デスクトップオーディオを始めたいけれど、どのスピーカーを選べばいいか迷っていませんか。
「コンパクトなのに高音質」「Bluetooth対応で使い勝手が良い」「デザインにもこだわりたい」——そんな欲張りな要望をすべて叶えてくれるのが、FiiOのアクティブスピーカー「SP3 BT」です。
本記事では、SP3 BTの特長やスペック、実際の使用感から見えてきたメリット・デメリット、そしてユーザーからの評判まで徹底的に解説します。
購入を検討している方が知りたい情報をすべて網羅していますので、ぜひ最後までお読みください。
FiiO SP3 BTとは?製品概要と位置づけ
FiiO SP3 BTは、中国の音響機器メーカーFiiO Electronicsが手がけるハイファイアクティブデスクトップスピーカーです。
2023年に発売された「SP3」の後継機として2024年5月に登場し、Bluetooth接続やUSB/光/同軸デジタル入力を追加することで、接続性と利便性を大幅に向上させています。
FiiOはこれまでDAP(デジタルオーディオプレーヤー)やポータブルDAC/アンプで高い評価を得てきたメーカーですが、スピーカー市場への本格参入は比較的最近のことです。
SP3 BTは、同社がイヤホンやヘッドホンで培った音響技術をスピーカーに応用した意欲作であり、「FiiOユーザーがヘッドホンとスピーカーの両方を楽しめる環境を提供したい」というコンセプトのもと開発されました。
価格帯は約6万円台前半から後半と、デスクトップスピーカーとしては中価格帯に位置します。
同価格帯にはEdifierの上位モデルやAudioengine製品などが競合として存在しますが、SP3 BTはアルミダイカスト筐体や豊富なデジタル入力、LDACを含む多彩なBluetoothコーデック対応など、独自の強みを持っています。
FiiO SP3 BTの特長と差別化ポイント
アルミダイカスト筐体による高剛性と高級感
SP3 BTの最大の特長は、液体ダイキャスト成形によるアルミニウム合金筐体です。
一般的なデスクトップスピーカーの多くがMDF材やプラスチックを採用する中、SP3 BTは全金属筐体という贅沢な設計を採用しています。
この筐体素材の選択には明確な音響的メリットがあります。
アルミダイカスト筐体は非常に高い剛性を持ち、スピーカーユニットの振動による筐体の共振を効果的に抑制します。
これにより、音の濁りが少なく、クリアで精度の高いサウンドを実現しています。
表面は梨地(マット調)仕上げで、指紋が付きにくく、見た目にも高級感があります。
プライマリスピーカーで約1,950g、セカンダリスピーカーで約1,660gという重量感は、手に取った瞬間に「しっかり作られている」という印象を与えてくれます。
7種類のBluetoothコーデック対応
SP3 BTは、Qualcomm QCC5124チップを搭載し、実に7種類ものBluetoothコーデックに対応しています。
対応コーデックは、LDAC、aptX Adaptive、aptX HD、aptX LL、aptX、AAC、SBCです。
特にLDACは最大990kbpsでの伝送が可能で、有線接続に迫る高音質なワイヤレス再生を実現します。
aptX LLは低遅延コーデックとして、ゲームや動画視聴時の音声遅延を最小限に抑えます。
この幅広いコーデック対応により、iPhoneユーザー(AAC)からAndroidユーザー(LDAC/aptX系)まで、使用するデバイスを選ばずに最適な音質でワイヤレス接続できるのが大きな強みです。
6系統の豊富な入力端子
SP3 BTは、アナログからデジタルまで6系統もの入力端子を備えています。
アナログ入力としてRCAとAUX(3.5mmステレオミニ)、デジタル入力としてUSB Type-C、光デジタル(S/PDIFオプティカル)、同軸デジタル(S/PDIFコアキシャル)、そしてBluetoothです。
この豊富な入力オプションにより、PC、テレビ、ゲーム機、スマートフォン、タブレット、DAPなど、あらゆるデバイスと接続できます。
特にUSB入力やS/PDIF入力に対応したコンパクトスピーカーは珍しく、デジタル接続を重視するユーザーにとって大きな魅力となっています。
カーボンファイバーウーファーとシルクドームツイーター
SP3 BTのスピーカーユニットは、3.5インチのカーボンファイバー振動板ウーファーと1インチのシルクドームツイーターの2ウェイ構成です。
カーボンファイバー振動板は、軽量かつ高剛性という特性を持ち、レスポンスの速い低域再生を可能にします。
また、非対称の内外磁気回路設計により、最大1.2テスラの強力な磁束を実現。
これにより、ダイナミックで応答性の高いサウンドを生み出しています。
内蔵アンプにはTexas Instruments製のD級アンプモジュール「TPA3118」を採用し、ウーファー30W×2、ツイーター10W×2のバイアンプ駆動を実現。
高効率かつ低歪みでの駆動が可能です。
RGB LEDによる直感的な入力表示
SP3 BTの底部には、RGB LEDライトが搭載されています。
このLEDは単なる装飾ではなく、現在選択されている入力ソースやBluetoothコーデックを色で示す実用的な機能を持っています。
RCA入力は青、AUX入力は緑、光デジタル入力は紫、同軸デジタル入力は黄、USB入力はオレンジ、Bluetooth接続時はコーデックに応じた色(LDACは白、aptX Adaptiveは緑、AACはシアンなど)で表示されます。
離れた位置からでも一目で入力状態を確認できるため、複数のデバイスを切り替えて使う環境で特に便利です。
FiiO SP3 BTのスペック・仕様
基本スペック一覧
SP3 BTの詳細な仕様を表形式でまとめました。
| 項目 | 仕様 |
|---|---|
| 製品タイプ | ハイファイBluetoothアクティブデスクトップスピーカー |
| スピーカー構成 | 2ウェイ・バスレフ型 |
| ウーファー | 3.5インチ カーボンファイバー振動板 |
| ツイーター | 1インチ シルクドーム |
| 再生周波数帯域 | 65Hz〜40kHz(±2dB) |
| インピーダンス | 8Ω(ウーファー)/ 8Ω(ツイーター) |
| 感度 | 85dB(1Vrms@1kHz) |
| 総合出力 | 80W(ウーファー30W×2 + ツイーター10W×2) |
| THD(全高調波歪) | ≦0.02%(最大音量、定格入力-10dB) |
| S/N比 | 96dB(定格入力) |
| クロストーク | 84dB(定格入力) |
| 低域調整幅 | -8dB〜0dB |
Bluetooth仕様
| 項目 | 仕様 |
|---|---|
| Bluetoothチップ | Qualcomm QCC5124 |
| Bluetoothバージョン | 5.0 |
| 対応コーデック | LDAC / aptX Adaptive / aptX HD / aptX LL / aptX / AAC / SBC |
入出力端子
| 端子タイプ | 数量 |
|---|---|
| RCAライン入力 | 1系統 |
| 3.5mmステレオミニ入力(AUX) | 1系統 |
| USB Type-C入力 | 1系統 |
| 光デジタル入力(S/PDIF) | 1系統 |
| 同軸デジタル入力(S/PDIF) | 1系統 |
| Bluetooth | 対応 |
デジタル入力対応フォーマット
| 項目 | 仕様 |
|---|---|
| 対応サンプリングレート | 44.1kHz / 48kHz / 96kHz |
| 対応ビット深度 | 最大32bit |
外形寸法・重量
| 項目 | 仕様 |
|---|---|
| 寸法(スタンド無し) | 約163×120×132mm(片側) |
| 寸法(0°スタンド装着時) | 約170×120×132mm |
| 寸法(7°スタンド装着時) | 約182×120×132mm |
| 重量(プライマリスピーカー) | 約1,950g |
| 重量(セカンダリスピーカー) | 約1,660g |
付属品
電源ケーブル、電源アダプター(AC/DC)、3.5mm to RCAケーブル、スピーカー接続ケーブル(8ピンDIN)、ラバースタンド(0°水平)、ラバースタンド(7°傾斜)、製品マニュアルが同梱されています。
FiiO SP3 BTのおすすめポイント
コンパクトサイズで驚きの高音質
SP3 BTの最大の魅力は、手のひらに収まるほどコンパクトなサイズからは想像できない高音質です。
163×120×132mmというサイズは、5インチクラスのスタジオモニターと比較すると圧倒的に小さく、デスク上のスペースを大きく占有することがありません。
しかし、その音質は同価格帯のより大型なスピーカーと十分に比較できるレベルにあります。
音の傾向は、クリアで解像度が高く、音離れの良いサウンドです。
ボーカルのセンター定位が明瞭で、伸びやかさも併せ持っています。
「スピーカーはこれで十分」と感じさせるほどの完成度で、デスクトップオーディオの入門機としてはもちろん、ある程度オーディオに親しんだ方のサブシステムとしても満足できる品質です。
設置の自由度が高い
SP3 BTは、設置環境に合わせて柔軟に対応できる設計が施されています。
まず、付属の2種類のラバースタンド(0°水平/7°傾斜)により、リスニングポジションに合わせた角度調整が可能です。
デスクに直接置く場合は7°傾斜スタンドを使うことで、ツイーターの軸を耳の高さに向けることができ、より正確な音像定位を得られます。
また、プライマリスピーカー背面にはL/R切り替えスイッチが搭載されており、設置環境に応じてプライマリスピーカーを左右どちらにも配置できます。
電源や各種入力端子が集中するプライマリスピーカーを、ケーブル取り回しに便利な側に設置できる点は、実用面で非常に助かります。
FiiO Controlアプリによるカスタマイズ
SP3 BTは、スマートフォン用アプリ「FiiO Control」に対応しています。
このアプリを使うことで、本体だけでは不可能な詳細な調整が可能になります。
10バンドのパラメトリックEQにより、部屋の音響特性や好みに合わせた音質調整ができます。
また、7種類のプリセットEQも用意されており、ジャンルや用途に応じて手軽に切り替えることも可能です。
さらに、アプリからはファームウェアのアップデートや入力切り替えも行えます。
背面の物理ボタンに手を伸ばさなくても、スマートフォンから操作できる点は利便性を大きく向上させています。
多様な接続方法で幅広いシーンに対応
6系統の入力端子を備えるSP3 BTは、さまざまな使用シーンに対応できます。
PCとの接続にはUSB Type-Cでのデジタル接続が可能で、外部DACを用意する必要がありません。
テレビやゲーム機との接続には光デジタルや同軸デジタルが使えます。
スマートフォンやタブレットとはBluetoothで手軽にワイヤレス接続でき、従来のオーディオ機器とはRCAやAUXで接続できます。
この汎用性の高さにより、「デスクトップ用」「テレビ用」「ポータブル機器用」と複数のスピーカーを用意する必要がなく、SP3 BT一台であらゆるシーンをカバーできます。
高い信頼性のBluetoothチップ採用
Qualcomm QCC5124は、ワイヤレスオーディオ機器向けの高性能Bluetoothチップです。
安定した接続性能を持ち、見通しの悪い10m程度の距離でも音切れなく使用できるとの評価を得ています。
LDACでの接続時は990kbpsの高ビットレートで安定して動作し、有線接続と遜色ないクオリティでワイヤレス再生を楽しめます。
マルチポイント接続にも対応しており、PCとスマートフォンなど複数のデバイスを同時にペアリングしておくことも可能です。
FiiO SP3 BTの注意点・デメリット
操作系が背面に集中している
SP3 BTの最大の弱点として挙げられるのが、ボリュームノブや入力切り替えボタンなど、すべての操作系が背面に配置されている点です。
日常的な音量調整のたびにスピーカーの裏側に手を回す必要があり、特に壁際に設置している場合は操作しづらく感じることがあります。
また、リモコンも付属していないため、ソース機器側で音量調整を行うか、FiiO Controlアプリを使用する運用が基本となります。
デスクトップ環境で常にPCの音量調整機能を使う方にとっては大きな問題ではありませんが、テレビ用など離れた位置から操作したい場合には不便を感じる可能性があります。
サブウーファー出力端子がない
SP3 BTには、サブウーファー出力端子が搭載されていません。
再生周波数帯域の下限が65Hzであるため、それ以下のサブベース領域は物理的に再生できません。
映画のド迫力の重低音や、EDMの深い低域を求める方には物足りなく感じる可能性があります。
低域を拡張したい場合は、別途プリアンプを介してサブウーファーを接続する必要があり、システムが複雑になってしまいます。
ただし、65Hz以上の低域については、BASSノブで0dBまでブーストでき、コンパクトサイズとしては十分な量感を得られます。
通常の音楽鑑賞やデスクトップ用途では大きな問題にはならないでしょう。
Windows PCでのLDAC接続には追加費用が必要
SP3 BTはLDACに対応していますが、Windows標準のBluetoothドライバーはLDACをサポートしていません。
そのため、Windows PCでLDAC接続を利用したい場合は、別途有料のBluetoothドライバー(約1,000円程度)を購入する必要があります。
iPhoneやMacではAAC、Android端末ではLDACやaptX系コーデックが標準で使用できるため問題ありませんが、Windows PCでの最高音質を追求する場合は追加コストが発生する点を把握しておく必要があります。
なお、有線接続(USB、光デジタル、同軸デジタル)であれば追加費用なしで高音質再生が可能です。
ファームウェア更新が必須
購入直後の状態では、Bluetooth接続時に一部のソフトウェアからの音声が出力されない、スリープ復帰後に音量がMAXになるなどの不具合が報告されています。
これらの問題は、FiiO Controlアプリからファームウェアを最新版にアップデートすることで解消されるケースがほとんどです。
購入後はまずファームウェアの更新を行うことを強くおすすめします。
ファームウェア更新にはスマートフォンとBluetooth接続が必要なため、スマートフォンを持っていない方やアプリの利用に抵抗がある方にとっては手間に感じる可能性があります。
RGB LEDの評価が分かれる
底部のRGB LEDライトについては、「派手すぎる」「主張が強い」という意見と、「消灯できるので問題ない」「入力表示として便利」という意見が分かれています。
LEDはFiiO Controlアプリから消灯することも可能ですが、落ち着いたオーディオ環境を好む方にとっては、最初から光らないオプションがあれば良かったという声もあります。
購入前に店頭で実際の光り方を確認しておくことをおすすめします。
FiiO SP3 BTの評判・口コミ
ユーザーが評価するおすすめな点
SP3 BTに対するポジティブな評価として最も多いのは、音質に関するものです。
「コンパクトなのにこれほど良い音が出るとは思わなかった」「音離れが良く、解像度が高い」「ボーカルの定位が素晴らしい」といった声が多く寄せられています。
特に、同価格帯のより大型なスタジオモニターと比較しても遜色ない、あるいは勝っている部分もあるという評価は注目に値します。
FiiOがイヤホンやDAPで培った音響チューニングのノウハウが、スピーカーでも発揮されていると言えるでしょう。
ビルドクオリティに関する評価も高く、「手に取った瞬間のずっしり感が良い」「アルミ筐体の質感が所有欲を満たす」「この価格帯でこの作りは素晴らしい」といった意見が見られます。
Bluetooth接続の安定性についても好評で、「LDACで990kbpsが安定している」「別の部屋でも音切れしない」「コーデック表示LEDが地味に便利」といった声があります。
設置の自由度についても評価されており、「L/R切り替えスイッチが意外と便利」「角度調整できるスタンドが良い」「コンパクトなのでどこにでも置ける」という意見が多いです。
コストパフォーマンスについては、「この音質でこの価格は安い」「デジタル入力・Bluetooth対応でこの価格は妥当」「長く使えるクオリティ」といった評価を得ています。
購入前に確認すべき注意点
一方で、購入前に知っておくべき注意点についての声も存在します。
操作性に関しては、「ボリュームが背面なのは不便」「リモコンが欲しかった」「入力切り替えが面倒」という意見が目立ちます。
日常的な操作をスピーカー本体で行いたい方にとっては、この点がネックになる可能性があります。
初期不具合については、「最初はBluetoothで音が出なくて焦った」「ファームウェア更新で解決したが、最初から安定していてほしい」という声があります。
購入後すぐにファームウェア更新を行う必要がある点は認識しておくべきです。
低域に関しては、「サブベースは期待できない」「EDMの低音は物足りない」「サブウーファー出力があれば完璧だった」という意見があります。
65Hz以下の重低音を重視する方は、この点を考慮する必要があります。
USB接続時の問題として、「96kHz設定でノイズが出ることがある」「44.1kHzか48kHzで使うのが無難」という報告もあります。
ハイレゾ再生を重視する方は、光デジタルや同軸デジタル接続を検討した方が良いかもしれません。
価格については、「もう少し安ければ」「前モデル(SP3)との価格差が気になる」という声もありますが、機能差を考えれば妥当という意見が多数派です。
FiiO SP3 BTと前モデル・競合製品との比較
前モデル SP3との違い
SP3 BTは、前モデルSP3から大幅な機能強化が施されています。
最も大きな違いはBluetooth機能の追加です。
SP3はアナログ入力(RCA、AUX)のみでしたが、SP3 BTはBluetooth 5.0に対応し、LDACを含む7種類のコーデックをサポートしています。
デジタル入力端子もSP3 BTで新たに追加された機能です。
USB Type-C、光デジタル、同軸デジタルの3系統が追加され、外部DACなしでデジタル接続が可能になりました。
FiiO Controlアプリへの対応もSP3 BTの新機能です。
10バンドパラメトリックEQやファームウェア更新がアプリから行えるようになりました。
価格差は約15,000円(SP3:約5万円、SP3 BT:約6.5万円)ですが、追加された機能を考えれば妥当な差額と言えます。
Bluetooth接続やデジタル入力が不要で、手持ちのDACを活用したい方にはSP3、オールインワンで使いたい方にはSP3 BTがおすすめです。
競合製品との比較
同価格帯の競合製品と比較した場合、SP3 BTには以下のような特徴があります。
Edifierの上位モデル(S880DB MkIIなど)と比較すると、SP3 BTはアルミダイカスト筐体による高剛性と、より多彩なBluetoothコーデック対応で差別化されています。
一方、Edifier製品はリモコン付属やサブウーファー出力対応など、利便性で優れる部分もあります。
Audioengine A2+などの競合と比較すると、SP3 BTはデジタル入力の豊富さとBluetooth対応のコーデック数で優位性があります。
音質面では好みの問題もありますが、SP3 BTの方が解像度が高くクリアな傾向にあるとの評価が多いです。
プロ向けスタジオモニター(ADAM Audio D3Vなど)と比較した場合、低域の厚みや解像度ではプロ機に軍配が上がりますが、Bluetooth対応や接続の多様性、コンパクトさではSP3 BTが優れています。
FiiO SP3 BTはこんな人におすすめ
おすすめできる人
以下のような方には、SP3 BTを自信を持っておすすめできます。
デスクトップでの高音質リスニングを求める方には最適です。
コンパクトながら本格的なオーディオ体験ができ、デスク上のスペースを圧迫しません。
複数のデバイスを接続したい方にとって、6系統の入力端子は大きなメリットです。
PC、テレビ、ゲーム機、スマートフォンなど、さまざまな機器を一台のスピーカーで対応できます。
Bluetoothでの高音質ワイヤレス再生を重視する方には、LDAC/aptX Adaptive対応のSP3 BTが適しています。
ケーブルレスの環境でも妥協のない音質を楽しめます。
FiiO製品をすでに使用している方にとっては、エコシステムの統一という意味でもおすすめです。
FiiOのDACやDAPと組み合わせることで、統一感のあるオーディオ環境を構築できます。
デザインと音質の両方にこだわりたい方には、アルミダイカスト筐体の高級感とクリアなサウンドを両立したSP3 BTが満足度の高い選択となるでしょう。
おすすめできない人
一方、以下のような方には他の選択肢を検討した方が良いかもしれません。
頻繁に音量調整を本体で行いたい方には、操作系が背面に集中しているSP3 BTは使いづらく感じる可能性があります。
リモコン付属の製品を検討した方が良いでしょう。
重低音を重視する方には、65Hz以下のサブベース再生ができないSP3 BTは物足りなく感じるかもしれません。
サブウーファー出力のある製品か、より大型のスピーカーを検討してください。
テレビ用として離れた位置から操作したい方には、リモコン非付属のSP3 BTは不便です。
サウンドバーや、リモコン付きのスピーカーをおすすめします。
予算を抑えたい方には、約6万円という価格は高く感じるかもしれません。
前モデルのSP3(約5万円)や、EdifierのMR4など低価格帯の製品も検討の価値があります。
まとめ
FiiO SP3 BTについて詳しく解説してきました。
最後に、本製品のポイントを箇条書きでまとめます。
- 音質評価:コンパクトサイズながら解像度が高く、クリアで音離れの良いサウンドを実現。同価格帯の大型スピーカーとも十分比較できる品質
- 筐体品質:アルミダイカスト筐体による高剛性と高級感は、この価格帯では他に類を見ない仕上がり
- Bluetooth性能:Qualcomm QCC5124チップ搭載、LDACを含む7種類のコーデック対応で、ワイヤレスでも高音質再生が可能
- 接続の多様性:RCA/AUX/USB/光/同軸/Bluetoothの6系統入力で、あらゆるデバイスに対応
- 設置自由度:L/R切り替えスイッチと2種類の角度調整スタンドで、設置環境に柔軟に対応
- 操作性の課題:ボリュームや入力切り替えが背面に集中、リモコン非付属という点は改善の余地あり
- 低域の限界:65Hz以下のサブベース再生不可、サブウーファー出力端子なし
- 初期設定の注意:ファームウェア更新が事実上必須、購入後すぐにアプリから更新を推奨
- 価格帯:実売約6.2万〜6.9万円は中価格帯だが、機能と音質を考慮すればコストパフォーマンスは良好
- 総合評価:デスクトップオーディオに本格的に取り組みたい方に強くおすすめできる、完成度の高いアクティブスピーカー
FiiO SP3 BTは、コンパクトでありながら本格的な高音質を実現した、デスクトップオーディオの新定番と言える製品です。
操作性やサブベース再生など改善の余地はあるものの、音質・ビルドクオリティ・接続性のバランスは非常に高いレベルでまとまっています。
デスクトップ環境で妥協のないオーディオ体験を求める方には、ぜひ検討していただきたい一台です。
