「ゲームも音楽も、一つのイヤホンで高音質に楽しみたい」「PCだけでなくPS5やSwitchでも同じ環境でプレイしたい」そんな悩みを抱えていませんか?
Moondrop Raysは、まさにそんなニーズに応えるために開発された、USB-C接続のゲーミングイヤホンです。
オーディオファンから高い評価を得るMoondrop(水月雨)が初めて手掛けたゲーミングモデルとして、その音質や特徴、そして独自のDSPチューニング機能に大きな注目が集まっています。
しかし、「本当にゲームで使えるの?」「音楽鑑賞には向いている?」といった疑問や、「DSPって何がすごいの?」という声も少なくありません。
この記事では、Moondrop Raysのスペックや音質、ゲーミング性能、そして本機の核となるDSP機能の使い方まで、様々なレビュー情報を基に徹底的に解説します。
最後まで読めば、Moondrop Raysがあなたにとって最適なイヤホンなのか、その全ての答えがわかります。
Moondrop Raysとは?ゲームも音楽も楽しむための結論から解説
結論:Moondrop Raysはどんな人におすすめのイヤホン?
Moondrop Raysは、「PC、PS5、Switchなど複数のデバイスを使い、手軽に自分好みの高音質環境を構築したい」と考えている方に最もおすすめできるイヤホンです。
一度設定すれば、どの機器に接続しても同じサウンドプロファイルが適用されるDSP機能は、特に家庭用ゲーム機(CS機)ユーザーにとって大きなメリットとなります。
また、オーディオ初心者の方が「少し良い音」を手軽に体験し、将来的にはリケーブルによるステップアップも視野に入れる、といった使い方にも最適です。
Moondrop Raysの評価まとめ|良い点・気になる点を一覧で確認
Moondrop Raysの全体的な評価を、メリット・デメリットがひと目でわかるようにまとめました。
購入を検討する際の参考にしてください。
| 評価項目 | メリット(良い点) | デメリット(気になる点) |
|---|---|---|
| 音質 | 1万円クラスとして高水準なバランスの良いサウンド | デフォルト状態ではFPSの足音が聞こえにくい場合がある |
| ゲーミング性能 | DSPによるゲーム別チューニングが可能、定位感も良好 | ごく僅かなホワイトノイズがあり、ASMRなどには不向き |
| 機能性 | PC/CS機を問わず設定を保存できるDSP機能が非常に便利 | サイドトーン(自分の声のモニタリング)機能がない |
| デザイン・装着感 | 装着感が良く疲れにくい、タッチノイズが少ない | カラーリングの好みが分かれる、指紋が目立ちやすい |
| マイク | AIノイズキャンセリングで環境音をカット | 音声がこもり気味に聞こえる、マイク音量が小さい |
| その他 | Webツールの完成度が高い、リケーブルで拡張性あり | 接続するUSBポートで音が変わる不安定さの報告あり |
人気モデル「Final VR3000」や兄弟機「MAY」との違いは?
人気ゲーミングイヤホン「Final VR3000」と比較すると、Moondrop Raysは低音の量感や音全体の迫力、解像度で優位に立っています。
VR3000はスッキリとした聴きやすいサウンドですが、Raysの音を聴いた後では物足りなさを感じる可能性があります。
また、同じ1DD+1Planar構成を持つ兄弟機「Moondrop MAY」との主な違いは、チューニングとデザインです。
MAYがリスニング寄りのV字サウンドなのに対し、Raysはよりフラットでゲーム内の音を聞き取りやすくするためのニュートラルなチューニングが施されています。
Moondrop Raysの主な特徴とスペックを解説
特徴①:ゲームと音楽を両立する1DD+1Planarハイブリッド構成
Moondrop Raysは、1基のダイナミックドライバー(DD)と1基の平面駆動ドライバーを組み合わせたハイブリッド構成を採用しています。
これにより、ダイナミックドライバーが得意とする迫力のある低音域と、平面駆動ドライバーが得意とする繊細で解像度の高い中高音域を両立。
ゲームの臨場感から音楽の細やかな表現まで、幅広いコンテンツを高いレベルで再生する能力を持っています。
特徴②:PC・PS5・Switchで同じ音を再現するDSP内蔵USB-Cケーブル
本機の最大の特徴は、USB-Cケーブルに内蔵されたDSP(デジタルシグナルプロセッサー)チップです。
このチップにイコライザーなどの音質設定を直接保存できるため、一度PCやスマホで設定を行えば、PS5やNintendo Switchなど他のデバイスに接続しても、全く同じ音質で楽しむことができます。
デバイスごとに設定を変える手間が不要な、革新的な機能です。
特徴③:クリアな通話を実現するAIノイズキャンセリングマイク
ケーブルにはAIノイズキャンセリング機能を搭載したマイクが備わっています。
周囲の環境音や雑音を効果的に抑制し、自分の声だけをクリアに相手へ届けることが可能です。
これにより、ボイスチャットが重要なオンラインゲームや、急なオンライン会議でも快適なコミュニケーションが実現します。
Moondrop Raysのスペック(仕様)一覧表
Moondrop Raysの公式スペックを以下の表にまとめました。
| 項目 | スペック |
|---|---|
| ドライバー構成 | 10mmダイナミックドライバー + 6mm環状平面駆動ドライバー |
| インピーダンス | 30Ω±15% (@1kHz) |
| 音圧感度 | 120dB/Vrms (@1kHz) |
| 再生周波数帯域 | 20Hz – 20kHz |
| THD (全高調波歪) | ≦0.05% (@1kHz) |
| 接続端子 | USB Type-C |
| ケーブルコネクタ | 0.78mm 2Pin |
| マイク | AIノイズキャンセリングマイク搭載 |
| 価格 | 12,870円(税込) ※2025年8月時点 |
Moondrop Raysの音質を徹底レビュー|音楽鑑賞には使える?
デフォルトの音質は?ニュートラルで聴きやすいMoondropサウンド
Moondrop Raysは、イコライザーを適用しないデフォルトの状態でも、音楽鑑賞に十分耐えうる質の高いサウンドを持っています。
全体の傾向としては、特定の音域を過度に強調しないニュートラルなバランスで、若干ドンシャリ(低音と高音が強め)寄りのチューニングです。
これはMoondropが基準とする「VDSF Target Response」に準拠したもので、同社の「KATO」など、従来のモデルを知るファンには馴染み深い音作りと言えるでしょう。
【高音域の評価】刺さらず伸びやか、平面ドライバーによる空気感
高音域は、耳に刺さるような刺激的な音が巧みにコントロールされており、非常に聴きやすくまとめられています。
超高域を担当する6mmの平面駆動ドライバーが、シンバルなどの金属音を明瞭に鳴らしつつ、音の伸びやかさや空気感を自然に表現。
解像度や分離感は価格相応ですが、滑らかで聴き疲れしにくい丁寧な高音が特徴です。
【中音域の評価】癖がなくフラット、ボーカルやセリフが聞き取りやすい
中音域はほぼフラットで癖がなく、ボーカルやキャラクターのセリフが非常にクリアに聞こえます。
特定の音が前に出すぎたり、逆に引っ込んだりすることがないため、原音に忠実なサウンドを楽しめる反面、人によっては少し淡白な印象を受けるかもしれません。
音場は左右に広く、窮屈さを感じさせない自然な空間表現力を持っています。
【低音域の評価】タイトで滑らか、ゲームを意識した絶妙な調整
低音域は、ニュートラルで直線的ながら、タイトさと滑らかさを両立した印象です。
爆発音など強いアタック音はやや柔らかめに描写され、長時間のゲームプレイでも耳が疲れにくいよう配慮されています。
スピード感は速く、音数が多くても混濁しないクリーンな描写力がありますが、重低音の量感を求める方には少し物足りなく感じる可能性もあります。
リケーブルで音質は変わる?ホワイトノイズは消えるのか
Moondrop Raysはリケーブル(ケーブル交換)に対応しており、ケーブルを変更することで音質の変化を楽しめます。
特に、一部のユーザーから報告されているごく僅かな「ホワイトノイズ」は、付属のDSPケーブルから他のケーブルに交換することで解消されることが確認されています。
ただし、リケーブルすると本機最大の特徴であるDSP機能が使えなくなるため、どちらを優先するかはユーザー次第となります。
ゲーミングイヤホンとしての性能を検証
FPSでの定位感は?足音や銃声は正確に聞こえるか
FPSゲームにおける定位感(音の方向や距離感)は、価格を考慮するとかなり正確です。
ただし、デフォルトのチューニングのままだと、低音域が少し響いてしまい、敵の細かい足音などがマスキングされてしまう傾向があります。
そのため、FPSで本格的に使用する場合は、後述するDSPツールで低音域を少し抑える調整が必須と言えるでしょう。
適切に調整すれば、音の方向や移動をしっかりと追うことができ、快適なプレイが可能です。
PS5やNintendo Switchでの使用感と接続方法
PS5やNintendo Switchでは、本体のUSBポート(Type-Cまたは付属の変換ケーブルでType-A)に接続するだけで簡単に使用できます。
PCやスマホで設定したEQプロファイルがケーブルに保存されているため、接続するだけで自分好みの音質でプレイを開始できるのが最大の強みです。
特に、本体側で詳細なEQ調整が難しいCS機において、この機能は非常に大きなアドバンテージとなります。
ゲーム用EQプリセットの効果は?正直な感想
専用ツールには「FPS1」「FPS2」「Rhythm Game」「3A Game」といったゲーム向けのプリセットが用意されています。
しかし、これらの公式プリセットは効果が分かりにくく、正直なところ「使い物にならない」と感じるユーザーが多いようです。
むしろ、後述するユーザーコミュニティで公開されているプリセットを試したり、それをベースに自分で調整したりする方が、より効果的なサウンドを得られるでしょう。
Moondrop Raysの真価「DSPチューニング」の使い方
PC/Macでの設定方法|Webオンラインツールの使い方を解説
PCやMacでは、専用のWebサイト「MOONDROP Online Equalizer Tool」にChromeまたはEdgeブラウザでアクセスし、Raysを接続することでチューニングが可能です。
アプリをインストールする必要がなく、大画面で視覚的に波形を見ながら直感的な調整ができます。
ユーザーが作成したプリセットの適用や、自分だけのカスタム設定の作成・保存も簡単に行えます。
設定は自動的にケーブル側のDSPチップに書き込まれ、即座に反映されます。
スマホでの設定方法|専用アプリ「Moondrop Link」で何ができる?
Androidスマートフォンでは、専用アプリ「Moondrop Link 2.0」を使ってWebツールとほぼ同様の機能を利用できます。
プリセットの適用やパラメトリックイコライザー(PEQ)による詳細なカスタム調整が可能です。
ただし、iOS(iPhone)版アプリはOSの制限により設定の書き込みができないため、Raysには対応していません。
iPhoneユーザーはPCのWebツールで設定を行う必要があります。
おすすめのEQ設定は?ユーザー投稿プリセットも活用しよう
公式のゲームプリセットよりも、ユーザーコミュニティで共有されているプリセットの方が実践的で評価が高い傾向にあります。
特に、同社の人気モデル「Blessing 3」のサウンドを再現したプリセットは、音楽鑑賞用として多くのユーザーに好まれています。
まずは人気のプリセットをいくつか試し、自分の好みに合うものを見つけてから、それをベースに微調整していくのがおすすめです。
外観デザインと装着感を実機写真でチェック
パッケージと付属品一覧|延長ケーブルやケースは付いてくる?
パッケージには、Moondropらしいイラストが描かれており、ブランドの世界観が表現されています。
付属品は、イヤホン本体、マイク付きUSB-C DSPケーブル、イヤーピース(S/M/L)、1.5mのUSB-C to A 延長ケーブル、レザー調の専用ケース、説明書などが同梱されており、非常に充実しています。
延長ケーブルが付属するため、デスクトップPCの背面ポートからも余裕を持って接続可能です。
本体デザインとカラーリング|質感と指紋の付きやすさ
本体は、光の角度で色合いが変わる玉虫色のようなフェイスプレートと、深緑の半透明な樹脂シェルで構成されています。
この独特なカラーリングは好みが分かれるかもしれません。
フェイスプレートは鏡面仕上げで高級感がありますが、指紋が目立ちやすいというデメリットもあります。
装着感と遮音性は?長時間の使用でも快適か
本体は3Dプリント技術を用いて製造されており、多くの人の耳にフィットしやすい形状をしています。
軽量で耳への収まりも良く、長時間のゲームプレイや音楽鑑賞でも疲れにくい快適な装着感を実現。
イヤーピースを適切に選べば、遮音性も十分に確保でき、ゲームへの没入感を高めてくれます。
ケーブルの取り回しとタッチノイズについての評価
付属のケーブルはしなやかで巻き癖がつきにくく、非常に取り回しが良いと評判です。
本体からストンと下に落ちるため、衣服と擦れて発生するタッチノイズもほとんど気になりません。
集中力が求められるゲームシーンにおいて、ケーブルが邪魔にならない点は高く評価できるポイントです。
マイク音質の性能は?ボイスチャット(VC)で使えるか
実際の音声を比較|他のマイクとの違いは?
Moondrop Raysのマイク音質は、友人とのボイスチャットなど、最低限のコミュニケーションには十分なレベルです。
ただし、音声が少しこもって聞こえる傾向があり、クリアさには欠けるという評価が多く見られます。
また、マイクの入力音量が非常に小さいため、ソフトウェア側でゲインを上げる調整が必要になる場合があります。
AIノイズキャンセリングの効果と注意点
AIノイズキャンセリング機能は非常に強力で、キーボードの打鍵音や周囲の環境音をほぼ完璧にカットします。
その反面、ノイズと一緒に声の高音域成分も少し削られてしまうため、結果として音声がこもった印象になるようです。
クリアな音質を求める配信や実況での使用には向きませんが、騒がしい環境でボイスチャットをする際には有効な機能です。
Moondrop Raysの良い評判・悪い口コミを徹底分析
【良い評判・口コミ】DSP機能と音質のバランスが高評価
良い評判として最も多く挙げられるのは、やはり「DSP機能の利便性」です。
PC、PS5、Switchなど、ハードを問わず自分好みの音質を手軽に実現できる点を高く評価する声が多数見られました。
また、1万円クラスのイヤホンとして「デフォルトの音質が良い」「ゲームも音楽もこなせる万能サウンド」といった、基本的な音響性能に対する満足度も高いです。
【悪い評判・口コミ】ホワイトノイズやデザイン、アプリの安定性が気になる?
悪い口コミとしては、「ごく僅かなホワイトノイズが気になる」という点が挙げられます。
特に静かな環境やASMRコンテンツの視聴時に気になるという意見がありました。
また、「独特なカラーリングが好みではない」「スマホアプリ(ベータ版)が不安定で、切り替え時に破裂音がする」といったデザインやソフトウェアに関する指摘も見受けられます。
購入前に知っておきたい4つの注意点
注意点①:ごく僅かなホワイトノイズの存在について
前述の通り、Moondrop Raysにはごく僅かなホワイトノイズが存在するという報告があります。
音楽鑑賞やゲームプレイ中はほとんど気になりませんが、無音時や静かなコンテンツを聴く際に、神経質な方だと気になる可能性があります。
これは付属のDSPケーブルに起因するものと考えられています。
注意点②:DSPケーブルは接続先で音が変わる可能性
DSPケーブルは、接続するUSBポートの品質やノイズ環境によって、音質が劣化したり、逆に良くなったりと、音が変化する可能性があると指摘されています。
もし音が悪いと感じた場合は、PCの別のUSBポートに接続したり、USBハブを介して接続したりすることで改善する場合があります。
注意点③:サイドトーン(自分の声のモニタリング)機能はない
Moondrop Raysには、自分の話した声がイヤホンから聞こえる「サイドトーン(マイクモニタリング)」機能がありません。
そのため、遮音性の高いカナル型イヤホンをしたまま話すと、自分の声がこもって聞こえ、発声しにくいと感じる可能性があります。
ゲーム実況や長時間のボイスチャットを主に行う方は注意が必要です。
注意点④:ASMRコンテンツとの相性は良いか?
結論から言うと、ASMRコンテンツとの相性はあまり良くありません。
ごく僅かなホワイトノイズの存在が没入感を妨げる要因になるほか、音の近接感(耳元で囁かれているような感覚)の表現が弱く、少し距離を置いて音が鳴っているように聞こえるというレビューがあります。
まとめ:Moondrop Rays レビュー解説と購入ガイド
【再掲】Moondrop Raysはこんな人におすすめ!
Moondrop Raysは、その独自の機能と性能から、特定のニーズを持つユーザーにとって非常に魅力的な選択肢となります。
- PC、PS5、Switchなど複数の機器で、統一された高音質環境を構築したい人
- 難しい機材を使わず、手軽にイコライザー調整を楽しみたいオーディオ初心者
- 一つのイヤホンでゲームも音楽鑑賞もカバーしたい人
- 将来的にオーディオインターフェースなどを導入し、ステップアップも考えている人
他の選択肢は?PCメインなら別のアンプとの組み合わせも検討しよう
もし使用するのがPCのみで、今後CS機で使う予定がないのであれば、同価格帯のイヤホンと安価なDAC/AMP(アンプ)を組み合わせる選択肢も有効です。
その方が、ホワイトノイズの問題を回避でき、より柔軟な音質調整が可能になる場合があります。
しかし、Raysが持つ「USBケーブル1本で完結する手軽さ」と「デバイスを問わない汎用性」は、他の組み合わせでは得難い大きな魅力です。
価格と購入方法|どこで買うのがお得か比較
Moondrop Raysの国内正規価格は12,870円(税込)です。
Amazonの公式ストアや、e☆イヤホンなどの国内オーディオ専門店で購入できます。
海外の通販サイトを利用すればより安価に入手できる可能性もありますが、保証や配送期間を考慮すると、国内の正規販売店からの購入が安心でおすすめです。
- Moondrop Raysはゲームと音楽の両立を目指したUSB-C接続のゲーミングイヤホンである
- 最大の特徴は、音質設定を保存し、PCやCS機で同じ音を再現できるDSP内蔵ケーブルだ
- 音質はニュートラルバランスで、1万円クラスとして十分に高音質である
- FPSゲームで使う際は、低音を抑えるEQ調整が推奨される
- 専用のWebツールやスマホアプリで詳細なイコライザー設定が可能だ
- 装着感は良好で、タッチノイズも少なく長時間の使用に適している
- マイクはAIノイズキャンセリングが強力だが、音質はこもり気味である
- ごく僅かなホワイトノイズの存在が指摘されており、ASMRには不向きだ
- リケーブルによりホワイトノイズは解消できるが、DSP機能は使えなくなる
- 複数のデバイスで手軽に高音質を楽しみたいユーザーに最適な製品と言える
