2019年に発売されたiPhone11は、今なお多くのユーザーに愛用されています。
しかし、発売から5年以上が経過し、「今使っているiPhone11はいつまで使えるのだろう」「最新のiOSアップデートはいつまで対応するの?」といった不安や、「中古での購入を検討しているけど、性能は十分?」という疑問を抱えている方も多いのではないでしょうか。
この記事では、iPhone11が2025年以降もまだ使えるのかどうかを、性能、サポート期間、ユーザーの評判など、あらゆる角度から徹底的に解説します。
買い替えを検討すべきタイミングや、使い続けるための注意点も詳しくご紹介するので、ぜひ最後までご覧ください。
【結論】iPhone11は2025年以降もまだ使える?
結論:日常的な使い方なら十分現役!ただし注意点も
結論から言うと、iPhone11は2025年以降も日常的な使い方であれば十分現役で使えるモデルです。
電話、LINE、SNSの閲覧、Web検索、軽いゲームといった用途では、性能不足を感じる場面はほとんどないでしょう。
ただし、最新の3Dゲームを最高設定でプレイしたい方や、5Gの高速通信を利用したい方にとっては、性能面での物足りなさや機能的な制約があることも事実です。
iPhone11を使い続けても良い人の特徴
以下のような使い方をされる方であれば、今すぐ買い替える必要はなく、iPhone11を使い続けても満足できる可能性が高いです。
- 主な用途が電話、メール、LINE、SNSである
- Webサイトの閲覧や動画視聴が中心
- ツムツムのような比較的軽いゲームをプレイする
- 最新機能や最高のカメラ性能にはこだわらない
- スマートフォンの購入費用をできるだけ抑えたい
iPhone11からの買い替えを検討すべき人の特徴
一方で、以下に当てはまる方は、iPhone11からの買い替えを検討することで、より快適なスマートフォンライフを送れるでしょう。
- 「原神」のような高負荷な3Dゲームを快適にプレイしたい
- 高画質な写真や動画を撮影したい
- 5Gの高速通信環境を利用したい
- より長持ちするバッテリー性能を求めている
- できるだけ長く最新OSのサポートを受けたい
iPhone11のサポートはいつまで?OS・修理の全終了時期
iPhoneを使い続ける上で最も重要なのが「サポート期間」です。
ここでは、OSのアップデート、セキュリティ、公式修理サポートがそれぞれいつまで受けられるのかを解説します。
【iOSアップデート】最新OSのサポートはいつまで?2026年秋が最後か
iPhone11は、2025年秋にリリース予定の「iOS 26」に対応することが発表されています。
過去の傾向から、iPhoneのメジャーiOSアップデートのサポート期間は発売から約6〜7年です。
この流れを踏まえると、iPhone11の最新iOSへのアップデートは、2026年秋に登場するであろう「iOS 27」でサポート対象外となる可能性が非常に高いと予測されます。
つまり、最新の機能が使えるのは2026年の秋までが一つの目安となります。
【セキュリティ】安全に使えるのはいつまで?アップデートは2029年頃まで継続
最新iOSのサポート対象外になった後も、すぐにiPhoneが危険になるわけではありません。
Appleは、古いOSに対しても重大な脆弱性を修正するための「セキュリティアップデート」を数年間提供し続けます。
過去のモデルでは、販売終了から7年程度はセキュリティアップデートが提供されていました。
iPhone11は2022年9月に販売終了しているため、セキュリティ面で安心して使えるのは最長で2029年頃までと考えられます。
【公式修理】Appleでのバッテリー交換や修理はいつ終了する?
Appleは、製品の販売終了後5年以上7年未満の製品を「ビンテージ製品」と定めています。
iPhone11は2022年9月に販売終了したため、2027年頃にビンテージ製品に追加される見込みです。
ビンテージ製品になると、部品の在庫がある限りは修理可能ですが、在庫がなくなると公式での修理やバッテリー交換ができなくなります。
さらに販売終了から7年以上が経過した「オブソリート製品」(2029年頃)になると、公式でのハードウェアサービスが完全に終了します。
LINEなどのアプリが使えなくなる可能性はいつから?
iOSのアップデートが終了すると、徐々に一部のアプリが最新バージョンに対応しなくなります。
例えば、LINEは現在「iOS 16.0以降」を要件としています。
iPhone11がiOS 26まで対応すると仮定した場合、主要なアプリが使えなくなるという事態は、早くても2027年以降に少しずつ発生し始めると考えられます。
今でも十分?iPhone11の性能(スペック)を徹底レビュー
iPhone11の心臓部であるチップやカメラ性能が、現在の基準でどれくらい通用するのかを具体的に見ていきましょう。
CPU「A13 Bionic」はどれくらい高性能?日常使いには十分
iPhone11に搭載されている「A13 Bionic」チップは、2019年時点では最高峰の性能を誇っていました。
5年経った現在でもその処理能力は高く、LINEやSNS、Webブラウジング、動画視聴といった日常的な操作で動作が重いと感じることはほとんどありません。
多くのユーザーにとって、十分快適なパフォーマンスを提供してくれます。
最新iPhone(iPhone16)との性能差を比較してみた
最新のiPhone16に搭載が見込まれる「A18」チップと比較すると、性能には明確な差が生まれます。
ベンチマークテストのスコアでは約2倍の差があり、特にグラフィック性能(GPU)やAI処理能力(Neural Engine)の進化が著しいです。
項目 | iPhone11 | iPhone16 (予測) |
---|---|---|
チップ | A13 Bionic | A18 |
CPU | 6コア | 6コア |
GPU | 4コア | 5コア |
Neural Engine | 8コア | 16コア |
ディスプレイ | 液晶 | 有機EL |
通信 | 4G | 5G |
充電端子 | Lightning | USB-C |
生体認証 | Face ID | Face ID |
ゲーム(原神など)はまだ快適にプレイできる?
「原神」のような高いグラフィック性能を要求されるゲームを最高設定でプレイする場合、iPhone11では動作がカクつく場面が多く、快適なプレイは難しいのが正直なところです。
設定を下げればプレイ自体は可能ですが、高負荷なゲームをストレスなく楽しみたいのであれば、新しいモデルへの買い替えが推奨されます。
一方で、「ツムツム」や「パズドラ」のような比較的軽いゲームであれば、全く問題なくサクサクと動作します。
カメラ性能は今の基準でも通用する?作例で比較
iPhone11は広角と超広角のデュアルカメラを搭載しており、日中の明るい場所では現在でも非常に綺麗な写真を撮影できます。
しかし、最新のiPhone16と比較すると、画素数(1200万画素 vs 4800万画素)に4倍の差があり、写真の一部を拡大した際の精細感(解像感)で劣ります。
また、夜間撮影の性能や、デジタルズーム時の画質においても最新モデルに軍配が上がります。
iPhone11の評判が悪い理由は?実際に使ってわかったデメリット
多くのユーザーに支持される一方で、iPhone11にはいくつかのデメリットや「評判が悪い」と言われる理由が存在します。
デメリット①:5Gに非対応で通信速度が遅い?
iPhone11は5Gに対応しておらず、4G(LTE)通信のみとなります。
5Gエリアでは最新モデルと比較して通信速度は劣りますが、現状の4G通信でも動画視聴やアプリのダウンロードで大きなストレスを感じることは少なく、多くのユーザーにとっては十分な速度と言えるでしょう。
デメリット②:本体が重く、デザインが少し古い
近年のiPhoneは側面がフラットなデザインですが、iPhone11は丸みを帯びたデザインを採用しています。
また、重量が194gあり、最近の標準モデルと比較するとやや重めです。
手の小さい方や軽いスマートフォンを好む方にとっては、携帯性が少し気になるかもしれません。
デメリット③:ディスプレイは有機ELではなく液晶
iPhone11のディスプレイは、最新モデルが採用している有機EL(OLED)ではなく、液晶(LCD)です。
有機ELに比べて黒の表現がやや白っぽく見えたり、コントラストが低かったりする特徴があります。
とはいえ、非常に高品質な液晶パネルであり、普段使いで画質に不満を感じることは少ないでしょう。
デメリット④:充電端子がLightning(USB-Cではない)
iPhone15シリーズから充電端子がUSB-Cに移行しましたが、iPhone11は従来のLightning端子です。
iPadやMacBookなど他のApple製品と充電ケーブルを統一できない点は、デメリットと感じる方もいるでしょう。
知恵袋で見られるリアルなユーザーの不満点まとめ
Yahoo!知恵袋などのQ&Aサイトでは、バッテリーの持ちに関する悩みが多く見られます。
発売から年数が経過しているため、バッテリーが劣化している個体が多く、「1日持たない」「急に電源が落ちる」といった声が挙がっています。
また、マスク着用時の顔認証(Face ID)ができない点(iOS 15.4以降で対応)や、アクセサリー類の選択肢が減ってきたことを不満点として挙げるユーザーもいました。
iPhone11を使い続ける場合の延命策と注意点
性能的にはまだ使えるiPhone11ですが、長く快適に使い続けるためにはいくつかのメンテナンスと注意点があります。
バッテリー交換は必須?費用とおすすめの依頼先
iPhone11を2年以上使用している場合、バッテリーが劣化している可能性が高いです。
充電の減りが早いと感じたら、バッテリー交換を検討しましょう。
Apple公式での交換費用は14,500円(2025年現在)ですが、民間の修理専門店であればより安価に交換できる場合があります。
バッテリーを新品に交換するだけで、動作が見違えるように快適になることも少なくありません。
データ消失を防ぐための定期的なバックアップ方法
長く使っている端末ほど、突然の故障や不具合のリスクは高まります。
大切な写真や連絡先を守るためにも、定期的なバックアップは不可欠です。
iCloud(クラウド)やパソコン(iTunes/Finder)を利用して、最低でも月に一度はバックアップを取る習慣をつけましょう。
サポート終了後に使い続ける3つのリスクとは?
前述の通り、サポートが終了した後もiPhone11を使い続けることは可能ですが、以下の3つのリスクが伴います。
- セキュリティリスクの増大:新たなウイルスやハッキング手法に対応できなくなる。
- アプリの非対応:使いたいアプリがインストールできない、またはアップデートできなくなる。
- 不具合が修正されない:OSに新たな不具合が見つかっても修正アップデートが提供されない。
iPhone11からの買い替えどきはいつ?判断する4つのタイミング
iPhone11からの買い替えを迷っている方のために、判断基準となる4つのタイミングをご紹介します。
タイミング①:バッテリーの減りが早く、1日持たなくなったとき
モバイルバッテリーが手放せなくなったり、1日の途中で充電が切れてしまったりするなど、バッテリーの劣化が日常生活に支障をきたし始めたら、買い替えの大きなサインです。
バッテリー交換も一つの手ですが、他の部分の劣化も考慮すると、新しい機種への乗り換えが良い機会となります。
タイミング②:iOSのメジャーアップデート対象外になったとき
2026年秋と予測される、最新iOSのサポート対象から外れたタイミングも絶好の買い替えどきです。
この時期には新しいiPhoneも発表され、型落ちモデルの価格も下がるため、選択肢が広がります。
最新の機能が使えなくなる前に、次の機種を検討し始めるのがおすすめです。
タイミング③:使いたいアプリが非対応になったとき
仕事やプライベートで必須のアプリが、OSのバージョンが古いことを理由にアップデートできなくなったり、利用できなくなったりした場合は、即座に買い替えを検討すべきタイミングと言えるでしょう。
タイミング④:動作の重さや性能不足を明らかに感じたとき
アプリの起動が遅い、文字入力がもたつく、頻繁にフリーズするなど、日常の操作でストレスを感じることが増えてきたら、性能が限界に近づいている証拠です。
より快適な操作性を求めて、新しいモデルへの買い替えを考える良い機会です。
今から中古のiPhone11を購入するのはアリ?
コストを抑えたい方にとって、中古のiPhone11は魅力的な選択肢です。
購入が「アリ」かどうかをメリット・デメリットから解説します。
中古で買うメリットは「圧倒的な安さ」
最大のメリットは価格です。
中古市場では2万円台から3万円台で状態の良いものを見つけることができ、最新モデルの数分の一の価格でiPhoneを手に入れることができます。
コストパフォーマンスを最優先するなら、非常に良い選択肢です。
中古で買うデメリットと購入時の注意点(バッテリー最大容量など)
デメリットは、バッテリーが劣化している可能性が高いことです。
中古で購入する際は、必ず「バッテリーの最大容量」を確認しましょう。
85%以上がひとつの目安ですが、可能であれば90%以上の個体を選ぶと安心です。
また、個人売買ではなく、保証が付いている信頼できる中古ショップでの購入をおすすめします。
どんな人におすすめ?(サブ機、お子様用、つなぎなど)
メイン機として長く使うにはサポート期間が気になりますが、以下のような用途には最適です。
- 動画視聴や音楽再生専用のサブ機として
- 初めてスマートフォンを持つお子様用として
- 次の新しいiPhoneが出るまでの「つなぎ」として
- 仕事用の連絡端末として
まとめ:iPhone11がまだ使えるか徹底解説
- iPhone11は日常的な使用なら2025年以降も十分に現役で使える
- 最新iOSのサポートは2026年秋に終了する可能性が高い
- セキュリティアップデートは最長で2029年頃まで継続される見込み
- Apple公式での修理サポートは2027年頃から制限され始める
- 高負荷な3Dゲームや最高のカメラ性能を求めるなら買い替えを推奨
- 評判が悪い理由として5G非対応、本体の重さ、液晶ディスプレイなどが挙げられる
- 長く使うならバッテリー交換が効果的
- バッテリーの劣化やOSサポート終了が主要な買い替えタイミングとなる
- 中古での購入はコストを抑えられるがバッテリー状態の確認が必須
- サブ機やお子様用としては中古iPhone11も非常に有力な選択肢である