Kiwi Earsから登場した新作イヤホン「Forteza」。
1万円以下という価格ながら、美しいデザインとパワフルなサウンドで注目を集めています。
しかし、「実際の音質はどうなの?」「装着感は自分に合うだろうか?」といった疑問や、具体的な評判が気になっている方も多いのではないでしょうか。
この記事では、Kiwi Ears Fortezaのスペックや特徴、実際の音質、そしてユーザーからの良い口コミ・悪い口コミまで、あらゆる情報を徹底的にレビューします。
最後まで読めば、Fortezaがあなたにとって「買い」のイヤホンなのか、きっと明確になるはずです。
Kiwi Ears Fortezaレビュー総まとめ:どんなイヤホン?誰におすすめ?
結論:パワフルな低音と美しいデザインが魅力のドンシャリ系イヤホン
Kiwi Ears Fortezaは、一言で言うと「力強い低音と美しいデザインを両立させた、聴いていて楽しいドンシャリ系イヤホン」です。
2基のダイナミックドライバー(DD)と1基のバランスドアーマチュア(BA)ドライバーを搭載したハイブリッド構成により、特に低音域の迫力と厚みが見事に表現されています。
ロックやヒップホップ、EDMといったエネルギッシュな楽曲との相性は抜群で、音楽に没入したいリスニング用途に最適な一台と言えるでしょう。
Fortezaはこんな人におすすめ!5つのポイント
Fortezaは、以下のような方に特におすすめできるイヤホンです。
- 重厚感のあるパワフルな低音を楽しみたい方
- ロックやヒップホップ、EDMをノリ良く聴きたい方
- キラキラしたお洒落なデザインのイヤホンを探している方
- しっかりと耳にフィットし、遮音性の高いイヤホンを求めている方
- 1万円前後の価格帯で、個性的なサウンドのイヤホンに挑戦したい方
逆にこんな人には合わないかも…注意すべき3つのポイント
一方で、以下のような方にはFortezaはあまり向いていない可能性があります。
- フラットで原音に忠実なモニターライクなサウンドを好む方
- 高音の刺さりが苦手な方(BAドライバーの特性が強く出ています)
- 耳のサイズが小さい方(シェルがやや大きめのため、負担に感じる可能性があります)
3分でわかるメリット・デメリット一覧
Fortezaの主なメリットとデメリットをまとめました。
購入を検討する際の参考にしてください。
| メリット | デメリット |
|---|---|
| 力強く迫力のある低音が楽しめる | 全面ワイヤレスには非対応 |
| ラメが輝くお洒落で美しいデザイン | 付属ケーブルがやや絡まりやすい |
| リケーブルに対応し拡張性がある | 耳が小さい方には装着が負担になる可能性 |
| 低音にフォーカスした温かいサウンド | 音が平面的で音場が狭いと感じる人もいる |
| 遮音性が高く音楽に集中しやすい | イヤホンジャック非搭載のスマホでは変換プラグ必須 |
Kiwi Ears Fortezaのスペックと付属品を徹底チェック
製品仕様(スペック)一覧表
Kiwi Ears Fortezaの基本的な製品仕様は以下の通りです。
| 項目 | スペック |
|---|---|
| 商品名 | Kiwi Ears Forteza |
| ドライバー構成 | 1BA + 10mm DD + 10mm DD (一部情報では6mm DD) |
| 周波数特性 | 20Hz – 20,000Hz |
| 感度 | 103dB |
| インピーダンス | 32Ω |
| コネクタ | 0.78mm 2pin |
| 入力端子 | 3.5mmステレオミニプラグ |
| ケーブル | OFCケーブル(約1.25m) |
| 重量 | 約10g(本体両側)、約25g(ケーブル含む) |
| カラー | Blue, Purple, Black |
開封レビュー!箱の中身(付属品)は何が入っている?
Fortezaを開封すると、イヤホン本体の他に充実した付属品が同梱されています。
特に、イヤホンを持ち運ぶ際に便利なキャリーケースが付いているのは嬉しいポイントです。
- 「Kiwi Ears Forteza」本体
- 着脱式OFCケーブル (0.78mm 2pin)
- イヤーピース3種類 (S/M/L 各3ペア、合計9ペア)
- お洒落なキャリーケース
- 取扱説明書
豊富なイヤーピースにより、自分の耳に最適なフィット感を見つけやすくなっています。
外観デザインと装着感を実機写真でレビュー
宝石みたい?ラメが輝く美しいデザインと3色のカラーバリエーション
Fortezaの最大の魅力の一つが、その美しいデザインです。
透明な樹脂製シェルの内部に、キラキラと輝くラメが封入されており、光の角度によって表情を変えます。
カラーバリエーションは「Blue」「Purple」「Black」の3色展開です。
- Blue:グリーンのラメが爽やかな印象
- Purple:赤いラメが妖艶な雰囲気
- Black:多色ラメがゴージャス感を演出
どのカラーも個性的で、所有欲を満たしてくれるデザインに仕上がっています。
シェルは大きい?実際のフィット感と遮音性はどう?
Fortezaのシェルは、人間工学に基づいて設計されており、多くの方の耳にしっかりとフィットします。
フィット感が高いため、遮音性も良好で、音楽への没入感を高めてくれます。
ただし、複数のドライバーを搭載しているため、シェルサイズはやや大きめです。
耳が小さい方の場合、長時間装着すると少し圧迫感や負担を感じる可能性がある点は留意しておく必要があります。
付属ケーブルの品質と取り回しは正直どう?
付属しているのは標準的なOFC(無酸素銅)ケーブルです。
しなやかで取り回しは悪くありませんが、一部のユーザーからは「少しチープに感じる」「絡まりやすい」といった声も聞かれます。
音質や使い勝手にこだわりたい方は、後述するリケーブルを検討するのも良いでしょう。
【音質レビュー】パワフルなドンシャリサウンドを徹底評価
全体の音質傾向:エネルギッシュで楽しいリスニングサウンド
Fortezaのサウンドは、低音域と高音域を強調した、いわゆる「ドンシャリ」傾向です。
特に2基のダイナミックドライバーが繰り出す低音は非常にパワフルで、楽曲全体にエネルギッシュな躍動感を与えてくれます。
分析的に音を聴くモニターライクなサウンドとは対極にあり、純粋に音楽を楽しむためのリスニングイヤホンと言えるでしょう。
【帯域別】高音・中音・低音の音質は?刺さる?
各音域を細かく見ていくと、Fortezaの個性がより明確になります。
- 高音域:1基のBAドライバーが担当。明るくシャープで抜け感が良いですが、人によっては金属音が刺さると感じるかもしれません。
- 中音域:ボーカルは比較的近くに聴こえ、明瞭です。しかし、ドンシャリバランスのため、低音と高音の迫力に比べると一歩引いた印象を受けます。
- 低音域:2基のDDドライバーが担当。量感が豊かで、インパクトのあるパンチが効いています。楽曲の土台をしっかりと支える重厚感が特徴です。
ボーカルの聴こえ方は?近い?遠い?
ボーカルは、演奏に埋もれることなく、比較的近い位置からクリアに聴こえてきます。
ただし、一部のレビューでは「演奏とボーカルの一体感に欠け、別録りのように聴こえる」といった指摘もあり、この点は好みが分かれるかもしれません。
声の質感は艶やかというよりは、力強くハキハキとした表現です。
Fortezaが得意な音楽ジャンルと苦手なジャンルは?
そのパワフルなサウンド特性から、Fortezaは特定の音楽ジャンルで真価を発揮します。
- 得意なジャンル:ロック、ヒップホップ、EDM、アニソンなど、低音のビートやリズムが重要な楽曲
- 苦手なジャンル:クラシック、ジャズ、アコースティックなど、繊細な音の響きや空間表現を重視する楽曲
音場や分離感は価格相応?「平面的」という声も
音の分離感については、「各楽器の音が潰れずに聴こえる」という肯定的な評価が多く見られます。
一方で、「分離は良いものの、各音が独立しすぎており融合感に乏しい」「音場が狭く、平面的に聴こえる」といった厳しい意見も存在します。
立体的な空間表現よりも、一音一音のパンチや迫力を楽しむタイプのイヤホンと言えそうです。
Kiwi Ears Fortezaの評判は?良い口コミ・悪い口コミを両方紹介
【良い評判】「デザインが綺麗」「低音が楽しい」など高評価の口コミ
Fortezaのユーザーからは、特にデザインと低音の質について多くの高評価が寄せられています。
- 「見た目が本当に綺麗で、所有欲が満たされる」
- 「ロックを聴くのに最高。ベースとドラムの音が気持ちいい」
- 「フィット感が良く、遮音性が高いので通勤中に重宝している」
- 「この価格でこのパワフルなサウンドはコストパフォーマンスが高い」
【悪い評判】「音が味気ない」「プラスチッキー」など低評価の口コミ
一方で、音質や質感については、一部でネガティブな意見も見受けられます。
- 「分離は良いが、音楽的な響きが少なく、ただ音が鳴っているだけのように感じる」
- 「実物はネットの画像よりプラスチッキーで安っぽく見えた」
- 「シェルが大きくて耳が痛くなった」
- 「高音が少し刺さって聴き疲れする」
有名レビュアーたちの評価まとめ
様々なガジェットレビュアーもFortezaをレビューしており、その評価はおおむね「個性派」という点で一致しています。
「万人受けする優等生ではないが、このパワフルな低音にハマる人にはたまらない魅力がある」「Kiwi EarsのエントリーモデルCadenzaからの順当なアップグレード版」といった評価が代表的です。
ライバル機種と比較!Kiwi Ears Fortezaの立ち位置は?
【同ブランド比較】Quartetとの違いは?Cadenzaからのアップグレードに値するか?
Kiwi Earsブランド内の他モデルと比較してみましょう。
- Quartetとの比較:同じく2DDを搭載していますが、Quartetはより深い重低音(サブベース)に、Fortezaはよりパンチのある低音(ベース)にフォーカスしています。
- Cadenzaとの比較:Cadenzaがバランスの取れたサウンドなのに対し、Fortezaはより低音に特化したチューニングです。装着感やデザイン性もFortezaが一段上であり、低音好きならアップグレードの価値は十分にあります。
【同価格帯比較】TRN TA3やRose QuietSeaと比べてどう違う?
同価格帯のライバル機種との比較です。
- TRN TA3との比較:ドライバー構成は似ていますが、TA3はよりドライで高音域が強めなサウンドです。FortezaはTA3に濃厚な中低音域をプラスしたような音作りになっています。
- Rose QuietSeaとの比較:こちらも弱ドンシャリ傾向ですが、Fortezaの方が低域の押し出しが強く、QuietSeaはアタック感の良さや高域のクールな新鮮さが特徴です。
購入前に知りたい!Fortezaの注意点とよくある質問(Q&A)
スマホで使うには変換プラグが必須?
Fortezaの入力端子は、一般的な3.5mmステレオミニプラグです。
近年のiPhoneなど、イヤホンジャックが搭載されていないスマートフォンで使用する場合は、別途「Lightning – 3.5 mmヘッドフォンジャックアダプタ」などの変換プラグが必要になるので注意してください。
リケーブルやイヤーピース交換は必要?おすすめは?
Fortezaはリケーブルに対応しているため、ケーブルを交換して音質の変化を楽しむことができます。
ただし、イヤホン本体の個性が非常に強いため、ケーブル交換による変化は限定的という意見もあります。
イヤーピースの交換は、フィット感と音質向上に効果的です。
より解像度を高めたいなら「SpinFit OMNI」、低音を柔らかくしたいなら「AZLA SednaEarfit MAX」などがおすすめです。
エイジングで音は変わる?
エイジング(慣らし運転)による音質変化については科学的な根拠が確立されていませんが、一般的にダイナミックドライバー搭載のイヤホンは、一定時間鳴らすことで振動板がほぐれ、音がまろやかになる傾向があると言われています。
Fortezaも、使い込むことで音の変化を楽しめる可能性があります。
Kiwi Ears Fortezaの価格と安く買う方法
Kiwi Ears Fortezaの価格はいくら?
Kiwi Ears Fortezaの希望小売価格は9,380円(税込)です。
実売価格も、多くの販売店で9,200円から9,400円前後で推移しています。
1万円以下で購入できるハイブリッド型イヤホンとしては、非常に魅力的な価格設定です。
最安値で買う方法は?おすすめの販売店まとめ
Fortezaは、主に以下のオンラインストアや家電量販店で購入できます。
- e☆イヤホン
- Joshin web
- Amazon
- 楽天市場
- ヨドバシカメラ
- ビックカメラ
各オンラインストアでは、ポイント還元セールやクーポン配布などが定期的に行われています。
これらのキャンペーンをうまく利用することで、実質的な最安値で購入することが可能です。
まとめ:Kiwi Ears Forteza レビューの決定版
- Fortezaはパワフルな低音と美しいデザインが特徴のドンシャリ系イヤホンである
- ロック、ヒップホップ、EDMなどのエネルギッシュな楽曲との相性が抜群
- ドライバー構成は1BA+2DDのハイブリッド型を採用
- ラメが輝く透明なシェルはBlue、Purple、Blackの3色展開
- フィット感は良好だが、シェルが大きめなので耳が小さい人は注意が必要
- 音場は狭く平面的と感じる場合があるが、分離感は良好
- 原音忠実なモニターサウンドを求める人には不向き
- イヤホンジャック非搭載のスマホでは変換プラグが必須となる
- 価格は1万円以下とコストパフォーマンスに優れる
- 低音好きで個性的なイヤホンを探している人におすすめの一台である
