寝室や書斎に置くセカンドテレビとして、手頃なサイズのモデルを探している方は多いのではないでしょうか。
TVS REGZAの「V35N」シリーズは、そんなパーソナルユースにぴったりの小型液晶テレビとして、高い人気を誇ります。
特に24インチの「REGZA 24V35N」は、価格も魅力的ですが、「実際の画質は?」「ネット動画は快適に見られる?」「注意点はない?」など、気になる点も多いはずです。
この記事では、REGZA 24V35Nの購入で後悔しないために、その特徴やスペック、ネット上のリアルな評判・口コミを徹底的に分析し、どんな方に最適なテレビなのかを詳しく解説していきます。
REGZA 24V35Nは買うべき?総合評価とおすすめな人
結論:REGZA 24V35Nは個室用のセカンドテレビに最適
結論から言うと、REGZA 24V35Nは「寝室や書斎、子ども部屋などで、テレビ放送はもちろんネット動画も手軽に楽しみたい」という方に最適な一台です。
REGZAならではの画質へのこだわりはエントリーモデルながら健在で、豊富なネット動画対応や便利な録画機能など、価格以上の価値を備えています。
- 個室用のセカンドテレビを探している人
- テレビ放送よりもYouTubeやNetflixなどのネット動画をよく見る人
- 難しい操作は苦手で、シンプルな使い勝手を求める人
- 3万円前後の予算で、信頼できる国内ブランドのテレビが欲しい人
これらのニーズを持つ方にとって、REGZA 24V35Nは非常に満足度の高い選択肢となるでしょう。
REGZA 24V35Nの購入で後悔する可能性のある人
一方で、REGZA 24V35Nはあくまでパーソナルユースを想定したエントリーモデルです。
以下のような使い方を考えている場合は、他のモデルを検討した方が良いかもしれません。
- リビングのメインテレビとして、家族みんなで視聴したい人
- 斜めからテレビを見ることが多く、広い視野角を求める人
- ブルーレイレコーダーや複数のゲーム機など、多くの機器をHDMIで接続したい人
- テレビ本体のスピーカーだけで、迫力のあるサウンドを楽しみたい人
これらの点を重視する場合、機能が限定的であるため、物足りなさを感じる可能性があります。
【比較】サイズ違い(32V35N/40V35N)との違いは?パネルの種類に注意
V35Nシリーズには、24V型、32V型、40V型の3つのサイズがありますが、実はサイズによってパネルの種類と解像度が異なります。
これはテレビ選びにおいて非常に重要なポイントです。
モデル | 24V35N (本機) | 32V35N | 40V35N |
---|---|---|---|
画面サイズ | 24V型 | 32V型 | 40V型 |
解像度 | HD (1,366×768) | HD (1,366×768) | フルHD (1,920×1,080) |
パネル方式 | VA方式 | ADS(IPS)方式 | VA方式 |
視野角 | 狭い | 広い | 狭い |
コントラスト | 高い | やや低い | 高い |
24V35Nは「VAパネル」を採用しており、正面から見たときのコントラストの高さ(映像のメリハリ)に優れています。
その代わり、斜めから見ると白っぽく見えやすいという弱点があります。
一方、32V35Nは「ADS(IPS)パネル」で、視野角が広く、斜めから見ても色の変化が少ないのが特徴です。
一人で正面から見ることが多い寝室などには24V35Nや40V35Nが、複数人で見る可能性がある場所には32V35Nが向いていると言えるでしょう。
REGZA 24V35Nの評判・口コミを徹底調査
良い評判・口コミ(価格、軽さ、ネット機能、操作性)
REGZA 24V35Nのレビューで最も多く見られるのは、そのコストパフォーマンスの高さです。
「この価格でREGZAが買えるのは嬉しい」「安価で画質も十分」といった声が多数寄せられています。
また、本体重量が約3kgと非常に軽いため、「女性一人でも設置が簡単だった」という口コミも目立ちます。
機能面では、YouTubeやNetflixなどのネット動画にリモコンのボタン一つでアクセスできる手軽さや、サクサクとした動作レスポンスの良さが評価されています。
悪い評判・口コミ(音質、画質の細かさ、HDMI端子の数)
一方で、価格相応の割り切りが必要な点も指摘されています。
特に音質については「普通」「可もなく不可もない」という評価が多く、迫力や臨場感を求めるには物足りないようです。
また、HD解像度であるため、「PCモニターとして使うと文字の粗さが気になる」といった声や、HDMI端子が2つしかないため、「レコーダーとゲーム機を繋いだらもう空きがない」といった拡張性の低さを指摘する意見も見られました。
REGZA 24V35Nの画質をレビュー!HD解像度は十分か?
HD解像度(1,366×768)は実際どう見える?
REGZA 24V35Nのパネル解像度はHD(1,366×768ピクセル)です。
4Kが主流の現在では低いスペックに感じられますが、24インチという比較的小さな画面サイズにおいては、大きな問題にはなりません。
専門家のレビューでも「1.5m以上離れると、精細さの不満は一掃される」と評価されており、ベッドサイドやデスクの上など、ある程度の視聴距離を確保できるパーソナルな環境であれば、十分に綺麗な映像として楽しむことができます。
ただし、PCモニターとして至近距離で文字を見るような使い方では、ドットの粗さが気になる可能性があります。
VAパネルのメリット・デメリット(正面は綺麗、斜めは白っぽい)
前述の通り、24V35Nは「VAパネル」を採用しています。
このパネルの最大のメリットは、正面から見たときのコントラストの高さです。
黒がしっかりと沈み込み、メリハリのある映像を楽しめるため、一人で映画などに没入したい場合に適しています。
一方で、斜めから見ると画面が白っぽく見え、色が薄くなってしまうのがデメリットです。
キッチンで作業しながら見るなど、様々な角度から視聴する可能性がある場合は、この点を考慮する必要があります。
映像エンジン「レグザエンジンHR」と「おまかせオートピクチャー」の効果
エントリーモデルながら、REGZAが培ってきた高画質化技術はしっかりと搭載されています。
映像エンジン「レグザエンジンHR」が、地デジ放送などで発生しがちなノイズを低減し、クリアな映像に補正します。
また、部屋の明るさを検知して自動で最適な画質に調整してくれる「おまかせオートピクチャー」機能も搭載。
ユーザーが細かな設定をしなくても、常に視聴環境に適した自然な画質でテレビを楽しむことができます。
REGZA 24V35Nの音質は?スピーカー性能と評価
「レグザパワーオーディオシステム」の音響は?
REGZA 24V35Nは、12W(6W+6W)のバスレフ型フルレンジスピーカーを搭載した「レグザパワーオーディオシステム」を採用しています。
スピーカーの開口部は本体下向きに配置されており、音を設置面に反射させて視聴者に届ける仕組みです。
音質は、このクラスのテレビとしては標準的なレベルと言えるでしょう。
口コミは本当?「音質は可もなく不可もない」という評価について
多くの口コミで「音質は普通」「可もなく不可もない」と評価されている通り、特筆すべき高音質というわけではありません。
薄型テレビの構造上、スピーカーに割ける容積が限られるため、特に低音の迫力には限界があります。
ニュースやバラエティ番組の音声を聴く分には全く問題ありませんが、映画や音楽ライブの臨場感を求めるには力不足を感じるでしょう。
「クリア音声」機能の効果とサウンドバーの必要性
REGZA 24V35Nには、人の声の周波数を強調して聞き取りやすくする「クリア音声」機能が搭載されています。
ドラマのセリフやニュースのアナウンスが聞き取りにくい場合に効果的です。
もし、より高いレベルの音質を求めるのであれば、素直に外付けのサウンドバーやスピーカーを導入することをおすすめします。
本機は光デジタル音声出力端子やeARC対応のHDMI端子を備えているため、簡単に音響環境をアップグレードすることが可能です。
REGZA 24V35Nのおすすめな点・便利な機能
ネット動画は快適?豊富なダイレクトボタンとレスポンス
REGZA 24V35Nの大きな魅力の一つが、充実したネット動画機能です。
リモコンにはYouTube、Netflix、Amazonプライム・ビデオ、TVerなど12個ものダイレクトボタンが配置されており、見たいサービスに一発でアクセスできます。
専門家のレビューでも「操作時のレスポンスが緩慢になったり、じれったさはほとんど気にならない」と評価されており、サクサク快適に操作できる点も強みです。
録画機能は十分?「おまかせ録画」と裏番組録画
別売りのUSBハードディスクを接続すれば、簡単に番組録画が可能です。
地上/BS・110度CSデジタルチューナーを2基搭載しているため、番組を視聴しながら、同時に裏番組を録画することもできます。
さらに、好きなタレント名やジャンルを登録しておけば関連番組を自動で録画してくれる「おまかせ録画」や、録画番組の見たいシーンをリストから探せる「シーンリスト」など、REGZAならではの便利な録画・再生機能が充実しています。
ゲームはできる?「瞬速ゲームモード」の実力
ゲームをプレイするユーザーのために「瞬速ゲームモード」を搭載しています。
映像処理による遅延時間を約18.33msecに短縮し、アクションゲームや格闘ゲームなど、ボタン操作のタイミングが重要なゲームも快適に楽しむことができます。
また、ゲーム機を接続すると自動で最適な映像モードに切り替わる「オートゲームアジャスト」機能にも対応しており、手軽にゲームに適した環境を整えることが可能です。
スマホ画面を映せるミラーリング機能
Apple AirPlay 2やスクリーンミラーリングに対応しているため、iPhoneやAndroidスマートフォンの画面をワイヤレスでテレビに映し出すことができます。
スマホで撮影した写真や動画を家族みんなで大画面で楽しんだり、スマホのゲームをテレビでプレイしたりと、様々な使い方が可能です。
購入前に知りたいREGZA 24V35Nの注意点
HDMI端子は2つだけ!接続したい機器は足りるか
REGZA 24V35NのHDMI端子は2つのみです。
例えば、ブルーレイレコーダーと家庭用ゲーム機(PlayStationやNintendo Switchなど)を接続すると、すべての端子が埋まってしまいます。
これ以上にPCや他の機器を接続したい場合は、その都度ケーブルを抜き差しするか、別途HDMIセレクターを用意する必要があります。
購入前に、自分が接続したい機器の数を必ず確認しておきましょう。
リモコンに音声認識マイクは非搭載
上位モデルのリモコンには搭載されていることが多い音声認識マイクですが、REGZA 24V35Nの付属リモコンには搭載されていません。
そのため、リモコンに話しかけて番組を検索するような音声操作はできません。
検索はすべてリモコンのボタンで行う必要があります。
アンテナケーブルは付属していない
基本的なことですが、テレビ本体にアンテナケーブルは付属していません。
壁のアンテナ端子とテレビを接続するためのケーブルが別途必要になりますので、持っていない場合はテレビ本体と合わせて購入するのを忘れないようにしましょう。
REGZA 24V35Nの価格は?最安値とコストパフォーマンス
最新の価格情報と販売店の比較
REGZA 24V35Nの価格は、販売店によって変動しますが、2025年7月時点での実売価格は、おおむね2万円台後半から3万円台前半で推移しています。
国内大手ブランドの24インチ液晶テレビとしては、非常に手頃な価格設定と言えます。
購入を検討する際は、Amazonや楽天市場、Yahoo!ショッピングなどのECサイトや、価格.comで最新の最安値情報を確認することをおすすめします。
この価格でこの性能はお得?コスパに関する評価
総合的に見て、REGZA 24V35Nのコストパフォーマンスは極めて高いと言えるでしょう。
画質や音質、拡張性については価格相応の部分もありますが、それを補って余りあるネット動画機能の充実度と、REGZAならではの便利な録画・再生機能を備えています。
「個室で使うテレビに多くは求めないが、ネット動画は快適に見たい」というニーズに対して、まさに最適な一台であり、価格以上の満足感を得られる可能性が高いモデルです。
REGZA 24V35Nのスペック詳細一覧
画面サイズ・寸法・質量
項目 | スペック |
---|---|
パネルサイズ | 24V型 |
パネル方式 | 液晶パネル (VA方式) |
画素数 | 1,366×768 (HD) |
外形寸法(スタンド含む) | 幅 55.3cm × 高さ 36.1cm × 奥行 18.6cm |
質量(スタンド含む) | 3.0kg |
チューナー数・録画機能
項目 | スペック |
---|---|
地上デジタル | 2チューナー |
BS・110度CSデジタル | 2チューナー |
USBハードディスク録画 | 対応(裏番組録画対応) |
おまかせ録画 | 対応 |
搭載端子(HDMI・USB等)
項目 | スペック |
---|---|
HDMI入力端子 | 2 (eARC/ARC、ALLM対応) |
USB端子 | 2 (通常録画専用×1 / AV周辺機器専用×1) |
光デジタル音声出力 | 1 |
LAN端子 | 1 |
イヤホン端子 | 1 |
年間消費電力量と省エネ性能
項目 | スペック |
---|---|
定格消費電力 | 52W |
年間消費電力量 | 38kWh/年 |
省エネ基準達成率(2026年度) | 94% |
まとめ:REGZA 24V35N レビュー解説
- REGZA 24V35Nはコストパフォーマンスに優れた24インチ液晶テレビである
- 寝室や書斎など、個室で使うパーソナルテレビとして最適
- 豊富なネット動画サービスに対応し、リモコン操作も快適
- 画質はHD解像度だが、視聴距離が確保できれば十分綺麗に見える
- VAパネル採用のため、正面からのコントラストは高いが視野角は狭い
- 音質は標準的で、高音質を求めるなら外部スピーカーの追加を推奨
- 外付けHDDによる裏番組録画や「おまかせ録画」など便利な機能を搭載
- HDMI端子が2つと少ないため、接続する機器の数には注意が必要
- 3万円前後という手頃な価格で、国内ブランドの安心感が得られる
- サイズ違いの32V型は視野角の広いADSパネル、40V型は高精細なフルHDパネルを採用