物理的に難しい「高音域の緻密な描写」や「複雑な楽曲での音の分離」において、SODAは圧倒的なアドバンテージを持っています。

DMT5世代の音作りが好きであれば、その延長線上でさらに情報の密度を高めた音を楽しめるはずです。

TANCHJIM SODAの装着感とデザインレビュー

音質と同じくらい重要なのが、日常的に使う上での使い心地です。

SODAのデザインや装着感について、実際の使用感を想定してレビューします。

樹脂製シェル採用の理由と質感:葉脈パターンの美しさ

SODAの筐体には、金属ではなく樹脂素材が採用されています。

これは、多数のドライバーを搭載することによる重量増を抑えるための合理的な選択です。

樹脂製とはいえ安っぽさは皆無で、フェイスプレートには非常に凝ったデザインが施されています。

一見するとランダムな模様に見えますが、よく観察すると「葉脈」や「大樹の枝」を模したような、複雑で美しいパターンが描かれています。

主張しすぎないけれど、所有欲を満たしてくれる洗練されたデザインです。

装着感と重量:マルチドライバーを感じさせない軽快さ(約5g)

装着感は驚くほど良好です。

7ドライバ相当のユニットを内蔵しているとは思えないほどコンパクトにまとめられており、片側の重量は約5gと非常に軽量です。

ノズル部分が長く設計されているため、耳の奥でしっかりとホールドされ、筐体の大きさが耳に干渉しにくい作りになっています。

長時間つけていても耳が痛くなりにくく、普段使いのイヤホンとしてストレスなく使用できます。

遮音性とイヤーピース(T-APBなど)の相性

耳へのフィット感が良いため、遮音性も十分に高いレベルを確保しています。

付属するイヤーピースも高品質で、特にTANCHJIM独自の「T-APB(気圧バランスイヤーピース)」などが付属する場合は、装着時の圧迫感を軽減しつつ音質を最適化してくれます。

密閉度が高いため、電車内などの騒がしい環境でも、音楽の細部までしっかりと聴き取ることができます。

TANCHJIM SODAの評判・口コミとメリット・デメリット

ここまで見てきた特徴を踏まえ、TANCHJIM SODAの良い点と注意点を整理します。

購入者が評価する「おすすめな点」まとめ

SODAを高く評価する声には、以下のようなポイントが多く挙げられます。

  • 透明感のある高音質: ハイブリッドならではの解像度と、聞き疲れしないバランスの良さ。
  • 完璧に近い装着感: 多ドラ機とは思えない軽さとフィット感。
  • 豪華な付属品: 買ったらすぐにバランス接続が試せるプラグ交換式ケーブル。
  • デザインの良さ: 白を基調とした清潔感のある見た目と、細部の意匠。

購入前に知っておくべき「注意点」とデメリット

一方で、購入前に考慮しておくべき点もあります。

  • 筐体素材の好み: 高級感のある「金属筐体」を好む人には、樹脂製が軽く感じられる場合がある。
  • 使用環境: ケーブルや本体の色が白いため、屋外でのハードな使用による汚れや、日光による黄ばみが懸念される。
  • 音の好み: 濃厚でウォームな音を求める人には、少しあっさりしすぎていると感じる可能性がある。

【総評】TANCHJIM SODAはどのような人におすすめか?

結論として、TANCHJIM SODAは以下のような方に強くおすすめできます。

  • TANCHJIMの透明感ある音が好きで、さらに解像度を求めたい人
  • ハイブリッド型イヤホンの「音のつながりの悪さ」が苦手だった人
  • 音楽鑑賞だけでなく、ゲームでも使える高性能なイヤホンを探している人
  • 装着感が良く、長時間使える高音質モデルが欲しい人

TANCHJIM SODAの価格・発売日と購入方法

最後に、TANCHJIM SODAを手に入れるための情報をお伝えします。

日本国内の発売日と価格(約5万円前後)の目安

TANCHJIM SODAの価格は、海外市場での販売価格やこれまでの傾向から、日本円で約5万円前後になると予想されています。

発売時期については、2025年末から2026年初頭にかけて情報が出始めており、主要なイヤホン専門店などでの取り扱いが期待されます。

ミドルハイエンドの価格帯ですが、付属品の品質や音の完成度を考慮すると、コストパフォーマンスは非常に高いと言えるでしょう。

Amazon・AliExpress・専門店での購入情報

SODAは以下のルートで購入が可能になると考えられます。

  • Amazon: 公式ストアや代理店経由での販売。配送が早く保証も安心。
  • AliExpress: TANCHJIM Official Storeなど。発売直後のセールなどで安く買える場合があるが、配送に時間がかかる。
  • イヤホン専門店(e☆イヤホンなど): 試聴機が展開される可能性が高く、実際に音を確かめてから購入したい場合に最適。

並行輸入品と国内正規品では保証内容が異なる場合があるため、購入の際は販売元をしっかり確認することをおすすめします。

まとめ:TANCHJIM SODA レビュー解説の要点

  • SODAは1DD+4BA+2PRの構成を持つ7ドライバ相当のハイブリッドIEM
  • 自社開発のDMT5ドライバーとPure BAにより、解像度と調和を両立している
  • 音質は透明感が高く、分離感に優れたバランス型サウンドである
  • パッシブユニットの効果で、低音には確かな重厚感と深みがある
  • FPSなどのゲーム用途にも適した、正確な定位感と音場を持つ
  • Originと比較すると、SODAはより明瞭でクッキリした音作りが特徴
  • 筐体は樹脂製で約5gと非常に軽く、長時間使用でも快適な装着感
  • プラグ交換式の高品質ケーブルが付属し、バランス接続もすぐに楽しめる
  • 価格は約5万円前後で、ミドルハイエンド帯の有力な選択肢となる
  • クリアな音と快適な装着感を求めるユーザーにとって最適な一台である
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