周囲の音を聞きながら快適に音楽を楽しみたいけれど、音質には妥協したくない、と感じていませんか。
従来の耳を塞ぐイヤホンは、長時間の使用で圧迫感や疲れを感じることがあります。
この記事では、そんな悩みを解決するShokzの最新オープンイヤー型イヤホン「OpenFit 2+」について、特徴やスペック、実際の使用感を交えながら徹底的にレビュー解説します。
音質や装着感、従来モデルとの違いまで、購入前に知りたい情報を網羅的にご紹介しますので、あなたのイヤホン選びの参考にしてください。

Shokz OpenFit 2+レビュー総まとめ|購入前に知るべき全て
【結論】OpenFit 2+はこんな人におすすめ!
Shokz OpenFit 2+は、耳を塞がない開放感と高音質を両立させたい方に最適なイヤホンです。
特に、ランニングやジムでのトレーニング中に周囲の安全を確保したい方、オフィスや自宅で家族の呼びかけに気づきたい「ながら聴き」ユーザーにおすすめできます。
また、長時間の装着でも疲れにくい快適なフィット感を求める方や、ワイヤレス充電の利便性を重視する方にもぴったりの一台です。
従来モデルOpenFit 2との違いは?進化した2つのポイント
Shokz OpenFit 2+は、前モデル「OpenFit 2」をベースに、主に2つの大きな進化を遂げています。
第一に、新たに「Dolby Audio」に対応したことで、より立体的で臨場感のあるサウンド体験が可能になりました。
第二に、待望の「Qiワイヤレス充電」に対応し、充電ケーブルを接続する手間なく、置くだけで手軽に充電できるようになった点が大きな違いです。
製品のスペック・特徴が一目でわかる早見表
Shokz OpenFit 2+の主なスペックと特徴を以下の表にまとめました。
購入を検討する際の参考にしてください。
項目 | スペック |
---|---|
タイプ | オープンイヤー型 完全ワイヤレス |
接続方式 | Bluetooth 5.4 |
ドライバー | デュアルドライバー (17.3mm低周波ユニット + 高周波ユニット) |
連続再生時間 | イヤホン単体:最大11時間 / ケース併用:最大48時間 |
充電時間 | イヤホン:約60分 / ケース:約100分(USB-C) |
急速充電 | 10分の充電で最大2時間再生 |
ワイヤレス充電 | 対応 (Qi規格) |
防水・防塵性能 | IP55 (イヤホン本体のみ) |
対応コーデック | SBC, AAC |
マイク | AIノイズキャンセリングマイク搭載 |
マルチポイント | 対応 |
重量 | 約9.4g (イヤホン片側) |
カラー | ブラック, グレー |
価格(税込) | 27,880円 |
その他機能 | Dolby Audio対応, Shokzアプリ対応, 物理ボタン搭載 |
Shokz OpenFit 2+の主な特徴|進化したオープンイヤー体験とは?
【新機能】Dolby Audio対応で得られる臨場感あふれるサウンド
OpenFit 2+は、新たにDolby Audioに対応しました。
これを有効にすることで、通常のステレオ再生とは一線を画す、空間的な広がりと立体感のあるサウンドを楽しめます。
特に映画やライブ映像の視聴では、まるでその場にいるかのような没入感を体験できるでしょう。
音楽鑑賞においても、よりダイナミックで迫力のある音質に変化します。
【待望の機能】置くだけで充電できるワイヤレス充電に対応
ユーザーからの要望が多かったワイヤレス充電に、ついに対応した点も大きな特徴です。
Qi規格に対応したワイヤレス充電器の上に充電ケースを置くだけで、手軽に充電を開始できます。
デスクやベッドサイドでスマートフォンなど他のデバイスと一緒に充電する際も、ケーブルの抜き差しが不要になり、よりスマートでストレスフリーな充電環境を実現します。
耳を塞がないオープンイヤー設計のメリット
Shokz製品の最大の魅力であるオープンイヤー設計は、耳の穴を完全に塞がないため、音楽を聴きながらでも周囲の環境音を自然に聞き取ることができます。
これにより、ランニング中に近づいてくる車や自転車の音に気づいたり、オフィスで同僚からの呼びかけに応じたりと、安全性を確保しながら音楽を楽しめます。
また、耳への圧迫感がなく、長時間の使用でも疲れにくいというメリットもあります。
デュアルドライバー搭載による繊細でパワフルな音質
OpenFit 2+は、Shokz独自の「DualBoost™テクノロジー」を採用しています。
これは、17.3mmの大型低周波ユニットと、独立した高周波ユニットからなるデュアルドライバー構成です。
低音域はパワフルでありながら輪郭がはっきりとしており、中高音域はクリアで伸びやかなサウンドを実現します。
オープンイヤー型にありがちな低音の物足りなさを感じさせない、バランスの取れた高音質が特徴です。
ランニング中でも安心のIP55防水性能
イヤホン本体はIP55等級の防水・防塵性能を備えています。
これにより、トレーニング中の汗や突然の小雨など、日常生活における水しぶきからイヤホンを保護します。
ランニングやジムでのワークアウトなど、アクティブなシーンでも安心して使用できる設計です。
ただし、充電ケースは防水ではないため、取り扱いには注意が必要です。
【実機レビュー】Shokz OpenFit 2+の音質を徹底検証
オープンイヤー型なのに低音はスカスカじゃない?
結論から言うと、OpenFit 2+の低音はスカスカではありません。
独自の低音増強アルゴリズム「OpenBass™ 2.0」と大型の低周波ユニットにより、オープンイヤー型とは思えないほどパワフルで深みのある低音を実現しています。
ただ量感が多いだけでなく、バスドラムやベースラインの輪郭もしっかりと感じられる、キレのあるサウンドが魅力です。
Dolby Audioをオン/オフした時の音質変化を比較
Dolby Audioをオンにすると、音の広がりが格段に増し、特に映画やライブ映像では臨場感が飛躍的に向上します。
一方で、音楽を聴く際は、音のバランスが変化し、ボーカルが少し遠くに聞こえるように感じる場合もあります。
これは好みが分かれる部分であり、コンテンツに合わせてオンオフを切り替えるのがおすすめです。
気になる音漏れのレベルは?静かな場所で使えるか
OpenFit 2+は、逆位相の音波を利用して音漏れを抑制する「DirectPitch™ 2.0」技術を搭載しており、音漏れは最小限に抑えられています。
静かなオフィスやカフェなどで、常識的な音量で使用する分には、周囲に迷惑をかける心配はほとんどないでしょう。
ただし、大音量で再生するとある程度の音漏れは発生するため、図書館のような極端に静かな環境での使用には注意が必要です。
専用アプリのイコライザーで音質は調整できる?
はい、専用の「Shokzアプリ」を使用することで、音質を自分好みにカスタマイズできます。
アプリには「スタンダード」「ボーカル」「低音強め」など5種類のプリセットイコライザーが用意されているほか、5バンドのグラフィックイコライザーで自由に調整することも可能です。
作成したカスタムイコライザーは保存できるため、聴く音楽のジャンルに合わせて手軽に切り替えられます。
【実機レビュー】装着感と操作性は快適?
実際の重さとフィット感|長時間つけても痛くならない?
イヤホン本体の重量は片側わずか9.4gと非常に軽量です。
耳に直接触れる部分には、非常に柔らかい「Ultra-Soft Silicone™ 2.0」素材が採用されています。
さらに、柔軟なニッケルチタン合金製のイヤーフックが耳の形に優しくフィットするため、圧迫感がなく、実際に1日中装着していても耳が痛くなりにくいという声が多く聞かれます。
ランニングやジムで使ってもズレない?安定性をチェック
人間工学に基づいて設計されたイヤーフックは、優れた安定性を発揮します。
ランニングやジャンプといった激しい動きを伴うワークアウト中でも、イヤホンがズレたり外れたりする心配はほとんどありません。
軽量設計と相まって、装着していることを忘れるほどの快適なフィット感を提供します。
メガネやマスクとの干渉は気になる?
イヤーフック部分が非常に細く設計されているため、細いフレームのメガネであれば、大きな違和感なく併用することが可能です。
ただし、フレームが太いメガネの場合や、長時間併用する場合は、多少の圧迫感や違和感を覚える可能性があります。
マスクとの干渉も比較的少ないですが、着脱の際にはイヤホンに引っかからないよう注意が必要です。
物理ボタンとタッチ操作の使いやすさとカスタマイズ性
OpenFit 2+は、確実な操作が可能な物理ボタンを搭載しています。
ボタンは大きく、押しやすい設計になっているため、ランニング中などでも誤操作なく、再生・停止や曲送りといった操作が直感的に行えます。
加えて、タッチ操作にも対応しており、アプリで設定すれば音声アシスタントの呼び出しも可能です。
ボタン操作の内容はアプリである程度カスタマイズできますが、自由度はやや限定的です。
【実機レビュー】マイク性能とバッテリー性能
通話品質はクリア?AIノイズキャンセリングマイクの性能をテスト
OpenFit 2+には、AIアルゴリズムを搭載したノイズキャンセリングマイクが内蔵されています。
この機能により、駅のホームや繁華街といった騒がしい環境下でも、周囲の雑音を効果的に抑制し、自分の声を相手にクリアに届けることが可能です。
実際のレビューでも、通話相手から「声が聞き取りやすい」と高く評価されており、ビジネスシーンでのWeb会議などにも十分対応できる性能を持っています。
バッテリーは最大48時間持つ?実際の持続時間
イヤホン単体での連続再生時間は最大11時間、充電ケースを併用することで合計最大48時間の再生が可能です。
このバッテリー持続時間は、オープンイヤー型イヤホンの中でもトップクラスの性能です。
通勤・通学やトレーニングなど、日常的な使用であれば、数日間は充電なしで使い続けることができるでしょう。
10分の急速充電でどれくらい使える?
急速充電機能にも対応しており、わずか10分間の充電で最大約2時間の音楽再生が可能です。
外出前にバッテリー残量が少ないことに気づいた場合でも、短時間で十分な再生時間を確保できるため、非常に便利です。
Shokz OpenFit 2+の評判・口コミからわかるメリットと注意点
【メリット】購入者が絶賛するおすすめポイント一覧
多くのレビューや口コミで高く評価されているのは、やはりその圧倒的な快適性です。
「長時間つけていても全く疲れない」「着けていることを忘れる軽さ」といった声が多数見られます。
また、オープンイヤー型でありながら迫力のある低音を楽しめる音質や、ワイヤレス充電対応による利便性の向上も、購入者の満足度を高めているポイントです。
【注意点】購入前に知っておくべきデメリット・残念な点
一方で、注意点もいくつか存在します。
耳を塞がない構造上、電車内や騒音が大きい場所では、音楽が周囲の音にかき消されて聞こえにくくなることがあります。
また、価格が27,880円(税込)と、イヤホンとしては比較的高価な点もデメリットと感じるかもしれません。
音質にこだわるユーザーからは、ハイレゾ対応コーデックに非対応な点を残念がる声もあります。
対応コーデックはSBCとAACのみで十分?
OpenFit 2+が対応するBluetoothコーデックは、SBCとAACの2種類のみです。
LDACやaptXといった、より高音質なハイレゾ相当のコーデックには対応していません。
iPhoneユーザーや、主にストリーミングサービスで音楽を聴く方にとってはAAC対応で十分な音質を楽しめますが、Android端末でハイレゾ音源を最高音質で聴きたいという方には、物足りなく感じる可能性があります。
マルチポイント接続の使い勝手と設定方法
OpenFit 2+は、スマートフォンとPCなど、2台のデバイスに同時に接続できるマルチポイント機能に対応しています。
この機能を使えば、PCで音楽を聴いている最中にスマートフォンに着信があっても、シームレスに応答することが可能です。
マルチポイント機能を利用するには、事前にShokzアプリで設定を有効にする必要がありますが、一度設定すれば非常に快適なデバイス切り替えが体験できます。
Shokz OpenFit 2+の価格と購入できる場所
価格はいくら?公式ストアとECサイトの料金比較
Shokz OpenFit 2+の公式販売価格は、27,880円(税込)です。
Shokz公式サイトのほか、Amazon、楽天市場といった主要なECサイトや、ヨドバシカメラ、ビックカメラなどの家電量販店で購入できます。
価格は基本的にどこで購入しても同じですが、各サイトのポイント還元率などを比較して、最もお得な場所を選ぶのがよいでしょう。
お得なキャンペーンや付属品(ギフトボックス)の情報
発売を記念して、公式サイトや一部の販売店では、期間限定のキャンペーンが実施されることがあります。
また、発売初期には、数量限定で専用のシリコンケースカバーやオリジナルトートバッグなどがセットになった「ギフトボックス」が提供されることもありました。
購入を検討する際は、公式サイトなどで最新のキャンペーン情報をチェックすることをおすすめします。
製品保証はどのくらい?安心して購入するための情報
Shokz製品は、購入日から24ヶ月(2年間)の長期製品保証が付いています。
これは一般的なイヤホンの保証期間(1年間)と比べて長く、万が一の故障や不具合が発生した場合でも安心です。
国内正規品を購入することで、この保証サービスを受けることができます。
Shokz OpenFit 2+に関するよくある質問(Q&A)
骨伝導イヤホンとの違いは何ですか?
Shokzは骨伝導イヤホンのパイオニアとして有名ですが、OpenFit 2+は骨伝導ではなく「空気伝導」方式のイヤホンです。
骨を振動させて音を伝えるのではなく、耳の近くに配置した小型スピーカーから音を鳴らし、鼓膜に直接音を届けます。
骨伝導特有の振動感が苦手な方でも、自然な聴き心地で利用できます。
片耳だけでも使えますか?
はい、使用できます。
OpenFit 2+は左右のイヤホンが独立してデバイスに接続されるため、右だけ、あるいは左だけでも単独で使用することが可能です。
片耳で音楽を聴きながら、もう片方の耳で周囲の音をよりはっきりと聞きたい場合などに便利です。
アプリで何ができますか?
専用の「Shokzアプリ」では、様々な設定のカスタマイズが可能です。
主な機能として、Dolby Audioのオン/オフ切り替え、イコライザー調整、物理ボタンやタッチ操作の割り当て変更、マルチポイント接続の有効化、ファームウェアのアップデートなどが行えます。
OpenFit 2とOpenFit 2+、どちらを買うべきですか?
選択の決め手は、「ワイヤレス充電」と「Dolby Audio」の2つの機能が必要かどうかです。
これらの新機能に魅力を感じるのであれば、OpenFit 2+を選ぶ価値は十分にあります。
一方で、有線での充電に不便を感じておらず、主に音楽をステレオで楽しむことが目的であれば、価格が少し安い旧モデルのOpenFit 2も選択肢になるでしょう。
まとめ:Shokz OpenFit 2+ レビュー解説
- Shokz OpenFit 2+は耳を塞がないオープンイヤー型イヤホンである
- 長時間の使用でも疲れにくい軽量設計と快適な装着感を実現
- 従来モデルからDolby Audioとワイヤレス充電機能が追加された
- デュアルドライバー搭載でオープンイヤー型ながらパワフルな高音質
- IP55の防水性能でランニングなどのスポーツにも適している
- 音漏れ抑制技術により静かな場所でも比較的安心して使用可能
- AIノイズキャンセリングマイクによりクリアな通話品質を提供
- バッテリーは単体で最大11時間、ケース併用で最大48時間持続
- 注意点として騒音下での聞こえにくさやハイレゾコーデック非対応が挙げられる
- 価格は27,880円(税込)で2年間の長期保証が付帯する
