TANCHJIM BUNNY レビュー解説!3000円台の高コスパ機

3000円台という手頃な価格ながら、本格的なオーディオ体験ができると話題の「TANCHJIM BUNNY」。

「安価な中華イヤホンは種類が多くてどれを選べばいいかわからない」

「スマホで手軽に高音質を楽しみたいけれど、設定が難しそう」

このような悩みを抱えている方も多いのではないでしょうか。

この記事では、TANCHJIM BUNNYのスペックや音質、アプリ機能までを詳細に解説します。

3.5mm版とDSP版の違いや、ライバル機種との比較も網羅しています。

この記事を読むことで、TANCHJIM BUNNYがあなたの求めているイヤホンかどうかが明確になります。

目次

TANCHJIM BUNNYとは?3000円台で買える高コスパイヤホンの特徴

TANCHJIM BUNNYは、エントリークラスの価格帯でありながら、上位モデル譲りの技術とユーザビリティを兼ね備えたカナル型イヤホンです。

リケーブル可能な設計や専用アプリへの対応など、オーディオファンから初心者まで楽しめる要素が凝縮されています。

TANCHJIM(タンジジム)ブランドとBUNNYの位置づけ

TANCHJIMは、2015年に設立された中国のオーディオブランドです。

科学的な解析に基づいたニュートラルな音作りと、洗練されたデザインで高い評価を得ています。

BUNNYは同社のラインナップの中で、エントリーモデルとして位置づけられています。

しかし、単なる廉価版ではなく、ブランドの音響哲学を低価格で実現するための戦略的な製品と言えます。

特に、これまでの低価格モデルでは非対応だったリケーブル機能を搭載し、長く愛用できる仕様になっている点が大きな特徴です。

うさぎモチーフの軽量デザインと装着感

製品名にある「BUNNY(うさぎ)」をイメージしたデザインは、シンプルながらも個性的です。

透明度の高い樹脂素材を使用しており、内部のドライバー構造が透けて見えるメカニカルな美しさがあります。

特筆すべきは、その軽量さです。

金属筐体のモデルと比較して非常に軽く、長時間装着していても耳への負担が少ないのがメリットです。

筐体形状は人間工学に基づいており、耳への収まりも良好で、安定した装着感を提供します。

3.5mm版とDSP(Type-C)版の違いは?どっちを選ぶべき?

BUNNYには、一般的な3.5mmプラグを採用した「通常版」と、USB Type-Cプラグを採用した「DSP版」の2種類が存在します。

3.5mm版は、すでにDAP(デジタルオーディオプレーヤー)や高品質なDACアンプを持っているユーザー向けです。

再生環境に合わせてアンプの性能を引き出し、より本格的なオーディオ体験を追求できます。

一方、DSP版はコネクタ部分にDACチップとDSP(デジタルシグナルプロセッサ)を内蔵しています。

スマートフォンやタブレットに直接接続するだけで高音質再生が可能で、専用アプリによるイコライザー調整も利用できます。

手軽に高機能を楽しみたい方や、スマホ直挿しで使いたい方にはDSP版が推奨されます。

TANCHJIM BUNNYのスペックと付属品を徹底解説

低価格モデルとは思えない充実したスペックと付属品も、BUNNYの魅力の一つです。

ここでは、その技術的な詳細とパッケージ内容について解説します。

ドライバー構成と独自技術「DMT4 Ultra」の詳細

BUNNYには、10mm径のダイナミックドライバーがシングルで搭載されています。

採用されているのは「DMT4 Ultra」と呼ばれる独自の技術です。

これはPETチタン複合振動板を採用したデュアルチャンバー構造で、低歪みと広帯域再生を実現しています。

この技術により、低音域のレスポンスとボーカルの明瞭度が向上しており、価格を超えたクリアなサウンドを生み出します。

パッケージ内容:イヤーピースの種類とポーチについて

パッケージには、イヤホン本体以外に以下の付属品が含まれています。

まず、イヤーピースは2種類が同梱されています。

一つは開口部が広く高域の抜けが良いタイプ、もう一つは開口部が狭く低域の量感を高めるタイプです。

これにより、好みに合わせて音質の微調整が可能です。

さらに、持ち運びに便利な布製のポーチも付属しており、カバンの中でイヤホンが傷つくのを防げます。

ケーブルの仕様:リケーブル対応とマイク性能

付属のケーブルは、無酸素銅銀メッキ線を採用しており、しなやかで取り回しが良いのが特徴です。

2Pinコネクタ(0.78mm)によるリケーブルに対応しているため、断線時の交換や、好みのケーブルへのアップグレードが可能です。

また、ケーブルにはマイク付きのリモコンが搭載されています。

通話品質はクリアで、日常的な通話やオンライン会議、ゲームのボイスチャットにも十分対応できる性能を持っています。

【音質レビュー】TANCHJIM BUNNYの実力を徹底検証

TANCHJIM BUNNYの音質は、一言で言えば「ニュートラルでバランスが良い」と評価されます。

ここでは、帯域ごとの詳細や接続方法による音の違いについて検証します。

全体的な音の傾向:ニュートラルで聴きやすいバランス

BUNNYのサウンドシグネチャーは、特定の帯域を過度に強調しない、自然でフラットに近いバランスです。

いわゆる「ドンシャリ」のような派手さはありませんが、その分、長時間のリスニングでも聴き疲れしにくいのが特徴です。

楽曲本来のバランスを忠実に再現しようとするTANCHJIMらしいチューニングが施されています。

高音・中音・低音の各帯域ごとの詳細評価

高音域は、刺激を抑えつつも伸びやかで、透明感があります。

刺さるような鋭さはなく、滑らかで上品な鳴り方をします。

中音域は、ボーカルの定位が良く、声のニュアンスを丁寧に描写します。

男性ボーカルも女性ボーカルも自然な厚みがあり、埋もれることなくクリアに聴こえます。

低音域は、過度な膨らみを抑えたタイトな質感です。

重低音の量感を求める人にはやや物足りない可能性がありますが、解像度が高く、リズムの切れが良い低音を鳴らします。

DSP版(Type-C)の音質:デジタル補正によるクリアなサウンド

DSP版では、内蔵されたデジタルプロセッサによって最適なチューニングが施されています。

アナログ接続に比べてノイズが少なく、より明瞭でスッキリとしたサウンドになる傾向があります。

デフォルトの状態でも非常にバランスが整えられており、スマホ直挿しでも十分に高音質な音楽体験が可能です。

デジタル補正の恩恵により、音の分離感が良く、細かい音まで聞き取りやすくなっています。

3.5mm版(アナログ)の音質:アンプ接続で化けるポテンシャル

3.5mm版は、接続する再生機器(アンプやDAP)の性能に大きく依存します。

駆動力のあるアンプに接続することで、音場が広がり、低音の深みや高音の伸びが一段と向上します。

DSP版のようなデジタル補正がない分、ドライバー本来の素直な音が楽しめるため、機材による音の変化を楽しみたいオーディオファンにとっては、非常にポテンシャルの高いモデルと言えます。

「化ける」要素を持っているのが、この3.5mm版の大きな魅力です。

DSP版の真価!専用アプリ「TANCHJIM」の使い方と機能

DSP版を選ぶ最大のメリットは、専用アプリ「TANCHJIM」との連携機能です。

このアプリを活用することで、BUNNYの楽しみ方は大きく広がります。

アプリの導入方法と対応OS(Android/iOS)

専用アプリ「TANCHJIM」は、AndroidおよびiOS向けに提供される予定ですが、現状ではAndroid環境での利用がメインとなります。

Google Playストアなどで入手可能になるケースや、公式サイトからパッケージをダウンロードするケースがあります。

アプリをインストールし、DSP版のBUNNYを接続すると、自動的にデバイスが認識され、各種設定画面へアクセスできるようになります。

4つの公式EQプリセットによる音質変化を比較

アプリには、メーカーが用意した複数のEQ(イコライザー)プリセットが搭載されています。

「Natural」「Balanced」「Pop」「Treble」といったプリセットを切り替えるだけで、音の性格を瞬時に変更できます。

例えば「Pop」にすればボーカルや低音が前に出て元気なサウンドになり、「Balanced」ならよりフラットでモニターライクな音になります。

音楽ジャンルや気分に合わせて手軽に音変を楽しめるのが魅力です。

ゲームモードとパラメトリックEQで音を自分好みに調整する方法

さらに高度な設定として、ゲーム向けのプリセットや、パラメトリックEQ(PEQ)機能も備えています。

ゲームモードでは、足音や環境音が聴き取りやすいチューニングに変更され、FPSなどのゲームプレイをサポートします。

パラメトリックEQでは、特定の周波数帯域を細かく調整できるため、自分だけの理想のサウンドを作り上げることが可能です。

作成した設定は保存できるため、いつでも呼び出すことができます。

TANCHJIM BUNNYのゲーミング性能は?FPSでの定位感を検証

近年、ゲーミング用途でイヤホンを使用するユーザーが増えています。

BUNNYはゲーミングイヤホンとしての適性も高いと評価されています。

ゲーム内での足音や銃声の聴こえ方

BUNNYは音の分離感が良く、定位(音が鳴っている方向や距離感)が正確です。

そのため、FPSゲームにおいて重要な足音や銃声の位置を把握しやすいという特性があります。

特にDSP版ではノイズが少なくクリアな音質であるため、微細な環境音も聞き逃しません。

過度な低音ブーストがないため、爆発音などで他の音がマスクされにくいのもゲーミング用途においては利点となります。

長時間プレイでも疲れない軽さと装着感のメリット

ゲーミングヘッドセットは重量があり、長時間使用すると首や頭が疲れることがあります。

しかし、BUNNYは非常に軽量な樹脂筐体であるため、数時間のゲームプレイでも快適さが持続します。

耳への圧迫感も少なく、眼鏡をかけていても干渉しないため、集中力を削ぐことなくプレイに没頭できます。

ライバル機種と比較!TANCHJIM 4UやZEROとの違い

同じTANCHJIMブランド内や、同価格帯の他社製品と比べて、BUNNYはどのような立ち位置なのでしょうか。

TANCHJIM 4U(金属筐体)vs BUNNY(樹脂筐体)の違い

「TANCHJIM 4U」は、BUNNYの上位機種にあたるモデルで、金属筐体を採用しています。

4Uは金属特有の剛性により、より締まりのあるクリアな音を実現しており、音質調整ギミックも搭載されています。

一方、BUNNYは樹脂筐体であるため、4Uに比べて音がやや柔らかく、響きに温かみがあるのが特徴です。

また、BUNNYの方が軽量であるため、装着感の軽快さを重視するならBUNNYに分があります。

TANCHJIM ZERO / ONE との比較解説

「TANCHJIM ZERO」や「ONE」は、BUNNYの前身とも言えるエントリーモデルです。

これらはリケーブルができない(または独自規格に近い)モデルでしたが、BUNNYは一般的な2Pinでのリケーブルに対応しました。

音質面では、ZEROのフラットさを継承しつつ、BUNNYの方が音場感や低域の量感においてバランス良くアップデートされています。

ユーザビリティと音質の総合力で、BUNNYは正統進化と言えるでしょう。

Moondrop Chu 2など同価格帯の競合モデルとの比較

同価格帯の強力なライバルとして「Moondrop Chu 2」が挙げられます。

Chu 2は金属筐体で重厚感があり、音質もメリハリのある元気なサウンドが特徴です。

対してBUNNYは、よりニュートラルで繊細な音作りと、アプリ連携による多機能性が強みです。

「素材感と元気な音」ならChu 2、「軽量さと機能性、自然な音」ならBUNNYという選び分けになります。

TANCHJIM BUNNYの良い点(メリット)とおすすめな人

ここまでの解説を踏まえ、TANCHJIM BUNNYのメリットと、どのような人におすすめかをまとめます。

アプリ連動で「音を育てる」楽しさがある

DSP版におけるアプリ連携は、この価格帯のイヤホンとしては破格の機能です。

プリセットやEQ調整を通じて、自分好みの音を探求するプロセス自体を楽しむことができます。

「音を育てる」ような感覚で、長く付き合えるデバイスとなります。

リケーブル可能で長く使えるエントリーモデルの決定版

エントリーモデルでありながらリケーブルに対応している点は、長期的な使用において大きなメリットです。

断線してもケーブルを交換すれば使い続けられますし、より高品質なケーブルに変えて音質向上を狙うことも可能です。

初めての本格的なイヤホンとして購入しても、無駄にならずにステップアップしていけます。

初めての有線イヤホンやサブ機として最適

3000円台という価格設定は、有線イヤホン入門機として最適です。

また、すでに高級機を持っている方にとっても、気軽に持ち出せるサブ機や、寝ホン(寝ながら使うイヤホン)、ゲーム用として非常に優秀な選択肢となります。

購入前に知っておくべき注意点(デメリット)

購入後のミスマッチを防ぐため、デメリットや注意点についても確認しておきましょう。

樹脂筐体特有の響きと質感について

軽量さがメリットである反面、樹脂筐体は金属筐体に比べて高級感には欠ける場合があります。

また、音響的にも樹脂特有の響きが乗ることがあり、金属筐体のカチッとした硬質な音が好きな人には、少し柔らかすぎると感じられるかもしれません。

重低音重視の人には物足りない可能性がある点

BUNNYはバランス重視のチューニングであるため、脳を揺らすような重低音(サブベース)を求める人には不向きです。

EDMやヒップホップなどで、強烈な低音の迫力を最優先する場合は、他の低音特化型モデルを検討した方が良いでしょう。

付属ケーブルのタッチノイズと取り回し

付属のケーブルは取り回しが良いものの、衣服と擦れた際に発生する「タッチノイズ」が多少気になる場合があります。

また、マイク付きケーブルの場合、マイク部分がノイズを拾いやすいこともあります。

これらが気になる場合は、シュア掛け(耳の後ろにケーブルを通す装着法)を徹底するか、リケーブルを検討することをおすすめします。

TANCHJIM BUNNYの評判・口コミまとめ

実際のユーザーからはどのような評価を受けているのでしょうか。

代表的な声をまとめました。

ユーザーからの高評価:コスパとアプリ機能を絶賛する声

多くのユーザーが「3000円台でこの音と機能は信じられない」とコストパフォーマンスの高さを評価しています。

特にDSP版のアプリ機能については、「EQで化ける」「自分好みにできるのが楽しい」といったポジティブな意見が多数見られます。

また、装着感の良さや、見た目のかわいらしさも高評価のポイントとなっています。

ユーザーからの低評価:低音の量感やビルドクオリティへの意見

一方で、「低音が軽すぎる」「もっと迫力が欲しい」といった音質面での不満も見られます。

また、樹脂製の筐体について「安っぽく見える」「耐久性が心配」といったビルドクオリティに関する指摘も一部存在します。

これらは価格帯とのトレードオフと言える部分ですが、購入前に理解しておくべき点です。

まとめ:TANCHJIM BUNNY レビュー解説

TANCHJIM BUNNYは、低価格ながら高いポテンシャルを秘めた、非常に完成度の高いイヤホンです。

最後に、その魅力と選び方のポイントをまとめます。

DSP版を買うべき理由と総評

スマホで音楽を聴くことがメインであれば、迷わずDSP版(Type-C)をおすすめします。

DAC内蔵による安定した高音質と、アプリによるカスタマイズ性は、この価格帯の他製品を圧倒する価値があります。

もちろん、すでに再生環境が整っている方は3.5mm版を選び、アンプでの音作りを楽しむのも一興です。

  • 3000円台でリケーブル対応、長く使える高コスパモデル
  • DSP版はアプリ連携で音質調整が可能
  • 音質はニュートラルで聴き疲れしにくいバランス型
  • 軽量な樹脂筐体で装着感が非常に良い
  • FPSなどのゲーム用途でも優れた定位感を発揮
  • 3.5mm版はアンプ接続でさらに音質向上が見込める
  • 重低音重視派には物足りない可能性がある
  • TANCHJIM 4Uの技術を継承した弟分的存在
  • 初めての有線イヤホンやサブ機として最適
  • スマホ直挿しならDSP版が圧倒的に便利
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