JBL GO 4 レビュー解説!音質やGO3との違いを実機検証

「手のひらサイズで本当に満足できる音が出るの?」

「前作のGO 3から何が変わったのか詳しく知りたい」

JBL GO 4は、累計販売台数5,700万台を超える大人気シリーズの最新モデルとして登場しました。

コンパクトな筐体に秘められたパワフルなJBLサウンドや、待望のアプリ対応によるカスタマイズ性など、多くの進化を遂げています。

しかし、実際に購入を検討する際には、音質の実力や防水性能、バッテリー持ちといった細かな使い勝手が気になることでしょう。

この記事では、JBL GO 4の実機レビューを中心に、前作との違いや競合モデルとの比較まで徹底的に解説します。

お風呂やアウトドア、日常のBGMとして、あなたの生活を彩る最適な一台かどうかを判断するための情報をお届けします。

目次

JBL GO 4 実機レビュー:サイズを超えた音質と使い勝手を徹底解説

音質評価:進化したパワフルな低音とクリアなボーカル

JBL GO 4の音質は、このコンパクトなサイズからは想像できないほどパワフルで、明瞭感のあるサウンドを実現しています。

最大の理由は、ドライバーの再設計と最適化されたパッシブラジエーターの搭載にあります。

前モデルと比較しても、低音の厚みが増しており、ベースラインやドラムのキック音がしっかりと響きます。

具体的には、ボーカルの中音域が非常にクリアに聞こえるため、ポップスやロックなどのジャンルとの相性が抜群です。

また、音量を上げても音が割れにくく、屋外でも十分に音楽を楽しめる音圧を確保しています。

手のひらサイズのスピーカーとしては最高クラスの音質体験を提供してくれるでしょう。

アプリ対応:イコライザー(EQ)調整で好みの音にカスタマイズ可能

JBL GO 4の大きな魅力の一つは、シリーズ初となる専用アプリ「JBL Portable」への対応です。

これにより、ユーザーは自分の好みに合わせて音質を細かく調整することが可能になりました。

アプリ内には「JBL Signature」「Chill」「Energetic」「Vocal」といったプリセットが用意されており、ワンタップで音の傾向を変更できます。

さらに、5バンドのカスタムイコライザー機能を使えば、低音を強調したり、高音をクリアにしたりと、自由自在なサウンドメイクが可能です。

これまでは「そのままの音」で聴くしかありませんでしたが、アプリ対応によって楽しみ方の幅が大きく広がりました。

防水・防塵性能(IP67):お風呂やアウトドアで濡れても大丈夫?

JBL GO 4は、最高レベルの防塵防水性能である「IP67」等級に対応しています。

これは、粉塵が内部に侵入せず、水深1mの水中に30分間浸しても故障しないという非常に高い耐久性を示しています。

そのため、お風呂場でのシャワーの水しぶきはもちろん、万が一湯船に落としてしまっても問題なく動作します。

また、砂や埃にも強いため、ビーチやキャンプ場などのアウトドアシーンでも気兼ねなく使用可能です。

汚れたら水で丸洗いできるメンテナンス性の高さも、長く使い続ける上で大きなメリットと言えるでしょう。

デザインと携帯性:持ちやすいストラップと滑り止めの改善点

本体デザインは、JBLらしいファブリック素材とシリコンを組み合わせた、カジュアルで洗練された外観です。

特筆すべきは、持ち運びやすさを考慮して再設計されたストラップループです。

指にかけやすい太さと形状になっており、カラビナを使ってリュックやベルトループに吊り下げる際も安定感があります。

また、本体底面や背面にはシリコン製の滑り止めが配置されており、机の上や傾斜のある場所でも滑りにくくなっています。

約192gという軽量設計により、スマートフォンと一緒に持ち運んでも負担にならず、どこへでも連れ出したくなるポータビリティを実現しています。

JBL GO 4 vs GO 3 比較:買い替える価値はある?違いを解説

スペック比較一覧:バッテリー持続時間が最大7時間に延長

JBL GO 4と前作GO 3のスペックを比較すると、最も実用的な進化点はバッテリー性能の向上です。

GO 3の連続再生時間が最大5時間だったのに対し、GO 4では最大7時間へと大幅に延びました。

さらに、後述する「Playtime Boost」機能を使用することで、最大9時間までの再生が可能になります。

Bluetoothのバージョンも5.1から5.3へとアップデートされており、接続の安定性や省電力性能が向上しています。

このバッテリー寿命の延長だけでも、頻繁に充電する手間が減るため、買い替える価値は十分にあると言えます。

機能の違い:待望のアプリ連携とAuracast対応が最大の進化

機能面での最大の違いは、やはりアプリ連携と「Auracast」への対応です。

GO 3はアプリ非対応で音質調整ができませんでしたが、GO 4は前述の通りイコライザー調整が可能です。

また、Auracast機能により、対応する複数のJBLスピーカーをワイヤレスで接続し、一斉に音楽を再生することができます。

さらに、2台のGO 4を用意すればステレオペアリングが可能になり、左右のチャンネルに分かれた臨場感あふれるステレオサウンドを楽しめます。

単なるポータブルスピーカーの枠を超え、システムとして拡張できる点がGO 4の大きな強みです。

筐体の変化:背面の滑り止めゴムとUSB-C端子の配置変更

筐体デザインにも、ユーザーの声を反映した細かな改善が見られます。

GO 3では背面の滑り止めがストライプ状のゴムで、長期間使用すると剥がれやすいという課題がありました。

GO 4では、背面全体に広くフラットなシリコンパッドを採用したり、より剥がれにくい形状に変更されたりと、耐久性が向上しています。

また、充電ポートの位置も変更され、充電しながらの設置や操作がよりスムーズに行えるよう配慮されています。

一見すると似たようなデザインですが、使い勝手を左右する細部がブラッシュアップされています。

結論:GO 3ユーザーはGO 4へ買い替えるべきか

結論として、GO 3ユーザーであってもGO 4への買い替えは強くおすすめできます。

音質の向上、バッテリー持ちの改善、アプリ対応によるカスタマイズ性など、スピーカーとしての基本性能が底上げされているからです。

特に、バッテリーの短さに不満を持っていた方や、自分好みの音に調整したい方にとっては、間違いなく満足できるアップグレードとなるでしょう。

一方で、現状のGO 3で音質や機能に全く不満がない場合は、無理に買い替える必要はないかもしれません。

しかし、総合的な完成度の高さを見れば、GO 4は「正当進化」と呼ぶにふさわしいモデルです。

JBL GO 4 のメリット・良い評判・口コミ

キャップレス防水のUSB-C端子で充電がストレスフリー

JBL GO 4の大きなメリットとして、充電端子(USB Type-C)がキャップレス防水である点が挙げられます。

多くの防水スピーカーは、防水性能を維持するためにゴム製の蓋(キャップ)を開け閉めする必要がありますが、GO 4はその手間がありません。

端子がむき出しの状態でも防水性能が担保されているため、ケーブルを挿すだけで即座に充電が開始できます。

この「蓋を開ける」というワンアクションが不要なだけで、日常的な使い勝手は格段に向上します。

濡れた状態で充電する際は端子を乾かす必要がありますが、利便性の高さはユーザーから高く評価されています。

Playtime Boost機能で最大9時間の長時間再生が可能に

アプリで設定できる「Playtime Boost」機能は、長時間音楽を楽しみたいシーンで非常に重宝します。

この機能をオンにすると、低音の出力などを最適化(一部カット)することで、バッテリー消費を抑えます。

その結果、通常の最大7時間から、さらに約2時間延長し、最大9時間の連続再生が可能になります。

キャンプやバーベキューなど、すぐに充電できない環境で長時間BGMを流し続けたい場合に強力な味方となります。

音質は多少変化しますが、BGMとして流す分には十分なクオリティを維持しています。

ステレオペアリング対応:2台接続で臨場感が劇的にアップ

JBL GO 4を2台揃えることで利用できる「ステレオペアリング」機能も、多くのユーザーから好評です。

モノラルスピーカーであるGO 4も、2台接続することで左(L)と右(R)に音を振り分けた本格的なステレオ再生が可能になります。

音の広がりや立体感が劇的に向上し、小型スピーカーとは思えないほどの没入感を味わえます。

1台の価格が手頃であるため、最初から2台購入してPCスピーカーや寝室用オーディオとして構築するのも賢い使い方です。

アプリを使わなくても、本体のボタン操作だけで簡単にペアリングできる手軽さも魅力です。

ファッション性:豊富なカラーバリエーションと高い質感

JBL GO 4は、ファッションアイテムとしても楽しめるデザイン性の高さを持っています。

定番のブラックやホワイトだけでなく、ブルー、レッド、ピンク、迷彩柄(スクワッド)など、全9色もの豊富なカラーバリエーションが展開されています。

トレンドを取り入れたニュアンスカラーや、バイカラーのデザインは、インテリアやファッションのアクセントになります。

ファブリック素材の温かみのある質感と、大胆にあしらわれたロゴデザインが所有欲を満たしてくれます。

自分用としてはもちろん、プレゼントとしても喜ばれるデザインです。

JBL GO 4 のデメリット・気になった点

操作性:電源ボタンやペアリングボタンが押しにくい?

一部のユーザーから指摘される点として、側面にあるボタン類の操作性が挙げられます。

音量や再生ボタンは本体上部に立体的に配置されており押しやすいのですが、側面の電源ボタンやBluetoothボタンなどはフラットな形状です。

そのため、手探りでの操作が難しく、暗い場所などではボタンの位置が分かりにくいことがあります。

また、誤動作防止のためか、ボタンをしっかりと押し込む必要があるため、少し硬いと感じる場合があるかもしれません。

慣れれば問題ないレベルですが、使い始めは少し意識して操作する必要があります。

重低音の限界:サイズなりの迫力と割り切りが必要

音質は向上しているものの、物理的なサイズによる重低音の限界は存在します。

大型のスピーカーや、サブウーファー付きのシステムと比較すると、体に響くような重低音は期待できません。

あくまで「このサイズにしては驚くほど出る」というレベルであり、過度な期待は禁物です。

部屋全体を大音量で揺らすような用途には、上位モデルの「JBL Flip」や「Charge」シリーズの方が適しています。

パーソナルスペースやBGM用として割り切って使う分には、十分満足できる音質です。

付属品:USBケーブルが短くACアダプタは付属しない

購入時に注意したいのが、付属品のシンプルさです。

同梱されているUSB Type-Cケーブルは約30cmと非常に短く、コンセントの位置によっては使いにくい場合があります。

また、ACアダプタ(充電器)は付属していないため、手持ちのスマホ用充電器などを流用するか、別途購入する必要があります。

最近のガジェットでは一般的になりつつありますが、開封してすぐに好みの場所で充電したい場合は、長めのケーブルを用意しておくと安心です。

競合モデル比較:Anker Soundcore Select 4 Go とどっちがおすすめ?

価格とコスパの比較:安さのAnker vs 質感のJBL

JBL GO 4のライバルとしてよく比較されるのが、「Anker Soundcore Select 4 Go」です。

価格面で見ると、Anker製品はJBL GO 4の約半額程度で購入できる場合があり、コストパフォーマンスにおいてはAnkerに分があります。

とにかく安く、手軽に防水スピーカーを手に入れたいという方にはAnkerが魅力的です。

一方で、JBL GO 4は本体の質感、ブランド力、そして音作りの巧みさにおいて価格差分の価値を持っています。

長く愛用するアイテムとしての満足度を重視するなら、JBLを選ぶのが正解でしょう。

使い勝手の比較:充電ポートの蓋(キャップ)の有無が大きな差

日常的な使い勝手において決定的な差となるのが、充電ポートの仕様です。

Anker Soundcore Select 4 Goは、防水のためにゴム製の蓋(キャップ)を開閉して充電する必要があります。

対してJBL GO 4は、前述の通りキャップレス防水を採用しており、蓋の開け閉めが不要です。

毎日充電するような使い方や、お風呂上がりにサッと充電したい場合には、この手間の差がストレスの有無に直結します。

使い勝手のスマートさを求めるなら、JBL GO 4が圧倒的に有利です。

音質の違い:厚みのあるJBLサウンド vs バランス型のAnker

音質の傾向にも違いがあります。

JBL GO 4は、中低音に厚みがあり、ボーカルが前に出てくるようなエネルギッシュなサウンドが特徴です。

音楽を楽しく、ノリ良く聴かせるチューニングが施されています。

一方、Anker Soundcore Select 4 Goは、全体的にフラットで聴き疲れしにくいバランス型のサウンドです。

どちらが良いかは好みによりますが、コンパクトながら迫力や音楽的な楽しさを求めるならJBL、BGMとして淡々と流すならAnkerという選び分けができます。

JBL GO 4 はどんな人におすすめ?

お風呂やキッチン、キャンプで手軽に高音質を楽しみたい人

JBL GO 4は、水回りのパートナーとして最高のスピーカーです。

IP67の強力な防水性能により、お風呂でのリラックスタイムや、キッチンでの料理中に好きな音楽やラジオを楽しむことができます。

また、コンパクトで頑丈なため、キャンプやバーベキューなどのアウトドアシーンへ持ち出すのにも最適です。

「どこでも高音質」を実現したいアクティブな方におすすめします。

スマホのスピーカーから卒業して「いい音」を持ち運びたい人

普段、スマートフォンの内蔵スピーカーで音楽や動画を再生している方には、劇的な音質向上をもたらします。

スマホの薄っぺらい音とは全く異なる、厚みのあるサウンド体験は、一度味わうと元には戻れません。

Bluetooth接続も簡単で、家の中の好きな場所へ気軽に持ち運べるため、スマホライフの質を一段階上げてくれます。

初めてのBluetoothスピーカーとしても、自信を持っておすすめできる一台です。

最新の機能(アプリ調整・マルチ接続)を使いたいガジェット好き

音質だけでなく、ガジェットとしての機能性を楽しみたい方にも向いています。

アプリでのイコライザー調整で自分好みの音を探求したり、Auracast機能を使って複数のスピーカーを連携させたりと、遊び心のある使い方が可能です。

ステレオペアリングでミニコンポのような環境を作るなど、拡張性の高さを活かした楽しみ方ができます。

最新のテクノロジーをコンパクトな筐体で体験したい方にも満足いただけるでしょう。

JBL GO 4 の価格と購入方法:どこで買うのがお得?

Amazon、楽天、公式サイトの価格比較と模倣品への注意

JBL GO 4は、Amazon、楽天市場、家電量販店、JBL公式サイトなどで購入可能です。

基本的にはオープン価格ですが、実売価格は5,000円台後半〜7,000円台で推移することが多いようです。

Amazonのセール時期や、楽天のお買い物マラソンなどを利用すると、ポイント還元を含めてお得に購入できる場合があります。

ただし、人気の高さゆえに、ネット通販やフリマアプリでは安価な模倣品(偽物)が出回っていることもあります。

極端に安い価格で販売されている場合は注意が必要ですので、信頼できる正規販売店や公式ストアからの購入を強く推奨します。

発売日と製品保証について

JBL GO 4は2024年4月に発売されました。

正規販売店で購入した場合、通常は1年間のメーカー保証が付帯します。

万が一の初期不良や自然故障の際も、国内のサポートを受けられるため安心です。

購入時のレシートや購入履歴画面は、保証を受ける際に必要となるため大切に保管しておきましょう。

長く安心して使うためにも、保証のしっかりした店舗での購入がおすすめです。

まとめ:JBL GO 4 レビュー解説の総括

  • JBL GO 4はコンパクトながらパワフルな低音とクリアなボーカルを実現
  • 専用アプリ「JBL Portable」に対応しイコライザーで音質調整が可能
  • IP67の完全防水・防塵性能でお風呂やアウトドアでも安心して使える
  • バッテリーは最大7時間、Playtime Boost機能で最大9時間まで延長可能
  • 前作GO 3と比較して機能・音質・使い勝手が正当に進化している
  • 充電端子はキャップレス防水のUSB-Cで日々の充電がストレスフリー
  • 2台接続によるステレオペアリングやAuracastによるマルチ接続に対応
  • Anker等の競合と比較しても音質の厚みや充電の手軽さで優位性がある
  • 豊富なカラーバリエーションでファッションアイテムとしても楽しめる
  • スマホスピーカーからのステップアップやお風呂用スピーカーの決定版である
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