最新モデルのテレビは魅力的ですが、価格が高くて手が出しにくいと感じることはありませんか。
実は、高性能なテレビを安く手に入れるなら「型落ちテレビ」が非常におすすめです。
型落ちモデルは、発売から約1年が経過しただけで価格が大きく下がるにもかかわらず、最新モデルと比べて基本的な性能に大きな差がないことが多いため、コストパフォーマンスを重視する方にとって賢い選択肢となります。
この記事では、型落ちテレビがなぜ狙い目なのか、最も安く買える時期、失敗しない選び方のポイント、そして2025年に買うべき具体的なおすすめモデルまで詳しく解説します。
そもそも「型落ちテレビ」とは?
型落ちテレビを検討する前に、その定義やメリット、デメリットを正しく理解しておくことが重要です。
型落ちテレビの定義とメリット
型落ちテレビとは、一般的に後継の新しいモデルが発売されたことで旧型となった製品を指します。
発売から1年以上が経過したモデルがこれにあたることが多いです。
最大のメリットは、なんといっても価格の安さです。
新製品と比べて機能が大きく劣るわけではないのに、2割から5割ほど安く購入できるケースも少なくありません。
また、発売から時間が経っているため、実際に購入したユーザーの口コミやレビューが豊富にあり、使用感や評価を参考にしやすいのも大きな利点です。
最新モデルとの性能差はほとんどない?
テレビの技術は成熟しており、1〜2年程度の型落ちであれば、基本的な性能に劇的な差はないと考えてよいでしょう。
画質や音質、スマートテレビとしての機能など、日常的な視聴で満足できるスペックを備えたモデルがほとんどです。
もちろん、メーカーが新たに開発した最新技術や、ごく一部の便利機能は搭載されていませんが、多くの人にとっては十分満足できる性能を持っています。
型落ちテレビのデメリットと注意点
型落ちテレビにはデメリットも存在します。
最も大きな注意点は、生産が終了しているため在庫限りであることです。
人気モデルはすぐに売り切れてしまう可能性があり、購入のタイミングを逃すと手に入らなくなる場合があります。
また、中古品の場合はメーカー保証がなかったり、保証期間が短かったりすることもあるため、購入する販売店の保証内容をしっかり確認する必要があります。
型落ちテレビが最も安くなる時期【買い時を解説】
型落ちテレビをさらにお得に購入するためには、価格が最も下がる「買い時」を狙うことが重要です。
新製品が発売される「6月~9月」が狙い目
多くのテレビメーカーは、毎年6月から9月にかけて新製品を発売する傾向があります。
この時期になると、それまでの現行モデルが一斉に「型落ち」となり、在庫処分のために価格が大きく下がります。
そのため、この夏のシーズンが型落ちテレビを最も安く購入できる絶好のタイミングと言えるでしょう。
ボーナス商戦や決算期も価格が下がりやすい
新製品の発売時期以外にも、価格が下がりやすい時期があります。
具体的には、7月や12月のボーナス商戦、そして9月や3月の決算期です。
これらの時期は、家電量販店がセールを行うことが多く、型落ちモデルがセール対象品としてさらに安くなる可能性があります。
失敗しない型落ちテレビ選びのポイント
数ある型落ちテレビの中から、自分に合った一台を見つけるための選び方のポイントを解説します。
液晶か有機ELか?パネルの違いを理解する
テレビのパネルには、主に「液晶」と「有機EL」の2種類があります。
液晶テレビは、バックライトで映像を映し出す仕組みで、比較的価格が安く、明るい部屋での視聴に強いのが特徴です。
一方、有機ELテレビは画素自体が発光するため、完全な黒を表現でき、コントラストの高い映像が得意です。
以前は高価でしたが、最近では型落ちモデルなら液晶テレビと変わらない価格帯で手に入ることも増えています。
ただし、有機ELパネルは液晶に比べて寿命が短い(約3万時間、液晶は約6万時間)という点も考慮しておきましょう。
画面サイズは「55型」が人気でおすすめ
現在、テレビの画面サイズで最も人気があり、各メーカーが力を入れているのが「55型」です。
50型になるとスペックを落とすメーカーが多く、65型になると価格が上がり設置スペースも必要になるため、性能とサイズのバランスが良い55型が最適な選択肢となることが多いです。
迷ったら、まず55型の型落ちモデルから検討してみることをおすすめします。

メーカーごとの特徴で選ぶ
テレビはメーカーごとに画作りや機能に特徴があります。
- パナソニック: 黒の表現力に定評があり、パリッとした鮮明な映像が特徴。音質にもこだわりがあります。
- レグザ (東芝): 自然で癖のない画質が魅力。タイムシフトマシンのような便利な録画機能も人気です。
- ソニー: 明るく鮮やかな映像表現が得意。ネット動画を高精細に映し出す能力に長けています。
- シャープ: 光の反射や映り込みを抑えるパネル技術に強みがあります。
- ハイセンス・LG: 海外メーカーならではの高いコストパフォーマンスが魅力。近年は品質も大きく向上しています。
これらの特徴を参考に、自分の好みに合ったメーカーを選ぶのも良いでしょう。
【2025年】今が狙い目!おすすめの型落ちテレビ
ここでは、インプットされた情報をもとに、今購入を検討すべき具体的な型落ちテレビのおすすめモデルを「有機EL」と「液晶」に分けてご紹介します。
【有機EL】おすすめの型落ちテレビ
| モデル名 | メーカー | 特徴 |
|---|---|---|
| VIERA TH-55Z90A | パナソニック | 2024年モデル。元々は値引きできない指定価格商品だったが型落ちで安価に。黒の締まりや明るさの表現力が高く、FireTV OS搭載でネット動画も快適。 |
| VIERA TH-55Z95A | パナソニック | Z90Aの上位モデル。マイクロレンズ有機ELパネル搭載で、従来の有機ELを超える明るさを実現。テレビ単体とは思えない高音質も魅力。 |
| REGZA 55X8900N | レグザ | 2024年モデル。癖のない落ち着いた画質で、地デジやネット動画をナチュラルに楽しめる。シンプルな操作性で誰にでも使いやすい優等生モデル。 |
| OLED55B2PJA | LG | 高画質な有機ELパネルを搭載しながら、12万円前後という驚異的なコストパフォーマンスを実現。とにかく安く有機ELテレビを手に入れたい方におすすめ。 |
【液晶】おすすめの型落ちテレビ
| モデル名 | メーカー | 特徴 |
|---|---|---|
| REGZA 55Z875R | レグザ | 2025年モデルだが価格が落ち着いてきた狙い目。ミニLEDと量子ドット技術による高画質。最大6チャンネルを自動録画するタイムシフトマシンも搭載。 |
| REGZA 55Z670N | レグザ | 2024年モデルのコスパモデル。ミニLED非搭載だが、画質や使い勝手のバランスに優れ、「これで十分」と思える満足度の高い一台。 |
| BRAVIA K-55XR50 | ソニー | 2025年モデル。ミニLEDバックライトを搭載しつつ、一部機能を絞ることで価格を抑えたソニーの人気モデル。ネット動画の視聴がメインの方に特におすすめ。 |
| AQUOS 4T-C55GN2 | シャープ | 映り込みが少ない「N-Blackパネル」を採用し、明るい部屋でも見やすい。2画面表示機能も便利。紹介モデルの中では特に価格が安いのが魅力。 |
| Hisense 55U8K | ハイセンス | 2023年の最上位モデル。ミニLEDを搭載し、有機ELに迫る高画質を実現しながら10万円台前半という価格が魅力。3年保証も安心。 |
まとめ
高性能なテレビを安く購入したいなら、型落ちテレビは非常に賢い選択です。
最新モデルとの性能差が少ないにもかかわらず、価格は大幅に安くなっています。
特に、各メーカーの新製品が登場する6月~9月は、前年のモデルが大きく値下がりする絶好の買い時です。
今回ご紹介した選び方のポイントやおすすめモデルを参考に、ご自身の視聴スタイルや予算に合った、コストパフォーマンス最強の一台を見つけてみてください。

