iPhone 11 Proを愛用しているけれど、そろそろ買い替え時なのか悩んでいませんか。
あるいは、コストパフォーマンスの良い中古iPhoneとしてiPhone 11 Proを検討しているものの、2025年以降も快適に使えるのか不安に感じているかもしれません。
この記事では、iPhone 11 Proが「まだ使える」のかどうかを、性能、サポート期間、そしてユーザーの評判など、あらゆる角度から徹底的に解説します。
この記事を最後まで読めば、あなたがiPhone 11 Proを使い続けるべきか、それとも新しいモデルに乗り換えるべきかの最適な答えが見つかるでしょう。
結論:iPhone 11 Proは2025年以降もまだ使える?
【結論】日常的な使い方なら全く問題なし!ただし注意点も
結論から言うと、iPhone 11 Proは2025年以降も日常的な使い方であれば全く問題なく使用できます。
SNSの閲覧、動画視聴、ウェブサイトのブラウジング、LINEなどのメッセージアプリといった用途では、動作が重いと感じる場面はほとんどないでしょう。
ただし、最新の3Dゲームを最高画質でプレイしたい場合や、5Gの高速通信が必須な方には力不足となる可能性があります。
また、マスクを着用したままでの顔認証(Face ID)には対応していない点も注意が必要です。
iPhone 11 Proで十分な人・まだまだ現役で使える人の特徴
以下のような使い方を想定している方であれば、iPhone 11 Proは今でも十分満足できる一台と言えます。
- スマートフォンの購入費用をできるだけ抑えたい方
- 主な用途がLINE、SNS、動画視聴、ネット検索である方
- 負荷の高い3Dゲームはあまりプレイしない方
- 写真や動画の画質に極端なこだわりはないが、綺麗な写真を撮りたい方
- サブ機として高性能なiPhoneを探している方
これらの条件に当てはまるなら、高価な最新機種に買い替えずとも、iPhone 11 Proで快適なスマホライフを送ることが可能です。
iPhone 11 Proでは力不足?買い替えを推奨する人の特徴
一方で、下記のような希望を持つ方にとっては、iPhone 11 Proの性能では物足りなさを感じるかもしれません。
新しいモデルへの買い替えを検討することをおすすめします。
- 「原神」のような最新の高性能3Dゲームを最高設定で快適にプレイしたい方
- 5Gエリアで高速通信を最大限に活用したい方
- マスクをしたままでもスムーズに顔認証でロック解除したい方
- より高性能なカメラ(特に暗所撮影や望遠性能)を求めている方
- 最新のiOSが提供する全ての新機能をいち早く利用したい方
これらのニーズがある場合、最新のiPhoneシリーズへの乗り換えがより高い満足度につながるでしょう。
【いつまで?】iPhone 11 Proの各種サポート終了時期を徹底解説
iOSのアップデートはいつまで対応?最新OSは使える?
iPhone 11 Proは、2024年にリリースされた「iOS 18」に対応しています。
さらに、2025年秋頃にリリースが予定されている「iOS 26」への対応も決定しており、少なくとも2026年の秋までは最新のOS機能やセキュリティアップデートが提供される見込みです。
ただし、過去の傾向から予測すると、2026年秋に登場するであろう次期OS(iOS 27)ではサポート対象外となる可能性が高いと考えられます。
最新OSが使えなくなると、新機能が利用できないだけでなく、アプリの対応やセキュリティ面での懸念が出てきます。
Apple公式の修理サポート(バッテリー交換含む)はいつ終了する?
Appleは、製品の販売終了からの期間に応じて修理サポートのステータスを定めています。
iPhone 11 Proは2020年10月に販売が終了したため、2025年頃には「ビンテージ製品」に、そして2027年頃には「オブソリート製品」に分類される見込みです。
- ビンテージ製品:販売終了から5年以上7年未満。部品の在庫があれば修理可能。
- オブソリート製品:販売終了から7年以上。原則としてすべてのハードウェアサービスが終了。
つまり、Apple公式でのバッテリー交換や画面修理などのサポートは、2027年頃に完全に終了する可能性が高いと言えます。
サポート終了後に使い続けるとどうなる?3つのリスクを解説
iOSのアップデートや修理サポートが終了したiPhoneを使い続けることには、いくつかのリスクが伴います。
- アプリが使えなくなる:多くのアプリは最新のiOSバージョンを前提に開発されるため、OSが古いとアプリのアップデートができなくなったり、最終的には利用できなくなったりする可能性があります。
- セキュリティが更新されない:新たなウイルスやハッキングの手法に対応できず、個人情報漏洩などのリスクが高まります。
- 不具合を修正できない:OSのアップデートにはシステムの不具合修正も含まれるため、サポートが終了すると発生した問題が解決されないままになることがあります。
【比較用】歴代iPhoneのサポート終了機種一覧
過去のモデルがいつサポート終了となったかを知ることで、iPhone 11 Proの将来を予測する参考になります。
機種名 | 発売年 | 最終対応iOS | サポート終了年 |
---|---|---|---|
iPhone 7 | 2016年 | iOS 15 | 2022年 |
iPhone 8 | 2017年 | iOS 16 | 2023年 |
iPhone X | 2017年 | iOS 16 | 2023年 |
iPhone XS/XR | 2018年 | iOS 18 | 2025年 (予測) |
このように、iPhoneはおおむね発売から6~7年程度で最新iOSのサポートが終了する傾向にあります。
iPhone 11 Proの性能を再評価!2025年現在の実力は?
A13 Bionicチップの処理性能は?ベンチマークスコアもチェック
iPhone 11 Proには「A13 Bionic」という高性能なチップが搭載されています。
ベンチマークテスト(AnTuTu Benchmark)のスコアは約115万点と、2019年のモデルでありながら非常に高い数値を記録します。
このスコアは、2025年現在のミドルレンジ(中価格帯)のスマートフォンを大きく上回るものであり、ほとんどの操作でストレスを感じることはないでしょう。
SNSや動画視聴など普段使いアプリの動作は快適?
X(旧Twitter)やInstagram、YouTube、Webブラウジングといった日常的に使用するアプリの動作は、極めてスムーズです。
アプリの起動、投稿の表示、動画の再生、ページのスクロールなど、あらゆる場面で引っかかりを感じることはなく、最新機種と比較しても遜色のない快適な操作感を体験できます。
3Dゲームはどのレベルまでプレイ可能か検証
『ウマ娘 プリティーダービー』のような一般的な3Dゲームであれば、快適にプレイすることが可能です。
ただし、『原神』や『崩壊:スターレイル』といった特に処理負荷の高いゲームでは、画質設定を中程度以下に調整しないと動作が重くなる場面があります。
最高設定で滑らかなプレイを求めるのであれば力不足ですが、設定を工夫すれば多くのゲームを楽しむことは十分に可能です。
カメラ性能は今のスマホと比べてどう?写真・動画の作例を紹介
iPhone 11 Proは、シリーズで初めて広角・超広角・望遠の3眼カメラを搭載したモデルです。
3つのカメラすべてが1200万画素で、日中の明るい場所で撮影した写真は、現在でも非常に綺麗で鮮やかな写りを見せてくれます。
SNSへの投稿や日常の記録としては、十分すぎるほどのクオリティです。
ただし、最新のiPhoneと比較すると、夜景などの暗い場所での撮影性能や、ズーム時の画質では差が出ます。
購入・継続前に知るべきiPhone 11 Proのデメリットと悪い評判
悪い評判①:5Gに非対応で通信速度は遅いのか?
iPhone 11 Proは5Gに対応しておらず、通信は4G(LTE)のみとなります。
都市部の一部など5Gが普及しているエリアでは最新機種ほどの通信速度は出ませんが、実際にはほとんどの場所や用途で4Gの速度でも十分快適に利用できます。
高画質動画のストリーミングや大容量ファイルのダウンロードを頻繁に行わない限り、大きな不便を感じることは少ないでしょう。
悪い評判②:マスク着用時の顔認証(Face ID)ができないのは不便?
iPhone 11 ProのFace IDは、マスクを着用した状態での顔認証に対応していません。
そのため、外出先でロックを解除するたびにパスコードを入力するか、マスクをずらす必要があります。
この点は、特にコロナ禍を経てマスク着用が日常的になった現在において、大きなデメリットと感じる方が多いポイントです。
悪い評判③:端末が重い・大きいという口コミは本当か?
iPhone 11 Proの重量は188gです。
最新のProモデルと比較して特別重いわけではありませんが、iPhone SEのような軽量モデルから乗り換えると、ずっしりとした重さを感じるかもしれません。
画面サイズは5.8インチで、現在の標準的なスマートフォンと比べるとむしろコンパクトな部類に入ります。
手が小さい方でも比較的扱いやすいサイズ感です。
悪い評判④:最新機種と違うLightning端子は問題になる?
最新のiPhone 15シリーズから充電端子がUSB Type-Cに変更されましたが、iPhone 11 Proは従来のLightning端子を採用しています。
MacBookやiPadなど、他のApple製品がUSB Type-Cに移行しているため、充電ケーブルを統一できないという不便さがあります。
複数のケーブルを持ち歩く必要がある点は、デメリットと言えるでしょう。
【判断基準】iPhone 11 Proを使い続けるか?買い替えるか?
今から中古で買うのはアリ?価格相場と購入時の注意点
結論として、今から中古でiPhone 11 Proを購入するのは「アリ」です。
中古市場では2万円台から3万円台で取引されており、その性能を考えると非常にコストパフォーマンスが高い選択肢となります。
購入する際の注意点としては、バッテリーの最大容量(85%以上が望ましい)、画面や本体の傷の有無をしっかり確認することです。
また、前述の通りiOSのサポート終了が近いことも念頭に置いておきましょう。
まだまだ使い続けたい!バッテリー交換の費用とおすすめのタイミング
iPhone 11 Proをこれからも長く使い続けたい場合、バッテリー交換は非常に有効な手段です。
Apple Storeでの正規バッテリー交換費用は14,500円(2024年7月時点)です。
バッテリーの最大容量が80%を下回ると、充電の減りが早くなったと感じやすくなるため、このタイミングでの交換をおすすめします。
Appleの修理サポートが終了する前に一度交換しておくと、さらに数年間は安心して使用できるでしょう。
iPhone 11 Proから買い替えるべきベストな時期はいつ?
iPhone 11 Proからの買い替えを検討する最適なタイミングは、主に以下の3つです。
- iOSのサポートが終了する時期(2026年秋頃)
- バッテリーの劣化が著しく、日中の使用に支障をきたすようになった時
- どうしても使いたいアプリが、現在のOSバージョンに対応しなくなった時
これらのタイミングであれば、性能やセキュリティの面から見ても、スムーズに新しい機種へ移行できるでしょう。
本体の寿命を延ばすためにできること・長持ちさせるコツ
愛用のiPhone 11 Proを少しでも長く使うためには、日頃の扱い方が重要です。
- バッテリーの劣化を防ぐ:充電が100%になっても繋ぎっぱなしにしない、0%になるまで使い切らないようにする。
- 物理的な損傷を防ぐ:保護ケースや画面フィルムを装着し、落下などの衝撃から守る。
- ストレージ容量を確保する:不要な写真やアプリを整理し、常にストレージに20%程度の空き容量を保つことで、本体への負荷を軽減できます。
iPhone 11 Proに関してよくある質問(Q&A)
サポートが終了したらLINEなどのアプリはすぐ使えなくなりますか?
iOSのサポートが終了しても、LINEやYouTubeなどの主要なアプリがすぐに使えなくなるわけではありません。
アプリ開発会社は、古いOSバージョンもある程度の期間はサポートし続けるのが一般的です。
ただし、数年が経過すると、アプリのアップデートに新しいOSが必要となり、次第に最新機能が使えなくなったり、最終的にはアプリ自体が起動しなくなったりする可能性があります。
無印のiPhone 11やiPhone 12と比べて何が違いますか?
iPhone 11 Proと、同時期のiPhone 11、翌年発売のiPhone 12との主な違いは以下の通りです。
比較項目 | iPhone 11 Pro | iPhone 11 | iPhone 12 |
---|---|---|---|
カメラ | 3眼 (広角/超広角/望遠) | 2眼 (広角/超広角) | 2眼 (広角/超広角) |
ディスプレイ | 有機EL (高画質) | 液晶 | 有機EL (高画質) |
通信 | 4G | 4G | 5G対応 |
チップ | A13 Bionic | A13 Bionic | A14 Bionic |
外装 | ステンレススチール | アルミニウム | アルミニウム |
iPhone 11 Proは望遠カメラとディスプレイの画質で優位性があり、iPhone 12は5G対応と処理性能の高さが魅力です。
バッテリーの持ちは実際どのくらいですか?
Appleの公称値では、iPhone 11 Proのビデオ再生時間は最大18時間です。
これは発売当時の新品バッテリーでの数値であり、現在中古で入手できる端末はバッテリーが劣化しているため、これよりも短くなります。
使い方にもよりますが、バッテリーの状態が良い個体であれば、SNSやWeb閲覧が中心の一般的な使い方で1日持つと考えてよいでしょう。
まとめ:iPhone 11 Proはまだ使えるかどうかの最終判断
- iPhone 11 Proは2025年以降も日常利用なら十分な性能を持つ
- SNS、動画視聴、Web閲覧などの動作は非常にスムーズである
- 最新の重い3Dゲームを最高設定でプレイするのは難しい
- iOSアップデートは2026年秋頃にサポート終了となる可能性が高い
- Apple公式の修理サポートは2027年頃に終了する見込み
- デメリットは5G非対応、マスク着用時の顔認証不可、Lightning端子である点
- 中古市場では2万円台から購入できコストパフォーマンスは高い
- バッテリー交換をすれば、さらに数年間は快適に使用可能
- 買い替えのタイミングはiOSサポート終了時やバッテリーの著しい劣化時が目安
- 最新の性能や5G通信を求めるなら買い替えを推奨する