「JBLの最新ヘッドホン、Tour One M3 Smart Txの評判はどう?」
「Smart Txって何ができるの?通常モデルとの違いは?」
「音質やノイズキャンセリング性能、実際の使い勝手が知りたい」
ワイヤレスオーディオ市場を牽引するJBLから、まさに“全部入り”のフラグシップヘッドホン『JBL Tour One M3 Smart Tx』が登場しました。
前モデルから音質・機能ともに大きく進化し、さらにディスプレイ付きの「スマートトランスミッター」が付属することで、これまでのワイヤレスヘッドホンの常識を覆すほどの利便性を実現しています。
この記事では、そんなJBL Tour One M3 Smart Txの気になる特徴やスペック、核心となる音質、そして最大の魅力であるSmart Txの機能まで、あらゆる情報を網羅的にレビュー・解説します。
この記事を最後まで読めば、あなたがこの次世代ヘッドホンを手に入れるべきか、その答えが明確になるはずです。
【結論】JBL Tour One M3 Smart Txは買うべき?
音質・機能・接続性の三拍子が揃った「万能フラグシップ」ヘッドホン
結論から言うと、JBL Tour One M3 Smart Txは、音質、機能性、そして接続性のすべてにおいて妥協したくないユーザーにとって「買うべき」一台です。
JBLらしいパワフルで高解像度なサウンド、自然で質の高いノイズキャンセリング、そして長時間でも快適な装着感といった基本性能の高さに加え、Smart Txによる圧倒的な接続性が最大の魅力。
音楽鑑賞はもちろん、映画、ゲーム、オンライン会議、さらには飛行機での移動まで、あらゆるシーンで最高のパフォーマンスを発揮する「万能フラグシップ」と呼ぶにふさわしい完成度を誇ります。
Smart Txモデルはこんな人におすすめ!
特に、Smart Txが付属するモデルは以下のような方に強くおすすめできます。
- 飛行機や新幹線など、移動中に機内エンターテイメントを楽しみたい方
- テレビやPC、Nintendo Switchなどのゲーム機に低遅延でワイヤレス接続したい方
- 複数のデバイスを使いこなし、接続の手間を少しでも減らしたい方
- 最新ガジェットが好きで、新しい体験や機能性を重視する方
- 1台であらゆる用途をカバーできる、究極のヘッドホンを求めている方
これらのニーズに、Smart Txは完璧に応えてくれます。
評判・口コミから見る良い点と気になる点
実際のユーザーからの評判や口コミを見ると、多くの良い評価が寄せられています。
- 良い点: 「トランスミッターが革命的に便利」「JBLらしい楽しい音質と解像度の高さ」「装着感が良く、長時間でも疲れない」「ノイズキャンセリングが自然で圧迫感がない」
- 気になる点: 「価格が高い」「LDACと空間オーディオが併用できない」「タッチ操作が少し敏感すぎる」
総じて、機能性と音質に対する満足度は非常に高い一方で、価格や一部の仕様については個人の好みや使い方によって評価が分かれるようです。
JBL Tour One M3 Smart Txの最大の特徴|通常モデルとの違いも解説
Smart Tx(スマートトランスミッター)で何ができる?飛行機やゲーム機での使い方
JBL Tour One M3 Smart Txの最大の特徴は、ディスプレイ付きの「Smart Tx(スマートトランスミッター)」が付属する点です。
これは単なるBluetooth送信機ではなく、以下のような多彩な機能を持っています。
- Bluetooth非対応機器との接続: 飛行機の座席モニターやテレビ、ゲーム機(Nintendo Switchなど)のイヤホンジャックに接続することで、これらの機器の音声をワイヤレスで楽しめます。
- 低遅延接続: LC3コーデックに対応し、映像と音のズレが極めて少ないため、映画やゲームでも違和感なく没入できます。
- ディスプレイでの操作: トランスミッターの画面で、音量調整や再生/停止、モード切替などが可能。スマホアプリを開く必要がありません。
- Auracast対応: 複数の対応ヘッドホンで同じ音声を共有できる未来の機能にも対応しています。
これにより、これまで有線でしか楽しめなかったシーンでも、ワイヤレスの快適さを享受できるようになります。
通常モデルとSmart Txモデルの違いを比較!どっちを選ぶべき?
JBL Tour One M3には、Smart Txが付属しない通常モデルも存在します。どちらを選ぶべきか、その違いを比較してみましょう。
項目 | Tour One M3 Smart Tx | Tour One M3(通常モデル) |
---|---|---|
Smart Tx | 付属 | 付属しない |
価格(税込) | 57,200円 | 49,500円 |
接続性 | Bluetooth + トランスミッター | Bluetoothのみ |
主な用途 | 音楽、映画、飛行機、ゲーム、テレビ | 音楽、映画(スマホ・PC中心) |
おすすめな人 | あらゆる機器で使いたい人、旅行・出張が多い人 | 主にスマホやPCで音楽を聴く人 |
ヘッドホン本体の性能は全く同じです。
飛行機やゲーム機での利用を想定しているなら、価格差以上の価値があるSmart Txモデル一択です。
主にスマートフォンやPCでの利用が中心であれば、通常モデルでも十分にその性能を体感できます。
スペック一覧(ドライバー、コーデック、バッテリー等)
項目 | スペック |
---|---|
ドライバー | 40mm マイカドームダイナミックドライバー |
対応コーデック | SBC, AAC, LC3, LDAC |
Bluetooth | Ver.5.3(LE Audio対応予定) |
ノイズキャンセリング | リアルタイム補正機能付きハイブリッド方式 |
マイク数 | 合計10基 |
空間オーディオ | 対応(ヘッドトラッキング付き) |
バッテリー駆動時間 | 最大70時間(NCオフ) / 最大40時間(NCオン) |
有線接続 | USB-Cデジタル(最大96kHz/24bit)、3.5mmアナログ |
重量 | 約278g |
【音質レビュー】JBL史上最強と謳われるサウンドを徹底解説
新開発「マイカドームドライバー」で音質はどう進化した?
JBL Tour One M3の心臓部には、新開発の40mm径「マイカドームドライバー」が搭載されています。
マイカ(雲母)は高剛性かつ軽量な素材で、音の応答性が非常に高いのが特徴です。
これにより、前モデルと比較して音の立ち上がりが速く、より繊細な音のニュアンスまで表現可能になりました。
特に、低音の深みと高音の伸びやかさが向上しており、JBLらしいパワフルさはそのままに、全体の解像度が一段階引き上げられた印象です。
LDAC接続時の音質は?JBLらしい迫力と繊細さを両立
Androidスマートフォンなど、LDACコーデックに対応した機器と接続することで、ハイレゾ相当の高音質ワイヤレス再生が可能です。
LDAC接続時のサウンドは、情報量が格段に増し、音の輪郭がより鮮明になります。
JBLならではのタイトで迫力のある低音、クリアで前に出てくるボーカル、そして刺さることなく伸びる高音のバランスが絶妙で、ロックやEDMからジャズ、クラシックまで、あらゆるジャンルの音楽を楽しく、かつ高品位に聴かせてくれます。
空間オーディオ(ヘッドトラッキング付き)の没入感は本物か
JBL独自の空間オーディオ機能も搭載しており、特に映画やライブ映像でその真価を発揮します。
頭の動きに合わせて音の聞こえ方が変わる「ヘッドトラッキング機能」により、まるでその場にいるかのような立体的な音場を体験できます。
一般的なステレオ音源でも、音に奥行きと広がりが生まれ、より没入感のあるリスニングが可能です。
その再現度は非常に自然で、他社の空間オーディオ機能と比較してもトップクラスの完成度と言えるでしょう。
USB-Cでの有線接続(ハイレゾ)の実力
付属のUSB-Cケーブルを使えば、PCやスマートフォンとデジタル接続し、最大96kHz/24bitのハイレゾロスレス再生が可能です。
このモードでは、Bluetooth接続時よりもさらに音の密度感や滑らかさが増し、ヘッドホンが持つポテンシャルを最大限に引き出すことができます。
自宅でじっくり音楽に浸りたい時や、音質にこだわりたい場面で非常に有効な接続方法です。
機能・装着感レビュー|日常使いでの実力は?
ノイズキャンセリング性能は?SONYやBoseと比較してどう?
合計10基のマイクを搭載したリアルタイム補正機能付きのノイズキャンセリングは、非常に高いレベルにあります。
特に飛行機のエンジン音や電車の走行音といった低周波ノイズの除去能力に優れています。
SONYやBoseのフラグシップ機のような「完全な無音」を目指す強力なタイプというよりは、圧迫感が少なく、あくまで自然に騒音を低減させる「質の高い」ノイズキャンセリングです。
長時間使用しても疲れにくく、音楽への没入感を高めるには十分すぎる性能を持っています。
外音取り込み機能は自然に聞こえる?
外音取り込み機能(アンビエントアウェア/トークスルー)の性能も非常に優秀です。
機械的な音にならず、まるでヘッドホンを着けていないかのように自然に周囲の音を聞き取ることができます。
音楽を再生しながらでも、駅のアナウンスや人の呼びかけに気づくことができ、安全性も確保されます。
また、自分の声がこもって聞こえにくいということもなく、ヘッドホンを着けたままの会話もスムーズです。
装着感は快適?長時間の使用でも疲れないか
装着感は、多くのレビューで高く評価されています。
新開発のプロテインレザーを使用したイヤーパッドは、モチモチとした非常に柔らかい感触で、耳全体を優しく包み込みます。
側圧も強すぎず弱すぎず絶妙に調整されており、メガネをかけていても痛みを感じにくいです。
約278gという重量も相まって、3時間以上の長時間のフライトや作業でも、疲れや不快感を感じることなく快適に過ごせます。
専用アプリでできること|豊富なカスタマイズ機能
専用の「JBL Headphones」アプリを使えば、Tour One M3の機能を最大限に活用できます。
- イコライザー設定: プリセットから選んだり、自分で細かく調整したりできます。
- ノイズキャンセリング/外音取り込みのレベル調整
- 空間オーディオの設定: モード(音楽/映画/ゲーム)の切り替えやヘッドトラッキングのON/OFFが可能です。
- スマートトーク: 話し始めると自動で音楽が一時停止する機能の設定。
- ボタンのカスタマイズ
- Personi-Fi 3.0: 聴力テストを行い、自分に最適なサウンドプロファイルを作成できます。
非常に多機能で、自分好みのヘッドホンに徹底的にカスタマイズする楽しみがあります。
JBL Tour One M3 Smart Txの価格と購入前の注意点
価格はいくら?どこで買える?
JBL Tour One M3 Smart Txの公式ストア価格は57,200円(税込)、トランスミッターが付属しない通常モデルは49,500円(税込)です。
JBL公式サイトのほか、Amazonや楽天市場、大手家電量販店などで購入可能です。
フラグシップモデルとして高価な部類に入りますが、その多機能性と性能を考えれば納得の価格設定と言えるでしょう。
【注意点】LDACと空間オーディオは併用できない
高音質コーデックである「LDAC」と、「空間オーディオ」機能は、残念ながら同時に使用することができません。
アプリでLDACを有効にすると、空間オーディオの項目は選択できなくなります。
そのため、高精細な音質を優先するか、立体的な音響体験を優先するか、聴くコンテンツや好みに応じて切り替える必要があります。
【注意点】タッチ操作の仕様と物理ボタンの使い分け
操作は、右ハウジングのタッチセンサーと、両ハウジング下部の物理ボタンで行います。
再生/停止や曲送りはタッチ操作、音量調整や電源ON/OFFは物理ボタンといったように役割が分かれています。
レビューによっては、タッチセンサーが敏感で誤操作しやすいという声もあります。
慣れが必要な部分かもしれませんが、物理ボタンと併用することで、確実な操作が可能です。
前モデル(Tour One M2)からの買い替えはアリか?
前モデルのTour One M2も非常に完成度の高いヘッドホンですが、M3はあらゆる面で正統進化を遂げています。
- 音質の向上(マイカドームドライバー、LDAC対応)
- ノイズキャンセリング性能の強化
- 装着感の改善
- Smart Txによる圧倒的な接続性
これらの進化点に魅力を感じるのであれば、買い替える価値は十分にあります。
特に、飛行機やゲーム機での利用を考えている方にとっては、Smart Txの存在が決定的なアドバンテージとなるでしょう。
まとめ:JBL TOUR ONE M3 SMART TX レビュー解説
- 音質・機能・接続性の三拍子が揃った万能型フラグシップモデル
- Smart Txにより飛行機やゲーム機などBluetooth非対応機器にも接続可能
- 新開発マイカドームドライバーによる高解像度でパワフルなJBLサウンド
- LDACコーデックに対応しハイレゾ相当のワイヤレス再生が楽しめる
- 圧迫感の少ない自然で質の高いノイズキャンセリング性能
- 長時間でも快適なモチモチのイヤーパッドと絶妙な側圧
- 空間オーディオ機能はヘッドトラッキング付きで高い没入感を実現
- 専用アプリによる豊富なカスタマイズ機能で自分好みに調整可能
- 価格は高価だが、その多機能性と性能に見合う価値がある
- LDACと空間オーディオの併用ができない点には注意が必要