ゲーミングモニターの世界で、今もっとも熱い視線が注がれている解像度が「WQHD(2560×1440)」です。
フルHDでは画質に物足りなさを感じ、4KではPCへの負荷や価格が気になるというゲーマーにとって、WQHDはまさに理想的なバランスを実現しています。
高精細な映像美で没入感を高めつつ、高リフレッシュレートも狙いやすいため、FPSなどの競技タイトルからRPGまで幅広く楽しむことが可能です。
さらに、作業領域がフルHDの約1.8倍に広がるため、ゲームだけでなく仕事兼用としても圧倒的な使い勝手を誇ります。
本記事では、数多くのモニターを実測テストしてきた経験に基づき、コスパに優れたモデルから性能重視のハイエンドモデルまで、おすすめのWQHDゲーミングモニターを厳選してご紹介します。
2025年のトレンドを押さえた最強の7台をチェックして、ワンランク上のゲーム環境を手に入れてください。
WQHDゲーミングモニターが「最強の解像度」と言われる理由
なぜ今、多くのゲーマーがフルHDからWQHDへと移行しているのでしょうか。
その理由は、画質とパフォーマンス、そして実用性のバランスが極めて高いレベルでまとまっているからです。
ここでは、WQHDを選ぶべき具体的なメリットを解説します。
フルHDより高精細で仕事効率もアップ
WQHDの最大の魅力は、フルHD(1920×1080)と比較して約1.8倍の情報量を表示できる点にあります。
ゲーム画面においては、遠くの敵の視認性が向上したり、テクスチャの細部までくっきりと表現されたりするため、映像体験の質が格段に上がります。
また、このメリットはゲーム以外のシーンでも大きな武器になります。
ブラウザと資料を横に並べて作業するなど、広いデスクトップ領域を活用できるため、仕事兼用モニターとしても非常に優秀です。
文字の輪郭も滑らかに表示されるので、長時間のテキスト作業でも目が疲れにくく、クリエイティブな用途にも耐えうるスペックを持っています。
4Kよりも負荷が軽く高フレームレートが出しやすい
画質だけを追求すれば4K(3840×2160)が勝りますが、4Kで快適にゲームを動かすには非常に高価なグラフィックボードが必要です。
一方でWQHDは、4KほどPCへの負荷が高くありません。
ミドルレンジクラスのゲーミングPCでも、画質設定を調整すれば144Hzや165Hz、あるいはそれ以上の高フレームレートを維持しやすいのが特徴です。
FPSやバトロワ系ゲームで重要な「滑らかな動き」と「綺麗な画質」を両立させたい場合、WQHDは現時点で最も理にかなった選択肢と言えるでしょう。
特に240Hz以上のハイエンド環境を目指す際も、4Kに比べて現実的な予算でシステムを構築できるため、コストパフォーマンスの面でも優れています。
失敗しないWQHDゲーミングモニターの選び方
市場には数多くのWQHDモニターが溢れており、スペック表を見るだけではどれが良いのか判断するのは困難です。
ここでは、後悔しないために必ずチェックしておきたい選び方のポイントを4つに絞って解説します。
ご自身のプレイスタイルや環境に合わせて、最適なスペックを見極めましょう。
サイズは「27インチ」が鉄板の理由
WQHD解像度を選ぶ際、画面サイズは「27インチ」が最もおすすめです。
24インチでは画素密度が高すぎて文字が小さくなりすぎることがあり、逆に32インチ以上になると視線移動が大きくなり、FPSなどの競技ゲームでは不利になる場合があります。
27インチは、WQHDの解像感を損なうことなく、デスク上の設置スペースや視認性のバランスが最も良いサイズ感です。
多くのメーカーが27インチを主力としてラインナップしているため、選択肢が豊富で、価格競争によりコスパの良いモデルが見つかりやすいのもメリットです。
リフレッシュレートは「120Hz」以上を目安に
ゲーミングモニターとして導入するなら、リフレッシュレートは最低でも「120Hz」以上、できれば「144Hz」から「180Hz」に対応したモデルを選びましょう。
一般的な60Hzのモニターと比較して、144Hzなどの高リフレッシュレート環境では映像がヌルヌルと滑らかに動きます。
これにより、激しく動く敵を目で追いやすくなり、エイムの精度向上や瞬時の判断に直結します。
最近では、WQHDでも240Hzや360Hzといった超高速モデルが登場しており、eSportsタイトルをガチでプレイする層からも注目されています。
PCスペックに余裕があるなら、より高いリフレッシュレートを目指すのも良いでしょう。
パネルの種類と応答速度
画質や応答速度を左右するパネルの種類も重要な選定基準です。
現在主流の「IPSパネル」は、色再現性が高く視野角も広いため、ゲームから動画鑑賞、仕事まで万能にこなせるので最もおすすめです。
以前は応答速度が遅いと言われていましたが、最近の「Fast IPS」などは実測値でも非常に高速で、残像感はほとんど気になりません。
「VAパネル」はコントラスト比が高く、引き締まった黒色が表現できるため、映画鑑賞や没入感重視のソロゲームに向いていますが、応答速度がやや遅い傾向にあります。
予算が許すなら、「OLED(有機EL)」パネルは圧倒的な応答速度と画質を誇り、最強のゲーミング体験を提供してくれます。
FPSゲームなどで残像を極限まで減らしたい場合は、メーカー公称値だけでなく、実測データに基づいた応答速度が速いモデル(3ミリ秒以下など)を選ぶと安心です。
PS5での使用はHDMI規格と機能に注意
PCだけでなくPS5でもWQHDモニターを使いたい場合は、接続端子の規格や対応機能を確認する必要があります。
PS5はWQHD解像度での120Hz出力に対応していますが、これをフルに活かすにはHDMI接続が一般的です。
特に重要なのが、画面のズレ(ティアリング)やカクつきを防ぐ「VRR(可変リフレッシュレート)」機能です。
PS5でVRRを有効にするには、基本的に「HDMI 2.1」端子が必要となります。
一部のモニターではHDMI 2.0でもVRRが動作する場合もありますが、確実にPS5の性能を引き出したいのであれば、HDMI 2.1搭載モデルを選ぶのが無難です。
また、将来登場する新型ゲーム機を見据える場合も、帯域幅に余裕のあるHDMI規格を備えたモニターが有利になります。
【2025年版】おすすめWQHDゲーミングモニター7選
ここからは、数ある製品の中から厳選した、今買うべきおすすめのWQHDゲーミングモニターを7台ご紹介します。
初心者から上級者まで、それぞれのニーズに合わせたモデルをピックアップしました。
【万人向け】IODATA GigaCrysta EX-GDQ271JA
迷ったらこれを選べば間違いないと言える、非常に完成度の高い国産メーカーの27インチモニターです。
最大180Hzのリフレッシュレートと、高速な「AHVA(Fast IPS)」パネルを採用しており、色鮮やかさと応答速度の速さを両立しています。
実測値でも平均3ミリ秒台の応答速度を記録しており、残像感の少ないクリアな映像でゲームを楽しめます。
特筆すべきは、4万円台という価格帯ながら「HDMI 2.1」を搭載しており、PS5のVRR機能にも完全対応している点です。
さらに、入力切替や音量調整が手元で簡単にできるリモコンが付属しているのも、日常使いでの利便性を大きく高めています。
仕事兼用としても使いやすく、幅広いゲーマーにおすすめできる万能な一台です。
【低予算おすすめ】KTC H27S17
予算を抑えつつ、高画質なWQHD環境を手に入れたい方に最適なのが、2万円台で購入可能なこのモデルです。
黒の表現に優れた「VAパネル」を採用しており、コントラスト比が高く、映画やRPGなどの没入感を重視するコンテンツに適しています。
VAパネルは応答速度が懸念されがちですが、このモデルは湾曲パネルを採用することで視野角の問題を緩和し、応答速度も実用十分なレベルを確保しています。
最大180Hzの高リフレッシュレートに対応しており、PCゲームはもちろん、PS5での120Hzプレイも可能です。
コストパフォーマンスは抜群ですが、HDMI 2.1は非搭載のため、PS5のVRR機能は使えない点には注意が必要です。
【FPSにおすすめ】ASUS ROG Strix XG27ACS
FPSゲームで勝ちにこだわりたいゲーマーにおすすめなのが、ASUSのROGブランドから出ているこのモニターです。
「Fast IPS」パネルによる美しい発色に加え、最大180Hzのリフレッシュレートと高速な応答速度を備えています。
最大の特徴は、残像感を低減する黒挿入機能「ELMB」と、画面のカクつきを抑えるVRR機能を同時に使える「ELMB Sync」を搭載していることです。
これにより、激しい動きの中でもターゲットをくっきりと視認し続けることが可能になります。
また、暗い場所の敵を見やすくする「Shadow Boost」など、ゲームプレイを有利にする機能が充実しており、実用性に優れた優等生モデルです。
【240Hz〜360Hzおすすめ】KTC H27E6
WQHD解像度でさらなる高みを目指すなら、最大320Hzという驚異的なリフレッシュレートに対応したこのモデルが候補に挙がります。
これだけの高スペックでありながら、3万円台から購入可能という圧倒的なコストパフォーマンスが魅力です。
パネルにはFast IPSを採用しており、実測でも3ミリ秒を切る高速な応答速度を実現しているため、動きの速いeSportsタイトルでも遅延を感じさせません。
HDMI 2.1ポートも搭載しているため、PS5や将来の新型ゲーム機との接続性も確保されています。
ゲーム内の機能をフル活用したいコアゲーマーにとって、手頃な価格でハイエンド級の環境を構築できる貴重な選択肢です。
【HDRにおすすめ】TITAN ARMY P275MS+
映像美を極めたい方や、HDRコンテンツを楽しみたい方に強くおすすめしたいのがこのモニターです。
5万円台という価格ながら、「量子ドット」技術と「Mini LED」バックライト(1152分割)を搭載しており、DisplayHDR 1000認証を取得しています。
圧倒的なコントラストと輝度表現により、ゲームや映画の風景がまるで実写のようにリアルに映し出されます。
最大180Hzのリフレッシュレートに加え、独自技術による強力な残像低減機能も備えており、画質だけでなく競技性能も非常に高いレベルにあります。
コスパ最強クラスのマルチロール機として、画質と性能の両方を妥協したくない欲張りなユーザーに最適です。
【機能特化】BenQ MOBIUZ EX271Q
ゲームだけでなく、音楽や映画などエンタメ全般を高品質に楽しみたい方には、BenQのMOBIUZシリーズがおすすめです。
高画質なIPSパネルに加え、BenQ独自の高音質スピーカー「treVolo」を内蔵しており、外部スピーカーなしでも迫力あるサウンドを楽しめます。
また、輝度や色味を自動調整する機能や、暗所を見やすくする「Black eQualizer」、色の鮮やかさを調整する「Color Vibrance」など、ゲーマー向けの機能がフル装備されています。
便利なリモコンも付属しており、シーンに合わせて手軽に設定を変更できる使い勝手の良さも魅力です。
価格はやや高めですが、それに見合うだけの多機能さと品質を備えたプレミアムな一台です。
【最強のWQHD】SONY INZONE M10S
予算度外視で「最強」のWQHDモニターを求めるなら、ソニーのINZONE M10Sが頂点に君臨します。
最大480Hzという異次元のリフレッシュレートと、応答速度0.03msを実現する「有機EL(OLED)」パネルを採用しています。
プロゲーミングチームFnaticと共同開発されており、残像感がほぼゼロの世界で、究極の競技性を体験できます。
有機EL特有の無限のコントラスト比により画質も最高峰ですが、最大の武器はその圧倒的なスピードです。
24.5インチモードへの切り替え機能もあり、競技シーンに合わせて最適な表示領域を選択できるなど、eSportsで勝つために必要なすべてが詰め込まれています。
まとめ
今回は、仕事もゲームも快適にこなせる「WQHDゲーミングモニター」のおすすめモデルと選び方について解説しました。
記事のポイントをまとめます。
- WQHDのメリット: フルHDより高精細で作業効率が良く、4Kより軽いため高フレームレートが出しやすい。
- 選び方の基本: サイズは「27インチ」、リフレッシュレートは「120Hz以上」、パネルは「IPS」がバランス良し。
- 万人向け: 迷ったらリモコン付きで使いやすい「IODATA EX-GDQ271JA」。
- コスパ重視: 2万円台で買える「KTC H27S17」。
- FPSガチ勢: 残像低減機能が優秀な「ASUS XG27ACS」や、320Hz対応の「KTC H27E6」。
- 映像美重視: Mini LED搭載でHDRが美しい「TITAN ARMY P275MS+」。
- 多機能: スピーカーも優秀な「MOBIUZ EX271Q」。
- 最強: 480Hz OLEDの「SONY INZONE M10S」。
WQHDモニターは、一度使うとフルHDには戻れなくなるほどの快適さを提供してくれます。
ご自身の予算やプレイスタイルに合わせて最適な一台を選び、素晴らしいゲームライフを送ってください。

