最近、スマートフォンの価格高騰に頭を悩ませてはいませんか。
ハイスペックな機能は欲しいけれど、10万円を超える出費は厳しいと感じる方も多いはずです。
そこで今、ガジェット好きの間で熱い注目を集めているのが、ソフトバンクから発売された「motorola edge 50s pro」です。
市場価格で2〜3万円台という驚きの安さでありながら、光学望遠レンズや超急速充電など、ハイエンド機顔負けの機能を搭載しています。
しかし、「安すぎて逆に怪しい」「実際の使い心地はどうなの?」といった不安も拭えないのではないでしょうか。
この記事では、motorola edge 50s proの実機性能を徹底的に検証し、スペック表の数値だけでは見えてこないリアルな使用感をレビューします。
メリットだけでなく、購入前に知っておくべき明確なデメリットについても包み隠さずお伝えします。
あなたにとって、この端末が本当に「買い」の選択肢なのかが明確になるでしょう。
結論:motorola edge 50s proは2〜3万円台なら間違いなく「買い」のスマホ
最初に結論を申し上げますと、現在の市場価格である2〜3万円台で購入できるのであれば、motorola edge 50s proは圧倒的におすすめできるスマートフォンです。
性能、カメラ、デザインのバランスが高次元でまとまっており、同価格帯のライバル機を大きく突き放しています。
【総評】ハイエンド級の機能をミドルレンジ価格で実現した「バグ」端末
この端末を一言で表すなら「価格設定を間違えたハイエンド体験機」といえます。
通常、この価格帯のミドルレンジスマホでは、カメラの望遠レンズや急速充電機能、筐体の質感などがコストカットの対象になりがちです。
しかし、motorola edge 50s proはそれらの妥協を一切感じさせません。
特に「光学3倍ズームカメラ」と「125W急速充電」の搭載は、このクラスでは異例中の異例です。
SoC(処理性能)こそ最上位ではありませんが、普段使いには十分すぎるパフォーマンスを持っており、極めてコストパフォーマンスの高い一台に仕上がっています。
motorola edge 50s proを買うべき人・やめておくべき人
この端末の特徴を踏まえると、おすすめできる人とそうでない人は以下のように分けられます。
【買うべき人】
- できるだけ安く、高性能なカメラ(特にズーム機能)を使いたい人。
- 充電時間を劇的に短縮したい人。
- 人とは違うおしゃれなデザインのスマホを持ちたい人。
- 重い3Dゲームを最高画質でプレイすることにこだわらない人。
【やめておくべき人】
- 原神などの重量級ゲームを最高設定でガッツリ遊びたいゲーマー。
- 画面保護フィルム選びに悩みたくない人(エッジディスプレイのため)。
- microSDカードや有線イヤホンを変換なしで使いたい人。
- 片手操作のしやすさを最優先する人。
motorola edge 50s proのスペックとベンチマーク(AnTuTu)検証
まずは、スマートフォンの基本性能を客観的なデータに基づいて検証していきます。
心臓部にはQualcomm製の「Snapdragon 7 Gen 3」が搭載されています。
主要スペック一覧表(Snapdragon 7 Gen 3搭載)
motorola edge 50s proの主な仕様は以下の通りです。
| 項目 | 仕様 |
| SoC | Snapdragon 7 Gen 3 |
| メモリ (RAM) | 8GB |
| ストレージ (ROM) | 256GB |
| ディスプレイ | 6.7インチ pOLED (有機EL) |
| リフレッシュレート | 最大144Hz |
| バッテリー | 4,500mAh |
| 充電 | 最大125W急速充電 / ワイヤレス充電対応 |
| 防水防塵 | IP68 |
| おサイフケータイ | 対応 (FeliCa) |
| 生体認証 | 指紋認証 (画面内) / 顔認証 |
SIMフリー版(motorola edge 50 pro)と比較すると、メモリが12GBから8GBに変更されていますが、日常的な使用において大きな差を感じることは少ないでしょう。
AnTuTuスコアは約80万〜83万点!日常使いには十分すぎる性能
スマホの処理能力を測る指標として有名な「AnTuTu Benchmark」での計測結果は、およそ80万点から83万点前後を記録します。
これは、一昔前のハイエンドモデルに匹敵するスコアです。
Webブラウジング、SNSの閲覧、動画視聴、地図アプリの操作といった日常的なタスクにおいて、動作のもたつきを感じることはまずありません。
アプリの起動もスムーズで、非常に快適な操作感を提供してくれます。
ゲーム性能検証:原神や学マスは快適に動くのか?
ゲーマーにとって気になるゲーム性能ですが、結論としては「設定次第で快適に遊べる」レベルです。
負荷の高い人気ゲーム「原神」の場合、画質設定を「中」程度に抑えれば、カクつきも少なくスムーズにプレイ可能です。
一方で、最高画質設定かつ60fpsで長時間プレイしようとすると、端末の発熱に伴ってフレームレートが低下する場面が見られます。
「学園アイドルマスター(学マス)」などの最新ゲームに関しても同様で、最高設定にこだわらなければ十分に楽しむことができます。
発熱は気になる?ベンチマーク時とゲームプレイ時の温度変化
高負荷時の発熱についてですが、Snapdragon 7 Gen 3は比較的電力効率の良いチップであるため、日常使いで熱くなることは稀です。
ただし、ベンチマークテストの連続実行や、重いゲームを長時間プレイしている最中は、カメラ付近を中心に筐体が温かくなります。
それでも、持っていられないほど高温になることは少なく、放熱性能は一定の水準に達しているといえます。
カメラ性能レビュー:この価格で「光学3倍望遠」は反則級
motorola edge 50s pro最大の売りといっても過言ではないのが、そのカメラ性能です。
特に望遠レンズの搭載は、同価格帯のライバル機に対する強力なアドバンテージとなっています。
メインカメラ(5000万画素)の作例と色味(AI補正の効果)
メインカメラには5000万画素のセンサーが採用されています。
撮影された写真は、モトローラ独自のAI処理によって、鮮やかで見栄えの良い色味に仕上げられる傾向があります。
「Pantone」との提携により、肌の色味などが自然かつ美しく表現されるようチューニングされている点も特徴です。
SNS映えする写真を、難しい設定なしでシャッターを押すだけで撮影できるのは大きな魅力です。
光学3倍ズームと最大30倍デジタルズームの実力
この機種の真骨頂は、1000万画素の望遠レンズによる「光学3倍ズーム」です。
画質劣化のない光学ズームにより、少し離れた被写体やポートレート撮影において、解像感の高いクリアな写真を撮ることができます。
デジタルズームは最大30倍まで対応しており、10倍程度までであれば実用的な画質を維持しています。
2〜3万円台のスマホで、これほど実用的な望遠撮影ができる機種は他にほとんどありません。
超広角カメラとマクロ撮影の使い勝手
1300万画素の超広角カメラは、広大な風景や狭い室内での撮影に重宝します。
また、この超広角カメラはマクロ撮影機能も兼ねており、被写体にかなり寄って撮影することが可能です。
花や小物、書類の文字などを拡大して撮りたい場合にも、専用のマクロレンズを用意する必要がなく便利です。
夜景モード(ナイトビジョン)は明るく撮れるか?
夜景撮影機能「ナイトビジョン」も優秀です。
暗い場所でもノイズを抑えつつ、明るくくっきりとした写真を撮影できます。
手ブレ補正が効いているため、手持ち撮影でも失敗しにくく、街明かりやイルミネーションを美しく記録できます。
ただし、極端に暗い場所ではハイエンド機ほどの解像感は出ない場合もありますが、価格を考えれば十分以上の性能です。
動画撮影の手ブレ補正と画質についての評価
動画撮影においては、強力な手ブレ補正機能が役立ちます。
歩きながらの撮影でも不快な揺れをかなり軽減してくれるため、Vlogのような用途にも活用できます。
ただし、4K撮影時などは手ブレ補正の効果やフレームレートに制限がかかる場合があるため、滑らかさを重視するならフルHD設定での撮影がおすすめです。
バッテリー持ちと125W「神ジューデン」の実力検証
どれほど性能が良くても、バッテリーが持たなければ意味がありません。
ここでは、バッテリー持ちと、驚異的な充電速度について検証します。
バッテリー容量4500mAhは少ない?実際の電池持ちテスト結果
バッテリー容量は4500mAhと、最近の5000mAh搭載機に比べると数値上はやや控えめです。
しかし、Snapdragon 7 Gen 3の省電力性能のおかげで、実際の電池持ちは悪くありません。
朝から晩まで、SNSやブラウジング、動画視聴などを普通に使っても、夜までバッテリーが残っていることが多いです。
ただし、ゲームを長時間プレイする場合や、画面の輝度を高く設定している場合は、減りが早く感じることもあるでしょう。
付属充電器で19分満充電は本当か?125W充電の速度検証
もしバッテリーが減ってしまっても、この機種には「125W TurboPower」という切り札があります。
ソフトバンク版のmotorola edge 50s proにも、この125W対応の急速充電器が同梱されています。
公式スペックでは「最短19分で1%から100%まで充電可能」とされており、実際に試してもその速さは圧倒的です。
朝の支度をしているわずかな時間や、出かける直前の数分間充電するだけで、1日使えるだけの電力を確保できてしまいます。
この充電速度を一度体験すると、他のスマホには戻れないほどの快適さです。
ワイヤレス充電対応の利便性と充電速度
さらに、この価格帯では珍しくワイヤレス充電(Qi)にも対応しています。
最大15Wでの充電が可能で、ケーブルを繋ぐ手間なく置くだけで充電できるのは非常に便利です。
デスクワーク中や就寝時など、急いで充電する必要がない場面では、ワイヤレス充電が活躍します。
デザインとディスプレイ:賛否両論の「エッジスクリーン」
外観の美しさはmotorola edge 50s proの大きな特徴ですが、ディスプレイ形状には好みが分かれるポイントもあります。
高級感あるヴィーガンレザーの質感とカラーバリエーション
背面にはヴィーガンレザー(人工皮革)素材が採用されており、しっとりとした手触りで滑りにくく、指紋も目立ちません。
ガラスやプラスチックの筐体とは一線を画す高級感があり、所有欲を満たしてくれます。
カラーバリエーションは「ブラックビューティー」「リュクスラベンダー」「バニラクリーム」の3色展開です。
144Hzリフレッシュレートのヌルヌル感と画面の明るさ
ディスプレイは6.7インチのpOLED(有機EL)で、最大144Hzのリフレッシュレートに対応しています。
一般的なスマホの60Hzや90Hzと比べると、画面のスクロールやアニメーションが驚くほど滑らかです。
また、画面輝度も高く、屋外の直射日光下でも視認性は良好です。
動画視聴においても、鮮やかな発色と深い黒の表現により、没入感のある映像体験が楽しめます。
エッジディスプレイは誤操作しやすい?フィルム選びの難しさ
ディスプレイの左右が湾曲した「エッジディスプレイ」を採用しています。
これにより、ベゼル(枠)が極限まで細く見え、手に持ったときの横幅がスリムに感じるというメリットがあります。
一方で、画面の端を誤ってタップしてしまう誤操作が起きやすいというデメリットもあります。
また、画面の端まで覆う保護フィルムの選択肢が少なく、ガラスフィルムなどは浮きやすいため、フィルム選びには注意が必要です。
買う前に絶対知っておくべき5つの注意点・デメリット
コスパ最強のmotorola edge 50s proですが、完璧なスマホというわけではありません。
購入後に後悔しないよう、あらかじめ知っておくべき注意点を5つ挙げます。
エッジディスプレイに合う保護フィルムとケースが少ない
前述の通り、エッジディスプレイに対応した保護フィルムの種類が限られています。
平面のみを保護するガラスフィルムでは画面端が守れず、全面保護のフィルムは貼る難易度が高いTPU素材のものが多いです。
また、ケースによってはフィルムの端に干渉して剥がれてしまうこともあるため、アクセサリー選びには慎重になる必要があります。
microSDカード非対応とイヤホンジャックなしの制限
ストレージ容量を拡張するためのmicroSDカードスロットは搭載されていません。
内蔵ストレージは256GBと十分な容量がありますが、大量の写真や動画を保存したい方はクラウドストレージなどを活用する必要があります。
また、3.5mmイヤホンジャックも非搭載のため、有線イヤホンを使う場合はUSB Type-C変換アダプタが必要です。
カメラのシャッター音が大きくて消せない仕様
日本国内版の仕様として、カメラのシャッター音を消すことができません。
motorola edge 50s proのシャッター音は比較的大きめで、「カシャッ」という音がかなり響きます。
静かなレストランや美術館などで撮影する際には、周囲への配慮が必要になる場面もあるかもしれません。
スピーカーの音質バランスとモノラル・ステレオの評価
スピーカーはステレオ対応ですが、下部のスピーカーと上部の受話口スピーカーの出力バランスに偏りがあります。
横持ちで動画やゲームを楽しむ際、音の広がりや低音の迫力が、ハイエンド機に比べるとやや物足りなく感じるかもしれません。
とはいえ、価格帯を考えれば決して悪い音質ではなく、こだわりがなければ十分実用的なレベルです。
ソフトバンク版特有のプリインストールアプリ(消し方)
ソフトバンク版であるため、Yahoo!関連やPayPay、キャリア独自のアプリが大量にプリインストールされています。
これらはセットアップ直後のホーム画面を埋め尽くしており、不要な方にとっては邪魔に感じるでしょう。
多くのアプリはアンインストールや無効化が可能なので、購入後は最初にアプリの整理を行うことをおすすめします。
ソフトバンク版「50s」とSIMフリー版「50」の違いは?
市場には、ソフトバンク版の「edge 50s pro」と、メーカー直販のSIMフリー版「edge 50 pro」が存在します。
名前は似ていますが、中身には明確な違いがあります。
メモリ(RAM)が8GBか12GBかの違いと動作への影響
最大の違いはメモリ(RAM)の容量です。
- ソフトバンク版 (50s): 8GB
- SIMフリー版 (50): 12GB
数字上はSIMフリー版の方が高性能ですが、一般的な用途であれば8GBでも全く問題ありません。
複数の重いアプリを同時に起動し続けるような使い方をしない限り、体感速度に大きな差は出ないでしょう。
カラーバリエーションの違い(バニラクリームはSB限定)
カラーラインナップにも違いがあります。
特に「バニラクリーム」という白系のカラーは、ソフトバンク版(50s)限定の色です。
この上品なホワイトカラーが欲しい場合は、必然的にソフトバンク版を選ぶことになります。
価格差を考えれば「50s」のコスパが圧倒的
SIMフリー版の定価は約8万円ですが、ソフトバンク版は各種割引や市場流通価格により、2〜3万円台で手に入ります。
メモリが4GB少ないという点を除けば、カメラやSoC、充電機能などは全く同じです。
半額以下で購入できることを考えると、コストパフォーマンスにおいてはソフトバンク版「50s」が圧倒的に優れています。
motorola edge 50s proの評判・口コミまとめ
実際に購入したユーザーからはどのような声が上がっているのか、ネット上の評判をまとめました。
良い口コミ:コスパ、充電速度、デザインへの高評価
- 「この値段で望遠レンズが付いているのは凄すぎる。写真が綺麗。」
- 「充電が爆速で、朝の準備中に満充電になるのが便利すぎる。」
- 「ヴィーガンレザーの手触りが良く、裸で持ちたくなるデザイン。」
- 「画面が綺麗でスクロールもヌルヌル。2万円台とは思えない。」
やはり、価格に対する性能の高さと、充電速度、デザインに満足しているユーザーが多いようです。
悪い口コミ:バッテリー持ちの不安、エッジの操作性への不満
- 「エッジディスプレイの端を誤タップしてしまうことがある。」
- 「合うフィルムが見つからず、貼るのに苦労した。」
- 「シャッター音がデカすぎて恥ずかしい。」
- 「ゲームをすると少し熱くなりやすい。」
エッジディスプレイ特有の操作性やフィルム選びの悩み、シャッター音の大きさに対する不満が散見されました。
motorola edge 50s proの価格・最安値で購入する方法
最後に、この端末をお得に手に入れるための情報をお伝えします。
現在の市場価格相場(新品・未使用品・中古)
2025年12月現在、フリマアプリや中古スマホ販売店での相場は以下の通りです。
- 新品・未使用品: 30,000円 〜 35,000円前後
- 中古美品: 25,000円 〜 29,000円前後
定価は約8.5万円ですが、市場では非常に安価に流通しています。
ソフトバンク認定中古品や白ロム購入時の注意点
購入する際は、「ネットワーク利用制限」が「〇(完済済み)」になっているかを確認しましょう。
また、ソフトバンク版であってもSIMロックはかかっていないため、ドコモ、au、楽天モバイルなどの他社SIMカードでも問題なく使用可能です。
対応バンド(周波数)も充実しており、どのキャリアでも電波を掴みやすい仕様になっています。
まとめ:投げ売り価格のうちに手に入れるのが正解
motorola edge 50s proは、市場価格が下がっている今が最大の買い時です。
在庫がなくなれば相場が上がる可能性もあるため、気になっている方は早めの確保をおすすめします。
まとめ:motorola edge 50s pro レビューの総括
motorola edge 50s proは、2〜3万円台という価格帯において、他を寄せ付けない圧倒的な完成度を誇るスマートフォンです。
エッジディスプレイなどの癖はありますが、それを補って余りある魅力が詰まっています。
特にカメラ性能と充電速度を重視するコスパ派の方にとっては、これ以上ない選択肢となるでしょう。
- 市場価格2〜3万円台で購入可能な驚異のハイコスパスマホ
- Snapdragon 7 Gen 3搭載でAnTuTuスコア約80万点の実力
- 光学3倍ズーム搭載で遠くの被写体もクリアに撮影可能
- 最大125Wの急速充電に対応し最短19分で満充電を実現
- 144Hzのリフレッシュレートで画面スクロールが滑らか
- 高級感のあるヴィーガンレザー背面で指紋が目立たない
- IP68防水防塵とおサイフケータイに対応し日常使いに最適
- エッジディスプレイのため保護フィルム選びには注意が必要
- microSDカードとイヤホンジャックは非搭載である
- ソフトバンク版はメモリ8GBだが実用上の問題は少ない
