VALORANTで勝率を上げるために、プロ選手の設定を参考にしたいと考えている方は多いのではないでしょうか。
特にラピッドトリガー対応キーボードの設定は、ストッピング精度に直結する重要な要素です。
しかし、具体的な数値や設定方法がわからず、どこから手をつければよいか迷ってしまうことも少なくありません。
この記事では、VALORANTプロゲーマーとして知られるGON選手のラピッドトリガー設定を徹底的に解説します。
使用キーボードの変遷から具体的な数値、初心者向けの推奨設定まで、すべての情報を網羅しています。
記事を読み終える頃には、自分に最適なラピッドトリガー設定を見つけるためのヒントが得られるはずです。
GON選手とは?VALORANTプロとしての経歴と実績
GON選手は、日本のVALORANT競技シーンを代表するプロゲーマーの一人です。
デバイスに関する深い知識を持ち、配信やSNSで積極的に情報発信を行うことでも知られています。
ここでは、GON選手の基本情報から経歴、デバイスマニアとしての側面まで詳しく紹介します。
GON選手のプロフィールと基本情報
GON選手の本名はKento Hara(ハラ ケント)で、2002年11月15日生まれの23歳です。
日本国籍を持ち、VALORANTではコントローラーロールを担当しています。
オーメンやアストラといったスモーク系エージェントを得意とし、チームのIGL(インゲームリーダー)も務めてきました。
Twitchのフォロワーは21万人を超え、YouTubeの登録者数も20万人以上と、配信者としても高い人気を誇ります。
試合中の圧倒的なエイム力から「GON MACHINE」という愛称で親しまれており、ファンの間では彼のプレイを称える言葉として定着しています。
FENNELでの活躍とVCJ 2024-2025の成績
GON選手は2020年11月にアマチュアチーム「Nester」でプロキャリアをスタートさせました。
その後、CYCLOPS athlete gaming、Crest Gaming Zstを経て、2023年9月にFENNELへ移籍しています。
FENNELでは数々の好成績を残しており、主な実績は以下の通りです。
| 大会名 | 結果 | 時期 |
|---|---|---|
| VCJ 2024 Split1 | 優勝 | 2024年3月 |
| VCJ 2024 Split2 | 準優勝 | 2024年7月 |
| VCJ 2025 Split2 | 準優勝 | 2025年5月 |
| VCJ 2025 Split3 Main Stage | 優勝 | 2025年7月 |
| VCJ 2025 Season Finals | 準優勝 | 2025年8月 |
2025年12月にFENNELを退団し、現在は無所属となっています。
デバイスマニアとして有名な理由
GON選手は自他ともに認める「デバイスオタク」であり、「レビュー界で最も強い男(レ最)」を自称しています。
使用したマウスは100個を超えるとも言われ、その豊富な経験に基づくレビューは多くのゲーマーから信頼を集めています。
配信ではプロ選手ならではの視点からデバイスの特徴を解説し、ゲームパフォーマンスにどう影響するかを具体的に語ってくれます。
プロとしての実績とデバイス知識を兼ね備えた存在として、GON選手の発信する情報は非常に価値が高いといえるでしょう。
GON選手が使用するラピッドトリガー対応キーボード一覧
GON選手はこれまでに複数のラピッドトリガー対応キーボードを使用してきました。
使用キーボードの変遷を追うことで、プロ選手がデバイスに何を求めているかが見えてきます。
Wooting 60HEを選んだ理由と使用期間
GON選手がWooting 60HEを使用し始めたのは2023年頃からです。
VCJ 2024 Split1 Playoffでも使用が確認されており、約1年半にわたってメインキーボードとして活躍しました。
Wooting 60HEを選んだ理由として、0.1mmから設定可能なアクチュエーションポイントと、業界でもトップクラスの反応速度が挙げられます。
当時、多くのVALORANTプロ選手がWootingを使用し始めた時期でもあり、「Pay to Win」とまで言われるほどの優位性があるとされていました。
GON選手は2023年1月にWootingの設定を公開する動画をYouTubeに投稿し、大きな反響を呼んでいます。
現在使用中のPulsar PCMK 2HE TKLの特徴
2025年以降、GON選手はPulsar PCMK 2HE TKLをメインキーボードとして使用しています。
VCJ 2025 Season Finalsでも使用が確認されており、現在の主力キーボードといえます。
Pulsar PCMK 2HE TKLの主な特徴は以下の通りです。
| 項目 | 仕様 |
|---|---|
| キー数 | 87キー(テンキーレス) |
| アクチュエーションポイント | 0.1mmから設定可能 |
| ラピッドトリガー | 対応 |
| 配列 | JIS配列・US配列両対応 |
| 設定ソフト | Bibimbap(Webドライバー) |
| 価格帯 | 約20,000円 |
JIS配列に対応している点と、TKLサイズで普段使いにも適している点が、日本人プロ選手に支持される理由の一つです。
大会で使用したPulsar eS HE 70との違い
VCJ 2025 Season Finals Semifinal Map1では、Pulsar eS HE 70の使用も確認されています。
eS HE 70は65%サイズのコンパクトなキーボードで、0.05mm単位という非常に高い精度でアクチュエーションポイントを設定できます。
PCMK 2HE TKLとの主な違いは、サイズ感と設定の細かさにあります。
eS HE 70はより精密な設定が可能ですが、ファンクションキーがないため普段使いには向かない面もあるでしょう。
試合の状況やマップによって使い分けている可能性も考えられます。
WootingからPulsarに変更した理由は打鍵感
GON選手がWootingからPulsarに乗り換えた最大の理由は「打鍵感」にあります。
Realforceの公式インタビューで、GON選手は次のように語っています。
「今使っているキーボード(Wooting)は反応速度は完璧なんですけど、打鍵感がイマイチなんでね。
僕が使っているキーボードって、打鍵感が悪いから使うのをやめたっていう人、結構いるんですよ。
」
ラピッドトリガーキーボードは磁気スイッチを採用しているため、通常のメカニカルキーボードと比べて打鍵感が異なります。
GON選手は反応速度だけでなく、長時間使用しても快適な打鍵感を重視してキーボードを選んでいることがわかります。
GON選手のラピッドトリガー設定値を完全公開
ここからは、GON選手が実際に使用しているラピッドトリガーの設定値を詳しく解説します。
プロ選手の設定をそのまま真似するのではなく、考え方を理解した上で自分に合った設定を見つけることが大切です。
WASDキーのアクチュエーションポイント設定
GON選手のWASD(移動キー)の設定は、アクチュエーションポイント・ラピッドトリガーともに最小値付近(0.1mm)を使用しています。
この設定により、キーを押した瞬間に入力が反映され、離した瞬間に入力が解除されます。
VALORANTにおいてストッピングは非常に重要な技術であり、キーを離してから停止するまでの時間が短いほど有利になります。
GON選手はRealforceのインタビューで「キャラコンの部分で最速であってほしいので、WASDキー以外はアクチュエーションポイントの数値は高めにしておくといい」とアドバイスしています。
スペースキーとシフトキーは深めに設定する理由
GON選手は、スペースキーやシフトキーのアクチュエーションポイントを深めに設定しています。
これは誤作動を防ぐためです。
0.1mmという浅い設定では、指を乗せただけで入力が反応してしまう可能性があります。
移動キー以外を深めに設定することで、意図しないジャンプやしゃがみ動作を防止できます。
GON選手自身も「スペースキーなんかは高い数値で設定していますよ」と明言しています。
Wootingプロファイルコードの使い方
GON選手はWooting 60HE使用時のプロファイルコードを公開しています。
コードは以下の通りです。
このコードを使用するには、Wootility Web(https://wootility.io/)にアクセスし、プロファイルのインポート機能からコードを入力します。
ただし、このコードはGON選手がWootingを使用していた当時のものであり、現在は異なる設定を使用している可能性があります。
参考程度に留め、自分に合った設定に調整することをおすすめします。
連続ラピッドトリガーとタキオンモードの設定
GON選手の設定では、連続ラピッドトリガーとタキオンモード(ターボモード)をONにしています。
連続ラピッドトリガーとは、キーを押し続けた状態でも一定間隔でON/OFFが切り替わる機能です。
タキオンモードは、キーボードの応答速度を最大限に高める機能で、遅延を最小化できます。
一方で、アップストローク・ダウンストロークの感度を分ける個別設定はOFFにしているとのことです。
設定が複雑になりすぎると調整が難しくなるため、シンプルな設定を心がけているといえるでしょう。
GON選手のマウス感度とゲーム内設定
ラピッドトリガー設定と合わせて、GON選手のマウス感度やゲーム内設定も確認しておきましょう。
総合的なデバイス設定を把握することで、より参考になるはずです。
DPIとゲーム内感度の数値一覧
GON選手のマウス感度設定は以下の通りです。
| 設定項目 | 数値 |
|---|---|
| DPI | 400 |
| 照準感度 | 0.35(配信では0.2の情報も) |
| eDPI | 140〜160 |
| スコープ感度倍率 | 0.78 |
| ADS感度マルチプレイヤー | 0.64 |
| ポーリングレート | 4000Hz |
eDPI140〜160はVALORANTプロの平均値(約240)と比較するとローセンシ寄りの設定です。
ローセンシは細かいエイム調整がしやすい反面、振り向き動作に大きなマウス操作が必要になります。
解像度とリフレッシュレートの設定
GON選手のモニター設定は以下の通りです。
| 設定項目 | 数値 |
|---|---|
| 解像度 | 1440×1080(4:3引き伸ばし) |
| リフレッシュレート | 360Hz |
| ウィンドウモード | フルスクリーン |
| Nvidia Reflex Low Latency | オン + ブースト |
4:3の引き伸ばし解像度を使用することで、敵キャラクターが横に広く見えるようになります。
使用モニターはBenQ ZOWIE XL2566Kで、360Hzのリフレッシュレートに対応した競技向けモデルです。
クロスヘア設定とコード
GON選手のクロスヘア設定は、シンプルな白色の十字型です。
| 設定項目 | 数値 |
|---|---|
| クロスヘアの色 | ホワイト |
| センタードット | オフ |
| インナーラインの不透明度 | 1 |
| インナーラインの長さ | 4 |
| インナーラインの厚さ | 2 |
| インナーラインオフセット | 0 |
| 移動エラー | オフ |
| 射撃エラー | オフ |
輪郭やアウターラインはすべてオフに設定されており、視認性を重視したミニマルなデザインとなっています。
初心者向けラピッドトリガー設定のおすすめと注意点
ラピッドトリガーを初めて設定する方に向けて、おすすめの設定値と注意点を解説します。
GON選手の発言を参考にしながら、失敗しない設定方法をお伝えします。
全キーに設定してはいけない理由
ラピッドトリガーを全てのキーに設定するのは避けてください。
これは、GON選手を含む多くのプロ選手やデバイスレビュアーが共通して警告しているポイントです。
全キーを0.1mm設定にすると、以下の問題が発生する可能性があります。
まず、キーに指を軽く触れただけで入力が反応してしまいます。
次に、意図しないジャンプやアビリティ発動が起こりやすくなります。
さらに、タイピング時にも誤入力が頻発する可能性があります。
ラピッドトリガーは移動キー(WASD)にのみ設定し、それ以外のキーはオフまたは深めの数値にすることを強くおすすめします。
まず試すべき初心者向け推奨設定値
初心者の方は、以下の設定から始めてみてください。
| キー | アクチュエーションポイント | ラピッドトリガー |
|---|---|---|
| W・A・S・D | 0.1mm〜0.5mm | ON(0.1mm) |
| スペース | 1.0mm以上 | OFF |
| Shift | 1.0mm以上 | OFF |
| その他 | デフォルト | OFF |
ラピッドトリガーの数値は0.1mmで問題ありません。
一方、アクチュエーションポイントは0.1mmだと違和感を感じる方もいるため、0.5mm程度から始めるのがおすすめです。
慣れてきたら徐々に浅くしていくとよいでしょう。
0.1mm設定で誤作動が起きる場合の対処法
0.1mm設定で誤作動が頻発する場合は、アクチュエーションポイントを少し深くしてみてください。
GON選手も「ストッピングが安定しないなと感じたらアクチュエーションポイントを0.5mmくらいに設定してみるのもよい」とアドバイスしています。
0.5mmでも通常のキーボード(2.0mm)より圧倒的に高感度であり、十分な効果を得られます。
また、キーボードによってはボトムデッドゾーンの設定が可能です。
キーを底まで押し込んだ際の反応を調整することで、誤作動を軽減できる場合があります。
慣れるまでにかかる期間の目安
一般的なキーボードからラピッドトリガー対応キーボードに移行する場合、慣れるまでに1〜2週間程度かかることが多いです。
GON選手もRealforceのインタビューで「最初は操作しづらかったというのが正直な感想です。
設定を調整したり、しばらく使っていくうちに慣れてきたりして、今はとてもいい感じですね」と語っています。
最初は違和感を感じても、諦めずに使い続けることが大切です。
GON選手は「0.1mm設定で慣れていけば、これが一番になる」とも述べており、継続することで確実に効果を実感できるようになります。
ラピッドトリガー対応キーボードの選び方と比較
ラピッドトリガー対応キーボードは多くのメーカーから発売されています。
ここでは、主要製品の比較と選び方のポイントを解説します。
Wooting・Pulsar・Razer・Realforceの性能比較表
主要メーカーのラピッドトリガー対応キーボードを比較しました。
| 製品名 | AP最小値 | 配列 | サイズ | 価格帯 |
|---|---|---|---|---|
| Wooting 60HE | 0.1mm | US | 60% | 約25,000円 |
| Wooting 80HE | 0.1mm | US | TKL | 約30,000円 |
| Pulsar PCMK 2HE TKL | 0.1mm | JIS/US | TKL | 約20,000円 |
| Pulsar eS HE 70 | 0.05mm | US | 65% | 約25,000円 |
| Razer Huntsman V3 Pro | 0.1mm | JIS/US | TKL/60% | 約30,000円 |
| Realforce GX1 | 0.1mm | JIS | TKL | 約35,000円 |
WootingはVALORANTプロの使用率が高く、実績と情報量の面で安心感があります。
PulsarはコストパフォーマンスとJIS配列対応が魅力です。
JIS配列対応キーボードのおすすめ
日本語配列(JIS配列)を求める方には、以下のキーボードがおすすめです。
Pulsar PCMK 2HE TKLは、JIS配列対応のラピッドトリガーキーボードとして最もコストパフォーマンスに優れています。
Razer Huntsman V3 Proシリーズは、光学式スイッチを採用しており、信頼性の高いブランド製品を求める方に適しています。
Realforce GX1は、東プレの静電容量無接点方式を採用しており、打鍵感を重視する方に最適です。
GON選手もRealforce GX1について「打鍵感は最高です。
さすが長年キーボードを研究しているRealforceだけあって」と高く評価しています。
価格帯別の選び方ガイド
予算に応じたキーボード選びの指針を紹介します。
15,000円〜20,000円の価格帯では、Pulsar PCMK 2HE TKLが最有力候補です。
基本的な性能は上位モデルと遜色なく、初めてのラピッドトリガーキーボードとして申し分ありません。
20,000円〜30,000円の価格帯では、Wooting 60HE/80HEやRazer Huntsman V3 Proが選択肢に入ります。
プロ選手の使用実績が豊富で、細かい設定にも対応しています。
30,000円以上の価格帯では、Realforce GX1が打鍵感と品質の面で最高峰といえます。
長く使い続けることを考えれば、投資する価値は十分にあるでしょう。
GON選手が評価する打鍵感の重要性
GON選手は、キーボード選びにおいて「打鍵感」を非常に重視しています。
「反応速度の良さもありますけど、一番大事なのは慣れですね。
使い続けて違和感がないことが重要なんじゃないかな。
」
この発言からわかるように、スペック上の数値だけでなく、実際に使用したときの感触が重要です。
また、「デバイスはどれを使うんじゃなくて、どれを長く使うかが大事」という言葉も印象的です。
頻繁にデバイスを変更するよりも、自分に合ったものを見つけて使い続けることが上達への近道といえるでしょう。
GON選手のラピトリ設定に関するよくある質問
GON選手のラピッドトリガー設定について、読者から寄せられることの多い疑問にお答えします。
ラピッドトリガーは本当に必要なのか
VALORANTを本格的にプレイするなら、ラピッドトリガー対応キーボードは大きなアドバンテージになります。
ストッピングの精度が向上し、撃ち合いで有利になる場面が増えるためです。
ただし、ラピッドトリガーがなくても上達は可能です。
通常のキーボードでも逆キーストッピングを練習することで、十分な精度を出すことはできます。
予算に余裕があり、少しでも有利な環境を整えたい方には導入をおすすめします。
設定を真似すれば上手くなれるのか
GON選手の設定をそのまま真似しても、すぐに上手くなれるわけではありません。
プロ選手の設定は、長年の経験と膨大な練習量に基づいて最適化されたものです。
むしろ重要なのは、設定の「考え方」を理解することでしょう。
なぜWASDだけラピッドトリガーを設定するのか、なぜスペースキーは深めにするのか、その理由を理解した上で自分に合った設定を探してください。
GON選手も「答えはない」と述べており、最終的には自分で試行錯誤することが大切です。
キーボード以外に重要なデバイスは何か
GON選手が使用している主要デバイスを紹介します。
マウスは、Logicool G PRO X SUPERLIGHT 2 DEXを使用しています。
軽量で高性能なワイヤレスマウスであり、多くのプロ選手に支持されているモデルです。
マウスパッドは、ARTISAN NINJA FX 疾風乙 XSOFTを使用しています。
国産の高品質マウスパッドで、滑りと止まりのバランスに優れています。
モニターは、BenQ ZOWIE XL2566Kを使用しています。
360Hzのリフレッシュレートに対応した競技向けモニターで、残像感の少ない映像を実現しています。
まとめ:GONのラピトリ設定で押さえるべきポイント
- GON選手は2025年以降Pulsar PCMK 2HE TKLをメインキーボードとして使用している
- WASDキーのアクチュエーションポイントとラピッドトリガーは0.1mm付近に設定
- スペースキーやシフトキーは誤作動防止のため深めに設定することが推奨される
- 全キーにラピッドトリガーを設定するのは避け、移動キーのみに適用する
- WootingからPulsarに変更した理由は打鍵感の改善
- 初心者はラピッドトリガー0.1mm、アクチュエーションポイント0.5mmから始めるとよい
- 慣れるまでには1〜2週間程度かかるが継続することで効果を実感できる
- デバイス選びでは反応速度だけでなく打鍵感や使い続けられる快適さも重要
- JIS配列を求めるならPulsar PCMK 2HE TKLがコストパフォーマンスに優れる
- プロの設定を真似するより考え方を理解して自分に合った設定を見つけることが大切