週末のキャンプや自宅でのリラックスタイムに、良質な音楽は欠かせません。
そんなシーンに最適なポータブルスピーカーを探している中で、JBLの最新モデル「JBL Grip」が気になっている方も多いのではないでしょうか。
「実際の音質はどうなのか?」「人気のFlip 7と比べて何が違う?」「価格に見合う性能なのだろうか?」といった疑問が浮かぶかもしれません。
この記事では、JBL Gripの特徴やスペック、実際の使用感を様々な角度から徹底的にレビュー解説します。
音質やデザイン、バッテリー性能はもちろん、ユーザーのリアルな評判や口コミまで網羅的に分析し、あなたが購入すべき一台なのかを判断するための全ての情報を提供します。
JBL Gripとは?まず知りたい特徴と概要を解説
JBLの新シリーズ「Grip」のコンセプトは?
JBL Gripは、「片手で持ち運べるスマートサイズ」をコンセプトに、2025年に登場したJBLの新しいポータブルBluetoothスピーカーシリーズです。
日常使いからキャンプやビーチなどのアウトドアシーンまで、あらゆる場所へ気軽に持ち出して、JBLならではのパワフルなサウンドを楽しめるように設計されています。
コンパクトなボディに高音質、優れた耐久性、そして空間を彩るライティング機能まで詰め込み、音楽体験をより豊かにすることを目指したモデルです。
一目でわかる3つの特徴|高音質・防水耐久・アンビエントライト
JBL Gripの魅力は、主に3つの大きな特徴に集約されます。
第一に、コンパクトなサイズからは想像できない「迫力のある高音質」です。
AIがサウンドをリアルタイムに最適化する「AI Sound Boost」技術により、歪みを抑えながらクリアでパワフルなサウンドを実現しています。
第二に、アウトドアでも安心な「高い防水・耐久性能」です。
防水防塵性能は最高等級のIP68に対応しており、水没や砂埃を気にすることなく使用できます。
さらに、1mの高さからの落下試験にも合格するほどのタフな設計も魅力です。
第三に、音楽と共に空間を演出する「アンビエントライト機能」です。
スピーカー背面に搭載されたライトが、間接照明のように柔らかく光り、音楽や気分に合わせて雰囲気を盛り上げます。
発売日はいつ?価格はいくら?
JBL Gripの発売日は2025年9月18日です。
価格はオープン価格ですが、JBLオンラインストアでの販売価格は13,970円(税込)に設定されています。
JBLのポータブルスピーカーの中では比較的手に取りやすい価格帯であり、初めての一台としても選びやすいモデルと言えるでしょう。
付属品一覧|充電用のUSBケーブルは入っている?
JBL Gripの付属品は非常にシンプルで、スピーカー本体の他に、クイックスタートガイドや保証書などの書類のみが同梱されています。
注意点として、充電に使用するUSB Type-Cケーブルは付属していません。
そのため、別途用意する必要がある点を覚えておきましょう。
また、有線接続用のAUXケーブルも付属しておらず、スピーカー本体にもAUX端子はないため、接続はBluetoothのみとなります。
JBL Gripのスペック一覧|人気モデルFlip 7との違いは?
【スペック表】JBL Gripの性能をわかりやすく解説
JBL Gripの主な性能を以下の表にまとめました。
コンパクトなボディに、パワフルなサウンドとアウトドアで活躍する機能が凝縮されていることがわかります。
| 項目 | 内容 | 
|---|---|
| 製品名 | JBL Grip | 
| ブランド | JBL | 
| スピーカー出力 | 最大16W | 
| 周波数応答 | 70Hz~20kHz | 
| オーディオモード | モノラル | 
| バッテリー再生時間 | 最大12時間(Playtime Boost使用時:最大14時間) | 
| 充電ポート | USB-C | 
| 防水・防塵性能 | IP68 | 
| 接続方式 | Bluetooth 5.4 | 
| 対応コーデック | SBC, AAC, LC3 | 
| カラーバリエーション | ブラック、ホワイト、ブルー、パープル、レッド | 
| サイズ(幅×高さ×奥行) | 64 x 152.5 x 65.2 mm | 
| 重量 | 約385g | 
| 公式価格(税込) | 13,970円 | 
JBL Flip 7とのスペック比較|サイズ・音質・価格で何が違う?
JBL Gripと、人気の上位モデル「JBL Flip 7」を比較すると、それぞれの特徴がより明確になります。
最も大きな違いはサイズと携帯性です。
Gripがエナジードリンク缶に近いスリムな形状で約385gなのに対し、Flip 7は500mlペットボトルに近いサイズで約560gと、Gripの方が明らかにコンパクトで軽量です。
音質面では、スピーカー出力がGripの16Wに対し、Flip 7は25W+10Wとパワフルです。
そのため、音の迫力や解像度はFlip 7に軍配が上がりますが、Gripもサイズからは想像できない力強いサウンドを鳴らします。
価格はGripが13,970円、Flip 7が19,800円と、約1.4倍の差があります。
携帯性を重視しつつコストを抑えたいならGrip、より高い音質を求めるならFlip 7が適していると言えるでしょう。
JBL GO 4やCHARGEシリーズとの違いは?立ち位置を解説
JBLのポータブルスピーカーには、超小型の「GO」シリーズや、モバイルバッテリー機能も備えた「CHARGE」シリーズなどがあります。
JBL Gripは、これらのラインナップの中で、超小型の「GO」シリーズと、より大型で高価な「FLIP」や「CHARGE」シリーズの間に位置する、新しい選択肢です。
手のひらサイズの「GO 4」よりはパワフルで高音質、かつ「FLIP 7」よりもコンパクトで手頃な価格帯を実現しています。
携帯性、音質、価格のバランスが取れており、幅広いニーズに応える戦略的なモデルと言えます。
【実機レビュー】JBL Gripの音質・デザイン・使い勝手を徹底解説
音質レビュー|AI Sound Boostによる低音の迫力は十分か?
JBL Gripの音質は、そのコンパクトなサイズを忘れさせるほどパワフルで、特に低音の迫力は特筆すべき点です。
AI Sound Boost技術が効果的に機能し、大音量でも音が歪むことなく、クリアでパンチの効いた低音を再生します。
中音域のボーカルも低音に埋もれることなく、しっかりと前に出てくるため、ロックやポップス、ヒップホップなど幅広いジャンルの音楽を臨場感たっぷりに楽しめます。
ただし、上位モデルと比較すると、高音域の繊細さや伸びやかさはやや控えめな印象を受けるかもしれません。
とはいえ、全体的なバランスは非常に良く、聞き疲れしにくいサウンドに仕上がっています。
デザインとサイズ感|エナドリ缶サイズで片手で持てる?
デザインは、その名の通り「グリップ」しやすい、エナジードリンクの缶とほぼ同じスリムな縦型フォルムが特徴です。
サイズは高さ152.5mm、幅64mm、重さは約385gと、スマートフォン約2台分ほどの重さで、女性でも楽に片手で持つことができます。
カラーはブラック、ホワイト、ブルー、パープル、レッドの5色展開で、ライフスタイルや好みに合わせて選べるのも魅力です。
どんなシーンにも馴染むスタイリッシュなデザインと言えるでしょう。
バッテリー性能|最大14時間の連続再生は本当?
JBL Gripは、1回のフル充電で最大12時間の連続再生が可能です。
さらに、アプリで「Playtime Boost」モードを有効にすると、再生時間を最大2時間延長でき、合計で最大14時間音楽を楽しむことができます。
日中のアウトドア活動やパーティーシーンでも、バッテリー切れを心配することなく使えるスタミナを備えています。
ただし、充電時間は約3時間とやや長めなので、使用前には計画的に充電しておくことをおすすめします。
防水・防塵・耐久性は?お風呂やアウトドアで安心して使える?
このスピーカーの大きな強みは、非常に高い耐久性です。
防水・防塵性能は国際的な規格で最高等級を示す「IP68」に対応しています。
これは「粉塵の侵入を完全に防ぎ、かつ継続的に水中に沈めても有害な影響を受けない」レベルを意味し、お風呂やプールサイド、砂浜、突然の雨など、あらゆる環境で安心して使用可能です。
加えて、1mの高さからコンクリートへの落下試験をクリアする耐衝撃性も備えており、アクティブなシーンでも気兼ねなく持ち運べます。
操作性とアプリの使いやすさ|接続やイコライザー設定は簡単?
本体の操作は直感的で分かりやすく、前面に配置されたボタンで再生・停止、曲送り・戻し、音量調整が簡単に行えます。
さらに詳細な設定は、専用スマートフォンアプリ「JBL Portable」を使用します。
アプリを使えば、音質を自分好みに調整できる7バンドのイコライザーや、後述するアンビエントライトのカスタマイズが可能です。
Bluetoothのペアリングもスムーズで、誰でも迷うことなく使いこなせるでしょう。
アンビエントライトの光り方は?ライトショーの種類と明るさを検証
JBL Gripのユニークな機能として、背面に搭載されたアンビエントライトが挙げられます。
このライトは、壁際などに置くと間接照明のように柔らかく空間を照らし、音楽鑑賞の雰囲気を高めてくれます。
アプリからは、光がリズミカルに変化する「ライトショー」のパターン(5種類)や、光の色、明るさを自由に調整できます。
単に音楽を聴くだけでなく、視覚的にも楽しめるエンターテインメント性の高さも、JBL Gripならではの魅力です。
JBL Gripの評判と口コミ|実際に使ったユーザーのリアルな声は?
【高評価】良い評判・口コミからわかるメリット
JBL Gripを実際に使用したユーザーからは、特にその携帯性と音質のバランスについて高い評価が寄せられています。
「このサイズでこれだけ低音が出るとは驚き」「軽くて持ち運びやすく、キャンプに最適」「アンビエントライトがおしゃれで気に入っている」「お風呂で安心して使えるのが良い」「デザインがかっこいい」といった声が多く見られます。
手軽に持ち運べるのに、音質には妥協したくないというユーザーのニーズを的確に満たしていることが伺えます。
【低評価】悪い評判・口コミからわかる注意点・デメリット
一方で、いくつかの注意点やデメリットを指摘する声もあります。
最も多く挙げられるのが、「充電用のUSBケーブルが付属していない」点です。
コスト削減のためと考えられますが、購入後すぐに使えない可能性がある点はマイナスポイントと言えます。
その他には、「充電に3時間かかるのは少し長い」「有線接続(AUX)ができないのが残念」「音質は良いが、やはりFlip 7と比べると迫力は劣る」といった意見も見られました。
YouTubeやブログのレビュー評価まとめ
多くのガジェット系レビュアーによる評価を総合すると、「コストパフォーマンスが非常に高いモデル」という結論に落ち着きます。
上位モデルのJBL Flip 7と比較しても、「価格差ほどの音質差は感じない」という意見が多く、むしろ携帯性や価格の手頃さを考えればGripの方が魅力的だと評価されています。
安くてコンパクトながら、JBLらしいパワフルなサウンドと多機能性を両立しており、「さすがJBL」と納得させる完成度の高いスピーカーであると結論づけられています。
【結論】JBL Gripはどんな人におすすめ?購入前に知るべきこと
JBL Gripのメリット(おすすめな点)5選
これまでのレビュー解説を踏まえ、JBL Gripの主なメリットを5つにまとめます。
- 圧倒的な携帯性: エナドリ缶サイズで約385gと軽量。どこへでも気軽に持ち運べます。
- サイズを超えた迫力サウンド: AI Sound Boostにより、コンパクトながらパワフルな低音とクリアなボーカルを実現します。
- 場所を選ばないタフ性能: 最高等級のIP68防水防塵に加え、耐衝撃性も備え、アウトドアでも安心です。
- 遊び心のあるデザイン: 豊富なカラーバリエーションと、空間を彩るアンビエントライト機能を搭載しています。
- 優れたコストパフォーマンス: 1万円台前半という価格で、JBLの高音質と多機能性を体験できます。
JBL Gripのデメリット(注意すべき点)3選
一方で、購入前に知っておくべきデメリットや注意点も3つ挙げられます。
- 充電用ケーブルが別売り: USB Type-Cケーブルが付属していないため、自分で用意する必要があります。
- 有線接続(AUX)は非対応: 接続方法はBluetoothのみで、AUX端子はありません。
- 充電に時間がかかる: フル充電までに約3時間と、再生時間の長さに比べてやや長めの時間が必要です。
JBL Gripはこんな人におすすめ!
上記のメリット・デメリットから、JBL Gripは以下のような方に特におすすめできるスピーカーです。
- キャンプやバーベキューなど、アウトドアで気軽に音楽を楽しみたい方
- スピーカーの携帯性と音質のどちらも妥協したくない方
- お風呂やキッチンなど、水回りで使えるスピーカーを探している方
- デザイン性やライティング機能も重視する方
- 初めて本格的なポータブルスピーカーを購入する方
逆にJBL Gripをおすすめしない人は?
反対に、以下のようなニーズを持つ方には、他のモデルを検討することをおすすめします。
- 音質に最もこだわり、少しでも迫力や解像度を追求したい方(JBL Flip 7など)
- スマートフォン以外の機器と有線で接続する可能性がある方
- 購入してすぐに使えるよう、付属品が全て揃っていることを重視する方
最安値はどこ?お得に購入する方法を解説
JBL Gripは、JBL公式サイトのほか、Amazonや楽天市場といった大手ECサイト、ヨドバシカメラやビックカメラなどの家電量販店で購入できます。
価格は13,970円(税込)が基準となりますが、各ECサイトのポイント還元や、セール期間を狙うことで、実質的によりお得に購入できる可能性があります。
特にAmazonのプライムデーや楽天スーパーセールなどの大型セールでは価格が変動することがあるため、購入を検討している場合は定期的にチェックすると良いでしょう。
まとめ:JBL Grip レビュー解説
- JBL Gripは片手で持てるコンパクトな新シリーズである
- エナジードリンク缶とほぼ同等のサイズ感と軽さを実現
- AI Sound Boost搭載でサイズ以上の迫力ある低音を再生
- IP68の最高等級の防水・防塵性能でアウトドアに最適
- 1mの高さからの落下にも耐える高い耐久性を持つ
- 背面のアンビエントライトで空間を演出できる
- バッテリーは最大14時間再生可能で1日中楽しめる
- 上位機種Flip 7と比較してコストパフォーマンスが高い
- 充電用USBケーブルは付属せず、別途用意が必要
- 有線接続(AUX)には対応していない
