JBLのフラッグシップモデルとして登場し、世界初のスマートタッチディスプレイ搭載ケースで大きな話題を呼んだ完全ワイヤレスイヤホン、JBL TOUR PRO 2。
発売から時間が経過した現在、価格が落ち着いてきたことで「コスパ最強のハイエンド機」として再び注目を集めています。
しかし、購入を検討する際には「ケースの液晶は本当に使うのか」「最新機種と比較して音質は見劣りしないか」といった疑問が浮かぶことでしょう。
この記事では、JBL TOUR PRO 2の実力を徹底的に深掘りし、スペックや機能だけでなく、実際の使い勝手や競合モデルとの違いまで詳しく解説します。
話題のスマートケースの実用性や、多くのユーザーが高く評価する装着感の秘密を知ることで、あなたにとってベストな選択ができるようになるはずです。
JBL TOUR PRO 2の実機レビュー:結論は「今が買い時」の高コスパ・フラッグシップ
発売当初3.3万円から実売1万円台へ!驚異の価格推移とコストパフォーマンス
JBL TOUR PRO 2は、2023年3月の発売当初、税込33,000円というフラッグシップモデルらしい価格設定で登場しました。
しかし、発売から1年以上が経過し、後継機の登場や市場の変動により、実売価格は大きく変化しています。
現在では、セール時期や販売店によっては1万円台後半から2万円台前半で購入できるケースも増えており、かつてのハイエンド機がミドルクラスの価格帯で手に入る状況です。
この価格推移こそが、今JBL TOUR PRO 2をレビュー解説する上で最も重要なポイントであり、圧倒的なコストパフォーマンスを生み出している最大の理由といえます。
3万円台の性能を持った製品が1万円台で手に入るというのは、ユーザーにとって非常に大きなメリットです。
結論:音質・機能・装着感のバランスが完成された「全部入り」モデル
結論から申し上げますと、JBL TOUR PRO 2は音質、機能性、装着感のすべてが高水準でまとまった「全部入り」の完成形といえます。
特定の機能だけが突出しているのではなく、日常使いで求められるあらゆる要素がバランスよく搭載されている点が魅力です。
強力なノイズキャンセリング、マルチポイント接続、ワイヤレス充電、そして長時間のバッテリー持ちと、現代の完全ワイヤレスイヤホンに求められるスペックはほぼ網羅されています。
特に、後述する装着感の良さはJBL製品の中でも群を抜いており、長時間着けていてもストレスを感じにくい設計は、スペック表には現れない大きな価値です。
価格が下がった現在、この総合力の高さは他社製品と比較しても頭一つ抜けた存在となっています。
スペック一覧表:Bluetooth 5.3、マルチポイント、再生時間などの基本仕様
JBL TOUR PRO 2の主な仕様を以下の表にまとめました。
基本性能の高さをご確認ください。
| 項目 | 仕様 |
|---|---|
| ドライバー | 10mm径ダイナミックドライバー |
| Bluetooth | バージョン 5.3 |
| 対応コーデック | SBC, AAC, LC3(対応予定) |
| ノイズキャンセリング | リアルタイム補正機能付きハイブリッドANC |
| 再生時間(ANCオン) | イヤホン本体:約8時間 / ケース込み:約32時間 |
| 再生時間(ANCオフ) | イヤホン本体:約10時間 / ケース込み:約40時間 |
| 充電時間 | 約2時間(15分の充電で約4時間再生可能) |
| ワイヤレス充電 | 対応 |
| マルチポイント | 対応(2台同時接続) |
| 防水性能 | IPX5(イヤホン本体のみ) |
| 重量 | イヤホン片耳:約6.1g / ケース:約73g |
最大の特徴「スマートタッチディスプレイ搭載ケース」は本当に便利なのか?
アプリを開かずにイコライザーやノイキャン設定が可能なメリット
JBL TOUR PRO 2の代名詞とも言えるのが、充電ケースに搭載された1.45インチのスマートタッチディスプレイです。
この機能の最大のメリットは、スマートフォンを取り出して専用アプリを起動することなく、イヤホンの設定変更が可能になる点にあります。
例えば、楽曲に合わせてイコライザー(EQ)プリセットを切り替えたり、周囲の状況に応じてノイズキャンセリングと外音取り込みを切り替えたりといった操作が、ケース上で完結します。
また、再生・停止や曲送りなどの基本操作はもちろん、空間サウンドのオン・オフや「イヤホンを探す」機能までケースからアクセス可能です。
アプリの起動というワンクッションを省略できることは、頻繁に設定を変更したいユーザーにとっては快適な体験となります。
実際の使い勝手検証:「スマホ操作で十分」という意見への回答
「設定変更ならスマホでやればいいのでは?」という意見も少なくありませんが、実際に使ってみるとスマートケースならではの利便性に気づかされます。
特に役立つのが、PCやゲーム機、テレビなど、専用アプリをインストールできないデバイスと接続しているシーンです。
通常、PC接続中にイコライザーやノイズキャンセリングの設定を変更する場合、一度スマホに接続し直してアプリから操作する必要がありますが、スマートケースがあればその手間は不要です。
接続先に関わらず、手元のケースで即座に設定をいじれるというのは、マルチデバイスで使用する現代のユーザーにとって強力な武器となります。
また、会議中や移動中など、スマホを取り出しにくい状況でも、ポケットからケースを出してさりげなく操作できる点はスマートです。
タッチパネルの誤動作リスクとバッテリー持ちへの影響について
一方で、タッチパネルならではの注意点も存在します。
ポケットやカバンに入れている際に、画面が何かに触れて意図しない操作が行われてしまう「誤動作」のリスクです。
これに対しては、画面ロック機能が備わっているため、基本的には防ぐことが可能ですが、取り出すたびにロック解除が必要になる手間とのトレードオフになります。
また、ディスプレイを搭載している分、通常の充電ケースよりもバッテリー消費が早いのではないかという懸念もあります。
実際には、イヤホン本体とケースを合わせた再生時間は最大40時間(ANCオフ時)と十分なスタミナを確保しており、ディスプレイの存在が極端にバッテリー寿命を縮めている感覚はありません。
ただし、輝度設定を高めにしていたり、頻繁に操作を行ったりすれば、当然ケースの減りは早くなるため、必要な時だけ使うという運用が推奨されます。
音質評価:JBLらしいパワフルな低音とクリアなボーカル
ロック・ポップス・EDMとの相性が抜群な「楽しく聴かせる」サウンド
JBL TOUR PRO 2の音質は、ブランドの伝統を感じさせる「元気でパワフルなサウンド」が特徴です。
新開発の10mm径ダイナミックドライバーには「DLC(Diamond-Like Carbon)」コーティングが施されており、剛性が高く、キレのある音を実現しています。
特に低音域の量感と質感が素晴らしく、バスドラムやベースの音が太く、深く沈み込むように響きます。
それでいて中高音域が埋もれることはなく、ボーカルの歌声はクリアに前に出てくるため、全体的にメリハリの効いた聴き心地の良い音に仕上がっています。
繊細なクラシックを分析的に聴くというよりは、ロック、ポップス、EDM、ヒップホップなどをノリ良く楽しむのに最適なチューニングです。
空間サウンド(Spatial Sound)で映画・アニメ・ゲームの臨場感はどう変わる?
本機には、独自の「空間サウンド(Spatial Sound)」機能が搭載されています。
これは、あらゆるステレオ音源を擬似的に3Dオーディオ化し、音の広がりや没入感を高める機能です。
「ムービー」「ミュージック」「ゲーミング」の3つのモードが用意されており、コンテンツに合わせて最適な音響効果を選択できます。
特に「ムービー」モードの効果は顕著で、映画やアニメのアクションシーンなどで使用すると、映画館にいるような迫力と臨場感が味わえます。
また、「ゲーミング」モードでは音の定位感が強調され、FPSなどのゲームプレイ時に敵の位置や足音を把握しやすくなる効果が期待できます。
音楽だけでなく、エンターテインメント全般をリッチな音で楽しみたい方にとって、非常に価値のある機能です。
対応コーデックはAAC/SBCのみ!LDAC非対応でも音質は満足できるか?
スペック面でよく議論になるのが、高音質コーデックである「LDAC」や「aptX Adaptive」に非対応であるという点です。
JBL TOUR PRO 2が対応しているのは、基本的なSBCとAACのみとなります。
スペック重視のユーザーからは懸念材料とされがちですが、実際の聴感上の音質は非常に高く、コーデックの仕様だけで判断するのは早計です。
ドライバー自体の基本性能が高いため、iPhone(AAC接続)はもちろん、Android端末でも十分に高解像度で迫力のある音を楽しめます。
「ハイレゾ音源を無劣化に近い状態で聴きたい」という強いこだわりがない限り、多くのユーザーにとっては満足できる音質レベルに達しています。
むしろ、接続安定性やバッテリー持ちのバランスを考慮した現実的な仕様とも言えるでしょう。
独自機能「Personi-Fi 2.0」で個人の耳に最適化された音を作る方法
音質をさらに自分好みに近づけるための機能として「Personi-Fi 2.0」が搭載されています。
これは、専用アプリを通じて簡単な聴力テストを行うことで、ユーザー個々の耳の聞こえ方に合わせた補正プロファイルを作成する機能です。
年齢や性別、聴こえにくい周波数帯域などを解析し、自動的に最適な音質へとチューニングしてくれます。
実際に設定してみると、今まで聴こえにくかった細かな音が明瞭になり、全体的な音の解像度が一皮むけたように感じられます。
イコライザー設定が苦手な方でも、この機能を使えば手軽に理想的なリスニング環境を整えることができるため、購入後は必ず設定すべき項目の一つです。
ノイズキャンセリング性能と外音取り込みの実力解説
リアルタイム補正機能付きハイブリッドANCの遮音性は「かなり強力」
JBL TOUR PRO 2のノイズキャンセリング機能は、「リアルタイム補正」に対応したハイブリッド方式を採用しています。
これは、周囲の騒音レベルを常にマイクで検知し、その状況に合わせてノイズキャンセリングの強度を自動で最適化する仕組みです。
実際に使用してみると、その効果はかなり強力で、装着した瞬間に周囲の雑音が「フッ」と消え去るような静寂を感じられます。
特に、低周波の騒音に対するカット性能が高く、空調の音やエンジンの駆動音などを効果的に低減してくれます。
また、耳の形状や装着状態に合わせて補正を行うため、常にベストな遮音性能を維持してくれる点も優秀です。
電車や街中の騒音は消える?実際の静寂性レビュー
具体的なシチュエーションとして、電車内や街中での使用感を解説します。
電車の走行音である「ゴーッ」という重低音は、音楽を再生していればほぼ気にならないレベルまで消去されます。
車内アナウンスや人の話し声といった中高音域のノイズも、完全には消えないものの、かなり遠くで鳴っているような感覚まで抑えられます。
街中の雑踏においても、車の走行音や周囲のガヤガヤとした音がスッと引き、自分だけの空間に浸ることができるレベルです。
最強クラスのノイズキャンセリング性能を持つ他社製品と比較しても遜色ないレベルであり、通勤・通学のストレスを大幅に軽減してくれるでしょう。
会話もスムーズな外音取り込み(アンビエントアウェア)とトークスルー機能
外音取り込み機能(アンビエントアウェア)についても、非常に自然で実用的です。
マイクで拾った音が機械的に強調されすぎることなく、イヤホンを外している時に近い感覚で周囲の音を聞くことができます。
また、ワンタップで再生音量を下げて外音を取り込む「トークスルー機能」も搭載されています。
これにより、レジでの会計時や電車のアナウンスを聞きたい時など、イヤホンを外すことなくスムーズに対応が可能です。
スマートケースからもこれらのモード切り替えができるため、状況に応じて素早く機能を使い分けることができます。
装着感と操作性:JBL史上最高のフィット感と呼ばれる理由
ショートスティック型ハイブリッドデザインで耳への負担を大幅軽減
JBL TOUR PRO 2のデザインは、従来の「バッズ型」と「スティック型」の良いとこ取りをしたような「ショートスティック型」を採用しています。
さらに、耳の複雑な凹凸(コンチャやトラガス)にフィットするよう計算された「デュアル・オーバルシェイプデザイン」を取り入れています。
この独自の形状により、耳の奥まで無理に押し込まなくてもしっかりと固定され、安定した装着感を実現しています。
イヤホン本体の重量も片耳約6.1gと軽量で、重心バランスが良いため、動いてもズレにくいのが特徴です。
長時間使用でも痛くなりにくい?実際の装着感レビュー
装着感の良さは、本機の大きなセールスポイントの一つです。
実際に数時間連続で使用してみても、耳珠(トラガス)付近への圧迫感が少なく、痛みを感じにくい設計になっています。
従来のJBL製品は筐体が大ぶりで、耳が小さい人にはフィットしにくいモデルもありましたが、TOUR PRO 2では大幅に改善されています。
耳への収まりが非常に良いため、長時間の移動中や作業中につけっぱなしにしていても快適に過ごせます。
もちろん個人差はありますが、多くのユーザーが「JBL史上最高の装着感」と評価するのも納得の着け心地です。
タッチ操作のカスタマイズ性は低い?操作割り当ての注意点
操作性に関しては、イヤホン本体のタッチセンサーで行います。
タップの反応は良好で、ストレスなく操作できますが、操作割り当てのカスタマイズ性には若干の制限があります。
アプリでの設定変更は可能ですが、完全に自由に機能を割り当てられるわけではなく、「再生コントロール」「音量コントロール」「アンビエントサウンド制御」といったグループ単位での選択となります。
例えば、左耳で音量調整、右耳で再生操作を行うと、ノイズキャンセリングの切り替え操作を本体で行えなくなるといったトレードオフが発生する場合があります。
ただし、ここで活きてくるのがスマートケースの存在です。
足りない操作をケース側で補完できるため、実運用上はそこまで大きな不満にはなりにくいでしょう。
JBL TOUR PRO 2の良い点(メリット)と注意点(デメリット)
おすすめな点:完成度の高い装着感とマルチポイントなどの充実した機能性
JBL TOUR PRO 2の最大のメリットは、やはりその総合力の高さです。
特に以下の点は、多くのユーザーにとって購入の決め手となるでしょう。
- 快適な装着感: 長時間でも疲れにくいフィット感は、日常使いにおいて最も重要な要素の一つです。
- 充実した機能: ノイキャン、外音取り込み、マルチポイント、ワイヤレス充電と、必要な機能が全て揃っています。
- エンタメ性能: パワフルな音質と空間サウンドにより、動画やゲームの迫力が倍増します。
- スマートケース: ガジェットとしての面白さと、アプリレスでの設定変更という実用性を兼ね備えています。
注意点:ケースのサイズ感とタッチ操作の感度、風切り音への耐性
一方で、購入前に知っておくべき注意点もいくつかあります。
- ケースのサイズ: ディスプレイを搭載している分、一般的な完全ワイヤレスイヤホンのケースより一回り大きく、厚みもあります。タイトなズボンのポケットに入れると少し存在感があります。
- タッチ感度: スマートケースのタッチパネルはスマホほど滑らかではなく、スクロール操作などで若干の引っかかりを感じることがあります。
- 風切り音: ノイズキャンセリング使用時、強風が吹くとマイクが風の音を拾ってしまうことがあります(ウィンドノイズ対策はされていますが、完全ではありません)。
徹底比較:下剋上モデル「LIVE BEAM 3」や後継機「TOUR PRO 3」との違い
LDAC対応の「JBL LIVE BEAM 3」とTOUR PRO 2、どっちがおすすめ?
JBL TOUR PRO 2の強力なライバルとして、下位グレードながら高性能な「JBL LIVE BEAM 3」が登場しています。
LIVE BEAM 3は、TOUR PRO 2にはない「LDACコーデック」に対応しており、ハイレゾ相当の音質を楽しめる点が大きな強みです。
また、価格もTOUR PRO 2の実売価格に近いか、さらに安価な設定となっています。
しかし、音作りの傾向としては、TOUR PRO 2の方がより深みのあるリッチな低音と広い音場感を持っており、フラッグシップらしい余裕を感じさせます。
また、ケースの質感やディスプレイの機能性においてもTOUR PRO 2に一日の長があります。
AndroidユーザーでLDACを重視するならLIVE BEAM 3、iPhoneユーザーや総合的な完成度・高級感を求めるならTOUR PRO 2がおすすめです。
最新後継機「JBL TOUR PRO 3」を待つべきか?価格差と性能差を分析
後継機である「JBL TOUR PRO 3」も登場しました。
こちらはデュアルドライバー構成となり、LDAC対応、さらにトランスミッター機能付きケースなど、性能面では確実に進化しています。
しかし、発売直後の価格はTOUR PRO 2の現在の実売価格と比較して倍近い差があることも珍しくありません。
音質や機能は間違いなく向上していますが、「価格差に見合うだけの体験差があるか」と問われると、多くのユーザーにとってはTOUR PRO 2で十分満足できるレベルです。
予算に余裕があり最新技術を体験したいならPRO 3ですが、コストパフォーマンスを最優先するなら、値下がりしたPRO 2が賢い選択と言えます。
同価格帯のAnkerやSony製品と比較したJBL TOUR PRO 2の強み
2万円前後の価格帯には、AnkerやSonyなどの人気モデルも多数存在します。
その中でJBL TOUR PRO 2を選ぶ強みは、「スマートケースによる独自性」と「楽しく聴かせる音質チューニング」です。
他社製品はスペックや機能性で勝負していますが、ケースで操作ができるというギミックを持っているのはJBLだけです(一部モデルを除く)。
また、Sonyなどが原音忠実系の音作りなのに対し、JBLは聴いていて気分が上がるようなエネルギッシュな音が特徴です。
「音楽を理屈ではなく体感で楽しみたい」という方には、JBL TOUR PRO 2が最も適しています。
評判・口コミ分析:ユーザーが語るリアルな評価
肯定的な口コミ:「音質が楽しい」「装着感が最高」「ケースが面白い」
実際に購入したユーザーからは、以下のような肯定的な声が多く聞かれます。
- 「低音が気持ちよくて、いつもの曲が楽しく聴こえる」
- 「今まで使ったイヤホンの中で一番耳にフィットする」
- 「ケースで着信確認やタイマー設定ができるのが意外と便利」
- 「マルチポイントの切り替えがスムーズで仕事に使いやすい」
特に音質と装着感に対する満足度が高く、期待通りのJBLサウンドと快適さを評価する声が目立ちます。
否定的な口コミ:「LDAC非対応が残念」「ケースの誤操作が気になる」
一方で、ネガティブな意見としては以下のようなものがあります。
- 「この価格帯ならLDACに対応してほしかった」
- 「ポケットの中でケースが誤動作して設定が変わっていたことがある」
- 「ケースが少し重くて嵩張る」
- 「タッチパネルの反応が少しもっさりしている」
やはりコーデックに関する不満や、スマートケースの携帯性・操作性に関する指摘が散見されます。これらは購入前に許容できるか検討すべきポイントです。
まとめ:JBL TOUR PRO 2 レビュー解説
JBL TOUR PRO 2は、かつての高級機が手の届く価格になったことで、今まさに「買い時」を迎えている完全ワイヤレスイヤホンです。
スマートケースというユニークな機能だけでなく、音質、ノイキャン、装着感というイヤホンの本質的な部分の完成度が極めて高く、誰が使っても満足できる一台に仕上がっています。
最後に、JBL TOUR PRO 2の特徴と魅力をまとめます。
- 発売当初より大幅に値下がりし、現在は圧倒的なコストパフォーマンスを誇る。
- JBLらしいパワフルな低音とクリアなボーカルで、音楽を楽しく聴かせる音質。
- スマートタッチディスプレイ搭載ケースにより、アプリなしで設定変更が可能。
- PCやゲーム機接続時でも、ケースからイコライザーやノイキャン操作ができる。
- リアルタイム補正付きの強力なノイズキャンセリングで静寂を提供。
- ショートスティック型と独自デザインにより、長時間でも痛くなりにくい装着感。
- 空間サウンド機能で、映画やゲームの臨場感を劇的に向上させる。
- マルチポイントやワイヤレス充電など、利便性を高める機能も網羅。
- LDAC非対応だが、基本性能の高さでiPhoneでもAndroidでも高音質を実現。
- ガジェットとしての面白さと実用性を兼ね備えた、満足度の高い一台である。
