カシムラから登場したオープンイヤー型イヤホン「BL-140」が、1,500円台という衝撃的な価格で注目を集めています。
「耳をふさがない」イヤーカフ式を手軽に試してみたいと考える方にとって、この価格は非常に魅力的でしょう。
しかし同時に、「安すぎて逆に不安」「実際の音質はどうなのか?」といった疑問や、Amazonレビューでの厳しい評価を見て購入を迷っている方も多いのではないでしょうか。
この記事では、カシムラ BL-140に関する評判・口コミを徹底的に検証し、その特徴やスペック、価格情報まで、購入判断に必要な情報を網羅的に解説します。
【結論】カシムラ BL-140は買うべき?1,580円の価値を正直レビュー
先に結論:音質を重視するなら絶対におすすめできない
カシムラ BL-140の購入を検討している方へ、まず結論からお伝えします。
もしあなたが少しでも「音質」を重視するのであれば、この製品は絶対におすすめできません。
Amazonのカスタマーレビューでは「商品として送り出すレベルには無い」と星1.0の酷評が付けられており、特に音質面での問題が深刻であることが伺えます。
価格(最安値1,580円)は非常に安価ですが、その価格をもってしても許容しがたい音質である可能性が高いです。
カシムラ BL-140が向いている人・向いていない人の特徴
この製品の特性を踏まえると、おすすめできる人とそうでない人は明確に分かれます。
【向いていない人】
- 音楽鑑賞をメインで楽しみたい人
- イヤホンの音質(特に低音や中音域)を気にする人
- 通話品質をある程度重視する人
- 「安かろう悪かろう」な製品で失敗したくない人
【向いている可能性がある人】
- 音質は一切気にしない、音が鳴れば良いという人
- 「耳をふさがない」イヤーカフ式をとにかく最安値で試してみたい人
- 周囲の音を聞きながら作業をするための「ながら聴き」専用と割り切れる人
この記事でわかるカシムラ BL-140の全て
この記事では、カシムラ BL-140の購入を判断するために必要な、以下の情報を詳しく掘り下げていきます。
- 悪い評判・口コミの検証: Amazonレビューでなぜ酷評されているのか、その具体的な内容を分析します。
- 特徴とメリット: 音質以外の機能面(AAC対応、Bluetooth 5.4など)を紹介します。
- 注意点とデメリット: 音量調整や保証期間など、購入前に知るべき点を解説します。
- スペックと価格: 詳細な仕様と、どこで最も安く買えるかを比較します。
カシムラ BL-140の悪い評判・口コミを徹底検証
Amazonレビュー「音質がひどい」「低音なし、高音キンキン」は本当か?
カシムラ BL-140の評価を調べる上で、最も深刻な情報がAmazonのカスタマーレビューです。
2025年9月6日に投稿されたレビューでは、5段階評価で最低の「星1.0」が付けられています。
レビュー内容は以下の通りです。
- 低音なし
- 中音域もかなり弱い
- 音自体の線が細く聞こえ難い
- ボリュームを上げると高音がキンキン耳を刺す
この内容が事実であれば、音楽鑑賞はもちろん、動画視聴などにおいても快適な使用は難しいレベルと言わざるを得ません。
「応援も兼ねて購入した」というレビュアーが「商品として送り出すレベルには無い」と断言している点は、購入を検討する上で最も重視すべき情報です。
通話用マイクの品質は?「通話すらしんどい」という評価の真相
本製品はマイクを搭載しており、通話やSiri(音声操作)に対応しています。
しかし、前述のAmazonレビューでは「これでは通話のみに使う事すらしんどい」とも評価されています。
イヤホン自体の音質(相手の声を聞き取る品質)と、マイクの品質(自分の声を相手に届ける品質)の両方に問題がある可能性が示唆されます。
通話を目的とした利用も避けた方が賢明かもしれません。
イヤーカフ式特有の音漏れはどれくらい?
カシムラ BL-140は耳を塞がないオープンイヤー(開放型)構造です。
メーカーサイトには「音漏れを軽減するスピーカー設計」との記載があります。
ただし、「※完全に音漏れを防ぐものではありません」という注意書きも併記されています。
構造上、音量を上げれば周囲に音が漏れるのは避けられません。
静かな図書館や電車内などでの使用には向いておらず、主に自宅での作業中や屋外でのウォーキングなどで使用が想定されます。
カシムラ BL-140の音質以外の特徴とメリット(おすすめな点)
厳しい評価が目立つ一方で、価格相応の機能やイヤーカフ式ならではのメリットも搭載されています。
「耳をふさがない」オープンイヤー(イヤーカフ式)の快適さ
本製品の最大のメリットは、耳に挟むイヤーカフタイプであることです。
耳の穴を塞がないため、カナル型イヤホンのような圧迫感や蒸れがありません。
また、「周囲の音が聞けて音楽を聴きながら作業ができる」ため、家事をしながら、あるいはWeb会議に参加しながらでも、家族の呼びかけやインターホンの音を聞き逃しにくい利点があります。
iPhoneユーザーも安心の「AACコーデック」対応
スペック上、iPhoneでの高音質再生に適した「AAC」コーデックに対応しています。
(対応コーデックはSBC、AAC)。
ただし、前述の音質レビューを踏まえると、コーデックがAACに対応していても、イヤホン本体のドライバーや設計が音質をスポイルしている可能性が非常に高いです。
あくまで「AACに対応している」という事実以上の期待はしない方が良いでしょう。
途切れにくさは?「Bluetooth 5.4」搭載の接続性
ワイヤレス機能として、比較的新しい規格である「Bluetooth Ver.5.4」を搭載しています。
一般的に、Bluetoothのバージョンが新しいほど接続安定性や低遅延性が向上するとされています。
人混みなどでの音途切れの少なさには、ある程度期待できるかもしれません。
自動ペアリングとタッチ操作の使い勝手
日常的な使い勝手にも配慮されています。
一度ペアリングすれば、充電ケースから取り出すだけで端末に自動接続されます。
また、イヤホン本体はタッチセンサーに対応しており、音楽の再生/停止、曲送り/曲戻しといった基本操作が可能です。
購入前に知っておくべき注意点とデメリット
価格の安さには、音質以外にもトレードオフとなる点が存在します。
最大のデメリット:音質は価格以下という厳しい評価
繰り返しになりますが、最大のデメリットは音質です。
Amazonレビュー(星1.0)で「低音なし、中音域弱い、高音キンキン」と評されている点が全てを物語っています。
1,580円という価格を考慮しても「商品レベルに無い」とまで言われる音質であるリスクを許容できるかどうかが、購入の最大の焦点となります。
イヤホン本体で音量調整ができない仕様
メーカーの製品情報ページや取扱説明書には「※本製品で端末の音量調整はできません。」と明記されています。
音量を変更したい場合は、その都度スマートフォンやPC側で操作する必要があります。
これは日常使いにおいて、地味ながら大きなストレスになる可能性があります。
リダイヤル機能は非搭載
マイクは搭載されていますが、機能には制限があります。
メーカーの注意書きには「本製品は電話着信時の受話対応していますが、リダイヤル機能(発信機能)はありません。」と記載されています。
通話を発信したい場合は、端末(スマートフォンなど)を直接操作する必要があります。
防水・防塵性能の記載が見当たらない点
スペック表を確認するかぎり、「防水・防塵性能」に関する記載(IPX4など)は見当たりません。
ランニングやジムでのトレーニングといった汗をかくシーンや、雨天時の屋外での使用は、故障の原因となるため避けるべきです。
保証期間は6ヶ月と短め
一般的なイヤホンの保証期間が1年間であるのに対し、カシムラ BL-140の保証期間は「お買い上げの際のレシート日付より6ヶ月」と短く設定されています。
万が一の初期不良や早期故障に対するセーフティネットが短い点も注意が必要です。
カシムラ BL-140の詳しいスペック(仕様)一覧
カシムラ BL-140の主な仕様を一覧表にまとめます。
基本仕様(タイプ、ドライバー、重量)
バッテリー性能(連続再生時間、充電時間)
ワイヤレス機能(Bluetooth Ver., 対応コーデック)
| 項目 | スペック | 
| タイプ | オープンイヤー | 
| 装着方式 | イヤーカフ | 
| 構造 | 開放型(オープンエアー) | 
| ドライバーサイズ | 12 mm | 
| 重量 | 約4.8 g(片側) | 
| Bluetoothバージョン | Ver.5.4 | 
| 対応コーデック | SBC, AAC | 
| 連続再生時間 | 約4.5時間(音量40%時) | 
| 充電ケース併用 | ケースで約1.9回分(約8.5時間分)充電可能 | 
| イヤホン充電時間 | 最大約1.5時間 | 
| 充電ケース充電時間 | 最大約1.5時間 | 
| 充電端子 | 充電ケース:USB Type-C | 
| マイク搭載 | ○ | 
| 自動電源ON機能 | ○ | 
| タッチ操作 | ○ | 
| 防水・防塵性能 | 記載なし | 
| 音量調整 | 不可(端末側で操作) | 
カシムラ BL-140の価格と最安値情報
現在の最安価格はいくら?(2025年10月時点)
2025年10月25日時点の情報では、カシムラ BL-140 [ホワイト] の最安価格(税込)は「1,580円」です。
この価格はAmazon.co.jpで提示されています。
Amazon、ヨドバシなど主要ECサイトの価格比較
価格.comに掲載されている取り扱い店舗(10店舗)の価格帯を見ると、最安値の1,580円から、高いショップでは3,000円を超える価格設定も見られます。
- Amazon.co.jp: 1,580円(税込)
- ヨドバシ.com: 1,760円(税込・送料無料)
- ヤマダウェブコム: 1,760円(税込・送料別途550円)
- コジマネット: 1,760円(税込・送料別途550円)
- ビックカメラ.com: 1,760円(税込・送料無料)
購入する場合は、送料を含めた総額で比較することが重要です。
価格変動と買い時は?
価格推移グラフを見ると、発売(2025年9月下旬)から現在まで、最安値は1,580円前後で安定しています。
これ以上の大幅な値下がりは考えにくく、1,580円が実質的な底値圏と見てよいでしょう。
まとめ:カシムラ BL-140 レビュー解説
音質を妥協してでも「ながら聴き」用としてアリか?
カシムラ BL-140のレビュー解説をまとめます。
本製品は、Amazonレビューで「音質が商品レベルに無い」と星1.0の酷評を受ける製品です。
音質を少しでも気にするのであれば、購入は推奨できません。
一方で、「耳を塞がない」「周囲の音が聞こえる」というイヤーカフ式のメリットを、1,580円という最安値で試せる点は唯一の魅力です。
音質は一切問わず、とにかく安い「ながら聴き」専用機として割り切れる場合にのみ、選択肢となり得るでしょう。
同価格帯の他社製品(グリーンハウス GH-OWSBなど)との簡易比較
もし、もう少しだけ予算を出せるのであれば、他の選択肢を検討することを強く推奨します。
例えば、関連製品として表示される「グリーンハウス GH-OWSB」は、最安値が2,300円台ですが、価格.comでの満足度は「4.38」と比較的高い評価を得ています(2025年10月時点)。
数百円の差で、音質や満足度が大きく変わる可能性も考慮すべきです。
最終評価:「安かろう悪かろう」を覚悟すべき製品か
Amazonのレビュアーは「日本のマイナーメーカーも自社で頑張って作ってるんだなと応援も兼ねて購入」したと述べています。
しかし、その善意をもってしても許容できない品質であったことが伺えます。
カシムラ BL-140は、現時点では「安かろう悪かろう」の典型例である可能性が非常に高い製品と言えそうです。
- カシムラ BL-140はイヤーカフ式のオープンイヤー型イヤホンである
- 最安価格は1,580円(税込)前後(2025年10月時点)
- Amazonレビューでは音質が「商品レベルに無い」と星1.0の酷評
- 具体的な音質評価は「低音なし、中音域弱い、高音キンキン」
- 通話品質も「しんどい」とのレビューがあり推奨できない
- メリットは「耳を塞がない」快適さと「周囲の音が聞こえる」点
- Bluetooth 5.4とAACコーデックに対応している
- イヤホン本体での音量調整は不可である
- リダイヤル機能は非搭載で、保証期間は6ヶ月と短い
- 音質を少しでも求めるなら購入は推奨できない製品である
