iPad Air 2はまだ使える?おすすめの使い道と限界と言われる理由

2014年に発売されたiPad Air 2。

長年愛用している方の中には、「動作が遅くなってきたけど、まだ使えるのだろうか」「2023年を過ぎて、セキュリティは大丈夫?」といった疑問や不安を感じているかもしれません。

この記事では、iPad Air 2が2023年時点、そして現在においてどの程度実用的なのか、OSのアップデート状況やアプリの対応、具体的な使い道から買い替えの判断基準まで徹底的に解説します。

目次

【結論】iPad Air 2は現在もまだ使える?使い方次第で現役!

現在のiPad Air 2の立ち位置とは?(動画視聴、ブラウジングなど)

結論から言うと、iPad Air 2は2023年を過ぎた現在でも、用途を限定すれば十分に活用できます。

主な用途としては、YouTubeなどの動画視聴、Kindleといった電子書籍の閲覧、簡単なウェブサイトのブラウジングなどが挙げられます。

ただし、最新のiPadと比較すると動作速度は遅く、最新の機能は利用できないという点を理解しておく必要があります。

どんな人ならまだ使える?おすすめの使い道を解説

iPad Air 2をこれからも使い続けられるのは、「特定の目的」のためにタブレットを利用する方です。

例えば、キッチンでレシピを表示する専用機として使ったり、お子様向けの動画再生タブレットとして活用する場面では、その性能でも大きな支障は出にくいでしょう。

また、就寝前の読書用デバイスや、音楽を流すためのジュークボックス代わりにするなど、負荷の軽い作業に特化させるのがおすすめです。

逆に、今すぐ買い替えを検討すべき人は?

一方で、メインのタブレットとして利用したい方や、最新のゲームやアプリを使いたい方には、iPad Air 2は推奨できません。

オンラインでの買い物やネットバンキングなど、高いセキュリティが求められる作業を頻繁に行う場合も、安全性の観点から買い替えを強く検討すべきです。

動作の遅さにストレスを感じたり、使いたいアプリが対応していなかったりする場面が増えてきたら、それが買い替えのサインと言えるでしょう。

iPad Air 2が「もう使えない」「限界」と言われる5つの理由

理由①:OSアップデートができない(iPadOS 15で終了)

iPad Air 2が「限界」と言われる最も大きな理由は、OSのメジャーアップデートが2021年にリリースされた「iPadOS 15」で終了している点です。

新しいOSで追加される便利な機能や、改善されたユーザーインターフェースを利用することはできません。

これにより、最新のiPadが持つ体験との差は年々開いていく一方となります。

理由②:最新アプリのインストール・更新ができない問題

OSのアップデートが止まると、次第に最新バージョンのアプリがインストールできなくなります。

実際に、多くのアプリ開発者はiPadOS 16以降を動作条件としており、iPad Air 2ではダウンロードできない、または古いバージョンしか使えないケースが増加しています。

去年までは使えていたアプリが、ある日突然使えなくなる可能性も考慮しなければなりません。

理由③:セキュリティアップデートがいつ終了するかわからないリスク

メジャーアップデートは終了しましたが、Appleはしばらくの間、古いOS向けに重要なセキュリティアップデートを提供することがあります。

しかし、iPad Air 2向けのiPadOS 15に対するセキュリティアップデートがいつまで続くかは公式に発表されておらず、明日終了してもおかしくない状況です。

サポートが終了すれば、新たな脅威に対して無防備になり、利用を続けること自体のリスクが高まります。

理由④:バッテリーの劣化と交換問題

発売から長期間が経過しているため、ほとんどのiPad Air 2はバッテリーが著しく劣化していると考えられます。

充電の減りが早い、突然シャットダウンするといった症状は、バッテリー劣化の典型的なサインです。

Appleの公式修理サポートはすでに終了しており、バッテリーを交換するには非正規の修理店に依頼する必要がありますが、費用や品質の面で注意が求められます。

理由⑤:Apple Pencilが使えないなど機能的な限界

iPad Air 2は、Apple Pencilに一切対応していません。

メモ書きやイラスト制作など、手書き入力を活用したいと考えている方にとっては、この点は大きなデメリットになります。

また、最新のiPadに搭載されている指紋認証や顔認証の速度、カメラ性能、スピーカーの音質など、あらゆるハードウェア性能で大きく見劣りします。

【用途別】iPad Air 2でまだできること・できないこと徹底検証

動画視聴(YouTube、Amazonプライム・ビデオ)は快適に見れる?

動画視聴は、iPad Air 2がまだ活躍できる代表的な用途の一つです。

YouTubeやAmazonプライム・ビデオといった主要な動画配信サービスは、アプリのバージョンが古くても、あるいはブラウザ経由でも視聴可能な場合が多いです。

ただし、高画質での再生やアプリの起動時には、最新モデルと比べて読み込みに時間がかかることがあります。

電子書籍(Kindleなど)やネットサーフィンは今でも実用的?

Kindleなどの電子書籍アプリは、比較的軽い動作で済むため、iPad Air 2でも快適に読書を楽しめます。

ページのめくりやライブラリの表示も、実用上は大きな問題にならないでしょう。

一方、ネットサーフィン(ブラウジング)は、画像や広告が多い複雑なウェブサイトを開くと、表示が遅れたり、動作がカクついたりすることがあります。

Zoomなどのオンライン会議は可能?

Zoomアプリは、現時点では比較的古いOSにも対応しているため、オンライン会議に参加すること自体は可能です。

しかし、カメラの画質は最新モデルに比べて劣りますし、長時間の利用はバッテリー消費が激しくなるため注意が必要です。

安定した通信環境と、充電しながらの使用を推奨します。

ゲームやイラスト制作(アイビスペイント)には使える?

最新の3Dグラフィックを多用するゲームを快適にプレイするのは、残念ながら非常に困難です。

プロセッサの処理能力が追いつかず、アプリが起動しないか、動作が極端に遅くなるでしょう。

また、前述の通りApple Pencilが使えないため、アイビスペイントのような本格的なイラスト制作にも向いていません。

それでもiPad Air 2を使い続けるための注意点と延命策

バッテリー交換はどこでできる?費用はいくら?

iPad Air 2のバッテリー交換は、Appleの正規サービスプロバイダでは受付を終了しています。

交換を希望する場合は、「iCracked」や「スマホスピタル」といった第三者の修理業者に依頼することになります。

費用は店舗によって異なりますが、おおむね1万円から2万円前後が相場です。

ただし、非正規の修理となるため、作業品質や交換後の保証については事前にしっかりと確認しましょう。

個人情報の入力は危険?必ず知っておくべきセキュリティ対策

セキュリティアップデートの先行きが不透明なため、iPad Air 2でクレジットカード情報やパスワードなどの重要な個人情報を入力する作業は、できる限り避けるべきです。

もし利用する場合は、ウェブサイトが信頼できるものであるかを確認し、公共のWi-Fiなど安全性の低いネットワークには接続しないように心掛けてください。

用途を動画視聴や読書などに限定することが、最も効果的なセキュリティ対策となります。

アプリが非対応になった場合の代替案(ブラウザ版の活用方法)

使いたいアプリがOSのバージョン不足でインストールできなくなった場合でも、諦めるのはまだ早いです。

YouTubeや各種ニュースサイトなど、多くのサービスはウェブブラウザ版を提供しています。

ホーム画面にウェブサイトのショートカットを作成しておけば、アプリのようにワンタップでアクセスでき、ある程度の利便性を確保することが可能です。

iPad Air 2からの買い替え|おすすめモデルと判断基準

買い替えを判断すべき3つのタイミングとは?

買い替えを判断するタイミングは主に3つあります。

1つ目は「セキュリティサポートの完全終了が確認された時」、2つ目は「日常的に使う必須アプリが動作しなくなった時」、そして3つ目は「バッテリーの劣化や動作の遅さに我慢ができなくなった時」です。

これらのいずれかを感じたら、新しいモデルの検討を始めるのが良いでしょう。

【2023年最新】今買うべきiPadは?目的別おすすめモデル(中古・新品)

これからiPadを長く安心して使いたいなら、現行モデルの購入が最もおすすめです。

用途おすすめモデル特徴
コストパフォーマンス重視iPad(第9世代 / 第10世代)日常的な用途に十分な性能。手頃な価格が魅力。
性能と携帯性の両立iPad Air(第5世代)M1チップ搭載でパワフル。動画編集なども快適。
最高の性能を求めるiPad Proシリーズ最先端の技術を搭載。プロのクリエイター向け。
コンパクトさを重視iPad mini(第6世代)持ち運びに便利。電子書籍やブラウジングに最適。

予算を抑えたい場合は、A12 Bionicチップ以降を搭載した中古モデル(iPad Air 第3世代など)も選択肢になりますが、サポート期間が短くなる点には注意が必要です。

不要になったiPad Air 2の処分方法は?Appleの下取り価格はいくら?

不要になったiPad Air 2は、Appleの公式下取りサービス「Apple Trade In」に出すことができます。

ただし、デバイスの状態や時期によって価格は変動し、非常に古いモデルのため価値が付かない、またはごくわずかな金額になる可能性が高いです。

その場合は無料でのリサイクル回収となります。

少しでも高く売りたい場合は、中古買取専門店やフリマアプリを利用する方が良いでしょう。

iPad Air 2に関するよくある質問(FAQ)

iPad Air 2の発売日はいつ?基本的なスペックは?

iPad Air 2の発売日は、2014年10月です。

基本的なスペックは、Apple A8Xチップを搭載し、メモリは2GBです。

最終対応OSはiPadOS 15であり、Touch ID(指紋認証)をホームボタンに搭載しています。

iPad mini 4との違いは?どちらが長く使える?

iPad mini 4は2015年に発売され、iPad Air 2と同じくiPadOS 15でサポートが終了しています。

搭載チップはA8であり、性能的にはA8Xを搭載するiPad Air 2の方が若干優れていますが、OSサポートの観点ではどちらも同じ状況です。

したがって、長く使えるかどうかという点では大きな差はありません。

2025年以降も使い続けることは現実的?

2025年以降、iPad Air 2を使い続けることは、さらに困難になると予想されます。

セキュリティアップデートが完全に終了している可能性が非常に高く、対応アプリもさらに減少するでしょう。

インターネットに接続せず、完全にオフラインで動画や電子書籍を見るなどの極めて限定的な用途以外では、利用は現実的ではないと考えられます。

まとめ:iPad Air 2はまだ使えるか2023年以降の判断

  • iPad Air 2は2023年以降も動画視聴や読書など用途限定で利用可能
  • OSアップデートはiPadOS 15で終了しており最新機能は使えない
  • 最新アプリの多くは非対応となりインストールできない場合がある
  • セキュリティアップデートがいつ終了するか不明でリスクが存在する
  • バッテリーは経年劣化しており交換には非正規店の利用が必要
  • Apple Pencilには非対応で手書き入力はできない
  • ネットサーフィンはサイトによって動作が遅くなることがある
  • 高いセキュリティが必要な個人情報の入力は避けるべきである
  • 買い替えならiPad(第9世代)以降のモデルが推奨される
  • 2025年以降の継続利用はセキュリティとアプリ対応の面で非現実的
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