VARMILO FK2を購入したものの、ラピッドトリガーの設定方法がわからない、入力抜けが発生して困っているという声は少なくありません。
せっかくラピトリ搭載のレバーレスコントローラーを手に入れたのに、最適な設定がわからないままでは本来の性能を発揮できないでしょう。
この記事では、FK2のラピトリ設定について、WEBアプリの使い方から応答速度の選び方、用途別のおすすめ数値、入力抜け対策まで徹底的に解説します。
スト6などの格闘ゲームで勝率を上げたい方、FK2の設定で悩んでいる方は、ぜひ最後までお読みください。
FK2のラピトリとは?基本の仕組みと設定画面の使い方
FK2を使いこなすためには、まずラピッドトリガーの基本的な仕組みを理解することが重要です。
ここでは、初心者の方にもわかりやすく、ラピトリの概念からWEBアプリでの設定方法まで順を追って説明していきます。
ラピッドトリガーの仕組みを初心者向けにわかりやすく解説
ラピッドトリガーとは、ボタンを離した瞬間に入力がオフになる仕組みのことです。
従来のボタンでは、押し込んだボタンが一定の位置まで戻らないと入力がオフにならない構造でした。
たとえば、前方向に歩いている状態からガードしようとすると、従来のボタンでは指を離してもボタンが完全に戻るまでのわずかな時間、前歩きの入力が継続してしまいます。
一方、ラピッドトリガー搭載のFK2では、ボタンを離し始めた瞬間から入力がオフになるため、より直感的で素早い操作が可能になります。
格闘ゲームでは1フレーム(約0.017秒)の差が勝敗を分けることもあるため、この反応速度の向上は大きなアドバンテージとなるでしょう。
WEBアプリへの接続方法とPCモードへの切り替え手順
FK2の設定変更は、専用のWEBアプリを通じて行います。
設定を変更するためには、まず本体を「PCモード」に切り替える必要があります。
手順としては、最初に本体からケーブルを外し、本体上部のスイッチを右端(PCモード)に切り替えます。
スイッチを切り替えたら、ケーブルを本体に接続してPCとつなぎましょう。
最新のファームウェアを適用している場合は、PCに接続した状態でスイッチを右端にするだけでPCモードに切り替わります。
次に、ブラウザからfk2.varmilo.comにアクセスしてください。
ページが表示されたら「未接続」をクリックし、表示されるダイアログで「VARMILO FK2」を選択して「接続」をクリックすれば準備完了です。
なお、デフォルトの言語が中国語になっている場合は、左上の言語設定から日本語に変更できます。
作動点・RT・応答速度の3つの設定項目の意味と役割
FK2のラピトリ設定には、主に3つの重要な設定項目があります。
1つ目は「作動点」です。
作動点とは、ボタンを押し込んだときに入力がオンになる位置のことを指します。
数値を小さくするほど浅い押し込みで反応し、大きくするほど深く押し込まないと反応しません。
2つ目は「RT(ラピッドトリガー)」です。
RTは、入力がオンの状態からボタンを離したときに、どれだけの距離を戻したらオフになるかを設定する項目です。
数値を小さくするほど少し離しただけで入力がオフになり、大きくするほどしっかり離さないとオフになりません。
3つ目は「応答速度」です。
応答速度はS1からS5までの5段階で設定でき、数値が小さいほど高速に反応しますが、入力抜けのリスクが高まります。
これら3つの設定を適切に組み合わせることで、自分のプレイスタイルに合った最適な入力環境を構築できます。
FK2ラピトリ設定のおすすめ数値|用途別の最適解
ラピトリの基本を理解したところで、実際にどのような数値を設定すればよいのかを解説します。
移動キーと攻撃ボタンでは求められる特性が異なるため、それぞれに適した設定を紹介していきます。
応答速度はS3一択?S1~S5の違いと選び方
応答速度の設定は、FK2の使用感を大きく左右する重要な項目です。
結論から言えば、多くのユーザーにとってS3がベストな選択となります。
S1は最も高速に反応しますが、1フレーム入力がかなり抜けやすいという問題があります。
S2はS1より多少改善されているものの、依然として入力抜けが発生する可能性が残ります。
S3は格闘ゲームの60FPSに合わせた応答速度として公式が推奨している設定で、入力抜けがほぼ発生しなくなります。
S4とS5は入力抜けの心配はありませんが、相対的に入力時間が長くなるため、ラピトリの恩恵が薄れてしまいます。
S1やS2を選択したい場合は、弾き入力をあまり使わないプレイスタイルの方に限られるでしょう。
初めて設定する方や、安定性を重視する方は、迷わずS3を選んでください。
移動キー(左・下・右)の推奨設定値と理由
移動キーには「固定設定」モデルで0.8mm程度を設定することをおすすめします。
移動キーにラピトリを適用すると、反応が機敏すぎて意図しない入力が発生しやすくなります。
たとえば、前歩きからガードに切り替える際、指のわずかな揺れで入力がオフになり、ガードが抜けてしまうことがあります。
また、波動拳コマンド(↓↘→)を入力する際に、斜め方向の入力が抜けてしまう問題も報告されています。
固定設定の0.8mmであれば、押し込みと離しのバランスが取れており、安定した操作が可能です。
より機敏な動きを求める場合は、個別設定で離し位置を調整するか、ラピトリ設定に変更することもできますが、まずは安定性を重視した設定から始めることをおすすめします。
攻撃ボタンのラピトリ設定|作動点とRTの最適バランス
攻撃ボタンには「ラピトリ設定」モデルで、作動点0.7mm、RT0.4mmという組み合わせが多くのユーザーから支持されています。
作動点を0.7mmに設定する理由は、暴発防止と反応速度のバランスにあります。
0.1mmや0.2mmといった極端に浅い設定にすると、隣のボタンを押したときの振動で誤入力が発生することがあります。
一方、1.0mm以上に設定すると、反応速度が遅くなりラピトリの恩恵が薄れてしまいます。
RTを0.4mmに設定する理由は、応答速度の限界を考慮しているためです。
応答速度S3の環境では、RTをこれ以上短くしても実質的な効果が得られにくく、むしろ不安定になるリスクがあります。
なお、ジャンプボタンやインパクトボタンなど、誤爆のリスクが低いボタンについては、さらに浅い設定にしても問題ありません。
弾き入力を安定させるための公式推奨設定
弾き入力が安定しない場合は、公式が推奨する設定を試してみてください。
公式の推奨は、ラピトリ設定モデルを使用し、押し込み(作動点)を0.1mmという極端に浅い数値に設定する方法です。
一見すると誤爆のリスクが高そうに思えますが、FK2のスイッチはバネが比較的固く、指を置いただけでは反応しにくい構造になっています。
作動点を浅くすることで、弾き入力時に作動点に到達していないという問題を防ぐことができます。
もし誤爆が発生する場合は、0.2mm、0.3mmと徐々に深くしていくことが推奨されています。
同時に、RT(離し)は0.5mm以上を確保することで、入力の安定性を向上させられます。
ポイントは、ボタンの下部をひっかくような感覚で入力することです。
うまくいくと、昇龍拳コマンド(→↓↘)の↓部分が1〜2フレームで入力できるようになります。
FK2の入力抜け問題と対策|ファームウェア更新で改善
FK2の発売当初、多くのユーザーから入力抜けの報告が相次ぎました。
この問題はファームウェアのアップデートによって大幅に改善されています。
ここでは、入力抜けの原因と対策について詳しく解説します。
入力抜けが発生する原因と応答速度の関係
入力抜けは、ラピトリの応答速度が速すぎることが主な原因です。
FK2の初期ファームウェアでは、現在のS1に相当する高速な応答速度がデフォルトで設定されていました。
応答速度が速いということは、ボタンの状態を非常に短い間隔でチェックしているということです。
その結果、弾き入力のような瞬間的な入力では、ボタンを押した状態を正しく検出できずに入力が抜けてしまう現象が発生していました。
特に問題となったのは、連打入力やパチンと弾くような入力方法です。
リバーサル昇龍拳を連打で出そうとすると、通常技が暴発してしまうといった深刻な問題が報告されていました。
また、底打ち時のわずかなボタンのブレによっても、意図せず入力がオフになることがありました。
これらの問題は、応答速度と入力安定性のトレードオフ関係から生じています。
ファームウェアv3.2.1のアップデート内容と更新方法
2024年10月25日に公開されたファームウェアv3.2.1では、入力抜け問題に対応するための重要な機能が追加されました。
最大の変更点は、応答速度を5段階(S1〜S5)から選択できるようになったことです。
これにより、ユーザーは自分のプレイスタイルやゲーム環境に合わせて、入力速度と安定性のバランスを調整できるようになりました。
デフォルト設定はS3に変更され、60FPSの格闘ゲームに最適化されています。
その他の改善点として、モード切替時のケーブル抜き差しが不要になりました。
以前はPCモードとゲームモードを切り替えるたびにケーブルを抜き差しする必要がありましたが、アップデート後はスイッチを切り替えるだけで自動的に再起動されます。
ファームウェアの更新方法は、WEBアプリにアクセスした際に自動的に最新版のダウンロードが促されます。
ダウンロードしたファイルを解凍して実行し、「Update Firmware」をクリックすれば更新完了です。
第4のモデルとは?底打ち安定性を高める新機能の使い方
ファームウェアv3.2.1では、「第4のモデル」と呼ばれる新しい設定モデルが追加されました。
第4のモデルは、リセットポイントを固定値に設定し、さらに「感度」という新しいパラメータで入力がオンになるまでの距離を調整できる機能です。
従来のラピトリ設定では、応答を非常に短く設定すると、底打ち時のわずかなブレで入力抜けが発生することがありました。
第4のモデルは、この問題を解決するために設計されています。
リセットポイントを固定することで底打ち状態での安定性が向上し、同時に作動点の応答を早く設定できるというメリットがあります。
ただし、この機能は比較的新しく、最適な設定値はまだ研究段階にあります。
移動キーにラピトリは機敏すぎるが、固定設定では物足りないという方は、第4のモデルを試してみる価値があるでしょう。
設定に迷った場合は、SNSなどで他のユーザーの設定例を参考にすることをおすすめします。
FK2の4つの設定モデルを徹底比較|どれを選ぶべき?
FK2には4種類の設定モデルが用意されており、それぞれ特性が異なります。
各モデルの特徴を理解することで、自分のプレイスタイルに最適な設定を見つけることができます。
固定設定モデル|安定重視の移動キー向け
固定設定モデルは、作動点を一つの固定値で設定するシンプルなモデルです。
ボタンを押し込んで設定した深さに達すると入力がオンになり、その位置より浅くなると入力がオフになります。
ラピッドトリガー機能は適用されないため、入力の安定性が高いという特徴があります。
移動キー(左・下・右)に適した設定モデルで、0.8mm程度に設定することで安定した方向入力が可能になります。
波動拳や竜巻旋風脚などのコマンド入力時に斜め方向が抜けにくく、ガード時に意図せず入力が解除されるリスクも低減できます。
ラピトリの恩恵は受けられませんが、格闘ゲームの基本操作において最も信頼性の高い設定と言えるでしょう。
個別設定モデル|押し込みと離しを細かく調整したい人向け
個別設定モデルは、押し込み時の作動点と離し時のリセット位置を別々に設定できるモデルです。
たとえば、押し込みは0.5mmで反応し、離しは0.8mmまで戻さないとオフにならないといった設定が可能になります。
固定設定よりも細かな調整ができるため、自分の入力癖に合わせたカスタマイズがしやすいという利点があります。
ナナメ入力が抜けやすいという悩みを持つ方は、離し位置を深めに設定することで改善できる場合があります。
ただし、設定項目が増える分、最適な数値を見つけるまでに試行錯誤が必要になるでしょう。
まずは固定設定やラピトリ設定で操作感を確認し、微調整したい場合に個別設定を検討することをおすすめします。
ラピトリ設定モデル|反応速度を最大化する攻撃ボタン向け
ラピトリ設定モデルは、FK2の最大の特徴であるラピッドトリガー機能を活用するモデルです。
作動点とRT(リセットトリガー距離)の2つの数値を設定します。
RTは、入力がオンの状態からどれだけボタンを戻したらオフになるかを決める数値です。
たとえば、RTを0.3mmに設定した場合、ボタンを1mm押し込んでいる状態から0.3mm戻すと入力がオフになります。
この仕組みにより、従来のボタンでは実現できなかった高速な入力切り替えが可能になります。
攻撃ボタンに適した設定モデルで、特にコンボ精度の向上や素早い差し返しに効果を発揮します。
推奨設定は作動点0.7mm、RT0.4mmですが、誤爆が気にならない方はさらに攻めた数値を試してみてもよいでしょう。
第4のモデル|リセットポイント固定で誤作動を防ぐ
第4のモデルは、ファームウェアv3.2.1で追加された新しい設定モデルです。
リセットポイント(入力がオフになる位置)を固定値に設定し、「感度」パラメータで作動点までの応答を調整する仕組みになっています。
従来のラピトリ設定では、RTを短くしすぎると底打ち時のブレで入力が抜けることがありました。
第4のモデルでは、リセットポイントを固定することでこの問題を回避しつつ、作動点の応答は早く設定できます。
底打ちで入力が安定しないという悩みを持つ方に適したモデルと言えます。
ただし、設定の自由度が高い分、最適な数値を見つけるには実験が必要です。
現時点では使用者が少なく、確立されたおすすめ設定が存在しないため、上級者向けのモデルと考えてよいでしょう。
FK2ラピトリ設定の注意点とデメリット|後悔しないために
FK2のラピトリ機能には多くのメリットがありますが、同時に注意すべきデメリットも存在します。
購入後に後悔しないよう、事前に知っておくべきポイントを解説します。
攻めた設定の罠|波動の斜め抜け・ガード抜けのリスク
ラピトリの数値を極端に攻めた設定にすると、思わぬ問題が発生します。
代表的な問題が「波動の斜め抜け」です。
波動拳コマンド(↓↘→)を入力する際、下方向のボタンを離すタイミングが非常に速くなるため、↓→という入力になってしまい、斜め(↘)が認識されないことがあります。
もう一つの深刻な問題が「ガード抜け」です。
後ろ方向を押してガードしている状態で、指をわずかに動かしただけで離した判定になり、ガードが解除されてしまうことがあります。
対戦中にガードが抜けるのは致命的なミスにつながるため、特に注意が必要です。
これらの問題を回避するためには、RTを0.5mm以上に設定することをおすすめします。
攻めた設定による入力速度の向上よりも、安定性を重視した設定のほうが実戦では有利に働くことが多いでしょう。
作動点を浅くしすぎると暴発する?適切なマージンの取り方
作動点を0.1mmなどの極端に浅い数値に設定すると、意図しない入力が発生するリスクがあります。
たとえば、隣のボタンを強く押したときの振動で、触れてもいないボタンが反応してしまうことがあります。
また、ボタンの上に指を置いているだけで入力されてしまうケースも報告されています。
FK2のスイッチはバネが比較的固めに設計されているため、他のラピトリキーボードほど神経質になる必要はありません。
しかし、安全マージンとして0.2mm以上を確保しておくことをおすすめします。
誤爆が発生した場合は、0.3mm、0.5mmと徐々に深くしていくことで、自分に合った最適値を見つけられます。
暴発防止を最優先する場合は、0.7mm程度に設定しておけばまず問題は起きないでしょう。
PS4・PS5非対応の影響|オフライン大会で使えない問題
FK2の大きなデメリットとして、PS4およびPS5に対応していない点が挙げられます。
対応しているのはPC(Windows)のみで、コンシューマー機では使用できません。
この制限は、オフライン大会に参加する際に深刻な問題となります。
現状のストリートファイター6をはじめとする格闘ゲームのオフライン大会では、PS4またはPS5が使用されることがほとんどです。
つまり、せっかくFK2で練習しても、大会本番では別のコントローラーを使わざるを得ないという状況が発生します。
コンバーターを使用すればPS5でも動作する可能性はありますが、大会によってはコンバーターの使用が禁止されている場合もあります。
オフライン大会への参加を視野に入れている方は、この点を十分に考慮したうえで購入を検討してください。
PC版のオンライン対戦がメインという方であれば、特に問題なく使用できます。
FK2のSOCDクリーナー設定|大会ルール対応の方法
レバーレスコントローラーを使う上で避けて通れないのが、SOCDクリーナーの設定です。
FK2は柔軟なSOCD設定が可能で、各種大会ルールにも対応できます。
SOCDクリーナーとは?左右・上下同時押しの処理を解説
SOCDとは「Simultaneous Opposite Cardinal Directions」の略で、反対方向の同時押しを意味します。
レバーレスコントローラーでは、左と右、または上と下を同時に押すことが物理的に可能です。
従来のレバー型コントローラーでは起こり得なかったこの状態を、どのように処理するかを決めるのがSOCDクリーナーです。
処理方法には主に3つの選択肢があります。
1つ目は「ニュートラル」で、反対方向を同時に押すとどちらの入力もキャンセルされ、何も押していない状態になります。
2つ目は「先押し優先」で、先に押したボタンの入力が維持され、後から押したボタンは無視されます。
3つ目は「後押し優先」で、後から押したボタンの入力が優先され、先に押していたボタンの入力は上書きされます。
それぞれの処理方法によってゲーム内での挙動が大きく変わるため、自分のプレイスタイルや大会ルールに合わせた設定が必要です。
スト6・CPT規定に準拠したおすすめSOCD設定
ストリートファイター6のCPT(カプコンプロツアー)では、SOCDに関する明確な規定が設けられています。
CPTルールでは、左右同時押しは「ニュートラル」または「先押し優先」のみが許可されています。
「後押し優先」は禁止されているため、大会参加を考えている方は注意が必要です。
上下同時押しについては、「上優先」「ニュートラル」「先押し優先」のいずれかが許可されています。
FK2では、WEBアプリから左右と上下のSOCD設定を個別に変更できます。
大会に出場する予定がある方は、左右を「ニュートラル」、上下を「上優先」または「ニュートラル」に設定しておくことをおすすめします。
この設定であれば、ほとんどの大会で問題なく使用できるでしょう。
オンライン対戦のみで大会に出る予定がない方は、自分が操作しやすいと感じる設定を選んで問題ありません。
先押し優先と後押し優先の違いと使い分け
先押し優先と後押し優先では、ゲーム内での操作感が大きく異なります。
先押し優先の場合、たとえば右を押しながら左を追加入力しても、右方向への移動が継続します。
左を離すと引き続き右方向に移動し、右を離して初めてニュートラルになります。
この設定は、意図しない入力の上書きを防ぎたい場合に適しています。
一方、後押し優先の場合、右を押している状態で左を追加入力すると、即座に左方向への移動に切り替わります。
素早い切り返しや、特定のテクニックを使いたい場合に有利に働くことがあります。
ただし、前述の通りCPTルールでは左右の後押し優先が禁止されているため、大会を見据えるなら使用を避けるべきです。
上下については後押し優先も許可されているため、好みに応じて設定してください。
ジャンプ入力をより素早く出したい場合は、上下を後押し優先にするという選択肢もあります。
FK2と他のレバーレスを比較|ラピトリ搭載機の選び方
FK2以外にもレバーレスコントローラーは多数存在します。
購入を検討する際の参考として、代表的な製品との比較情報を紹介します。
FK2 vs HitBox|価格・機能・対応機種の違い
HitBoxはレバーレスコントローラーの代名詞的存在で、多くのプロプレイヤーが使用しています。
価格面では、FK2が16,980円からなのに対し、HitBoxは約40,000円以上と大きな差があります。
機能面での最大の違いは、ラピッドトリガーの有無です。
FK2はラピトリを搭載していますが、HitBoxには搭載されていません。
ただし、HitBoxのボタンは大型で、GamerFingerなどの高品質なボタンに換装できるカスタマイズ性の高さがあります。
対応機種では、HitBoxがPS4/PS5に対応しているのに対し、FK2はPC専用となっています。
オフライン大会への参加を重視するならHitBox、コストパフォーマンスとラピトリ機能を重視するならFK2という選択になるでしょう。
ボタンの形状にも違いがあり、FK2は薄型ボタンのためスライド押しがしづらいと感じる方もいます。
FK2 vs Haute42|改造レバーレスとどちらが優秀?
Haute42は、中国製の安価なレバーレスコントローラーとして人気を集めています。
価格帯はFK2と同程度ですが、ユーザーによる改造を前提とした製品として知られています。
Haute42の利点は、PS5パススルー対応、軽量、ボタン交換が容易という点です。
キースイッチを高品質なものに交換したり、ストロークを短縮する改造を施すことで、非常に快適な操作感を実現できます。
一方、FK2はラピトリ機能が標準搭載されており、改造なしでも高いパフォーマンスを発揮できます。
すでに改造Haute42を使用しているユーザーからは、FK2に乗り換えるメリットは薄いという声もあります。
改造されたスイッチはラピトリほどではないものの十分に速く、本体も軽くて取り回しが良いためです。
自分で改造を楽しみたい方はHaute42、手軽にラピトリを体験したい方はFK2が適しています。
FK2 vs HA10(後継機)|買い替えるべきかの判断基準
VARMILO HA10は、FK2の後継機として2025年11月頃に発売された製品です。
FK2ユーザーからのフィードバックを反映し、多くの改善が施されています。
最大の変更点は、ボタン数が14個から18個に増加したことです。
FK2では2個だった増設ボタンが6個に拡張され、より自由なボタン配置が可能になりました。
ボタン交換機構も改善され、メンテナンス性が向上しています。
また、ボタンの押し心地も調整され、触れているだけでは暴発しにくくなったという報告があります。
トッププレートにはアルミ素材が採用され、高級感と剛性が増しています。
FK2をすでに所有している方が買い替えるべきかどうかは、現状の不満点によります。
増設ボタンの少なさやボタンの暴発に悩んでいる場合は、HA10への移行を検討する価値があります。
これからレバーレスを購入する方は、FK2とHA10の両方を比較検討することをおすすめします。
FK2ラピトリ設定に関するよくある質問
FK2のラピトリ設定について、多くのユーザーが抱く疑問にお答えします。
設定に迷ったときの参考にしてください。
方向キーと攻撃ボタンで設定を分けるべき?
方向キーと攻撃ボタンでは、求められる特性が異なるため、設定を分けることを強くおすすめします。
方向キーは安定性が最優先です。
ラピトリを適用すると、前歩きからガードへの切り替え時にガードが抜けたり、コマンド入力時に斜めが抜けたりするリスクが高まります。
そのため、方向キーには固定設定モデルで0.8mm程度を設定するのがベストです。
一方、攻撃ボタンは反応速度を重視できます。
ラピトリ設定モデルで作動点0.7mm、RT0.4mm程度に設定することで、コンボ精度の向上や素早い差し返しが可能になります。
FK2のWEBアプリでは、ボタンごとに個別の設定ができるため、この使い分けを実現できます。
すべてのボタンを選択する「すべて選択」機能もありますが、最適な操作感を追求するなら個別設定をおすすめします。
3F入力・4F入力は安定して出せる?
FK2での3フレーム入力は困難で、4フレーム入力は比較的安定して出せるというのが現状です。
応答速度S3(公式推奨)の環境では、入力抜けを防ぐ代わりに、最速の入力応答は犠牲になっています。
実際のユーザー検証では、ピアノ押しによる3フレーム入力は成功率が低く、4フレーム入力であれば安定するという報告が多数あります。
S1やS2に設定すれば3フレーム入力の成功率は上がりますが、その代わり1フレーム入力が抜けやすくなります。
つまり、入力抜けと最速入力はトレードオフの関係にあり、両立は難しい状況です。
最速入力を重視するプレイヤーにとっては物足りなさを感じるかもしれませんが、4フレーム以内の入力で十分な場合は問題なく使用できます。
なお、弾き入力ではなく通常の押し方であれば、入力抜けは起こりにくいため、プレイスタイルに合わせた設定を心がけてください。
設定が初期化される・反映されない場合の対処法
設定が初期化される、または反映されないという問題が発生した場合は、以下の手順を試してください。
まず、ファームウェアが最新バージョンになっているか確認します。
古いファームウェアでは設定の保存に問題が発生することがあります。
WEBアプリにアクセスした際に更新が促されたら、必ずアップデートを行ってください。
次に、設定変更後の手順を確認します。
設定を変更したら、本体のスイッチをゲームモード(左端)に切り替える必要があります。
古いファームウェアの場合は、さらにケーブルの抜き差しも必要です。
WEBアプリの接続状態も確認してください。
「未接続」と表示されている状態では設定変更ができません。
「VARMILO FK2」を選択して正しく接続されていることを確認してから設定を行ってください。
それでも問題が解決しない場合は、WEBアプリのキャッシュをクリアするか、別のブラウザで試してみてください。
最終的に改善しない場合は、ふもっふのおみせのカスタマーサポートに問い合わせることをおすすめします。
まとめ:FK2ラピトリ設定で最高のパフォーマンスを引き出す
- FK2のラピトリ設定はWEBアプリ(fk2.varmilo.com)から行い、PCモードでの接続が必要である
- 応答速度は入力抜けを防ぐためS3(60FPS対応)を選択するのが最も安定する
- 移動キーは固定設定モデルで0.8mm程度に設定し、波動の斜め抜けやガード抜けを防ぐ
- 攻撃ボタンはラピトリ設定モデルで作動点0.7mm、RT0.4mmが多くのユーザーに支持されている
- 弾き入力を安定させるには作動点を0.1mmと浅くし、RTは0.5mm以上を確保する
- ファームウェアv3.2.1へのアップデートで入力抜け問題は大幅に改善されている
- 第4のモデルは底打ち安定性を高める新機能だが、最適設定の研究はまだ途上である
- SOCDクリーナーは左右をニュートラル、上下を上優先に設定すればCPT規定に準拠できる
- FK2はPS4/PS5に非対応のため、オフライン大会では別のコントローラーが必要になる
- FK2の後継機HA10は18ボタン対応やボタン交換機構の改善など多くの進化を遂げている