KOSS Porta Pro Wireless 2.0 レビュー解説|名機が完全ワイヤレス化

「あのポタプロがワイヤレスになったらいいのに」——長年のPorta Proファンなら一度は思ったことがあるのではないでしょうか。

2018年に登場した初代ワイヤレスモデルは左右がケーブルで繋がった”惜しい”仕様でしたが、ついに2024年11月、真の完全ワイヤレスモデル「Porta Pro Wireless 2.0」が登場しました。

しかし、気になるのは「音質は有線版と同じなのか」「15,000円の価値はあるのか」という点。

この記事では、実際のユーザー評価や専門メディアのレビューを徹底調査し、スペック・音質・使い勝手からメリット・デメリットまで、購入前に知っておくべき情報をすべてお伝えします。

目次

KOSS Porta Pro Wireless 2.0の特徴・概要

40年の歴史を持つ名機がついに”真の”完全ワイヤレスに

KOSS Porta Proは1984年にアメリカで誕生し、日本では1988年から販売されている伝説的なヘッドホンです。

40年以上にわたってほぼデザインを変えることなく販売され続け、世界中のオーディオファンから「ポタプロ」の愛称で親しまれてきました。

2018年には初のワイヤレスモデル「Porta Pro Wireless」が登場しましたが、左右のハウジングがケーブルとユニットで繋がっているという、完全ワイヤレスとは言い難い仕様でした。

そして2024年11月、ファン待望の「Porta Pro Wireless 2.0」がついに発売されました。

今回のモデルでは左右を繋ぐケーブルが完全に排除され、名実ともに「真の完全ワイヤレス」を実現しています。

注目すべきは、この完全ワイヤレス化を実現しながらも、Porta Proの象徴的なデザインをほぼ変えていない点です。

実は左右間の音声信号伝送には、ヘッドバンドの金属部分を活用するという独創的な方法が採用されています。

従来は1本だったステンレス製ヘッドバンドが2列構造に変更され、この2本の金属板を通じて右側から左側へ音声信号を伝送しているのです。

ケーブルを使わず金属板で伝送するという大胆な発想は、まさに「古き良きアメリカ」らしい強引さと言えるでしょう。

レトロフューチャーなデザインはそのままに最新機能を搭載

Porta Pro Wireless 2.0の外観は、40年前から変わらないレトロフューチャーなデザインを継承しています。

メタルアクセントが施されたブラック仕上げは、見る人によっては「おもちゃのよう」に映るかもしれませんが、これは決してネガティブな意味ではありません。

「小学生の頃に心をつかまれたハイテク筆箱」のようなワクワク感、あるいは映画「バック・トゥ・ザ・フューチャー」に登場するガジェットのような「あの頃に想像した未来」を感じさせる魅力があります。

機能面では現代のワイヤレスヘッドホンに求められる要素をしっかりと搭載しています。

Bluetooth 5.2による安定した接続、USB-C充電対応、最大20時間以上のバッテリー駆動、内蔵マイクによるハンズフリー通話、本体での音量調整・曲操作といった基本機能を備えています。

また、Porta Pro伝統の「Comfort Zone」機能も健在で、スライダー操作により側圧を3段階で調整できます。

有線接続にも対応するハイブリッド仕様

Porta Pro Wireless 2.0の特筆すべき点の一つが、付属のUSB-C to 3.5mmケーブルによる有線接続にも対応していることです。

これは単なるおまけ機能ではなく、実用的な価値があります。

ワイヤレス接続では避けられない遅延の問題があるため、動画視聴やゲームプレイ時には有線接続に切り替えることで、映像と音声のズレを解消できます。

USB-C端子に付属ケーブルを挿すと自動的にBluetoothが無効になり、アナログ・オーディオ・パススルー機能により有線ヘッドホンとして使用できます。

つまり、バッテリー切れの心配がある場面でも有線接続で音楽を楽しめるという安心感があるのです。

KOSS Porta Pro Wireless 2.0のスペック・仕様

基本スペック・技術仕様

Porta Pro Wireless 2.0の主要スペックは以下の通りです。

形式はオープン型(オンイヤー)で、これはPorta Proシリーズ伝統の設計を継承しています。

周波数特性は15Hz〜25,000Hzと広帯域をカバーしており、一般的なヘッドホンの20Hz〜20,000Hzと比較して、より低い低音域と高い高音域まで再生可能です。

感度(SPL)は101dBで、インピーダンスは60Ωとなっています。

Bluetooth部はバージョン5.2を採用しており、安定した接続と低遅延を実現しています。

ただし、対応コーデックはSBCとAACのみで、aptXやLDACといった高音質コーデックには対応していません。

これは公式には非公開の情報ですが、実際に使用したユーザーによって確認されています。

バッテリー駆動時間は最大20時間以上と長時間のリスニングに対応していますが、使用音量や再生環境によっては20時間を下回る場合があります。

充電端子はUSB Type-Cで、充電仕様は5Vのみ対応となっており、5V以上の急速充電器を使用することは推奨されていません。

内蔵マイクを搭載しており、ハンズフリー通話に対応しています。

本体右側のハウジングには電源ボタン、音量調整ボタンが配置され、音量調整、曲のスキップ、一時停止・再生、通話応答といった操作が可能です。

付属品・同梱内容

製品パッケージには以下のアイテムが同梱されています。

まずPorta Pro Wireless 2.0本体に加え、3.5mmアナログパススルーケーブル(USB-C to 3.5mm)が付属しています。

このケーブルにより、有線ヘッドホンとしても使用可能です。

充電用USBケーブル(Type-A to Type-C)も付属しており、別途購入する必要はありません。

そして特筆すべきは、専用のPorta Pro Hard Case(セミハードケース)が標準で付属している点です。

Porta Proは折りたたみ式デザインを採用しており、ヘッドバンドの根元から内側に折りたたんでコンパクトに収納できます。

付属のセミハードケースは手のひらサイズで、小型のボディバッグやウェストポーチにも収まるサイズです。

持ち運び時の保護という実用面はもちろん、レトロなデザインとマッチした外観も魅力的です。

有線版Porta Proとのスペック比較

完全ワイヤレス化にあたり、オリジナルの有線版Porta Proとはいくつかの違いがあります。

周波数特性は有線版・ワイヤレス版ともに15Hz〜25,000Hzで同一です。

感度(SPL)は101dB、インピーダンスは60Ωで、これらの基本スペックも変わりません。

つまり、ドライバーユニットの基本設計は同じものが使用されていると考えられます。

最も大きな違いは価格です。

有線版Porta Proはティアック公式ストアで6,600円(税込)で販売されているのに対し、Wireless 2.0は15,180円(税込)と約2.3倍の価格設定となっています。

この価格差がワイヤレス化の付加価値として妥当かどうかは、ユーザーの使用スタイルによって判断が分かれるところです。

外観上の違いとしては、ヘッドバンドの構造が挙げられます。

有線版は1本のステンレス製ヘッドバンドですが、Wireless 2.0は左右間の信号伝送のために2列構造に変更されています。

これにより若干側圧が強くなったと感じるユーザーもいますが、Comfort Zone機能で調整可能です。

また、右側ハウジングにはUSB-C端子、電源ボタン、音量ボタン、マイク穴が追加されていますが、全体的なデザインの印象は変わっていません。

KOSS Porta Pro Wireless 2.0のおすすめポイント

圧倒的な軽さと快適な装着感

Porta Pro Wireless 2.0の最大の魅力の一つが、その驚異的な軽さです。

本体重量は約57gで、これは「ちょっと重めの完全ワイヤレスイヤホンを着けているくらいの感覚」と表現されるほどです。

競合製品であるMarshall Major IVの165gと比較すると、実に108gも軽量です。

装着方式もユニークで、一般的なヘッドホンのように頭頂部に重量がかかるのではなく、ヘッドバンドのバネによって左右から挟み込むようにフィットします。

このため、頭が大きい人でも頭頂部が痛くなりにくいという利点があります。

また、ヘッドホンを外した後に髪の毛が潰れにくいのも、ファッションを気にする方には嬉しいポイントです。

Comfort Zone機能により、側圧を「FIRM」「中間」「LIGHT」の3段階で調整できます。

「LIGHT」設定では落ちてしまいそうなほど軽い装着感になりますが、実際に頭を振ってもズレないくらいのフィット感は維持されています。

長時間の使用でも疲れにくく、オープン型特有の通気性の良さも相まって、「重さという概念がない」と評されるほどの快適性を実現しています。

最大20時間以上のロングバッテリー

バッテリー駆動時間は最大20時間以上と、日常使いには十分すぎる容量を確保しています。

競合製品のMarshall Major IVは80時間という驚異的なバッテリーライフを誇りますが、Porta Pro Wireless 2.0の20時間でも、通勤・通学や日中の使用であれば数日は充電なしで使用できます。

充電端子がUSB Type-Cである点も現代的で便利です。

スマートフォンやタブレット、ノートPCなど、多くのデバイスと充電ケーブルを共用できるため、旅行や出張時の荷物を減らすことができます。

さらに、万が一バッテリーが切れた場合でも、付属のUSB-C to 3.5mmケーブルを使って有線接続に切り替えることで音楽を楽しめます。

この「いざという時の保険」があることで、バッテリー残量を気にせず外出できる安心感があります。

ポタプロらしいパワフルな低音と開放感のあるサウンド

Porta Pro Wireless 2.0のサウンドは、スリムな外観からは想像できないパワフルな低域と濃厚な中域が特徴です。

高域は低中域と比べると控えめですが、オープン型らしい軽やかさと抜け感があります。

高解像度でシビアに聴き込むタイプではなく、リズミカルな楽曲をノリよく楽しむのに適したサウンドキャラクターです。

特にベースやパーカッションが唸るようにボリューミーに響き、自然と身体が縦に揺れてしまうようなグルーヴ感があります。

ボーカル帯域にも厚みがあり、歌声がストレートに耳に飛び込んでくる聴き心地の良さがあります。

輪郭にほんのりと丸みがあり、全体的に柔らかさが感じられるサウンドは、シティ・ポップや往年の洋楽ロックとの相性が抜群です。

1984年というPorta Pro誕生年を考えると、ブルース・スプリングスティーンやヴァン・ヘイレン、プリンスといった当時のアメリカン・ロックを大音量で楽しむために設計されたヘッドホンであり、その音楽的ルーツは現代のワイヤレスモデルにも受け継がれています。

KOSS Porta Pro Wireless 2.0の注意点・デメリット

オープン型ゆえの盛大な音漏れ

Porta Pro Wireless 2.0を購入する前に、最も理解しておくべき点がオープン型(開放型)ヘッドホンであることによる音漏れです。

Porta Proは単なるオープン型ではなく、ドライバーユニットがほぼ剥き出しの状態という「ド開放」とも言うべき設計です。

そのため、音漏れに関する配慮はほぼゼロと考えてください。

音量を上げると音漏れは「かなり酷い」レベルになり、電車やバス、図書館、オフィスといった公共の場での使用は周囲への迷惑になる可能性があります。

逆に言えば、周囲の音も聞こえやすいため、ジョギングや散歩など「ながら聴き」で周囲の状況を把握したい場面には適しています。

ある意味で、この音漏れはPorta Proの設計思想の一部とも言えます。

「ガンガンに音漏れさせながら、全てを忘れてガッツなロックを聴く」という1980年代アメリカの音楽体験を、現代でも味わえるヘッドホンなのです。

使用シーンを選ぶ製品であることを理解した上で購入することをおすすめします。

有線版と比較した音質の違い

Porta Pro Wireless 2.0の音質について、有線版オリジナルと「全く同じ」を期待すると失望する可能性があります。

複数のオーディオ専門メディアや経験豊富なユーザーの評価を総合すると、ワイヤレス版は有線版と比較して「若干ウェット」「解像感が甘い」という傾向があるようです。

有線版Porta Proが持つ「カラッと晴れわたった」明るいサウンドに対し、Wireless 2.0は「若干雲がかかったような」印象があるとされています。

これはBluetoothによる音声伝送や、ワイヤレス化に伴う内部設計の変更が影響している可能性があります。

特に厳しい評価としては、「有線の音と同じものを期待したが全く別物」「元気で迫力のあるKOSS独特の音質は皆無」という声もあります。

一方で、「ポタプロらしい音作りは健在」「思ってたより結構まとも」という評価もあり、感じ方には個人差があります。

なお、ドングルDAC(FiiO BTR11など)を介して有線版Porta Proを使用した場合と比較すると、「圧倒的にWireless 2.0より音が良い」という検証結果も報告されています。

音質を最優先するなら有線版、利便性を優先するならワイヤレス版という選択になるでしょう。

対応コーデックと機能面の制限

Porta Pro Wireless 2.0のBluetoothコーデックは、SBCとAACのみの対応となっています。

aptXやaptX HD、LDACといった高音質コーデックには対応していません。

公式サイトではコーデック情報が非公開となっていますが、実際に使用したユーザーによって確認されています。

15,000円という価格帯のワイヤレスヘッドホンとしては、コーデック対応が物足りないと感じる方もいるでしょう。

同価格帯の競合製品では、aptXやLDAC対応は珍しくありません。

音質にこだわるオーディオファンにとっては、「せめてaptXくらいは対応して欲しかった」という声があるのも事実です。

その他の機能面でも、マルチポイント接続(複数デバイスとの同時接続)やアクティブノイズキャンセリング、アプリによるイコライザー調整といった、現代のワイヤレスヘッドホンでは一般的になりつつある機能は搭載されていません。

純粋に「Porta Proをワイヤレスで使いたい」という需要に応える製品であり、多機能を求める方には向いていません。

また、無線接続時には遅延が発生するため、動画視聴やゲームプレイ時には映像と音声のズレが気になる場合があります。

このような用途には、付属の有線ケーブルを使用することで遅延を解消できます。

KOSS Porta Pro Wireless 2.0の評判・口コミ

ユーザーが評価するおすすめな点

Porta Pro Wireless 2.0に対する肯定的な評価として最も多いのが、「ケーブルからの解放感」です。

有線版Porta Proのファンからは「ポタプロが完全体になった」という声が上がっており、レトロフューチャーなデザインがワイヤレスになったことへの満足度は非常に高いです。

装着感に関しては、「やっぱすごい楽」「重さという概念はあってないようなもの」と絶賛する声が多数あります。

約57gという軽量設計とオンイヤー型の開放的な装着感は、長時間使用しても疲れにくいと評価されています。

特に「頭が大きくても頭頂部が痛くならない」という点は、従来のヘッドホンで悩んでいた方には朗報でしょう。

バッテリー性能についても「最高」との評価が目立ちます。

「小型軽量で音もしっかりしてて20時間保つって最高じゃない?」という声に代表されるように、サイズと駆動時間のバランスの良さが評価されています。

音質面では、「いつものKossサウンド」「低音の抜けの良さと明瞭さは健在」という評価があります。

「パワフルな低音が特徴的」「良い意味で肩の力を抜いて聴けるからポータブル用に最適」という声もあり、Porta Proらしい音楽性は維持されていると感じるユーザーが多いようです。

携帯性に関しては、「ヘッドホンを持ち歩く際にまったく嵩張らない」「このサイズ感は想像以上に快適」と評価されています。

折りたたみ式デザインと付属のセミハードケースにより、手軽に持ち運べる点が好評です。

購入前に確認すべき注意点

一方で、購入前に確認すべき注意点も複数報告されています。

最も多い懸念は音質に関するものです。

「有線の音と同じものを期待したが全く別物だった」「元気で迫力のあるKOSS独特の音質は皆無」という厳しい評価があります。

特に有線版Porta Proを長年愛用してきた方からは、「Bluetoothで聴くとちょっと音が悪くなる」という声が上がっています。

また、「同じ金額帯のNothing Ear(a)と比べたらNothingの方が全然良く、KOSSの方は少しこもった音」という比較評価もあります。

純粋に音質だけで競合製品と比較した場合、15,000円という価格に見合う性能かどうかは議論の余地があるようです。

興味深い指摘として、「古いWireless 1.0が、新しいWireless 2.0よりもSBCで音が良い」という海外ユーザーの声もあります。

完全ワイヤレス化のために何らかのトレードオフがあった可能性を示唆しています。

操作性に関しては、「操作ボタンやスライダーが使いづらい」という意見があります。

Porta Proの象徴的なデザインを維持するために、ボタン配置に制約があったと考えられます。

コーデック対応については、「aptXやLDAC非対応は残念」という声が多く見られます。

15,000円という価格帯を考えると、より高音質なコーデック対応を期待するのは自然なことでしょう。

入手性に関しては、発売直後から品薄状態が続いているという報告があります。

人気の高さを示す一方で、すぐに購入できない可能性がある点は注意が必要です。

こんな人におすすめ・おすすめしない人

Porta Pro Wireless 2.0をおすすめできるのは、以下のような方です。

まず、有線版Porta Proのファンで「ケーブルから解放されたい」と思っていた方には最適な選択です。

デザインや基本的な音楽性は継承されており、ワイヤレスの利便性を手に入れることができます。

レトロフューチャーなデザインに魅力を感じる方にもおすすめです。

Y2Kファッションやレトロガジェットがトレンドになっている今、ファッションアイテムとしての価値も高いヘッドホンです。

軽量で長時間装着しても疲れにくいヘッドホンを探している方、散歩やジョギングなど「ながら聴き」で周囲の音も聞きたい方にも向いています。

一方、おすすめしないのは以下のような方です。

有線版Porta Proと「全く同じ音」を期待する方は、失望する可能性があります。

音質に妥協したくない方は、有線版を継続使用するか、ドングルDACとの組み合わせを検討すべきでしょう。

電車やオフィスなど公共の場で使用したい方には、音漏れの問題から適していません。

ノイズキャンセリング機能やマルチポイント接続など、多機能を求める方も他の選択肢を検討した方が良いでしょう。

また、純粋にコストパフォーマンスで製品を選ぶ方には、同価格帯でより高機能・高音質な製品が存在するため、Porta Proブランドへの愛着がない限りはおすすめしにくいです。

まとめ:KOSS Porta Pro Wireless 2.0

総合評価:唯一無二のワイヤレスポタプロ

Porta Pro Wireless 2.0は、40年の歴史を持つ名機をついに「真の完全ワイヤレス」として生まれ変わらせた製品です。

ヘッドバンドの金属部分で左右間の信号伝送を行うという独創的な技術により、象徴的なデザインをほぼ変えることなくワイヤレス化を実現しました。

スペック上の数値や多機能さでは最新の競合製品に及ばない部分もありますが、「オンイヤー型の開放型でここまで軽量なワイヤレスヘッドホン」は他に存在しません。

約57gという圧倒的な軽さ、20時間以上のバッテリー駆動、有線接続にも対応するハイブリッド仕様は、実用面での魅力が十分にあります。

音質については、有線版と完全に同等とは言えないものの、Porta Proらしいパワフルな低音と開放感のあるサウンドは健在です。

「精密な分析」より「心地よい体験」を優先する、おおらかな音楽性は40年前から変わりません。

購入判断のポイントと競合製品との比較

購入を検討する際の判断ポイントは、「Porta Proというブランドに価値を感じるかどうか」に尽きます。

純粋なスペックや機能性で比較すると、Marshall Major IVは80時間のバッテリー駆動、パッシブノイズリダクション、aptX対応など、多くの点で優位に立ちます。

同価格帯の完全ワイヤレスイヤホンと比較しても、機能面では見劣りする部分があります。

しかし、「40年デザインが変わらない伝説的ヘッドホンの完全ワイヤレス版」という唯一無二の存在価値は、スペック表では測れません。

レトロフューチャーなデザイン、圧倒的な軽さ、開放型ならではの装着感と音場感を求めるなら、Porta Pro Wireless 2.0に代わる選択肢は存在しないのです。

購入時の注意点とおすすめの購入先

正規品の購入先としては、日本正規代理店であるティアック運営の「ティアックストア」、Amazon.co.jp、楽天市場が挙げられます。

価格はいずれも15,180円(税込)で統一されています。

ティアックストア本店で購入すると1年延長保証が付くため、長く使いたい方にはおすすめです。

発売以来、品薄状態が続いているとの報告があるため、在庫状況は購入前に確認してください。

充電は5Vのみ対応となっており、5V以上の急速充電器は使用禁止です。

また、カラーバリエーションは現時点でブラックのみとなっています。

KOSS Porta Pro Wireless 2.0 総合評価まとめ

  • 40年変わらないレトロフューチャーデザインを維持しながら真の完全ワイヤレス化を実現
  • 約57gという圧倒的な軽さで長時間装着しても疲れにくい
  • 最大20時間以上のバッテリー駆動で日常使いに十分な容量
  • USB-C to 3.5mmケーブル付属で有線接続にも対応
  • パワフルな低音と開放感のあるサウンドはPorta Proらしさを継承
  • オープン型のため音漏れは盛大で公共の場での使用には不向き
  • 有線版と比較すると音質は「若干ウェット」「解像感が甘い」との評価あり
  • 対応コーデックはSBC/AACのみでaptX/LDAC非対応
  • マルチポイント接続やノイズキャンセリング機能は非搭載
  • 価格15,180円は「Porta Proのワイヤレス化」に価値を感じるかどうかで評価が分かれる
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