SoundPEATS Capsule3 Pro+は、1万円前後という手の届きやすい価格帯でありながら、一部の高級イヤホンにしか搭載されていないMEMSドライバーを採用した完全ワイヤレスイヤホンです。
「本当に音質は良いの?」
「ANCの効き具合はどう?」
「EarFunやSOUNDPEATSの他モデルとどっちがいい?」といった疑問を持っている方は多いのではないでしょうか。
この記事では、SoundPEATS Capsule3 Pro+のスペック・音質・ノイズキャンセリング性能からバッテリー持ち、デメリット、競合製品との比較まで、購入判断に必要なすべての情報を網羅的にお届けします。
読み終えるころには、この製品が自分に合っているかどうか、迷いなく判断できるようになっているはずです。
SoundPEATS Capsule3 Pro+とは?基本スペックと特徴まとめ
SoundPEATS Capsule3 Pro+は、中国・深圳に本社を構えるイヤホン専門ブランドSOUNDPEATSが手がけるカナル型の完全ワイヤレスイヤホンです。
最大の特徴は、xMEMS社製のMEMSドライバーと12mmダイナミックドライバーを組み合わせたハイブリッド構成にあります。
この価格帯でMEMSドライバーを搭載したモデルはまだ少なく、「コスパ最強の高音質TWS」として発売直後から大きな注目を集めました。
発売日・価格帯・カラー展開の基本情報
SoundPEATS Capsule3 Pro+の発売日は2024年7月11日です。
カラーはブラックの1色展開で、日本国内での実売価格はおおむね8,000円〜13,000円前後となっています。
米国でのメーカー希望小売価格は99.99ドルに設定されており、Amazonのセールやクーポンを活用すればさらに安く入手できるケースもあります。
2026年2月時点でもAmazonや楽天市場で継続販売中であり、他モデルとのバンドルセットも展開されています。
xMEMS+12mmダイナミックのハイブリッドドライバー構成とは
本機の心臓部ともいえるのが、xMEMS Labs社製「Cowell」MEMSドライバーと12mmバイオセルロース製ダイナミックドライバーを組み合わせたデュアルドライバー構成です。
MEMSドライバーとは、半導体製造技術を応用した超小型のスピーカーユニットのことで、従来のダイナミックドライバーでは難しかった高域の繊細な再現や、レスポンスの速さに優れています。
一方、低域の豊かさや量感は12mmダイナミックドライバーが担当するため、高域の解像度と低域の迫力を両立させた設計になっています。
この構成は、従来は数万円クラスの製品でしか採用されていなかった技術であり、1万円前後で体験できる点が最大の訴求ポイントです。
対応コーデック・Bluetooth 5.3・マルチポイントなど主要機能一覧
SoundPEATS Capsule3 Pro+の主要スペックを以下の表にまとめました。
| 項目 | 仕様 |
|---|---|
| Bluetooth | Ver.5.3 |
| 対応コーデック | SBC / AAC / LDAC |
| ドライバー | xMEMS「Cowell」+ 12mmダイナミック |
| ANC | AI適応型(最大-45dB) |
| マイク | 6基(トリプルマイクノイズリダクション) |
| 再生時間(単体) | 約6.5時間(ANC・LDAC無効時) |
| 再生時間(ケース込み) | 最大約43時間 |
| 防水性能 | IPX4(イヤホンのみ) |
| 重量 | 片耳約5g / ケース込み約48g |
| 充電端子 | USB Type-C |
| マルチポイント | 対応 |
| ゲームモード | 対応 |
| 専用アプリ | PeatsAudio |
ハイレゾ認証(Hi-Res Audio Wireless)を取得しており、LDAC対応のAndroid端末と組み合わせることで高音質再生を楽しめます。
マルチポイント接続にも対応しているため、スマートフォンとPCなど2台のデバイスをシームレスに切り替えることが可能です。
VGP 2024金賞&コスパ大賞を受賞した実力
SoundPEATS Capsule3 Pro+は、国内最大級のオーディオビジュアル機器アワード「VGP 2024 SUMMER」で2つの賞を獲得しています。
1つ目は、Bluetooth完全ワイヤレスイヤホン/ノイズキャンセリング(1.2万円以上1.5万円未満)部門での金賞です。
2つ目は、ライフスタイル分科会における特別賞「コスパ大賞」で、価格に対する性能の高さが専門家からも認められた形となっています。
オーディオ専門誌やテックメディアでも幅広く取り上げられており、製品としての信頼性は十分に裏付けられていると言えるでしょう。
音質は価格以上?実際の音の傾向とEQ設定のコツ
SoundPEATS Capsule3 Pro+の音質は、多くのユーザーから「この価格帯を超えている」と評価されています。
MEMSドライバーがもたらす高域の解像度と透明感は、従来のダイナミックドライバー単体のモデルとは一線を画するクオリティです。
ここでは、実際の音の傾向やアプリを活用したEQ設定のポイントを詳しく解説していきます。
デフォルトの音質傾向は弱ドンシャリ?高域の透明感が最大の魅力
デフォルトの状態では「弱ドンシャリ」と表現されることが多く、低域と高域がやや強調され、中域は自然からやや控えめな傾向にあります。
専門メディアの測定データによると、150Hz以下の低域に若干のブーストがあり、500Hz付近の中域はわずかに引っ込む特性が見られます。
一方で10kHz以上の超高域にも明るさが加わるため、ボーカルの息づかいや楽器のディテールが鮮明に感じられるのが大きな特徴です。
ロック、ポップス、EDMなどアップテンポな楽曲との相性は特に良好で、クラシックやジャズでも空間表現の美しさを楽しめるとの声があります。
歌い手の息継ぎまで聞こえるような解像感は、MEMSドライバーならではの恩恵と言えるでしょう。
PeatsAudioアプリの10バンドEQとおすすめプリセット
SoundPEATS Capsule3 Pro+の音質をさらに追い込むには、専用アプリ「PeatsAudio」のイコライザー機能が欠かせません。
このアプリでは20Hz〜14kHzの範囲で10バンドのカスタムEQを調整でき、自分好みの音に仕上げることが可能です。
あらかじめ用意されたプリセットは9種類で、代表的なものは以下の通りです。
| プリセット名 | 特徴 |
|---|---|
| Classic | 標準的なバランス型 |
| Bass Boost | 低域を大幅に強調 |
| Bass Reduce | 低域を抑えてスッキリ |
| Treble | 中高域を持ち上げる |
EQ設定に慣れていない方は、まずプリセットを一通り試してみて、好みに近いものをベースにカスタマイズしていくのがおすすめです。
カスタムEQ設定は複数保存して切り替えることもでき、音楽のジャンルやシーンに応じた使い分けが簡単に行えます。
適応型EQ機能で自分だけの音質に最適化する方法
PeatsAudioアプリには「適応型EQ」と呼ばれるユニークな機能も搭載されています。
これは簡易的な聴覚テストを行い、ユーザーの聞こえ方に合わせてEQを自動で最適化してくれる仕組みです。
年齢や体質による聴力の個人差を補正し、自分の耳に最もフィットするサウンドプロファイルを手軽に作れるのは大きなメリットでしょう。
手動でのEQ調整に自信がない方や、とりあえずベストな設定を見つけたいという方には特に便利な機能です。
イヤーピース交換で低音や装着感はどう変わる?
付属のイヤーピースは3サイズ(S/M/L)のシリコン製で、初めての方にはMサイズが推奨されています。
しかし多くのユーザーが、サードパーティ製のイヤーピースに交換することで音質や装着感が向上したと報告しています。
特に人気が高いのはAZLA SednaEarfit MAXやAZLA SednaEarfit Crystal for TWSといった製品で、低域の量感が増したり、フィット感が改善されたという声が目立ちます。
イヤーピースのサイズが合っていないと低音が逃げてスカスカに感じることがあるため、付属品で満足できない場合は交換を検討してみてください。
なお、左右で異なるサイズを使っても問題ない旨が公式FAQにも記載されています。
ノイズキャンセリング性能を検証|公称-45dBの実力は?
SoundPEATS Capsule3 Pro+はAI適応型のアクティブノイズキャンセリング(ANC)を搭載しており、公称値で最大-45dBのノイズ低減を謳っています。
ただし、実際の効果は使用環境によって大きく異なるため、ここではリアルな性能を掘り下げて見ていきましょう。
AI適応型ANCの仕組みと得意なノイズ・苦手なノイズ
本機のANCはハイブリッド方式を採用しており、左右それぞれ2つずつのマイクでノイズを検出・除去します。
さらに「AI適応型」の名称が示す通り、周囲の騒音レベルをリアルタイムに計測し、最適なキャンセリング強度に自動調整する仕組みが特徴です。
得意なノイズは、空調のファン音、電車の走行音、エンジンのうなりといった低周波の定常音で、こうした騒音に対しては非常に効果的に働きます。
一方、食器のぶつかる音やキーボードの打鍵音といった高周波で突発的なノイズには弱く、状況によっては逆に増幅されて聞こえるとの指摘もあります。
専門メディアの実測では約30dBのノイズ低減が確認されており、公称の-45dBよりは控えめな数値となっています。
とはいえ、この価格帯のANC搭載イヤホンとしては十分に実用的な性能であると一般的に評価されています。
外音取り込みモードの使い勝手と注意点
ANCのほかに、外音取り込み(トランスペアレンシー)モードも搭載されています。
切り替えは左イヤホンのタッチ操作、またはPeatsAudioアプリから行うことができ、ANC・ノーマル・外音取り込みの3モードが用意されています。
外音取り込みモードを有効にすると周囲の音がマイク経由で聞こえるようになりますが、イヤホンを外した時と比べるとやや音量が小さく感じられる傾向があります。
レジでの会計や簡単な会話程度であれば問題なくこなせるものの、長時間の対話にはイヤホンを外した方が確実です。
片耳使用時はANCが無効になる?知っておくべき制限
SoundPEATS Capsule3 Pro+は片耳だけでの使用にも対応しており、片方をケースに戻すともう一方がデバイスとの接続を引き継ぎます。
ここで注意が必要なのは、片側をケースに収納すると、ANCモードは強制的にノーマルモードに切り替わるという点です。
つまり、片耳で使いたい場合はノイズキャンセリングの恩恵を受けることができません。
通勤中に片耳だけで使いたいといったシーンでANCが必要な場合には、両耳装着が必須となることを覚えておきましょう。
バッテリー持ちは弱点?使い方別の実際の持続時間
バッテリー持ちは、SoundPEATS Capsule3 Pro+においてしばしば議論されるポイントです。
公称値はイヤホン単体で最大約6.5時間、ケース併用で最大約43時間とされていますが、使用条件によって実際の持続時間は大きく変わります。
ANC有効時・LDAC使用時・ANC無効時の実測値を比較
各条件でのバッテリー持続時間の目安を以下にまとめました。
| 使用条件 | 持続時間の目安 |
|---|---|
| ANC・LDAC無効(音量60%) | 約6.5時間(公称値) |
| ANC有効+AAC | 約5時間(公称値) |
| ANC有効(専門メディア実測) | 約3時間53分 |
| ANC無効(ユーザー検証) | 約8〜9時間相当 |
専門メディアのテストでは、ANC有効時に約3時間53分という結果が報告されており、公称値よりもかなり短くなる点には留意が必要です。
音量やコーデック、周囲の騒音レベルなど複合的な要因が影響するため、あくまで目安として捉えてください。
LDAC+ANC同時使用でバッテリーはどれくらい減る?
LDACとANCを同時に有効にした場合、バッテリー消費はさらに加速します。
ユーザーの報告ベースでは、ANC有効時に2時間で約37%のバッテリーを消費したというデータがあり、これを単純計算すると実質約5.4時間程度です。
ただしLDACの高ビットレートモード(990kbps)ではさらに消耗が激しくなり、バッテリー残量が低下すると接続が不安定になるケースも報告されています。
長時間のハイレゾ再生とANCの併用が必要な場面では、こまめにケースへ戻して充電する運用が現実的でしょう。
ケース併用で最大43時間|運用でカバーするコツ
バッテリー単体の持続時間は決して長くありませんが、充電ケースはイヤホンを6回以上フル充電できる500mAhの容量を持っています。
ケース込みで最大約43時間という数値は、日常使いであれば数日間は充電不要で運用できる計算です。
通勤の行き帰りや昼休みなどの合間にケースへ戻す習慣をつければ、バッテリー切れに悩まされることはほとんどありません。
充電時間はイヤホンが約1.5時間、ケースが約2時間でフル充電が完了するため、就寝中に充電しておけば翌日も安心して使えます。
なお、充電は5V/1A以下のアダプターの使用が推奨されており、急速充電器の使用には注意が必要です。
使い勝手と注意点|購入前に知りたいデメリット
価格に対する音質の高さで評価を集めるSoundPEATS Capsule3 Pro+ですが、購入前に把握しておくべきデメリットや制限事項も存在します。
ここでは、実際のユーザーから多く挙がっている不満点や注意点を整理します。
LDACとマルチポイントは同時に使えない
多くのユーザーが気づきにくいポイントとして、LDACコーデックとマルチポイント接続の併用ができないという制限があります。
マルチポイントを有効にした状態では、接続コーデックがSBCまたはAACに限定されてしまいます。
つまり、2台のデバイスを同時接続しながらLDACの高音質を楽しむことはできません。
ハイレゾ再生を優先する場合はマルチポイントをオフにし、利便性を優先する場合はAACでの接続を受け入れるという使い分けが必要です。
同様に、LDACとゲームモード(低遅延モード)も併用できない点にも注意してください。
装着検出センサー・ワイヤレス充電は非搭載
1万円を超える価格帯の完全ワイヤレスイヤホンとしては、装着検出センサーが搭載されていない点がデメリットとして挙げられます。
装着検出センサーがないため、イヤホンを耳から外しても音楽が自動で一時停止しません。
電車の降車時にイヤホンを外した際、スマートフォン側で手動停止する手間が発生する場面があるでしょう。
また、ワイヤレス充電にも非対応で、充電はUSB Type-Cケーブルのみとなっています。
競合のEarFun Air Pro 4などがワイヤレス充電に対応していることを考えると、利便性の面ではやや見劣りする部分と言えます。
aptXコーデック非対応|iPhoneユーザーへの影響は?
対応コーデックはSBC、AAC、LDACの3種類で、aptXおよびaptX Adaptiveには対応していません。
iPhoneはもともとLDACに対応していないため、iPhoneで使用する場合の接続コーデックはAACに限定されます。
AACでも十分に高音質な再生は可能ですが、MEMSドライバーの真価をフルに発揮するにはLDAC対応のAndroid端末との組み合わせが理想的です。
iPhoneをメインで使っているユーザーにとっては、Capsule3 Pro+の最大の強みであるLDACの恩恵を受けられないため、コーデック面での優位性は薄れてしまいます。
iPhoneユーザーでaptXコーデックを重視したい場合は、SOUNDPEATSの別モデルや他社製品も比較検討してみてください。
ケースの取り出しにくさ・指紋汚れなど細かな不満点
日常的な使い勝手に関して、ユーザーからいくつかの細かな不満が報告されています。
最も多いのは、ケースからイヤホンを取り出す際に滑りやすいという声です。
ステム(軸)部分をつまんで引き出す必要がありますが、指にフィットしにくく、うっかり落としてしまうことがあるようです。
また、ケース表面のマット仕上げは高級感がある反面、指紋や油脂の付着が目立ちやすいという指摘もあります。
機能面に直結する問題ではないものの、毎日使うアイテムだからこそ気になるポイントかもしれません。
前モデルCapsule3 Proとの違いは?買い替える価値はある?
SoundPEATS Capsule3 Pro+は、2022年12月発売の前モデル「Capsule3 Pro」を大幅にアップグレードした後継機です。
買い替えを検討している方のために、両モデルの違いを具体的に比較していきます。
ドライバー構成・Bluetooth・ANCのスペック比較表
両モデルの主要スペックの違いを表にまとめました。
| 項目 | Capsule3 Pro | Capsule3 Pro+ |
|---|---|---|
| ドライバー | 12mmダイナミック×1 | xMEMS + 12mmダイナミック |
| Bluetooth | 5.2 | 5.3 |
| ANC | 最大-43dB | AI適応型 最大-45dB |
| マルチポイント | 非対応 | 対応 |
| 再生時間(単体) | 約8時間 | 約6.5時間 |
| 再生時間(ケース込み) | 約52時間 | 約43時間 |
| 専用アプリ | SOUNDPEATSアプリ | PeatsAudioアプリ |
最大の違いは、やはりMEMSドライバーの追加によるハイブリッド構成への進化です。
Bluetooth 5.3への更新やAI適応型ANCの搭載、マルチポイント対応の追加など、ほぼすべての面で上位互換と言えるスペックになっています。
音質の進化ポイントとバッテリーのトレードオフ
音質面での進化は明確で、MEMSドライバーの追加により高域の伸び、解像度、透明感が大幅に向上しています。
前モデルでは表現しきれなかった楽器のニュアンスやボーカルの繊細な表情が、Pro+では鮮やかに再現されるようになりました。
ANC性能も公称値で-43dBから-45dBへと強化され、AI適応型に進化したことで環境に応じた自動調整が可能になっています。
ただし、これらの性能向上と引き換えに、バッテリー持続時間が短くなっている点はトレードオフとして受け入れる必要があります。
単体での再生時間は約8時間から約6.5時間に、ケース込みでは約52時間から約43時間にそれぞれ減少しています。
音質重視であればPro+への買い替え価値は十分にありますが、バッテリー持ちを最優先するなら前モデルも依然として有力な選択肢です。
旧アプリからPeatsAudioへの移行で変わったこと
Capsule3 Pro+世代から、専用アプリが従来の「SOUNDPEATSアプリ」から「PeatsAudioアプリ」に変更されました。
旧アプリでもCapsule3 Pro+を認識することは可能ですが、一部の機能が制限されるため、必ずPeatsAudioアプリを使用することが推奨されています。
PeatsAudioアプリでは10バンドカスタムEQ、9種のプリセット、適応型EQ、ファームウェアアップデートなど、すべての機能にアクセスできます。
アプリのインターフェースもリニューアルされており、操作性やデザインが改善されている点も嬉しいポイントでしょう。
EarFun Air Pro 4と徹底比較|どっちを選ぶべき?
1万円前後のワイヤレスイヤホン市場において、SoundPEATS Capsule3 Pro+と最も頻繁に比較されるのがEarFun Air Pro 4です。
どちらも高い人気を誇るモデルだけに、購入時に迷う方が非常に多い組み合わせと言えるでしょう。
音質・ANC・バッテリー・機能を項目別に比較
両モデルの主要項目を表で比較します。
| 項目 | Capsule3 Pro+ | EarFun Air Pro 4 |
|---|---|---|
| ドライバー | xMEMS + 12mmDD | 11mmDD |
| ANC | AI適応型 最大-45dB | 最大-50dB |
| バッテリー(単体) | 約6.5時間 | 約11時間 |
| コーデック | SBC/AAC/LDAC | SBC/AAC/LDAC/aptX Adaptive |
| 装着検出 | なし | あり |
| ワイヤレス充電 | なし | あり |
| マルチポイント | 対応 | 対応 |
| 防水 | IPX4 | IPX5 |
| 価格帯 | 約8,000〜13,000円 | 約8,000〜10,000円 |
スペック表だけを見ると、ANC、バッテリー、コーデック、機能性のいずれにおいてもEarFun Air Pro 4が優位に立っています。
しかし、実際の音質評価では話が変わってきます。
音質重視ならCapsule3 Pro+、総合力ならEarFun?
音質の比較において、多くのユーザーやメディアがCapsule3 Pro+に軍配を上げています。
MEMSドライバーがもたらす高域の解像度と繊細な表現力は、ダイナミックドライバー単体のEarFun Air Pro 4では得られない独特の魅力です。
特に高域のキラキラ感や楽器の分離感を重視するリスナーにとっては、Capsule3 Pro+の方が好みに合う可能性が高いでしょう。
一方、ANC性能の強さ、バッテリーの長さ、ワイヤレス充電、装着検出センサーといった総合的な使い勝手では、EarFun Air Pro 4が上回っています。
「音質こそが最優先」という方にはCapsule3 Pro+を、「使い勝手も含めた総合力」を求める方にはEarFun Air Pro 4をおすすめするのが一般的な評価の傾向です。
iPhoneユーザーにはどちらが向いている?
iPhoneで使用する場合、Capsule3 Pro+の最大の武器であるLDACコーデックが使えないため、音質面でのアドバンテージが縮小します。
EarFun Air Pro 4はaptX Adaptiveにも対応しているため、将来的にiOSがaptXをサポートした際のメリットが期待できるほか、ANC性能やバッテリーの長さ、装着検出などの実用機能で優位性があります。
iPhoneユーザーに限定すれば、EarFun Air Pro 4の方がバランスの良い選択肢と言えるでしょう。
ただし、AACコーデックでもMEMSドライバーの音質は十分に体感できるため、音のクリアさや高域の表現を何よりも重視するならCapsule3 Pro+も十分に魅力的です。
Air5 Pro+・H3との比較|SOUNDPEATSの中でどれが最適?
SOUNDPEATSのラインナップには、Capsule3 Pro+のほかにもAir5 Pro+やH3といった上位モデルが存在します。
同じブランド内での比較情報を求めている方も多いため、それぞれの特徴と違いを整理しておきましょう。
Air5 Pro+は上位互換?Bluetooth 5.4とaptX Adaptive対応の差
2025年後半に発売されたSOUNDPEATS Air5 Pro+は、Capsule3 Pro+の事実上の上位モデルとして位置づけられています。
| 項目 | Capsule3 Pro+ | Air5 Pro+ |
|---|---|---|
| Bluetooth | 5.3 | 5.4 |
| ドライバー | xMEMS + 12mm バイオセルロースDD | xMEMS + デュアル銅線複合振動板DD |
| コーデック | SBC/AAC/LDAC | SBC/AAC/LDAC/aptX Adaptive |
| ANC | 最大-45dB | より強化 |
Bluetooth 5.4への対応やaptX Adaptiveのサポート、ダイナミックドライバーの振動板素材の改良など、あらゆる面で進化が見られます。
2026年2月時点のメディア評価では、音質ランキングでAir5 Pro+が1位、Capsule3 Pro+が2位となっており、予算に余裕があればAir5 Pro+の方がより高い満足度を得られるでしょう。
一方、価格差を考慮すると、Capsule3 Pro+のコストパフォーマンスは依然として非常に高い水準にあります。
H3のBA型トリプルドライバーとの音質傾向の違い
2025年5月に発売されたSOUNDPEATS H3は、1DD(ダイナミック)+2BA(バランスド・アーマチュア)のトリプルハイブリッド構成を採用したフラグシップモデルです。
Capsule3 Pro+がMEMSドライバーによる高域の透明感と軽快さを強みとしているのに対し、H3はBA型ドライバーならではの中高域の繊細さと低域の濃密さを特徴としています。
ANC性能も最大-55dBとCapsule3 Pro+を大きく上回り、Snapdragon Sound対応やaptX Lossless対応など、スペック面でも大幅に強化されています。
実売価格は約15,880円とCapsule3 Pro+よりも高めですが、音質とANCの両方を妥協なく求めるユーザーにとっては有力な候補となるモデルです。
音質傾向の違いとしては、「濃密で厚みのある音はH3」「軽快で解像度の高いクリアな音はCapsule3 Pro+」という棲み分けが一般的にされています。
用途別おすすめモデルの選び方ガイド
SOUNDPEATSの3モデルで迷った場合は、以下の基準を参考にしてください。
| 優先したいポイント | おすすめモデル |
|---|---|
| コスパ重視で高音質を体験したい | Capsule3 Pro+ |
| 全方位で妥協したくない | Air5 Pro+ |
| ANC性能と音の厚みを最重視 | H3 |
| aptX Adaptive対応が必要 | Air5 Pro+またはH3 |
| 予算1万円前後に収めたい | Capsule3 Pro+ |
どのモデルもMEMSドライバーまたはBA型ドライバーを搭載した高音質設計であり、従来の1万円前後のTWSとは一線を画すクオリティを実現しています。
自分が最も重視するポイントを明確にした上で選ぶと、後悔のない買い物ができるはずです。
通話品質・接続の安定性・防水性能のリアルな評価
音楽再生以外の実用面も、イヤホン選びでは重要な判断材料です。
ここでは、SoundPEATS Capsule3 Pro+の通話品質、Bluetooth接続の安定性、防水性能について実際の評価をまとめます。
6基マイク搭載の通話品質は静かな環境なら良好
SoundPEATS Capsule3 Pro+は合計6基のマイクを搭載し、トリプルマイクノイズリダクションによって通話音声のクリアさを高めています。
静かなオフィスや自宅など理想的な環境では、声が明瞭に相手に伝わると多くのユーザーが評価しています。
一方、街中や風の強い屋外など騒がしい環境では、背景ノイズを完全に除去しきれないケースがあります。
通話品質を最重視するビジネスユーザーにとっては、やや物足りなく感じる場面もあるかもしれませんが、日常的な通話には十分対応できるレベルと言えるでしょう。
地下鉄や人混みでの音途切れは起きる?
Bluetooth接続の安定性については、通常の使用環境であれば大きな問題は報告されていません。
ただし、地下鉄のホーム、人が密集するイベント会場、電子レンジの近くといった電波干渉が激しい環境では、音途切れが発生する可能性があります。
これはBluetooth機器全般に共通する課題であり、Capsule3 Pro+に限った問題ではありません。
接続が不安定になった場合は、再生機器のBluetoothを一度オフにしてから再度オンにする、ペアリングを解除して再接続するといった対処法で改善することが多いです。
また、LDAC 990kbps接続時はバッテリー残量が低下するにつれて接続が不安定になるという報告もあるため、高ビットレートで聴く際はバッテリー残量に注意しましょう。
IPX4防水で運動や軽い雨は問題なし?
SoundPEATS Capsule3 Pro+のイヤホン本体はIPX4の防水性能を備えています。
IPX4は「あらゆる方向からの水の飛まつに対して保護されている」という規格であり、汗や小雨程度であれば問題なく使用可能です。
ジムでのワークアウトやジョギング中の使用にも耐えられるため、運動時の利用を考えている方にも適しています。
ただし、水没やシャワーでの使用には対応していないため、イヤホンを直接水に浸けることは避けてください。
なお、充電ケースは防水非対応です。
イヤホンに汗や水滴が付着した場合は、ケースに戻す前に乾いた布で拭き取ることが推奨されています。
まとめ:SoundPEATS Capsule3 Pro+は音質重視のコスパ王
- SoundPEATS Capsule3 Pro+は2024年7月発売、xMEMS+12mmダイナミックのハイブリッド構成を採用した完全ワイヤレスイヤホンである
- 1万円前後でMEMSドライバー搭載という圧倒的なコストパフォーマンスがVGP 2024金賞&コスパ大賞で裏付けられている
- 音質傾向は弱ドンシャリ寄りで、高域の透明感と解像度がMEMSドライバーならではの最大の魅力である
- PeatsAudioアプリの10バンドEQ・適応型EQ・9種プリセットにより、自分好みの音に細かくカスタマイズできる
- AI適応型ANCは低周波の定常ノイズに効果的だが、高周波の突発音にはやや弱い傾向がある
- バッテリーはANC有効時に実測約4時間前後と短めで、LDAC併用時はさらに短縮されるため運用の工夫が必要である
- LDACとマルチポイントの同時利用不可、装着検出センサー非搭載、ワイヤレス充電非対応といった制限事項がある
- iPhoneではLDACが使えないため音質面のアドバンテージが縮小し、AACでの接続に限定される
- EarFun Air Pro 4と比較すると音質ではCapsule3 Pro+が優位、総合的な使い勝手ではEarFunが優位である
- SOUNDPEATS内ではAir5 Pro+やH3が上位モデルとして存在するが、コスパを重視するならCapsule3 Pro+が最有力候補である
