TANCHJIM × EFFECT Audio FORCE レビュー解説!音質と特徴

TANCHJIM(タンジジム)から発売された新作イヤホン「FORCE」は、シンガポールのハイエンドケーブルメーカーEFFECT AUDIOとのコラボレーションモデルとして大きな注目を集めています。

音質の美しさに定評があるTANCHJIMの技術と、高品質なケーブルが融合することで、どのようなサウンド体験が生まれているのでしょうか。

この記事では、TANCHJIM × EFFECT Audio FORCEの音質や特徴、独自のDSP機能について詳しく解説します。

また、同社の人気モデル「ORIGIN」との比較や、ユーザーの評判も交えながら、このイヤホンの実力を多角的に紐解いていきます。

高音質な有線イヤホンを探している方や、開放型イヤホンの導入を検討している方は、ぜひ参考にしてください。

目次

TANCHJIM FORCEのレビュー解説!音質と特徴を徹底解剖

TANCHJIM FORCEは、同ブランドらしい透明感のあるサウンドをベースに、より現代的でメリハリのあるチューニングが施されたモデルです。

ここでは、音質の詳細や構造的な特徴について、具体的な要素ごとに解説します。

2DD構成の音質評価:ボーカルの美しさとタイトな低域

このイヤホンの音質は、非常にクリアでバランスの取れた「弱ドンシャリ」から「ニュートラル」な傾向にあります。

搭載されているのは、8.2mmベリリウムコートドームと10mmチタンコートドームの2つのダイナミックドライバー(2DD)です。

中高域は、TANCHJIMの真骨頂とも言えるボーカルの美しさが際立ちます。

特に女性ボーカルの透明感や伸びやかさは秀逸で、息遣いまで感じられるような生々しい表現力を持っています。

低域に関しては、量感で押すタイプではなく、スピード感とキレのあるタイトな鳴り方が特徴です。

ベースラインやドラムのアタック音が明瞭で、音が団子にならずに分離して聞こえるため、テンポの速い楽曲でもリズムを正確に捉えることができます。

重低音(サブベース)の量感は控えめですが、質の高い低音が土台を支えているため、不足感よりも「見通しの良さ」というポジティブな印象を与えます。

EFFECT AUDIOコラボケーブルの効果とは?リケーブルの必要性

本製品最大の特徴の一つが、EFFECT AUDIOと共同開発された付属ケーブルです。

このケーブルは、高純度単結晶銅(UP-OCC)に銀メッキを施した4芯構造を採用しており、単体販売されている高級ケーブルに匹敵する品質を持っています。

音質への効果としては、信号の伝送ロスを抑え、イヤホン本来のポテンシャルを最大限に引き出すことに貢献しています。

具体的には、音の分離感を高め、高域の煌めきや低域の締まりを向上させる役割を果たしています。

また、EFFECT AUDIO独自の「UltraFlexi」被膜により、非常に柔らかく取り回しが良いのも魅力です。

標準でこれほど高品質なケーブルが付属しているため、購入直後にわざわざリケーブルをする必要性は低いと言えます。

まずはこの純正ケーブルで、メーカーが意図したチューニングを存分に楽しむのがおすすめです。

オープンバック(開放型)構造による音場の広さと「抜け感」

FORCEは、フェイスプレート部分にメッシュを採用した「オープンバック(開放型)」構造を取り入れています。

この構造により、音がこもらずにスッと抜けていくような、独特の「抜け感」を実現しています。

密閉型イヤホン特有の閉塞感が少なく、ヘッドホンのような自然な空間表現を感じることができます。

音場に関しては、横方向への広がりもさることながら、特に「奥行き」の表現に優れています。

ボーカルと楽器の位置関係が立体的で、空間の広さを感じさせるサウンドステージが展開されます。

音漏れはする?開放型イヤホンの遮音性と使用環境への注意点

開放型と聞くと、音漏れや遮音性が気になるポイントですが、FORCEはその点もしっかり対策されています。

特殊な内部構造により、外への音漏れは開放型としては比較的抑えられています。

図書館のような静寂な場所で大音量で鳴らせば漏れますが、通勤電車やカフェなど、ある程度の環境音がある場所であれば、常識的な音量で周囲に迷惑をかける心配は少ないでしょう。

遮音性についても、付属のイヤーピースや装着感の良さが相まって、カナル型として十分なレベルを確保しています。

音楽を再生していれば、周囲の雑音は気にならない程度にカットされます。

TANCHJIM FORCEのスペックと付属品:豪華セットの中身

FORCEは、本体の性能だけでなく、豪華なパッケージ内容も魅力の一つです。

ここでは、詳細なスペックと、所有欲を満たす付属品について解説します。

ドライバー構成と製品仕様詳細スペック表

製品の基本スペックは以下の通りです。

項目詳細
ドライバー構成2DD (10mm チタンコート + 8.2mm ベリリウムコート)
再生周波数帯域8Hz – 48kHz
インピーダンス17Ω
感度120dB/Vrms
ケーブルEFFECT AUDIO製 銀メッキ単結晶銅 (UP-OCC)
コネクタ0.78mm 2Pin
プラグ交換式 (3.5mm / 4.4mm / USB-C)

感度が高くインピーダンスも低いため、スマートフォンなどでも比較的音量を確保しやすい設計になっています。

開封レビュー:専用ケースとT-APBイヤーピースの品質

パッケージを開封すると、充実したアクセサリー類が目を引きます。

付属のキャリングケースは、高級感のある素材で作られており、イヤホンをしっかりと保護できる頑丈な設計です。

サイズにも余裕があり、太めのケーブルでも収納しやすい点が評価されています。

また、イヤーピースにはTANCHJIM独自の「T-APB(気圧バランスイヤーピース)」が付属します。

これには「高音域重視(開口部が広い)」と「低音域重視(開口部が狭い)」の2種類が含まれており、好みに合わせて音質の微調整が可能です。

装着時の耳内圧を調整する機能もあり、長時間のリスニングでも疲れにくい快適な装着感を提供します。

交換式プラグ(3.5mm/4.4mm/USB-C)の仕組みと利便性

ケーブルのプラグ部分は、独自のアタッチメントによる交換式(モジュラー式)を採用しています。

同梱されているプラグは以下の3種類です。

  • 3.5mmアンバランス: 一般的なオーディオ機器用
  • 4.4mmバランス: 高音質なDAP(デジタルオーディオプレーヤー)用
  • USB-C: スマートフォンやタブレット直結用

この仕組みにより、外出先ではスマホにUSB-Cで直結し、自宅ではDAPにバランス接続するなど、ケーブルを付け替えることなくシームレスに環境を切り替えることができます。

特に4.4mmバランスプラグが標準付属している点は、オーディオファンにとって大きなメリットです。

DSP機能と専用アプリ活用術:USB-C接続で広がる可能性

付属のUSB-CプラグにはDSP(デジタル信号処理)チップが内蔵されており、専用アプリと連携することでさらなる機能拡張が可能です。

専用アプリ「TANCHJIM」でできるイコライザー設定とプリセット

USB-Cプラグを使用してAndroid端末に接続すると、専用アプリ「TANCHJIM」からイヤホンの内部設定にアクセスできます。

アプリでは、5バンドのパラメトリックイコライザー(PEQ)を操作して、自分好みの音質にカスタマイズすることが可能です。

また、メーカーが用意したプリセットも充実しており、「ハーマンターゲットカーブ」に基づいた設定や、バランス重視の設定などをワンタップで適用できます。

この機能を使えば、楽曲のジャンルや好みに合わせて、イヤホンのキャラクターを自在に変化させることができます。

USB-C直結時の音質評価:DAPなしでも高音質は楽しめるか?

USB-C接続時の音質は、DACアンプを持っていないユーザーにとっては非常に便利な選択肢です。

内蔵DSPによる補正もあり、スマホ直挿しでも十分にクリアで高解像度なサウンドを楽しむことができます。

ただし、本格的なDAPや外部DACアンプを使用した4.4mmバランス接続と比較すると、駆動力や音の厚み、空間表現において一歩譲る部分はあります。

FORCEのポテンシャルを極限まで引き出したい場合はバランス接続がおすすめですが、利便性と音質のバランスを考えるなら、USB-C接続も十分に実用的な高音質です。

ゲーミング用途での実力:FPSでの定位感と足音の聞こえ方

FORCEの高い解像度と分離感は、ゲーミング用途、特にFPS(ファーストパーソン・シューティング)ゲームにおいても強みを発揮します。

音像の定位が正確であるため、敵の足音や銃声の方向をピンポイントで把握しやすいという特性があります。

低域がタイトで過剰に響かないため、爆発音などで足音がかき消されることが少なく、重要な音情報を聞き逃しません。

アプリにはゲーム用のプリセットも用意されている場合があり、これらを活用することで索敵能力をさらに高めることも可能です。

TANCHJIM ORIGINとの違いを比較レビュー

TANCHJIMには、同じく人気のある1DDモデル「ORIGIN」が存在します。

FORCEとORIGIN、どちらを選ぶべきか迷う方のために、主な違いを比較します。

音質の違い:余韻のORIGIN vs 分離とキレのFORCE

両者の音質には明確なキャラクターの違いがあります。

  • ORIGIN: 1DDらしい自然な繋がりと、豊かな「余韻」や「艶」が特徴。空間に音が溶け込むような、リスニング寄りの美音サウンドです。
  • FORCE: 2DD構成による音の「分離感」と「キレ」が特徴。音の輪郭がクッキリとしており、より現代的でメリハリのあるサウンドです。

しっとりとしたバラードや女性ボーカルの艶を楽しみたいならORIGIN、スピード感のあるポップスやロック、ゲーム用途ならFORCEが適しています。

デザインと装着感の違い:金属筐体 vs 軽量樹脂シェル

筐体の素材とデザインも大きく異なります。

  • ORIGIN: ステンレス製の金属筐体を採用しており、高級感がありますが、重量はずっしりとしています。
  • FORCE: 医療グレードの樹脂とアルミフェイスプレートのハイブリッドで、非常に「軽量」です。

装着感に関しては、軽量で耳への収まりが良いFORCEの方が、長時間使用しても疲れにくいと感じるユーザーが多い傾向にあります。

一方で、所有欲を満たす重厚感や質感の高さではORIGINに分があります。

結論:ORIGINとFORCE、どっちを選ぶべき?

結論として、選び方の基準は以下のようになります。

  • ORIGINがおすすめな人: 金属筐体の質感が好き、ボーカルの艶や余韻を重視する、リスニング用途がメイン。
  • FORCEがおすすめな人: 軽快な装着感を重視する、音の分離やキレを求める、スマホ直結やゲームでも使いたい。

TANCHJIM FORCEの評判・口コミまとめ

実際にFORCEを使用しているユーザーからの評価をまとめました。

ユーザーが高く評価する「おすすめな点」:装着感とデザイン

多くのユーザーがメリットとして挙げている点は以下の通りです。

  • 装着感が良い: 筐体が軽く、耳へのフィット感が抜群で長時間つけていても痛くなりにくい。
  • デザインが美しい: クリアな樹脂と金属パーツの組み合わせがクールで、内部構造が見えるのが男心をくすぐる。
  • 付属品が豪華: EFFECT AUDIOのケーブルやケースの質が高く、追加投資なしで満足できる。
  • 中高域が綺麗: TANCHJIMらしい透き通るような高音とボーカルが素晴らしい。

購入前に知っておくべきデメリット:重低音の量感不足など

一方で、購入前に考慮すべき注意点もいくつか挙げられています。

  • 重低音は控えめ: ズシッとくるようなサブベースの迫力は弱いため、重低音重視のジャンル(EDMなど)には物足りない場合がある。
  • 質感が軽く感じる: 樹脂製であるため、金属筐体のイヤホンと比べると手に持った時の高級感や重厚感は劣ると感じる人もいる。
  • 価格: 4万円台という価格はミドルクラスとして安くはないため、コストパフォーマンスの感じ方は人による。

TANCHJIM FORCEの価格と購入方法

FORCEの購入を検討する際に気になる価格情報について解説します。

Amazon・AliExpress・専門店での販売価格と最安値情報

TANCHJIM FORCEの実勢価格は、およそ42,900円前後(税込)です。

  • Amazon: TANCHJIM公式ストアなどが出品しており、国内配送で早く届くメリットがあります。セール時にはポイント還元率が高くなることがあります。
  • 専門店(e☆イヤホンなど): 試聴機が置いてある場合があり、国内保証もしっかりしているため安心して購入できます。価格はAmazonとほぼ同等です。
  • AliExpress: 海外通販サイトでは、ドル建てで販売されており(約280ドル前後)、為替レートや大型セール(独身の日など)のタイミングによっては、国内価格より安く購入できる場合があります。ただし、配送に時間がかかる点や保証対応の手間を考慮する必要があります。

基本的には、国内のECサイトや専門店での購入が、サポート面も含めて安心です。

まとめ:TANCHJIM × EFFECT Audio FORCEはどんな人におすすめ?

TANCHJIM × EFFECT Audio FORCEは、TANCHJIMの美音とEFFECT AUDIOの技術が見事に融合した、完成度の高いイヤホンです。

最後に、このイヤホンがおすすめな人、そうでない人をまとめます。

  • 透明感のある女性ボーカルを美しく聴きたい人
  • 音の分離感が良く、キレのあるサウンドが好きな人
  • 開放型ヘッドホンのような抜けの良い音場をイヤホンで求めたい人
  • 長時間つけていても疲れない、軽量で装着感の良いモデルを探している人
  • スマホ、DAP、PCなど、様々なデバイスでケーブルを替えずに使い回したい人
  • FPSなどのゲーム用途でも高いパフォーマンスを発揮したい人
  • EFFECT AUDIOの高品質ケーブルを標準で手に入れたい人
  • ズシズシと響く重低音を最重視する人には不向き
  • 金属筐体のずっしりとした重厚感を求める人には不向き
  • TANCHJIMの新たなサウンドキャラクターを体験したいファン

FORCEは、音楽鑑賞からゲーミングまで幅広く対応できる、非常にポテンシャルの高い一台です。

あなたのオーディオライフを一段階引き上げるパートナーとして、ぜひ検討してみてはいかがでしょうか。

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