LG gram 2in1は、その驚異的な軽さと高い性能で多くの注目を集めているノートPCです。
360度回転するディスプレイによってノートPCとしてもタブレットとしても利用でき、利用シーンを選ばない利便性が魅力と言えるでしょう。
しかし、「本当に性能は高いのか?」「バッテリーは長持ちする?」「壊れやすいという評判は本当?」といった疑問を持つ方も少なくありません。
この記事では、LG gram 2in1のスペックや特徴、実際のベンチマーク結果やユーザーの評判・口コミを徹底的にレビュー解説します。
購入後に後悔しないための注意点まで詳しく掘り下げていくので、ぜひ最後までご覧ください。
lg gram 2in1の性能をレビュー解説
lg gram 2in1の5つの特徴
LG gram 2in1が多くのユーザーから支持される理由は、その多才な機能と洗練されたデザインにあります。
ここでは、LG gram 2in1を象徴する5つの大きな特徴について、それぞれ詳しく解説していきます。
驚異的な薄さと軽さを誇るモバイル性
LG gram 2in1の最も際立った特徴は、その圧倒的な軽さと薄さです。
例えば16インチの大画面モデルでありながら、重量はわずか約1,399g、厚さは12.9mmしかありません。
この設計により、バックパックに入れても肩への負担が少なく、毎日の持ち運びが苦になりません。
この軽量性は、米国国防総省が定める耐久性基準「MIL-STD-810H」をクリアする堅牢なマグネシウム合金ボディによって実現されており、ただ軽いだけでなく、衝撃や振動にも強いという信頼性も兼ね備えています。
5つのモードに変形する360度回転ディスプレイ
LG gram 2in1は、ディスプレイが360度回転するヒンジを備えており、利用シーンに応じて5つの異なるモードに変形可能です。
- ラップトップモード:通常のノートPCとしての利用
- タブレットモード:ディスプレイを完全に折り畳み、タブレットとして直感的に操作
- テントモード:省スペースで動画鑑賞やレシピ確認に最適
- スタンドモード:ビデオ会議やプレゼンテーションで画面を共有しやすい
- フラットモード:対面での打ち合わせで画面を共有する際に便利
これにより、デスクでの作業から移動中の情報確認、リラックスタイムのエンタメ鑑賞まで、あらゆる場面で最適なスタイルを提供します。
最新Intel Core Ultraプロセッサー搭載
心臓部には、AI処理に特化したNPUを内蔵する最新の「Intel Core Ultraプロセッサー」を搭載しています。
このプロセッサーは、前世代に比べて消費電力を抑えつつ、処理能力が大幅に向上しました。
内蔵されている「Intel Arcグラフィックス」も高性能で、動画編集や画像加工といったクリエイティブな作業もスムーズにこなせます。
AI機能の強化により、オンライン会議での背景ぼかしやノイズキャンセリングといった処理もCPUに負荷をかけることなく実行できるため、PC全体のパフォーマンスが向上しています。
長時間バッテリーと充電の柔軟性
LG gram 2in1は、72Whや77Whといった大容量バッテリーを搭載しており、モデルによっては動画再生で最大13.5時間、アイドル時には20時間以上という長時間の駆動を実現します。
これにより、外出先で一日中作業する場合でも、バッテリー残量を気にする必要がほとんどありません。
また、充電にはUSB Power Deliveryに対応したUSB Type-Cポートを採用しています。
付属の65W充電器だけでなく、市販のモバイルバッテリーでも充電が可能なため、重いACアダプターを持ち運ぶ必要がなく、荷物をさらに軽量化できます。
便利な連携アプリ「LG gram Link」
独自開発のアプリ「LG gram Link」を使えば、PCとスマートフォン、タブレット間の連携が非常にスムーズになります。
iOSやAndroidといったOSの壁を越えて、写真やファイルをワイヤレスで簡単に共有可能です。
さらに、手持ちのタブレットをサブディスプレイとして活用する機能も搭載しています。
これにより、外出先でも手軽にデュアルモニター環境を構築でき、作業効率を大幅に向上させることが可能です。
lg gram 2in1のスペックを一覧で紹介
LG gram 2in1は、モデルによってスペックが異なります。
ここでは、代表的な14インチモデル「14T90S-MA55J」と16インチのProモデル「16T90SP-MA78J」のスペックを比較しながら一覧で紹介します。
ご自身の用途に合ったモデルを選ぶ際の参考にしてください。
スペック項目 | 14インチモデル (14T90S-MA55J) | 16インチProモデル (16T90SP-MA78J) |
---|---|---|
OS | Windows 11 Home | Windows 11 Home |
CPU | Intel Core Ultra 5 125H | Intel Core Ultra 7 155H |
メモリ | 16GB (LPDDR5X 6400MHz) | 16GB (LPDDR5X 7467MHz) |
ストレージ | 512GB NVMe SSD (PCIe 4.0) | 1TB NVMe SSD (PCIe 4.0) |
ディスプレイ | 14.0インチ WUXGA (1920×1200) | 16.0インチ WQXGA (2560×1600) |
IPS液晶 (グレア) | IPS液晶 (グレア) | |
DCI-P3 99%, タッチ対応 | DCI-P3 99%, タッチ対応, VRR 31-144Hz | |
グラフィックス | Intel Arc グラフィックス | Intel Arc グラフィックス |
本体重量 | 約1,250g | 約1,399g |
本体サイズ | 314 x 219.5 x 16.75 mm | 357.3 x 253.8 x 12.9 mm |
バッテリー容量 | 72Wh | 77Wh |
バッテリー駆動時間 | 最大30.5時間 (アイドル時) | 最大20.5時間 (アイドル時) |
キーボード | 英語配列 (79キー) | 英語配列 (97キー, テンキー付) |
Webカメラ | FHD (1080p) 顔認証対応 | FHD (1080p) 顔認証対応 |
ポート類 | Thunderbolt 4 x2, USB-A x1, microSD | Thunderbolt 4 x2, USB-A x2, HDMI, Audio |
付属ペン | LG Stylus Pen (Wacom AES 2.0) | LG Stylus Pen (Wacom AES 2.0) |
CPUとメモリ
14インチモデルは「Core Ultra 5」、16インチProモデルはより高性能な「Core Ultra 7」を搭載しています。
どちらのモデルもメモリは16GBを標準搭載しており、複数のアプリケーションを同時に使用するマルチタスクも快適にこなせます。
ただし、メモリはオンボード実装のため、購入後の増設や換装はできない点に注意が必要です。
ディスプレイ
ディスプレイは両モデルともDCI-P3 99%の広色域を誇る高品質なIPS液晶を採用しています。
16インチProモデルは解像度がWQXGA (2560×1600)と高く、さらに最大144Hzの可変リフレッシュレート(VRR)に対応しているため、より滑らかな表示が可能です。
クリエイティブな作業やゲームも視野に入れるなら、16インチProモデルが有利でしょう。
ポートの構成
ポート類は16インチProモデルの方が充実しており、HDMIポートやUSB-Aポートが1つ多く搭載されています。
変換アダプターなしで外部モニターや多くの周辺機器を接続したい場合は、16インチProモデルが便利です。
14インチモデルでもThunderbolt 4ポートが2つあるため、USBハブやドッキングステーションを活用すれば拡張性に問題はありません。
lg gram 2in1のベンチマーク結果
LG gram 2in1が搭載する「Intel Core Ultraプロセッサー」は、実際のところどれほどの性能を持つのでしょうか。
ここでは、各種ベンチマークソフトで計測されたスコアを基に、その実力を具体的に解説します。
CPU性能 (Cinebench R23)
Cinebench R23は、CPUの純粋な計算性能を測るベンチマークです。
- マルチコア性能:複数のコアを同時に使用した際の性能を示します。14インチモデル(Core Ultra 5)のスコアは平均6300pts前後、16インチProモデル(Core Ultra 7)はさらに高いスコアを記録します。これは、動画のエンコードや複数のアプリを同時に動かすといった、負荷の高い作業をスピーディにこなせることを意味します。
- シングルコア性能:1つのコアの性能を示します。アプリケーションの起動やWebブラウジングなど、日常的な操作の快適さに直結します。両モデルともに高いスコアを記録しており、基本的な動作は非常に高速です。
これらの結果から、LG gram 2in1は一般的なビジネス用途はもちろん、ある程度のクリエイティブ作業にも十分対応できる高いCPU性能を持っていることがわかります。
3Dグラフィック性能 (3DMark)
3DMarkは、主にゲーム性能を測るためのベンチマークです。
内蔵GPU「Intel Arcグラフィックス」の性能は、旧世代のIntel Iris Xeグラフィックスから飛躍的に向上しました。
- Time Spyスコア:16インチProモデルで2700を超えるスコアを記録しており、これは旧モデルの約2倍に相当します。
- 実際のゲームプレイ:重量級ゲームの代表格である「サイバーパンク2077」を低設定でプレイした場合、平均23FPS程度で動作します。これは、ゲーミングPCには及ばないものの、設定を調整すれば軽い3Dゲームなら快適に楽しめるレベルです。
仕事の合間の息抜きにゲームを楽しみたいというニーズにも応えられる、内蔵GPUとしては非常に優れた性能です。
総合性能とストレージ速度
PCの総合的な快適さを測る「PCMark 10」でも高いスコアを記録しており、日常的な作業でストレスを感じることはほとんどありません。
また、動画編集の実践的なテストでは、4K・10分の動画書き出しを4分台で完了させるなど、デスクトップPCに迫るパフォーマンスを発揮します。
一方で、一部のレビューではストレージ(SSD)の読み書き速度が最速クラスの製品と比較するとやや遅いという指摘もあります。
ただし、これは重たいアプリケーションの初回起動などでわずかに影響する程度であり、一般的な利用で大きなボトルネックになることはないでしょう。
lg gram 2in1のおすすめな点を解説
LG gram 2in1は、その多機能性と高い性能から、非常に幅広いユーザーにおすすめできる一台です。
ここでは、特にどのような人にとって最適な選択肢となるのか、具体的な利用シーンを交えながら解説します。
外出や移動が多いビジネスパーソン・学生
LG gram 2in1の最大の魅力である軽さと長時間バッテリーは、外出が多いビジネスパーソンや、キャンパス内でPCを持ち歩く学生にとって大きなメリットです。
1kg台前半の重量は日々の持ち運びの負担を大幅に軽減し、重いACアダプターが不要なほどのバッテリー持続時間は、コンセントの場所を探す手間から解放してくれます。
また、360度回転ディスプレイは、プレゼンテーションやグループワークで画面を共有する際に非常に便利です。
テントモードやスタンドモードを活用すれば、省スペースで効果的な情報共有が可能になります。
動画編集や写真現像を行うクリエイター
DCI-P3 99%をカバーする広色域ディスプレイは、正確な色が求められる写真の現像やデザイン作業に最適です。
16インチProモデルのWQXGA高解像度ディスプレイなら、より細部までこだわった編集が行えます。
また、Intel Core UltraプロセッサーとIntel Arcグラフィックスの高い処理性能により、4K動画の編集や書き出しもスムーズです。
付属の「LG Stylus Pen」は4096段階の筆圧検知に対応しており、タブレットモードで使えば液晶タブレットのように精密なイラスト制作やレタッチ作業も可能です。
場所を選ばずに作業したいノマドワーカー
自宅やオフィスだけでなく、カフェやコワーキングスペースなど、さまざまな場所で仕事をするノマドワーカーにもLG gram 2in1は最適です。
軽量で持ち運びやすいのはもちろん、USB-C経由でモバイルバッテリーから充電できるため、電源環境に縛られません。
さらに、独自アプリ「LG gram Link」を使えば、手持ちのタブレットをサブディスプレイとして活用できます。
これにより、わざわざモバイルモニターを持ち歩かなくても、外出先で手軽にデュアルディスプレイ環境を構築し、生産性を高く保つことができます。
仕事もプライベートも1台でこなしたい人
平日はビジネスツールとして、休日はエンターテインメントデバイスとして使いたいというニーズにも完璧に応えます。
高い処理性能は仕事のタスクを効率的にこなし、Dolby Atmos対応のスピーカーと美しいディスプレイは、映画やドラマの鑑賞に没入感をもたらします。
また、内蔵GPUの性能向上により、設定次第ではある程度の3Dゲームも楽しめます。
まさに、仕事とプライベートの境界線をなくし、ライフスタイル全体を豊かにしてくれる万能な一台と言えるでしょう。
lg gram 2in1の評判をレビュー解説
lg gram 2in1の良い評判・口コミ
LG gram 2in1は、多くのユーザーから高い評価を得ています。
ここでは、実際のレビューや口コミで特に多く見られるポジティブな意見をまとめました。
とにかく軽くて持ち運びが楽
最も多くのユーザーが絶賛しているのが、その軽さです。
「14インチで1.25kg、16インチでも1.4kg弱という軽さは驚異的」「毎日カバンに入れても全く苦にならない」「出張や旅行の際の負担が劇的に減った」といった声が多数寄せられています。
この軽量性が、ノートPCをアクティブに活用する意欲を高めてくれるようです。
バッテリーが一日中持つ安心感
バッテリー性能の高さも、非常に評価されているポイントです。
「ACアダプターを持ち歩かなくても、丸一日安心して使える」「カフェでの作業中に電源を探す必要がなくなった」「動画を連続再生しても10時間以上持った」など、そのスタミナに満足する声が目立ちます。
USB-Cでモバイルバッテリーからも充電できる柔軟性も、安心感をさらに高めています。
画面が綺麗で作業領域が広い
ディスプレイの品質についても、多くの良い評判があります。
「発色が良く、写真や動画が非常に美しく見える」「DCI-P3 99%の色域はクリエイティブ作業に最適」「アスペクト比が16:10なので、縦方向に表示領域が広く、Webブラウジングや書類作成がしやすい」といった意見が見られます。
特に、グレア(光沢)パネルならではの映像の鮮やかさを評価する声が多いです。
処理性能が高くサクサク動く
最新のIntel Core Ultraプロセッサーを搭載しているだけあり、そのパフォーマンスにも満足の声が上がっています。
「複数のアプリを同時に立ち上げても動作が重くならない」「動画編集のような重い作業もストレスなくこなせる」「起動が速く、全体的にキビキビ動く」など、日常使いから専門的な作業まで、その快適な動作性が高く評価されています。
2in1とペンの利便性
360度回転するディスプレイと付属のスタイラスペンの組み合わせも好評です。
「タブレットモードで手書きメモを取るのが非常に便利」「テントモードは新幹線や飛行機の狭いテーブルで動画を見るのに最適」「ペンの書き心地が自然で、イラスト制作にも使える」など、2in1ならではの多様な使い方を享受しているユーザーが多いことがうかがえます。
lg gram 2in1の悪い評判・口コミ
多くのメリットがある一方で、LG gram 2in1にはいくつかの気になる点や、ユーザーによってはデメリットと感じられる可能性のある部分も存在します。
購入を検討する際には、これらの点も把握しておくことが重要です。
ストレージの読み書き速度が最速ではない
一部の専門的なレビューでは、搭載されているSSD(ストレージ)の読み書き速度が、同価格帯のハイエンドモデルに搭載されている最速クラスの製品と比較して、やや見劣りするという指摘があります。
これは、非常に大きなファイルのコピーや、重たいアプリケーションの初回起動時にわずかな差として現れる可能性があります。
ただし、多くのユーザーにとって、日常的な使用感に大きな影響を与えるほどの差ではなく、体感できる場面は限定的と言えるでしょう。
キーボード配列に慣れが必要な場合がある
LG gram 2in1は、モデルによって英語(US)配列のキーボードが搭載されています。
日本で一般的に使われている日本語(JIS)配列とは、記号の位置やエンターキーの形状などが異なります。
そのため、普段日本語配列のキーボードを使い慣れているユーザーは、タイピングに慣れるまで少し時間が必要になるかもしれません。
特に、かな入力を使用する方は注意が必要です。
購入前には、希望するモデルのキーボード配列を必ず確認することをおすすめします。
スピーカーの低音がやや軽い
スピーカーの音質については、クリアでバランスが良いと評価される一方で、「低音の迫力が少し物足りない」という意見も見られます。
Dolby Atmosに対応し、広がりのあるサウンドを実現していますが、重低音を重視する音楽の鑑賞などでは、少し軽く感じられるかもしれません。
ただし、Web会議での音声やYouTubeなどの動画視聴といった用途では、全く問題なく快適に利用できる品質です。
音質にこだわる場合は、別途ヘッドホンや外部スピーカーの使用を検討すると良いでしょう。
グレア(光沢)ディスプレイの映り込み
LG gram 2in1のディスプレイは、映像を鮮やかに表示するグレア(光沢)パネルを採用しています。
これにより、写真や動画は非常に美しく見えますが、その反面、照明や背景が画面に映り込みやすいという特性があります。
明るい場所や、背後に窓があるような環境で使用する際には、この映り込みが気になる場合があります。
作業環境によっては、非光沢(アンチグレア)の保護フィルムを貼るなどの対策を考えると、より快適に使用できるかもしれません。
「lg gramは壊れやすい」は本当?
LG gramについて調べると、「壊れやすい」という関連キーワードが表示されることがあり、その耐久性に不安を感じる方もいるかもしれません。
しかし、この評判は本当なのでしょうか。
結論から言うと、「LG gramが特に壊れやすい」という事実はなく、むしろその逆で、非常に高い耐久性を持っています。
なぜ「壊れやすい」という評判があるのか
この評判が生まれる主な理由は、LG gramの「驚異的な軽さと薄さ」にあると考えられます。
手に取った際のあまりの軽さに、「こんなに軽くて薄いのだから、きっと強度がなく壊れやすいに違いない」という先入観や誤解が生まれてしまうのです。
物理的に、軽量な製品は重厚な製品に比べて華奢な印象を与えがちですが、LG gramの場合はその印象が良い意味で裏切られます。
実際の耐久性:MIL-STD-810H準拠の堅牢性
LG gramのボディには、軽量でありながら非常に頑丈なマグネシウム合金が採用されています。
そして、その耐久性は客観的なテストによって証明されています。
LG gramは、米国国防総省が定める物資調達基準である「MIL-STD-810H」に準拠した厳しいテストをクリアしています。
このテストには、衝撃・落下、振動、高温・低温、低圧、砂塵など7つの過酷な項目が含まれており、日常的な使用はもちろん、多少ラフな扱いにも耐えうる高い堅牢性を持っていることの証です。
他社製品との比較やユーザーレビュー
実際に、他社の軽量ノートPCと比較しても、LG gramの耐久性が劣るというデータはありません。
むしろ、長期間使用しているユーザーからのレビューを見ても、「1年以上使っているが全く問題ない」「持ち運びでぶつけることもあったが、故障していない」といったポジティブな報告が多く見られます。
したがって、「壊れやすい」という評判は、その軽量すぎる見た目からくる誤解が大きな要因であり、実際には安心して毎日持ち運べるだけの十分な耐久性を備えていると言えるでしょう。
lg gram 2in1の購入前の注意点
LG gram 2in1は非常に魅力的な製品ですが、購入してから「思っていたのと違った」と後悔しないために、事前に確認しておくべきいくつかの注意点があります。
キーボードの配列を必ず確認する
前述の通り、LG gram 2in1には日本語配列モデルと英語配列モデルが存在します。
特にオンラインで購入する場合、製品画像をよく確認し、どちらの配列が搭載されているかを把握しておくことが非常に重要です。
普段使い慣れている配列と異なるものを選ぶと、タイピングの効率が大きく下がる可能性があります。
特に記号の入力や「半角/全角」キーの有無などは、作業に直接影響するため、自分の使い方に合った配列のモデルを選びましょう。
メモリは購入後に増設・換装できない
LG gram 2in1に搭載されているメモリは、マザーボードに直接はんだ付けされている「オンボードメモリ」です。
そのため、購入後にメモリを増設したり、より大容量のものに交換したりすることはできません。
将来的に動画編集や多くのアプリを同時に使う可能性があるなど、より高いパフォーマンスが必要になりそうだと感じる場合は、購入時点で余裕を持ったメモリ容量(16GB以上)のモデルを選択することをおすすめします。
グレア(光沢)ディスプレイの特性を理解する
LG gram 2in1のディスプレイは、色が鮮やかに見えるグレア(光沢)タイプです。
これは写真や動画の鑑賞には最適ですが、照明や自分の姿が画面に映り込みやすいというデメリットもあります。
主にどのような環境でPCを使用するかを想像してみてください。
もし、日中の明るいカフェや、背後に窓があるオフィスなどで使用する機会が多いのであれば、この映り込みが作業の妨げになる可能性も考慮しておきましょう。
必要であれば、市販のアンチグレア(非光沢)フィルムを貼ることで対策が可能です。
必要なポートが揃っているか確認する
モデルによって搭載されているポートの種類と数が異なります。
例えば、14インチモデルにはHDMIポートがありませんが、16インチProモデルには搭載されています。
自分が普段使用する外部モニターやプロジェクター、USB機器などを接続するために、どのようなポートが必要かをリストアップし、検討しているモデルがそれに対応しているかを確認しましょう。
Thunderbolt 4ポートは非常に高機能で、対応するハブやドッキングステーションを使えば様々なポートを拡張できますが、変換アダプターなしで直接接続したい機器がある場合は特に注意が必要です。
まとめ:lg gram 2in1のレビュー解説と購入ガイド
- LG gram 2in1は驚異的な軽さと薄さを実現したモバイルPCである
- 360度回転ディスプレイにより5つのモードで利用可能である
- 最新のIntel Core Ultraプロセッサーを搭載し高性能である
- 長時間のバッテリー駆動とUSB-C充電の柔軟性が魅力である
- 独自アプリ「LG gram Link」でデバイス連携がスムーズである
- ベンチマーク結果はCPU・グラフィック共に高い性能を示す
- 良い評判には「軽さ」「バッテリー」「画面の綺麗さ」が挙げられる
- 悪い評判には「ストレージ速度」「キー配列」「スピーカー」の指摘がある
- 「壊れやすい」という評判は誤解で、実際はMIL規格準拠の堅牢性を持つ
- 購入前にはキーボード配列やオンボードメモリなどの注意点を確認すべきである