REGZAの2024年モデル「50Z670N」の購入を検討しているものの、「実際の画質や音質はどうなの?」「口コミや評判が気になる」「買って後悔しないか、専門的なレビュー解説が知りたい」といった疑問や不安を抱えていませんか。
高評価なレビューが多い一方で、気になる点も散見され、最終的な判断に迷うのも無理はありません。
この記事では、そんなあなたのために、専門的な検証データと実際のユーザーからのリアルな口コミを基に「REGZA 50Z670N」を徹底的にレビュー解説します。
画質や音質、ゲーム性能といったスペックはもちろん、他モデルとの比較や価格情報まで、購入判断に必要な情報を網羅しました。
この記事を読めば、REGZA 50Z670Nがあなたの求めるテレビなのか、その答えが明確になるはずです。
【結論】REGZA 50Z670Nはどんなテレビ?どんな人におすすめ?
REGZA 50Z670Nの評価を一言でまとめると?
REGZA 50Z670Nは、「低音重視の迫力あるサウンドと、動きに強いなめらかな映像が魅力の、エンタメ性能に優れた4K液晶テレビ」です。
特に映画やスポーツ、ゲームといったコンテンツを楽しむことに特化しており、テレビ本体だけで臨場感あふれる視聴体験を求めるユーザーから高い評価を得ています。
豊富なネット機能と高速な動作レスポンスも兼ね備え、使い勝手の良さも光る1台といえるでしょう。
【おすすめな人】映画・スポーツ・ゲームを高レベルで楽しみたい人
REGZA 50Z670Nは、以下のような方に特におすすめです。
- 迫力ある低音で映画を楽しみたい人:合計7個のスピーカーと「重低音立体音響システムZ」により、サウンドバーなしでも映画館のような臨場感あるサウンドを味わえます。
- スポーツ中継をよく見る人:倍速駆動パネルと新エンジン「レグザエンジンZR」により、サッカーなどの速い動きもなめらかで追いやすく、残像感の少ないクリアな映像で観戦できます。
- PS5などで本格的にゲームをプレイする人:「瞬速ゲームモード」は4K/144Hz入力に対応し、約0.83msecという低遅延を実現。対戦格闘ゲームやFPSでも快適なプレイが可能です。
- 様々な動画配信サービスを利用する人:主要な動画配信サービスをほぼ網羅しており、リモコンのダイレクトボタンや高速な起動速度で、見たいコンテンツにすぐにアクセスできます。
【おすすめできない人】音楽番組の音質を最優先する人
一方で、以下のような方には、REGZA 50Z670Nはあまり向いていない可能性があります。
- 音楽・ライブ映像の繊細な高音を楽しみたい人:低音に強みがある反面、専門家や一部のユーザーからは「高音の伸びが物足りない」との指摘があります。ボーカルや楽器のクリアな伸びやかさを最優先する場合には、他のモデルや外部スピーカーの利用を検討した方がよいかもしれません。
REGZA 50Z670Nの評判は本当?実際の口コミを徹底調査
【良い評判・口コミ】音質・画質・操作性を絶賛する声が多数
REGZA 50Z670Nの口コミを調査すると、特に「音質」「画質」「操作性」の3点において、多くのユーザーから高い評価を得ていることがわかります。
- 音質について:「7スピーカーは映画館のような重厚感」「低音の音質が良くなり映画番組などを見るときに迫力が違う」「AVアンプが不要になった」など、サウンドバーを追加しなくても満足できる迫力あるサウンドを絶賛する声が目立ちます。
- 画質について:「映像がよりリアルに、鮮明になり驚いてます」「ネット動画も地デジも美しく、との謳い文句に納得」「選手の動きが軽快でなめらかに映り、残像は出ていない」など、特にネット動画やスポーツ観戦時のクリアでなめらかな映像に満足する声が多く見られました。
- 操作性・動作速度について:「リモコン操作の反応が速い」「本体の立ち上がりが速い」「YouTubeアプリの起動はかなり速い」など、ストレスフリーな動作速度が好評です。
【悪い評判・口コミ】視野角の狭さを指摘する声も
多くの高評価がある一方で、いくつかの気になる点も指摘されています。
- 視野角について:「斜めから見ると画面が白っぽい」「横から30度位の角度でシラッチャケテ見える」といった、視野角の狭さに関する口コミが見られます。これはVAパネルの特性によるものですが、REGZA 50Z670Nには回転式スタンドが搭載されているため、「正面から見る分には問題ない」という意見も多いです。
- 画質の色味について:「肌の色がやや赤みがかり不自然に感じるシーンも」「バラエティのスタジオ収録の番組を見ると赤みが強くて、人の顔が全員赤ら顔に見えてしまう」など、標準設定での色味(特に肌色)に調整が必要と感じるユーザーもいるようです。
- 音楽の音質について:「高音がつぶれ気味で、ボーカルや楽器の伸びやかさも少し物足りない」という専門家のレビューもあり、音楽鑑賞を主目的とするユーザーからは物足りなさを感じる可能性が示唆されています。
口コミ・評判からわかる本当のメリット・デメリットまとめ
メリット | デメリット |
---|---|
迫力ある重低音と臨場感あふれるサウンド | 音楽鑑賞では高音の伸びが物足りない可能性 |
ネット動画やスポーツ観戦に適した高画質 | 斜めから見ると画面が白っぽく見える(視野角) |
ゲームに最適な低遅延と高速応答 | 標準設定の肌色が赤みがかって見える場合がある |
ストレスのない高速な起動・操作レスポンス | リモコンのボタン配置に慣れが必要との声も |
主要な動画配信サービスを網羅したネット機能 |
【専門家レビュー】REGZA 50Z670Nの性能を7つの項目で徹底解説
ここでは、専門機関による客観的な検証結果を基に、REGZA 50Z670Nの性能を7つの観点から詳しくレビュー解説します。
画質の評価:ネット動画や地デジは本当にきれい?
総合的に見て、画質は非常に高い評価を得ています。
特に「ネット動画の画質」はトップクラスで、肌の質感やシワまで精細に見え、ノイズも気になりません。
明暗差がくっきりしており、立体感のある映像を楽しめます。
「スポーツ番組」の画質も好評で、速い動きでも残像感が少なく、ボールや選手の動きを目で楽に追うことが可能です。
「地デジ」も比較的鮮やかで立体感がありますが、一部のモニターからは「人の肌が赤みがかって見える」「テロップにノイズを感じた」という指摘もありました。
音質の評価:サウンドバーなしでも迫力あるって本当?
映画鑑賞における音質は非常に良好です。
低音にパワーがあり、爆発音やエンジン音は臨場感たっぷりに味わえます。
立体音響技術Dolby Atmosにも対応しており、音の移動感もしっかりと感じられると高評価です。
一方で、音楽番組の音質は「高音の伸びやかさが物足りない」という評価でした。
ライブ映像などを最高の音質で楽しみたい場合は、少し物足りなさを感じるかもしれません。
地デジのワイドショーなどのセリフは、おおむねクリアに聞き取れます。
ゲーム性能の評価:遅延は?PS5との相性は?
ゲーム性能は非常に優秀です。
画像処理の遅延時間は約0.83msecと極めて短く、タイミングがシビアなゲームでも快適にプレイできます。
HDMI2.1規格に対応し、PS5などの最新ゲーム機が要求する「4K/144Hz VRR入力」もサポート。
カクつきや描画ズレのない、なめらかで美しい映像でゲームの世界に没入できます。
ゲームのジャンルに合わせて画質モードを選択できる「ゲームセレクト」機能も搭載されており、PS5との相性も抜群です。
動作速度の評価:リモコン操作やアプリの起動はサクサク?
動作速度は非常にスピーディで、ストレスを感じることは少ないでしょう。
リモコンの電源ボタンを押してからテレビが起動するまでの時間は平均約2.03秒。
これは比較された全商品の中でも速い部類に入ります。
アプリの起動も高速で、YouTubeは約1.58秒、Netflixは約2.72秒で立ち上がります。
「リモコン操作の反応が速い」という口コミ通りの快適な操作性を実現しています。
ネット機能の評価:対応している動画配信サービス一覧
ネット機能は非常に充実しており、主要な動画配信サービスをほぼ網羅しています。
別途Fire TV Stickなどを用意しなくても、見たいサービスをいつでも楽しむことが可能です。
リモコンには主要サービスのダイレクトボタンが配置され、ワンタッチで起動できます。
対応している主な動画配信サービス |
---|
YouTube, Amazon Prime Video, Netflix, DAZN, Hulu, TVer, Disney+, U-NEXT, Apple TV, Abema, NHK+, FOD など |
録画機能の評価:2番組同時録画や倍速再生は便利?
録画機能も充実しています。
BS・地デジともに3チューナーを搭載しており、番組を視聴しながら別の2番組を同時に録画することが可能です(別途、外付けUSBハードディスクが必要)。
また、1.5倍速の音声つき再生機能を搭載しているため、録りためた番組を時短で視聴したい忙しい方にも便利です。
マジックチャプター機能により、CMなどを自動でスキップすることもできます。
視野角の評価:「斜めから見ると白っぽい」はどの程度?
「斜めから見ると白っぽい」という口コミ通り、VAパネルの特性上、視野角は広くありません。
専門機関の検証では、斜め45度から見た際のコントラスト比は、正面から見た際の約29.8%まで低下しました。
ただし、これは50インチテレビの全体平均である約20%を上回る数値であり、同クラスの製品の中ではむしろ良好な部類に入ります。
3〜4人で視聴する場合、端に座る人は多少白っぽさを感じる可能性がありますが、多くの視聴環境では大きな問題にならないレベルと言えるでしょう。
REGZA 50Z670Nと他の人気モデルとの違いは?【徹底比較】
REGZA 50Z670Nを検討する上で、比較対象となる後継機、型落ちモデル、ライバル機との違いを解説します。
【後継機】50Z670Rとの違いは?どっちを買うべき?
50Z670Nの正統進化モデルが「50Z670R」です。主な違いは以下の通りです。
比較項目 | 50Z670R(後継機) | 50Z670N(本機) |
---|---|---|
映像技術 | AI超解像技術、レグザインテリジェンス搭載 | 超解像技術 |
音声機能 | レグザAI快適リスニング、親切ヘッドホン追加 | 標準機能のみ |
無線LAN | Wi-Fi 6 対応 | Wi-Fi 5 対応 |
便利機能 | ダブルウインドウ、スリープタイマー搭載 | 非搭載 |
価格帯 | 高い | 安い |
画質・音質をAIが自動で最適化してくれる機能や、より高速で安定したWi-Fi 6に対応するなど、全体的に性能が向上しています。
最新の機能や最高の視聴体験を求めるなら50Z670R、コストパフォーマンスを重視するなら50Z670Nがおすすめです。
【型落ち】50Z670Lとの違いは?安くなった今が買い時?
1世代前のモデルが「50Z670L」です。Z670NはZ670Lから多くの点で進化しています。
比較項目 | 50Z670N(本機) | 50Z670L(型落ち) |
---|---|---|
映像エンジン | レグザエンジンZR(2025年版) | レグザエンジンZRⅡ(2023年版) |
リモコン | Bluetooth対応 | 赤外線のみ |
ネット動画 | バンディング抑制機能、新ダイレクトボタン追加 | 標準機能 |
便利機能 | 推し活リスト、番組こねくと追加 | 非搭載 |
サイズ展開 | 5サイズ | 2サイズ |
Z670Nは、リモコンの操作性向上やネット動画の高画質化、推し活に便利な新機能など、使い勝手が大幅に改善されています。
Z670Lは価格が下がっているため魅力的ですが、機能面での進化が大きいZ670Nの方が、長期的に見て満足度は高いでしょう。
【ライバル機】ソニー BRAVIA KJ-50X80Lとの違いは?
同価格帯の人気モデルとして、ソニーの「BRAVIA KJ-50X80L」が比較対象になります。
my-bestの検証では、KJ-50X80Lは「番組問わず画質・音質ともに高評価」とされており、非常にバランスの取れたモデルです。
REGZA 50Z670Nが映画やゲームなど特定のエンタメに特化した「低音重視」のサウンドであるのに対し、BRAVIA KJ-50X80Lはより万人受けするクリアな音質が特徴です。
地デジやネット動画など、様々なコンテンツをバランス良く楽しみたい場合はKJ-50X80Lも有力な選択肢となります。
REGZA 50Z670Nの価格は?最安値やお得な購入方法
現在の価格相場と最安値情報まとめ
REGZA 50Z670Nの価格は、発売から時間が経過し、こなれてきています。
2024年7月時点での価格.comの最安値は、おおよそ105,000円前後で推移しています。
販売店や時期によって価格は変動するため、購入前には複数のサイトで価格を比較検討することをおすすめします。
どこで買える?主要な取扱店舗(家電量販店・ECサイト)一覧
REGZA 50Z670Nは、全国の主要な家電量販店やオンラインストアで購入可能です。
- 家電量販店:ヤマダデンキ、エディオン、ケーズデンキ、ビックカメラなど
- ECサイト:Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングなど
実店舗では実際に画質やデザインを確認できるメリットがありますが、価格面ではECサイトの方が安い傾向にあります。
ポイント還元なども考慮して、最もお得な購入方法を選びましょう。
REGZA 50Z670Nの基本情報|スペック・特徴・注意点
REGZA 50Z670Nの主な特徴まとめ
- レグザエンジンZR:高画質と快適な操作性を両立する新世代エンジン。
- 重低音立体音響システムZ:合計7個のスピーカーで立体的かつ迫力のあるサウンドを実現。
- 全面直下型 広色域LEDパネルモジュール:あざやかで高精細な映像世界を表現。
- 瞬速ゲームモード:約0.83msecの低遅延で快適なゲームプレイが可能。
- 4K倍速補間:動きの速いシーンもくっきりなめらかに再現。
- 充実のネット動画対応:主要な動画配信サービスを網羅。
詳細スペック一覧表(サイズ・重量・端子類など)
項目 | スペック |
---|---|
画面サイズ | 50V型 |
パネル方式 | 4K液晶パネル(3840×2160) |
映像処理エンジン | レグザエンジンZR |
スピーカー | 7個(合計60W) |
Dolby Atmos | 対応 |
チューナー | 地上x3 / BS・110度CSx3 / BS/CS 4Kx2 |
録画機能 | BSも地デジも3チューナーW録 |
HDMI®入力端子 | 4系統(4K144p/120p入力対応) |
USB端子 | 2系統(録画専用x1, 汎用x1) |
無線LAN | 内蔵(IEEE802.11a/b/g/n/ac) |
外形寸法(スタンド含む) | 幅111.5cm × 高さ69.1cm × 奥行26.5cm |
質量(スタンド含む) | 19.0kg |
年間消費電力量 | 109kWh/年 |
発売日 | 2024年5月17日 |
購入前に知っておきたい注意点と付属品一覧
- ACAS方式の採用:従来のB-CASカードは使用せず、テレビ本体に内蔵されています。
- 付属品について:レグザリモコン、単四形乾電池2本、転倒防止バンド等は付属しますが、アンテナケーブル(同軸ケーブル)や、古い機器を接続するためのビデオ入力変換ケーブルは付属していないため、必要に応じて別途購入する必要があります。
- 視野角:前述の通り、大人数で様々な角度から視聴する環境にはあまり向きません。設置場所や視聴スタイルを事前に確認しておきましょう。
まとめ:REGZA 50Z670N レビュー解説の総括
- REGZA 50Z670Nは低音重視の迫力あるサウンドが最大の魅力である
- ネット動画やスポーツ観戦に適した、動きに強いなめらかな高画質を実現する
- 約0.83msecの低遅延を実現する瞬速ゲームモードを搭載する
- 口コミでは音質、画質、高速な動作レスポンスが高く評価されている
- 主な注意点は視野角の狭さと、音楽鑑賞時における高音の物足りなさである
- 主要な動画配信サービスをほぼ網羅し、ネット機能も充実している
- 後継機「50Z670R」はAI機能やWi-Fi 6対応など順当に進化している
- 型落ち「50Z670L」と比較するとリモコンの操作性や新機能で大きく優れる
- 2番組同時録画や音声付き倍速再生など便利な録画機能を搭載する
- テレビ一台で映画・スポーツ・ゲームといったエンタメを完結させたい人におすすめである