GEOサウンドバー GRND-SBSPK8810 BKを徹底レビュー解説

テレビの音が物足りない、でも高価なオーディオ機器には手が出せない。

そんな悩みを解決するために、ゲオから登場したサウンドバー「GRND-SBSPK8810 BK」の購入を検討している方も多いのではないでしょうか。

この記事では、GEO GRND-SBSPK8810 BKの実際の評判や口コミを基に、その特徴や音質、そして購入前に知っておくべき注意点まで、専門的な視点から詳しくレビュー解説します。

この記事を最後まで読めば、本製品があなたの求める性能を持っているのか、価格に見合う価値があるのかを正確に判断できるようになるでしょう。

目次

結論:GEOのサウンドバー「GRND-SBSPK8810 BK」は買うべきか?

4,000円台でテレビの音質を手軽に向上させたい人におすすめ

結論から言うと、GEOの「GRND-SBSPK8810 BK」は、税込4,378円という手頃な価格でテレビのスピーカー性能を手軽にグレードアップさせたいと考えている方に非常におすすめの製品です。

特に、ニュースや映画のセリフが聞き取りにくいと感じている場合や、スマートフォンと接続して気軽に音楽を楽しみたい場合には、そのコストパフォーマンスの高さを実感できるでしょう。

多機能だが、テレビとの電源連動には注意点も【先に結論】

一方で、多機能であるがゆえの注意点も存在します。

特に多くの口コミで指摘されているのが、テレビとのHDMI(ARC)接続における電源連動の問題です。

全てのテレビでスムーズに連動するとは限らず、使用環境によってはひと手間必要になる可能性があることは、購入前に理解しておくべき最も重要なポイントと言えます。

GEO GRND-SBSPK8810 BKの評判・口コミを徹底調査

高評価な口コミ:「価格以上の音質」「接続が簡単で良い」

高評価な口コミでは、「価格を考えれば十分すぎる音質」「テレビのスピーカーより格段に聞き取りやすくなった」といった、コストパフォーマンスを称賛する声が多く見られます。

また、Bluetooth接続が簡単で、スマートフォン用のスピーカーとしても手軽に使える点を評価する意見もありました。

30Wの出力は、一般的なリビングで楽しむには十分な迫力を提供してくれるようです。

低評価・気になる口コミ:「テレビ電源と連動しない」「重低音が物足りない」

低評価や気になる点として最も多く挙げられているのは、HDMI(ARC)で接続した際の電源連動に関する問題です。

「テレビの電源をオフにすると、次にオンにした時にサウンドバーから音が出ず、コンセントやHDMIを差し直す必要がある」という内容の口コミが複数確認できました。

また、サブウーファー内蔵モデルではあるものの、「本格的な重低音やサラウンド感は期待できない」という音質に関する指摘も見受けられます。

購入前に必ず確認!GEO GRND-SBSPK8810 BKの注意点とデメリット

【最重要】テレビの電源をオフにすると接続が切れる?原因と対処法

本製品で最も注意すべき点は、一部のテレビとHDMI(ARC)で接続した際に、テレビの電源を再投入すると音声が正常に出力されない場合があることです。

これは製品の不具合ではなく、テレビ側のHDMI連動機能との相性問題が原因と考えられます。

公式サイトにも「ご使用のテレビによって本商品と連動しない場合があります」と明記されており、すべての環境での完璧な動作を保証するものではありません。

この現象が発生した場合、テレビ側のHDMI連動設定をオフにする、または音声ケーブルでの接続に切り替えるといった対処が必要になることがあります。

本格的なサラウンドや重低音を求める人には不向き

GRND-SBSPK8810 BKは、あくまでテレビ内蔵スピーカーの音質を向上させることを主目的としたエントリーモデルです。

そのため、映画館のような立体的なサラウンド音響や、体を震わせるようなパワフルな重低音を求める方には物足りなく感じる可能性が高いでしょう。

より高い臨場感を求める場合は、別体のサブウーファーが付属するモデルや、Dolby Atmosなど上位の音声フォーマットに対応した製品を検討することをおすすめします。

HDMIケーブルが付属していない点に注意

本製品をテレビとHDMI(ARC)で接続するためには、別途HDMIケーブルを用意する必要があります。

パッケージにはオーディオケーブルは付属していますが、HDMIケーブルは同梱されていないため、購入を検討している方はあらかじめ準備しておきましょう。

ARC機能を使用するためには、ARC対応のHDMIケーブルが必要です。

保証期間は6ヶ月と比較的短い

GRND-SBSPK8810 BKのメーカー保証期間は6ヶ月です。

一般的な家電製品の保証期間が1年間であるのに比べると、やや短めの設定となっています。

価格を考慮するとやむを得ない部分かもしれませんが、この点も購入前に把握しておくと良いでしょう。

価格以上の価値あり!GEO GRND-SBSPK8810 BKの5つの特徴とメリット

①圧倒的コストパフォーマンス!税込4,378円という安さ

この製品の最大のメリットは、何といっても税込4,378円という手頃な価格です。

サウンドバー市場においては破格とも言える価格設定であり、初めてサウンドバーを試してみたい方や、とにかくコストを抑えたい方にとって非常に魅力的な選択肢となります。

②迫力の30W出力と選べる3つの音響効果モード(MUSIC/MOVIE/NEWS)

コンパクトなボディながら、実用最大出力は30Wと、テレビ内蔵スピーカーを大きく上回るパワーを備えています。

さらに、「MUSIC」「MOVIE」「NEWS」の3種類から選べる音質エフェクト機能を搭載しており、視聴するコンテンツに合わせて最適なサウンドモードをリモコンで簡単に切り替えることが可能です。

③最新のBluetooth 5.4対応でスマホとのワイヤレス接続が快適

最新規格であるBluetooth Ver.5.4に対応している点も大きな特徴です。

これにより、スマートフォンやタブレット、PCなどと簡単かつ安定したワイヤレス接続が可能になります。

テレビ用スピーカーとしてだけでなく、音楽再生用のBluetoothスピーカーとしても高い利便性を発揮します。

④HDMI(ARC)からUSB再生まで対応する豊富な接続方法

価格を抑えながらも、多彩な接続方法に対応しています。

テレビとはHDMI(ARC)や付属のオーディオケーブルで接続できるほか、USBメモリを直接差し込んでMP3/WMA/WAV形式の音楽ファイルを再生する機能も備わっています。

これにより、様々な機器と手軽に接続して楽しむことができます。

⑤サブウーファー内蔵でテレビ周りがスッキリするスリムデザイン

横幅80cm、高さと奥行きがそれぞれ6cmというスリムでシンプルなデザインも魅力です。

低音域を補強するサブウーファーが本体に内蔵されているため、別途ウーファーを置くスペースが必要なく、テレビ周りをスッキリと見せることができます。

GEO GRND-SBSPK8810 BKの音質は?シーン別の聞こえ方をレビュー

MOVIEモード:映画のセリフがクリアに聞こえるか?

MOVIEモードを選択すると、中音域、特に人の声が強調され、背景の音に埋もれがちなセリフが聞き取りやすくなる傾向があります。

テレビの内蔵スピーカーと比較すると、音の広がりや奥行きが感じられるようになり、映画への没入感を高めてくれます。

ただし、爆発音などの迫力ある重低音は控えめです。

MUSICモード:音楽鑑賞に堪えられるか?

MUSICモードでは、高音域と低音域が持ち上げられ、バランスの取れたサウンドになります。

Bluetoothでスマートフォンから音楽を再生する際に最適なモードで、BGMとして気軽に楽しむ分には十分な音質を提供します。

オーディオファンを唸らせるほどの解像度はありませんが、価格を考えれば健闘していると言えるでしょう。

NEWSモード:ニュースやバラエティ番組は聞き取りやすいか?

NEWSモードは、人の声の帯域を最もクリアに再生することに特化しています。

アナウンサーの声やタレントの会話が明瞭になり、日常的なテレビ視聴の快適性を大きく向上させます。

音量を上げなくても言葉がはっきりと聞こえるため、ご家族がいる環境や夜間の視聴にも適しています。

GEO GRND-SBSPK8810 BKのスペックと付属品を一覧でチェック

GRND-SBSPK8810 BKの主要スペック一覧表

以下に、GEO GRND-SBSPK8810 BKの主な仕様をまとめました。

項目スペック
型番GRND-SBSPK8810
実用最大出力30W
チャンネル数2.0ch
本体サイズ約800(W)×60(D)×60(H)mm
本体質量約1300g
BluetoothVer.5.4
対応コーデックSBC
入力端子HDMI(ARC対応), AUX
外部入力USBメモリ (MP3/WMA/WAV対応)
音質エフェクトMUSIC / MOVIE / NEWS
電源ACアダプター
保証期間6ヶ月

付属品一覧と別途必要なもの(HDMIケーブルなど)

付属品は以下の通りです。

  • 電源ケーブル(本体直結)
  • オーディオケーブル
  • リモコン(動作確認用電池付き)
  • 取扱説明書

前述の通り、テレビと高音質で接続するためのHDMIケーブルは付属していません。

ARC機能を利用する場合は、別途「ARC対応」のHDMIケーブルをご用意ください。

迷わず使える!GRND-SBSPK8810 BKの接続方法と初期設定

テレビとの接続方法(HDMI ARC)

最も推奨される接続方法がHDMI(ARC)です。

ARC対応のHDMIケーブル(別売)を使って、サウンドバーのHDMI(ARC)端子と、テレビ側にあるHDMI(ARC)端子を接続します。

これにより、ケーブル1本でテレビの音声をサウンドバーから出力でき、テレビのリモコンで音量操作も可能になります(一部連動しない場合あり)。

スマートフォンとのペアリング方法(Bluetooth)

サウンドバーの電源を入れ、リモコンの「BT」ボタンを押してBluetoothモードに切り替えます。

スマートフォンのBluetooth設定画面を開き、デバイス一覧から「GRND-SBSPK8810」を選択してペアリングを完了させます。

一度ペアリングすれば、次回からは自動で接続されるようになります。

ゲーム機やPCとの接続方法(オーディオケーブル)

付属のオーディオケーブルを使用すれば、ゲーム機やPC、ポータブル音楽プレーヤーなど、イヤホンジャックを持つ様々な機器と有線接続が可能です。

有線接続は音声の遅延がないため、特にリズムゲームや対戦ゲームをプレイする際に適しています。

他の格安サウンドバーと徹底比較!ライバル製品との違いは?

人気モデルとスペック・価格を比較

GRND-SBSPK8810 BKの競合となる、5,000円前後の人気サウンドバーと比較してみましょう。

製品名メーカー価格帯(目安)出力Bluetooth
GRND-SBSPK8810 BKGEO約4,378円30WVer.5.4
400-SP092サンワサプライ約4,480円20WVer.5.0
THB-52(B)YAMAZEN約5,780円28WVer.5.0
ASP-SB2040Nオーム電機約4,980円40WVer.5.3

※価格は調査時点のものです。

GRND-SBSPK8810 BKが優れているポイントはここ!

上の表から分かるように、GRND-SBSPK8810 BKは同価格帯の製品と比較して、Bluetoothのバージョンが新しいというメリットがあります。

Ver.5.4は接続安定性や省電力性に優れています。

また、出力も30Wと十分なパワーを持っており、価格、機能、スペックのバランスが非常に良いことが強みと言えます。

GEO GRND-SBSPK8810 BKに関するよくある質問(FAQ)

電源が入らない・勝手に切れる時の対処法は?

まず、電源ケーブルがコンセントにしっかりと差し込まれているか確認してください。

また、本製品には約10分間、無音・無操作状態が続くと自動で電源が待機状態になるオートパワーオフ機能があります。

HDMI接続時に意図せず電源が切れる場合は、テレビ側のHDMI連動設定をオフにすることで改善する場合があります。

音が出ない・途切れる時のチェックポイントは?

音が出ない場合、サウンドバーが正しい入力モード(HDMI/AUX/BTなど)に設定されているか、音量がミュート(消音)になっていないかを確認してください。

Bluetooth接続で音が途切れる際は、スマートフォンなどの接続機器をサウンドバーに近づけたり、間に障害物がないか確認したりすると改善されることがあります。

リモコンが反応しない時はどうすればいい?

まずはリモコンの電池が切れていないか確認し、新しい電池に交換してみてください。

操作する際は、リモコンを本体正面にある受光部に向けて操作する必要があります。

障害物などがあると反応しにくくなるためご注意ください。

壁掛けで設置することは可能?

公式には壁掛け対応を謳っていませんが、本体は比較的軽量(約1.3kg)なため、DIYで工夫して壁掛けしているユーザーもいるようです。

ある人はホームセンターで購入したステンレス製のステーを利用して壁掛けしている例が紹介されていました。

ただし、自己責任での対応となり、落下などには十分な注意が必要です。

まとめ:GEO GRND-SBSPK8810 BK レビュー解説でわかる総評

  • GEOのサウンドバーは税込4,378円という圧倒的な低価格が魅力である
  • テレビ内蔵スピーカーの音を手軽に向上させたい人向けの製品である
  • 30Wの出力と3つの音響効果モード(MUSIC/MOVIE/NEWS)を搭載している
  • 最新のBluetooth 5.4に対応し、スマホとのワイヤレス接続が安定している
  • HDMI(ARC)接続ではテレビと電源連動しない場合があるという最大の注意点がある
  • 本格的な重低音やサラウンド音響を求める人には不向きである
  • HDMIケーブルは付属しておらず、別途用意する必要がある
  • スリムなデザインでサブウーファーが内蔵されており、設置しやすい
  • 同価格帯の製品と比較してBluetoothのバージョンが新しく、優位性がある
  • 保証期間は6ヶ月と、一般的な家電製品に比べて短い
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