REGZA 55E670Rを徹底レビュー解説！画質・音質から口コミまで

2025年に登場したTVS REGZAの4K液晶テレビ「REGZA 55E670R」の購入を検討しているものの、実際の画質や性能、旧モデルからの進化点が気になっている方も多いのではないでしょうか。

特に、価格に見合った性能なのか、自分の視聴スタイルに合っているのか、購入後に後悔しないかなど、気になる点は尽きないはずです。

この記事では、REGZA 55E670Rの特徴やスペック、実際の画質や音質、ゲーム性能について、専門的な視点から徹底的にレビュー解説します。

さらに、旧モデルとの比較や実際に使用したユーザーの評判・口コミも交えながら、その実力を多角的に評価していきますので、ぜひテレビ選びの参考にしてください。

REGZA 55E670Rを徹底レビュー解説！どんな人におすすめ？

【結論】REGZA 55E670Rはこんな人におすすめの4K液晶テレビ

REGZA 55E670Rは、映像美、音響、操作性、ゲーム性能のすべてにおいて高いレベルを求めるユーザーにとって、非常に満足度の高いモデルです。

特に、以下のようなニーズを持つ方におすすめできます。

• 映画やスポーツを臨場感あふれる映像で楽しみたい方：新開発の全面直下型高輝度LEDパネルと映像エンジン「レグザエンジンZR」により、明るく鮮明でコントラスト豊かな映像を実現します。
• ゲームを本格的にプレイしたい方：約0.83msecの低遅延と144Hz VRR対応により、動きの速いゲームでも滑らかで快適なプレイ環境を提供します。
• 最新のAI機能を活用してテレビをスマートに操作したい方：生成AIを活用した「レグザAIボイスナビゲーター」により、曖昧な言葉でも対話形式で番組検索が可能です。
• ネット動画や録画番組をよく視聴する方：多彩な動画配信サービスに対応し、4K放送を視聴しながら別の4K番組を録画できるなど、利便性の高い機能が充実しています。

REGZA 55E670Rのスペックと特徴が一目でわかる一覧表

REGZA 55E670Rの主なスペックと特徴を以下の表にまとめました。

購入を検討する際の基本的な情報としてご確認ください。

項目	内容
パネル	全面直下型高輝度LED
画面サイズ	55V型
解像度	4K（3840×2160）
映像エンジン	レグザエンジンZR
チューナー	地デジ×3、BS/CS×3、4K衛星×2
音響システム	重低音立体音響システムZ
音声最大出力	60W（メイン20W + トップ20W + ウーファー20W）
スピーカー	5個（メイン×2, トップ×2, ウーファー×1）
ゲーム機能	144Hz VRR対応、オートゲームアジャスト、遅延約0.83msec
HDR信号	Dolby Vision, HDR10+, HDR10, HLG HDR
ネット動画	YouTube, Netflix, Amazon Prime Video, Disney+等
便利機能	ダブルウインドウ（2画面表示）、AIボイスナビゲーター
録画機能	4Kダブルチューナーウラ録、3チューナーW録
無線LAN	Wi-Fi6対応
消費電力	185W
年間消費電力量	142kWh/年
外形寸法 (スタンド付)	幅122.6cm × 高さ76.1cm × 奥行28.7cm
質量 (スタンド含む)	16.0kg

前モデルZ670Nシリーズからの進化点は？主な変更点を解説

REGZA 55E670Rは、2024年モデルのZ670Nシリーズから画質、音質、機能性の各方面で大幅な進化を遂げています。

主な変更点は以下の通りです。

• 画質の進化: 新開発の「高輝度LEDバックライト」と独自の制御技術「リアルブラックエリアコントロール」を搭載。これにより、映像の明暗表現がより鮮明になり、特に暗いシーンでの黒の表現力が飛躍的に向上しました。
• 音質の進化: AIが音声特性をリアルタイムで調整し、人の声をクリアに聞き取りやすくする「レグザAI快適リスニング」を新搭載。ドラマのセリフやニュースがより明瞭に聞こえるようになります。
• AI機能の進化: Googleの生成AI「Gemini」を活用した「レグザAIボイスナビゲーター」を新たに搭載。「明るい雰囲気の映画」といった曖昧な指示にも対応できるようになり、音声操作の利便性が格段に向上しています。
• 新機能の追加: 2つの異なる映像（例：地上波とYouTube）を同時に表示できる「2画面表示（ダブルウインドウ）」機能が追加され、視聴スタイルの幅が広がりました。

REGZA 55E670Rの性能をレビュー｜画質・音質・ゲーム機能の実力は？

【画質】全面直下型高輝度LEDパネルと新エンジンZRで映像はどれくらい綺麗？

REGZA 55E670Rの画質は、新開発の「全面直下型高輝度LEDパネル」と進化した映像エンジン「レグザエンジンZR」の組み合わせにより、スタンダードモデルとは思えないほどの高レベルな映像美を実現しています。

画面全体にLEDを配置する直下型バックライトにより、画面の明るさにムラがなく、均一でクリアな映像表現が可能です。

さらに、独自の制御技術「リアルブラックエリアコントロール」がLEDを緻密にコントロールすることで、引き締まった黒を表現。

これにより、夜景のシーンでは漆黒の闇と輝く光のコントラストが際立ち、映画などのコンテンツをより深く楽しむことができます。

また、「レグザエンジンZR」はAI技術を活用し、地デジ放送やネット動画など、あらゆるコンテンツを解析して最適な高画質処理を行います。

特に人物の肌を自然で美しい色合いに再現する「ナチュラルフェイストーン」機能は、ドラマや映画の没入感を一層高めてくれるでしょう。

【音質】重低音立体音響システムZは映画館のような迫力を体験できるか？

REGZA 55E670Rは、音質面でも妥協がありません。

「重低音立体音響システムZ」を搭載し、合計5個のスピーカーを最大出力60Wのマルチアンプで駆動します。

この構成には、クリアな音を再生するメインスピーカーとトップスピーカーに加え、迫力ある低音を響かせるウーファーが含まれており、バランスの取れたパワフルなサウンドを実現しています。

さらに、立体音響技術「Dolby Atmos」に対応しているため、前後左右だけでなく高さ方向からも音が聞こえるような、3次元的な音響体験が可能です。

これにより、まるで映画館にいるかのような臨場感と没入感をリビングで手軽に味わうことができます。

効果音の迫力やBGMの広がりが豊かになり、映像コンテンツの魅力を最大限に引き出します。

【ゲーム性能】遅延約0.83msecと144Hz VRR対応でプレイは快適か？

REGZA 55E670Rは、ゲームを快適に楽しむための機能が非常に充実しており、「ゲームするなら断然レグザ」という評価にふさわしい性能を備えています。

表示遅延時間は約0.83msecという驚異的な速さを実現。

ボタン操作と画面表示のズレがほとんど感じられないため、一瞬の判断が勝敗を分ける格闘ゲームやFPSでも、ストレスなくプレイに集中できます。

また、144HzのVRR（可変リフレッシュレート）に対応している点も大きな魅力です。

これにより、PCゲームなどで発生しがちな映像のチラつきやカクつき（ティアリングやスタッタリング）が抑制され、常に滑らかな映像でゲームを楽しめます。

さらに、「オートゲームアジャスト」機能が接続されたゲーム機を自動で判別し、その機種に最適な設定に自動で切り替えてくれるため、面倒な設定をすることなく、いつでも最高の環境でゲームを開始できます。

【AI新機能】AIボイスナビゲーターと快適リスニングは本当に便利？

REGZA 55E670Rに新たに搭載されたAI機能は、テレビの使い勝手を大きく向上させています。

「レグザAIボイスナビゲーター」は、リモコンに話しかけるだけで番組検索や操作ができる機能です。

Googleの生成AI「Gemini」を搭載したことで、従来の音声検索よりも高度な対話が可能になりました。

「あの俳優が出ている感動する映画」といった曖昧で漠然としたリクエストにも、AIが文脈を理解して適切なコンテンツを提案してくれます。

これにより、目的の番組にたどり着くまでの手間が大幅に削減されました。

一方、「レグザAI快適リスニング」は、音響面での利便性を高める機能です。

AIが音声成分をリアルタイムで解析・抽出し、ニュースキャスターの声やドラマのセリフなど、人の声を聞き取りやすく自動で調整します。

これにより、BGMや効果音が大きいシーンでも会話がクリアに聞こえ、ご年配の方を含め、誰もが快適にコンテンツを楽しめるよう配慮されています。

【便利機能】2画面表示やネット動画対応、録画機能の使い勝手を評価

REGZA 55E670Rは、現代の多様な視聴スタイルに応える便利な機能が満載です。

新たに追加された「ダブルウインドウ（2画面表示）」機能は、画面を左右に分割して2つの異なる映像を同時に表示できます。

例えば、左側でスポーツ中継を見ながら、右側でインターネット動画を流すといった使い方が可能で、「ながら見」を楽しみたい方には非常に便利な機能です。

ネット動画への対応も万全で、YouTube、Netflix、Amazon Prime Videoといった主要な動画配信サービスに幅広く対応しています。

リモコンにはこれらのサービスに直接アクセスできるダイレクトボタンが配置されており、見たいコンテンツに素早くアクセス可能です。

録画機能も充実しており、「4Kダブルチューナーウラ録」に対応。

4K放送を視聴しながら、別の4K番組を外付けUSBハードディスクに録画できます。

見たい番組が重なっても安心です。

【比較】REGZA 55E670Rは他のテレビと何が違うのか？

旧モデル「Z670N」シリーズとの違いを項目別に徹底比較

55E670Rは、前モデルの55Z670Nから多くの点で進化していますが、一方で変更された点や共通の機能もあります。

主な違いを以下の表にまとめました。

項目	REGZA 55E670R (2025年モデル)	REGZA 55Z670N (2024年モデル)
画質技術	新開発 高輝度LEDバックライト、リアルブラックエリアコントロール	標準LEDバックライト
音質機能	レグザAI快適リスニング (新搭載)	–
AI機能	レグザAIボイスナビゲーター (Gemini搭載)	標準ボイス機能
便利機能	2画面表示 (新搭載)	–
映像エンジン	レグザエンジンZR (2025年度版)	レグザエンジンZR (2024年度版)
スタンド高さ	約20mm～50mm	約30mm～60mm
スタンド色/質感	マット調	ヘアライン調 (削り出し風)
共通機能	4K倍速補間、ネット動画ビューティ、重低音立体音響システムZ、瞬速ゲームモード	4K倍速補間、ネット動画ビューティ、重低音立体音響システムZ、瞬速ゲームモード

最も大きな違いは、画質とAI機能の進化です。

55E670Rはバックライト性能が向上し、よりコントラストの高い映像表現が可能になりました。

また、生成AIを活用した音声操作や聞き取りやすい音質調整機能など、使い勝手を向上させる新機能が多数追加されています。

下位モデル「E350R」シリーズとどちらを選ぶべき？性能差を解説

REGZAシリーズには、エントリーモデルとして「E350R」シリーズもラインナップされています。

どちらのモデルを選ぶべきか迷った際は、以下の性能差を参考にしてください。

「REGZA 55E670R」が優れている点は、主にゲーム機能と音響性能です。

55E670Rは144HzのVRRに対応し、低遅延で滑らかな映像表示が可能なため、本格的にゲームを楽しみたい方には必須の機能と言えます。

一方、E350Rはゲーム機能が非対応です。

音響面でも、55E670Rは「重低音立体音響システムZ」を搭載し、複数のスピーカーによる立体的で迫力あるサウンドを実現しています。

対してE350Rは標準的なスピーカー構成のため、音の広がりや深みは控えめです。

映像の滑らかさ（倍速表示）、ゲーム性能、音の迫力にこだわりたいのであれば、55E670Rを選ぶことをおすすめします。

他社の同価格帯モデルと比較して優れている点はどこ？

REGZA 55E670Rは、他社の同価格帯の4K液晶テレビと比較して、いくつかの優位性を持っています。

まず、倍速表示や144Hzの高リフレッシュレートに対応している点が挙げられます。

同価格帯のモデルには倍速非対応のものが多いため、スポーツなどの動きの速い映像を滑らかに表示できる能力は大きなアドバンテージです。

次に、独自の便利機能が充実している点も特徴です。

2つの異なる映像ソースを同時に表示できる「ダブルウインドウ」機能や、生成AIを活用した対話形式の「AIボイスナビゲーター」といった機能は、他社モデルにはあまり見られないREGZAならではの魅力と言えるでしょう。

総合的に見ると、REGZA 55E670Rは、基本的な画質・音質性能の高さに加え、ゲームやスマート機能といった付加価値の面で、他社モデルに対して高い競争力を持っています。

REGZA 55E670Rの評判は？実際に使った人のリアルな口コミを調査

【良い口コミ】画質の鮮明さや音の迫力に関する高評価を紹介

REGZA 55E670Rに寄せられる評価の多くは、その映像の鮮明さと音の迫力に対する満足の声です。

「全面直下型高輝度LEDパネルによる、明るくクリアな映像が素晴らしい。映画やスポーツ観戦の没入感が違う」といった口コミが見られます。

細部までくっきりと描写されるため、4Kコンテンツの魅力を最大限に引き出せると好評です。

音響面では、「重低音立体音響システムZのおかげで、サウンドバーがなくても臨場感のあるサウンドが楽しめる。特に低音の厚みが感じられる」という意見が多く、映像との一体感が高く評価されています。

また、ゲーム機能に関しても「遅延がほとんどなく、FPSでも快適にプレイできる。オートゲームアジャスト機能で設定が簡単なのも良い」と、ゲーマーからの支持も厚いです。

操作性についても、「AIボイスナビゲーターの音声認識精度が高く、リモコン操作より早く目的の番組にたどり着ける」と、その利便性が評価されています。

【気になる口コミ】注意すべき点やデメリットはある？

一方で、いくつかの注意点や好みが分かれる点も指摘されています。

YouTubeのレビュー動画では、スタンドのデザインについて「前モデルZ670Nのアルミ削り出し風のデザインの方が高級感があった。今回のマット調のデザイン変更は少し残念」という個人的な感想が述べられていました。

デザインの好みは人それぞれですが、質感を重視する方は実物を確認すると良いでしょう。

また、これは旧モデル「REGZA 55Z670K」に関する口コミですが、「2年半で画面がおかしくなった」「Android TVの動作が不安定で固まることがある」といった耐久性やソフトウェアの安定性に関する指摘が過去にはありました。

55E670Rは最新モデルであり、OSの安定性や部品の品質は改善されていると考えられますが、多機能なスマートテレビ全般に言えることとして、ソフトウェアのアップデートなどで動作が改善されることも念頭に置いておくと良いかもしれません。

口コミから判明したメリット・デメリットのまとめ

これまでの口コミや評判をまとめると、REGZA 55E670Rの主なメリットとデメリットは以下のようになります。

メリット

• 明るく鮮明でコントラストの高い高画質
• サウンドバーなしでも迫力のある立体的なサウンド
• 低遅延で滑らかな映像を実現する高性能なゲーム機能
• 対話形式で検索できる便利なAI音声操作
• 2画面表示や充実した録画機能など、高い利便性

デメリット

• スタンドのデザインが前モデルから変更され、好みが分かれる可能性がある
• 多機能であるがゆえに、機能を使いこなさない人にはオーバースペックに感じる場合がある

REGZA 55E670Rの価格情報｜最安値で買う方法は？

現在の価格相場と価格推移をチェック

REGZA 55E670Rは2025年10月3日に発売され、メーカー希望小売価格はオープン価格となっています。

発売当初の市場想定価格は176,000円前後でした。

価格.comなどの価格比較サイトによると、現在の最安価格帯は158,400円前後で推移しており、発売から時間が経つにつれて徐々に値下がりしています。

今後、年末商戦や新モデルの発表時期などに向けて、さらに価格が変動する可能性がありますので、購入を検討している方は価格推移を定期的にチェックすることをおすすめします。

おすすめの購入先は？ネット通販と家電量販店の価格を比較

REGZA 55E670Rは、Joshin web、ヤマダウェブコム、コジマネット、エディオンネットショップといった大手家電量販店のオンラインストアのほか、Amazon.co.jpなどでも購入可能です。

多くの店舗で価格は横並びの傾向にありますが、ショップ独自のポイント還元率や長期無料保証の有無が実質的な価格に影響します。

例えば、ヨドバシ.comやビックカメラ.comでは10%の高いポイント還元が付く場合があります。

また、ケーズデンキでは現金値引きを重視しつつ、5年間の無料保証が付くなど、店舗ごとに特色があります。

価格だけでなく、ポイントや保証、設置サービスの有無などを総合的に比較し、ご自身の購入スタイルに最も合った店舗を選ぶのが賢明です。

購入前に知っておきたい！REGZA 55E670Rに関するよくある質問

録画中に他のチャンネルを視聴することは可能ですか？

はい、可能です。

REGZA 55E670Rは4Kダブルチューナーを搭載しているため、4K放送を録画している最中でも、別の4K番組や地上デジタル放送などを視聴できます。

また、地デジやBS・CS放送用のチューナーも3つ搭載しているため、2番組を同時に録画しながら、さらに別の番組を視聴することもできます。

スマホの画面をテレビに映せますか？（AirPlay・ミラーリング）

はい、映せます。

Apple製品の場合は「AirPlay 2」に、AndroidデバイスやWindowsの場合は「スクリーンミラーリング」機能に対応しています。

スマートフォンやタブレットで表示している写真、動画、アプリの画面などをワイヤレスでテレビの大画面に映し出し、家族や友人と共有して楽しむことができます。

設置やサイズ選びで気をつけるべきポイントは？

設置方法はスタンド設置と壁掛けの両方に対応しています。

スタンド設置の場合、付属の脚をプラスドライバーで取り付けるだけで完了しますが、55V型はサイズが大きいため、2人での作業が安全です。

壁掛けを希望する場合は、専門的な知識が必要なため、専門業者への依頼が推奨されます。

サイズ選びでは、部屋の広さに加え、テレビから視聴位置までの「視聴距離」を考慮することが重要です。

4Kテレビの場合、最適な視聴距離の目安は「画面の高さの約1.5倍」とされています。

55V型（高さ約68cm）であれば、約1mの距離が目安となります。

ゲーム機の接続設定は自動で最適化されますか？

はい、自動で最適化されます。

「オートゲームアジャスト」機能により、PlayStation 5やNintendo Switchなどのゲーム機をHDMI端子に接続すると、テレビが自動で機器を判別し、ゲームプレイに最適な映像モード（低遅延、高画質設定など）に自動で切り替わります。

手動で設定を変更する手間なく、いつでも快適な環境でゲームを始められます。

まとめ：REGZA 55E670Rのレビュー解説と評価