10万円以下で買える65インチの4Kテレビを探しているけれど、iFFALCONというブランドに馴染みがなく、実際の性能や評判が気になっていませんか。
特に、ゲームを快適にプレイできるのか、画質や音質は価格に見合っているのか、購入してから後悔しないかなど、疑問は尽きないかもしれません。
この記事では、TCLの新ブランドiFFALCONの65インチ4Kテレビ「65U75」について、特徴やスペック、実際のユーザーからの評判・口コミを徹底的にレビュー解説します。
この記事を読めば、iFFALCON 65U75のメリット・デメリットから、どんな人におすすめなのか、そして購入前の注意点まで、すべてを理解できます。
iFFALCON 65U75はどんなテレビ？【結論からレビュー】
10万円以下で買えるゲーミング特化の65インチ4Kテレビ
iFFALCON 65U75は、結論から言うと「10万円を切る価格でありながら、ネイティブ144Hzリフレッシュレートに対応した、ゲーム用途に非常に強い65インチ4K液晶テレビ」です。
世界的なテレビメーカーであるTCLのサブブランドという背景もあり、低価格ながら安定した品質を実現しています。
VRR（可変リフレッシュレート）やALLM（自動低遅延モード）といった最新のゲーム向け機能もしっかり搭載しており、PlayStation 5やXbox Series Xなどの次世代ゲーム機との相性も抜群です。
また、OSにはGoogle TVを採用しているため、YouTubeやNetflixなどの動画配信サービスもサクサク快適に楽しめます。
iFFALCON 65U75がおすすめな人とそうでない人の特徴
このテレビの特性を踏まえると、おすすめできる人と、そうでない人が明確になります。
【おすすめな人】
- 予算10万円以内で大画面の4Kテレビが欲しい人
- FPSやアクションなど、動きの速いゲームを快適にプレイしたい人
- 地上波放送よりもネット動画の視聴がメインの人
- 寝室や子供部屋に置く2台目のテレビを探している人
【そうでない人】
- 画質や音質に一切の妥協をしたくない映像・音響マニア
- 家族など大人数で、斜めからテレビを見ることが多い人
- 海外メーカーよりも国内メーカーの安心感を最優先したい人
上位モデルU85シリーズとの違いは？
iFFALCONには、上位モデルとして「U85シリーズ」が存在します。
65U75とU85シリーズの最も大きな違いは、バックライトの技術です。
U75が画面の裏にLEDを配置した「直下型LED」であるのに対し、U85はより高画質な「Mini LED」を採用しています。
Mini LEDは、非常に小さなLEDを緻密に敷き詰めることで、より細かいエリアでの明るさ調整が可能になり、コントラスト性能が飛躍的に向上します。
これにより、U85シリーズは黒の締まりや輝度がU75よりも優れています。
画質を最優先するならU85シリーズが魅力的ですが、価格差を考慮すると、U75のコストパフォーマンスの高さが際立ちます。
iFFALCON 65U75のリアルな評判・口コミを徹底解説
画質に関する良い評判・口コミ「価格以上の綺麗さ」
画質については、「価格を考えれば非常に綺麗」「倍速の効果でブレが少ない」といった肯定的な評判が多く見られます。
4K解像度の精細感はもちろん、VAパネルによるコントラストの高さが評価されており、特に映画などのコンテンツで深みのある映像が楽しめるとの声があります。
「色彩が多少強いのが好み」という意見もあり、鮮やかな映像表現を好むユーザーから支持されているようです。
ゲーム性能に関する良い評判・口コミ「遅延なく快適」
ゲーム性能は、iFFALCON 65U75が最も評価されているポイントの一つです。
「ネイティブ144Hz対応は伊達じゃない」「FPSやアクションゲームも残像や遅延を感じず快適」といった口コミが多数寄せられています。
VRRやALLMといった機能がしっかり機能し、ゲーミングモニターに近い感覚でプレイできる点が、特にゲーマーからの高い評価につながっています。
操作性・機能性に関する良い評判・口コミ「Google TVがサクサク」
操作性に関しては、「Google TVの動作がサクサクでストレスがない」という声が目立ちます。
以前のスマートテレビに見られたような、アプリの起動や切り替え時のもっさり感がなく、軽快に操作できる点が好評です。
また、「リモコンがBluetooth接続で、テレビに向けなくても操作できるのが便利」「本体が驚くほど軽い」といった、使い勝手の良さや設置の手軽さを評価する意見も見られます。
注意すべき悪い評判・口コミ（音質、視野角など）
一方で、価格相応の点に関する指摘もあります。
最も多く見られるのが音質に関するもので、「音がこもって聴こえるので外部スピーカー推奨」「所詮は内蔵スピーカー」といった意見です。
また、画質面では「VAパネルなので斜めから見ると白っぽく見える」という視野角の狭さを指摘する声や、「番組表が見にくい」「リモコンの反応が少し遅い」といった操作性に関する悪い評判も一部で見られます。
iFFALCON 65U75の主な特徴は？スペックを一覧で解説
【特徴①】ネイティブ144Hz対応！VRRも備えた本格ゲームモード
iFFALCON 65U75の最大の特徴は、ネイティブ144Hzリフレッシュレートに対応している点です。
これにより、動きの速い映像も非常に滑らかに表示され、特にFPSやレースゲームなどでその真価を発揮します。
さらに、VRR（可変リフレッシュレート）やALLM（自動低遅延モード）、AMD FreeSync Premium Proにも対応。
これらの機能が連携することで、ゲーム中のカクつきや画面のチラつきを抑制し、快適なプレイ環境を提供します。
【特徴②】AIが映像を最適化する「AiPQ Pro プロセッサー」搭載
iFFALCON独自の映像エンジン「AiPQ Pro プロセッサー」を搭載しています。
このAIエンジンが、色彩、明暗、コントラストなどをコンテンツに応じて自動で最適化します。
地上デジタル放送やYouTubeなどの4K未満の映像も、高精細な4K相当の画質にアップスケーリングするため、あらゆるコンテンツをクリアで美しい映像で楽しむことが可能です。
【特徴③】多彩なネット動画が楽しめる「Google TV」内蔵
OSには最新の「Google TV」を採用しています。
YouTube、Amazonプライムビデオ、Netflix、Huluなど、主要な動画配信サービスのアプリが標準で搭載されており、購入後すぐに大画面で楽しめます。
また、Chromecast機能も内蔵しているため、スマートフォンの画面を簡単にテレビに映し出すことも可能です。
リモコンのマイクを使った音声検索にも対応しており、コンテンツ探しもスムーズに行えます。
【特徴④】映画館のような臨場感「Dolby Vision / Atmos」対応
高画質技術である「Dolby Vision」と、立体音響技術「Dolby Atmos」の両方に対応しています。
Dolby Visionは、シーンごとに映像の明るさや色情報を最適化し、よりリアルで没入感のある映像を再現します。
Dolby Atmosは、前後左右だけでなく高さ方向の音も表現することで、まるで映画館にいるかのような臨場感あふれるサウンド体験を提供します。
【特徴⑤】裏番組録画も可能なWチューナー搭載
地デジ、BS/CS、BS 4K/110度CS 4Kチューナーをそれぞれ2基ずつ搭載したWチューナー仕様です。
これにより、別売りのUSB外付けハードディスクを接続すれば、番組を視聴しながら別のチャンネルの番組を録画する「裏番組録画」が可能です。
見たい番組が重なっても録り逃す心配がありません。
iFFALCON 65U75のスペック詳細一覧表
| 項目 | スペック詳細 |
|---|---|
| 画面サイズ | 65V型 |
| パネル方式 | VAパネル |
| 解像度 | 4K (3840 x 2160) |
| バックライト | 直下型LED |
| 映像エンジン | AiPQ Pro プロセッサー |
| リフレッシュレート | 144Hz |
| HDR対応 | Dolby Vision, HDR10+, HDR10, HLG |
| 音声出力 (スピーカー) | 20W (10W + 10W) |
| 音響技術 | Dolby Atmos |
| OS | Google TV |
| チューナー | 地上/BS/110度CS x2, BS 4K/110度CS 4K x2 |
| 録画機能 | 外付けHDDによる裏番組録画対応 |
| HDMI端子 | 3ポート (HDMI2.1対応) |
| ゲーム向け機能 | VRR, ALLM, FreeSync Premium Pro |
| ネットワーク | Wi-Fi, Bluetooth |
| 本体寸法 (スタンド込) | 幅144.6cm × 高さ87.8cm × 奥行き30cm |
| 本体重量 (スタンド込) | 約12.7kg |
| VESA規格 | 対応 |
【実機レビュー】iFFALCON 65U75の画質と音質は価格相応？
4K映像の精細感と発色は？HDR効果をチェック
4Kコンテンツを視聴すると、65インチの大画面いっぱいに広がる精細な映像に驚かされます。
VAパネルの特性が活きており、コントラスト比が高く、黒がしっかりと沈むため、映像に奥行きが感じられます。
Dolby Visionに対応した映画などでは、暗いシーンでの黒つぶれや明るいシーンでの白飛びが抑えられ、価格以上のリッチな映像体験が可能です。
発色はやや鮮やかで、人によっては少し派手に感じるかもしれませんが、多くの人にとっては魅力的に映るでしょう。
地上波やネット動画のアップスケーリング性能は十分か
地上デジタル放送やYouTubeのフルHD映像など、4Kに満たないコンテンツの表示性能も良好です。
「AiPQ Pro プロセッサー」によるアップスケーリング処理が効果的に働き、映像の粗さを感じさせず、クリアに表示してくれます。
もちろん、元が4Kの映像には及びませんが、日常的な視聴においては十分満足できるレベルと言えます。
内蔵スピーカーの音質は？外部スピーカーの追加は必要？
音質に関しては、多くの評判通り「価格相応」というのが正直なところです。
ニュース番組やバラエティ番組の会話を聞く分には問題ありませんが、映画の迫力ある効果音や音楽ライブの繊細な音の表現を求めるには力不足を感じます。
音がややこもって聞こえる傾向があるため、より良い音響でコンテンツを楽しみたい場合は、別途サウンドバーや外部スピーカーを追加することをおすすめします。
購入後に後悔しない！iFFALCON 65U75のおすすめな点（メリット）
圧倒的なコストパフォーマンスの高さ
最大のメリットは、その圧倒的なコストパフォーマンスです。
65インチという大画面、ネイティブ144Hz対応の高性能パネル、Google TV搭載といった充実した機能を備えながら、実売価格が10万円を切るのは非常に魅力的です。
同等のスペックを国内大手メーカーで求めると、価格は大きく跳ね上がります。
限られた予算の中で、最大限の性能を求めるユーザーにとって、これ以上ない選択肢と言えるでしょう。
遅延が少なくFPSやアクションゲームも快適にプレイ可能
ゲーム性能の高さも大きなメリットです。
144Hzの高リフレッシュレートに加え、VRRやALLMといった機能を搭載しているため、本格的なゲーミングモニターに迫る快適なプレイが可能です。
特に、一瞬の反応速度が勝敗を分けるFPSやアクションゲームを大画面で楽しみたいゲーマーにとって、このテレビは強力な武器となります。
ネット動画視聴がこれ一台で完結する利便性
Google TVを搭載しているため、テレビ単体で様々なネット動画サービスを利用できる点も非常に便利です。
レコーダーやストリーミングデバイスを別途接続する必要がなく、リモコン一つでシームレスに操作できます。
普段からテレビ放送よりもYouTubeやNetflixをよく見るというライフスタイルの人には、最適な一台です。
ベゼルレスデザインと軽量ボディで設置しやすい
デザイン面では、画面の縁が非常に細いベゼルレスデザインを採用しており、映像への没入感を高めています。
また、本体重量が約12.7kgと、65インチクラスのテレビとしては非常に軽量なのも見逃せないポイントです。
箱からの取り出しやスタンドの取り付け、設置作業が比較的楽に行えるため、一人での設置も不可能ではありません。
購入前に知っておくべきiFFALCON 65U75の注意点（デメリット）
VAパネル特有の視野角の狭さに注意
購入前に最も理解しておくべき注意点が、VAパネルの特性による視野角の狭さです。
VAパネルは正面から見たときのコントラストに優れる反面、斜めから見ると画面が白っぽく色褪せて見えてしまうという弱点があります。
一人で正面から視聴する分には問題ありませんが、リビングに設置して家族で囲んで見たり、ダイニングテーブルから見たりするなど、様々な角度から視聴する環境には不向きな場合があります。
リモコンの反応速度や番組表の使い勝手
一部のユーザーからは、リモコンのボタンを押してからテレビが反応するまでにわずかな遅延がある、という指摘があります。
また、電子番組表（EPG）のデザインや情報量が、国内メーカーの製品に比べて見劣りするという意見も見られます。
Google TV自体の動作は軽快ですが、こうした細かな操作性にこだわる方は、一度実店舗などで確認することをおすすめします。
音質にこだわるならサウンドバーの追加も検討
前述の通り、内蔵スピーカーの音質は必要最低限のレベルです。
薄型テレビの構造的な限界もあり、特に低音の迫力は期待できません。
映画や音楽を臨場感あふれるサウンドで楽しみたいのであれば、購入時にサウンドバーなどの外部スピーカーも合わせて検討すると、満足度が格段に向上するでしょう。
iFFALCON 65U75の価格は？どこで買うのがお得？
現在の販売価格とポイント還元情報
iFFALCON 65U75は、主にAmazon.co.jpで販売されています。
2025年8月時点での販売価格は99,800円（税込）で、購入時に998ポイント（1%）の還元が受けられます。
65インチの144Hz対応4Kテレビとしては、市場でもトップクラスの安さです。
Amazonのセールで安く買うためのコツ
さらにお得に購入したい場合は、Amazonが定期的に開催する大型セールを狙うのがおすすめです。
特に、年に一度の「プライムデー」や年末の「ブラックフライデー」などでは、テレビ製品がセール対象になる可能性が高いです。
これらのセール期間中には、通常価格からの割引や、ポイントアップキャンペーンが期待できます。
延長保証は付けるべき？保証内容を解説
Amazonでは、オプションとしてヤマト運輸が提供する「5年 長期保証」（4,940円）を追加できます。
iFFALCONは比較的新しいブランドであり、海外メーカー製品という点に不安を感じる方もいるかもしれません。
万が一の故障に備え、メーカー保証1年に加えて4年間保証が延長されるこのプランは、安心を買うという意味で加入を検討する価値は十分にあるでしょう。
まとめ：iFFALCON 65U75 レビュー解説
この記事では、iFFALCON 65U75について、評判やスペック、メリット・デメリットを詳しく解説しました。
購入を検討している方の参考になれば幸いです。
大画面でゲームを存分に楽しみたい人
144Hzの高リフレッシュレートと各種ゲーム支援機能を備えたこのテレビは、ゲーマーにとって最高の選択肢の一つです。
大画面ならではの没入感と、遅延のない滑らかな映像で、ゲーム体験を新たなレベルへと引き上げてくれます。
コストを抑えて多機能な4Kテレビを導入したい人
10万円以下という価格で、65インチ4K、倍速機能、Google TVといった現代のテレビに求められる機能を網羅しています。
圧倒的なコストパフォーマンスを重視するなら、このモデルは非常に魅力的です。
ネット動画視聴がメインの人
Google TVを搭載し、主要な動画配信サービスにすぐアクセスできるため、ネット動画中心の視聴スタイルに最適です。
サクサク動く快適な操作性で、ストレスなくコンテンツを楽しめます。
購入を再検討した方が良い人の特徴も解説
一方で、画質や音質に妥協できない方や、広いリビングで様々な角度から視聴する使い方を想定している場合は、他の選択肢を検討した方が良いかもしれません。
特に視野角の狭さは、視聴環境によっては大きなデメリットとなり得ます。
- iFFALCON 65U75は10万円以下で買える高コストパフォーマンスな65インチ4Kテレビである
- 最大の特徴はゲームに特化したネイティブ144Hzリフレッシュレート対応である
- 世界的なテレビメーカーTCLのサブブランドであり、品質に一定の信頼性がある
- OSにGoogle TVを搭載し、ネット動画の視聴や操作性が快適である
- VRRやALLMなど最新ゲーム機に対応する機能を網羅している
- 画質は価格を考えれば十分に綺麗で、特にVAパネルによるコントラストが高い
- 注意点としてVAパネル特有の視野角の狭さが挙げられる
- 内蔵スピーカーの音質は価格相応であり、高音質を求めるなら外部スピーカーを推奨する
- Wチューナー内蔵で外付けHDDによる裏番組録画に対応している
- 主にAmazonで販売されており、セール時を狙うとよりお得に購入できる可能性がある