Edifier X2sは本当に「買い」なのか、その実際の評判や音質が気になっていませんか。
低価格帯のワイヤレスイヤホン市場は競争が激しく、数多くの製品の中から自分に最適な一台を見つけるのは大変です。
特に「Edifier X2s」は、手頃な価格ながら魅力的なスペックを謳っており、その実力がどれほどのものか、旧モデルのX2と何が違うのか、購入前に詳しく知りたいと感じている方も多いでしょう。
この記事では、Edifier X2sの基本的な特徴から、実際のユーザーによる評判・口コミ、専門家による音質や使い勝手のレビュー解説まで、あらゆる情報を網羅的にまとめています。
最後まで読めば、あなたがEdifier X2sを買うべきかどうかが明確になり、後悔のない選択ができるようになります。
Edifier X2sはどんなワイヤレスイヤホン?1分でわかる結論
超軽量・長時間再生が魅力のインナーイヤー型イヤホン
Edifier X2sは、世界的に有名なオーディオメーカー「EDIFIER」が手掛ける、コストパフォーマンスに優れたインナーイヤー型のワイヤレスイヤホンです。
最大の特徴は、片耳わずか3.6gという驚異的な軽さと、充電ケースとの併用で最大26時間という長時間のバッテリー性能を両立している点にあります。
耳を完全に塞がないインナーイヤー型のため、周囲の音も自然に聞こえ、長時間の使用でも疲れにくいのが魅力です。
価格は3,000円前後と非常に手頃でありながら、日常使いには十分な性能を備えています。
Edifier X2sがおすすめな人とそうでない人の特徴
このイヤホンは、すべての人に完璧に合うわけではありません。
以下におすすめな人とそうでない人の特徴をまとめました。
【おすすめな人】
- とにかく安くてコスパの良いワイヤレスイヤホンを探している人
- 長時間つけていても疲れない、軽いイヤホンが欲しい人
- 音楽をBGMのように「ながら聴き」したい人
- 動画視聴やスマホゲームでの音ズレをなくしたい人
- カナル型(耳栓タイプ)の圧迫感が苦手な人
【おすすめできない人】
- 音質に強いこだわりがあり、ハイレゾ級のサウンドを求める人
- 周囲の騒音を完全に遮断するアクティブノイズキャンセリング(ANC)が必須の人
- オンライン会議など、クリアなマイク性能を最優先する人
【メリット・デメリット】購入前に知りたい良い点・悪い点まとめ
Edifier X2sの購入を検討する上で、知っておくべきメリットとデメリットを簡潔にまとめました。
メリット(良い点)
- 圧倒的なコストパフォーマンス(3,000円前後)
- 片耳3.6gで長時間でも快適な装着感
- 合計26時間の十分なバッテリー性能と急速充電
- 動画やゲームに最適な低遅延モード搭載
- 専用アプリでイコライザー調整が可能
デメリット(悪い点)
- アクティブノイズキャンセリング機能がない
- 対応コーデックがSBCのみで、音質に限界がある
- 通話マイクの品質は価格相応
- インナーイヤー型のため、人によってはフィットしづらい可能性がある
Edifier X2sの評判は?実際の口コミを徹底調査
良い評判・口コミ「軽い!安い!音も値段以上」
Edifier X2sに関する良い評判で最も多く見られるのは、「価格の安さ」と「本体の軽さ」に対する高評価です。
「この価格でこの性能は信じられない」「着けているのを忘れるほど軽い」といった声が多数寄せられています。
また、音質に関しても「低音がしっかり出る」「クリアで聴きやすい」など、価格以上のサウンドクオリティに満足しているユーザーが多いようです。
デザインのシンプルさや、ケースのコンパクトさを評価する口コミも目立ちました。
悪い評判・口コミ「装着感が合わない」「音がこもる」
一方で、ネガティブな評判も存在します。
特にインナーイヤー型特有の「装着感」については、「自分の耳にはフィットせず、落ちそうで不安」といった意見が見受けられました。
これは耳の形状に左右されるため、購入前に考慮すべき点と言えます。
音質については、「少しこもって聞こえる」「高音の伸びが足りない」という指摘もあり、クリアさよりも暖かみのあるサウンドと感じる人もいるようです。
また、通話時のマイク性能に関しては、静かな場所では問題ないものの、騒がしい環境下では相手に声が届きにくいという口コミもありました。
Amazon・公式サイトのレビューから見る総合評価
Amazonや公式サイトのレビューを総合的に見ると、Edifier X2sは5段階評価で平均3.5〜4.0程度を獲得しており、「価格を考えれば非常に満足度の高い製品」として評価されていることがわかります。
特に、初めてワイヤレスイヤホンを購入する人や、高価なメイン機の他に気軽に使えるサブ機を探している層から強く支持されています。
一部のユーザーからは装着感や音質に関する指摘もありますが、大多数はそのコストパフォーマンスの高さを評価していると言えるでしょう。
Edifier X2sの5つの特徴を実機レビュー解説
特徴①:着けているのを忘れる片耳3.6gの「超軽量」設計とフィット感
Edifier X2sの最大の魅力は、その軽さにあります。
イヤホン本体は片耳わずか3.6g。
これは一般的なワイヤレスイヤホンと比較してもトップクラスの軽さです。
さらに、公式サイトで謳われている「0.1°の曲面設計」により、多くの人の耳に自然にフィットし、長時間の装着でも圧迫感や痛みを感じにくいよう工夫されています。
耳を完全に塞がないインナーイヤー型なので、音楽を聴きながらでも周囲の環境音を聞き取ることができ、オフィスでの使用や家事をしながらの「ながら聴き」に最適です。
特徴②:13mmドライバー搭載の「音質」はクリア?それともこもる?
音質の核となるドライバーには、この価格帯としては大きめの13mmダイナミックドライバーを搭載しています。
公式サイトでは「ダイナミックな低音と繊細な高音を再現」と謳われており、実際にパワフルなサウンドが楽しめます。
レビューを分析すると、音の傾向はやや低音寄りのドンシャリ系で、ポップスやロックとの相性が良いようです。
一方で、「クールでモニターライクな音質」と評するレビューもあり、音源を素直に鳴らす側面も持ち合わせています。
ただし、一部のユーザーからは「音がこもって聞こえる」という意見もあるため、解像度の高いクリアなサウンドを求める場合は、物足りなさを感じるかもしれません。
特徴③:AI搭載の「通話品質」はオンライン会議で使えるか
Edifier X2sは、AIによる通話ノイズキャンセリング機能を搭載しています。
これは、通話時に自分の声と周囲の騒音をAIが識別し、ノイズを低減してくれる技術です。
これにより、駅のホームや雑踏の中など、騒がしい場所でもある程度クリアに自分の声を相手に届けられます。
しかし、複数のレビューを確認すると「マイク品質は価格相応」という評価が多く、本格的なオンライン会議などで使用するには少し心許ないかもしれません。
静かな室内での短い通話程度であれば問題なく使えますが、ビジネスユースを主目的とする場合は、よりマイク性能の高いモデルを検討することをおすすめします。
特徴④:合計26時間再生&急速充電対応の「バッテリー性能」
バッテリー性能は非常に優秀です。
イヤホン単体で最大6.5時間、充電ケースを併用することで最大26時間の連続再生が可能です。
これは1日に数時間使う程度であれば、数日から1週間は充電なしで過ごせる計算になります。
さらに、急速充電にも対応しており、わずか10分間の充電で約1時間の再生が可能です。
「うっかり充電を忘れていた」という朝でも、身支度の間にさっと充電するだけで通勤・通学中は問題なく使用できるでしょう。
特徴⑤:低遅延ゲームモードと専用アプリ対応の「使い勝手」
動画視聴やゲームプレイ時に気になる「音の遅延」を大幅に軽減する「ゲームモード」を搭載しています。
このモードをオンにすると、遅延を60ms(0.06秒)まで抑えることができ、映像と音のズレをほとんど感じることなくコンテンツに集中できます。
さらに、後述する旧モデルX2にはなかった専用アプリ「Edifier Connect」に対応した点も大きな進化です。
アプリを使えば、4種類のプリセットから好みの音質を選べるイコライザー機能や、タッチ操作のカスタマイズ、ゲームモードのオンオフなどがスマホから簡単に行えます。
Edifier X2sの注意点・デメリットは?購入前に確認すべきこと
注意点①:対応コーデックはSBCのみ
Edifier X2sが対応しているBluetoothのオーディオコーデックは「SBC」のみです。
SBCはすべてのBluetoothイヤホンが対応する標準的なコーデックですが、iPhoneで使われる「AAC」や、Androidで高音質再生が可能な「aptX」などには対応していません。
そのため、音質に非常にこだわる方にとっては、データの圧縮率が高いSBCのみという点はデメリットに感じる可能性があります。
とはいえ、多くの人にとっては日常的なリスニングで大きな差を感じることは少ないでしょう。
注意点②:アクティブノイズキャンセリング(ANC)は非搭載
本製品には、周囲の騒音を電気的に打ち消すアクティブノイズキャンセリング(ANC)機能は搭載されていません。
搭載されているのは、あくまで通話時に自分の声以外のノイズを低減する「AI通話ノイズキャンセリング」です。
電車内やカフェなどで騒音をシャットアウトして音楽に没入したい、という使い方を想定している場合は、ANC搭載の上位モデルを検討する必要があります。
注意点③:インナーイヤー型特有の装着感と音漏れの可能性
Edifier X2sは耳の穴に浅く引っ掛けるように装着するインナーイヤー型です。
カナル型のようにイヤーピースで固定するタイプではないため、人によっては耳の形に合わず、外れやすく感じることがあります。
また、構造上、カナル型に比べて音漏れしやすい傾向にあります。
図書館のような静かな場所で大音量で聴くと、周囲に迷惑をかけてしまう可能性があるので注意が必要です。
注意点④:タッチ操作での音量調整はできる?
イヤホン本体のタッチ操作では、再生/停止、曲送り/曲戻し、通話応答などが可能ですが、デフォルトの設定では音量調整が割り当てられていません。
音量を変更するには、接続しているスマートフォン側で操作する必要があります。
ただし、専用アプリ「Edifier Connect」を使えばタッチ操作の割り当てをカスタマイズできる可能性があるため、購入後に設定を確認してみることをおすすめします。
旧モデルEdifier X2とX2sの違いを比較!どっちを買うべき?
【比較表】X2とX2sのスペック・機能の違いが一目でわかる
Edifier X2とX2sの主な違いを以下の表にまとめました。
| スペック | Edifier X2s (新モデル) | Edifier X2 (旧モデル) |
|---|---|---|
| Bluetoothバージョン | 5.3 | 5.1 |
| イヤホン単体再生時間 | 約6.5時間 | 約7時間 |
| ケース込み再生時間 | 約26時間 | 約28時間 |
| イヤホン重量(片耳) | 約3.6g | 約3.4g |
| 急速充電 | 対応 (10分充電/1時間再生) | 非対応 |
| 専用アプリ | 対応 | 非対応 |
| ゲームモード | あり (60ms) | あり |
| 防水防塵規格 | IP54 | IP54 |
| 対応コーデック | SBC | SBC |
| ドライバー | 13mm | 13mm |
| 価格(参考) | 約3,000円 | 約4,000円(発売当初) |
X2sの進化ポイントは「Bluetooth 5.3」と「アプリ対応」
比較表からわかる通り、X2sはX2から正統進化したモデルです。
最も大きな進化点は、より安定して低遅延な接続が可能な「Bluetooth 5.3」へのアップデートと、イコライザー設定などができる「専用アプリへの対応」です。
また、新たに「急速充電」にも対応し、利便性が向上しています。
再生時間はわずかに短くなっていますが、実用上ほとんど差はないレベルと言えるでしょう。
結論:今買うならどっちがおすすめ?
結論として、今から購入するのであれば、間違いなく新モデルの「Edifier X2s」をおすすめします。
接続の安定性やアプリによるカスタマイズ性、急速充電といった利便性の向上は、わずかな価格差を埋めて余りあるメリットです。
機能が向上しているにも関わらず、市場価格はX2sの方が安価な場合が多いため、あえて旧モデルのX2を選ぶ理由はほとんどないでしょう。
Edifier X2sの価格は?一番安く買う方法は?
公式サイト・Amazon・楽天市場の価格を比較
Edifier X2sの価格は、販売店によって変動します。
2024年現在、Edifier公式サイトでの定価は4,380円(税込)ですが、AmazonのEDIFIER JAPAN公式ストアでは、セール時などに2,000円台後半〜3,000円台前半で販売されることが多くなっています。
楽天市場でも同様の価格帯で見つけることができます。
購入を検討する際は、これらのECサイトを比較し、ポイント還元なども含めて最もお得なショップを選ぶのが賢明です。
セール時期はいつ?お得に購入するタイミング
最もお得に購入できる可能性が高いのは、Amazonの大型セール時期です。
具体的には、年に一度の「プライムデー」(7月頃)や、「ブラックフライデー」(11月頃)などが狙い目です。
これらの期間中は、通常価格から大幅に割引されることがあります。
急ぎでなければ、セールのタイミングを待って購入することで、よりコストパフォーマンスを高めることができるでしょう。
Edifier X2sのスペック一覧表
主な仕様(ドライバー、重量、再生時間など)
| 項目 | スペック |
|---|---|
| ドライバーユニット | Φ13mmダイナミックドライバー |
| イヤホン重量(片耳) | 約3.6g |
| ケース込み重量 | 約34.4g |
| 再生時間(イヤホン単体) | 約6.5時間 |
| 再生時間(ケース込み) | 約26時間 |
| 充電時間 | 約1.5時間 |
| 充電端子 | USB Type-C |
対応コーデックとBluetoothバージョン
| 項目 | スペック |
|---|---|
| Bluetoothバージョン | 5.3 |
| 対応プロファイル | A2DP, AVRCP, HFP |
| 対応コーデック | SBC |
防水性能と付属品一覧
| 項目 | スペック |
|---|---|
| 防水・防塵規格 | IP54 |
| 付属品 | 充電ケース、USB Type-C充電ケーブル、取扱説明書 |
まとめ:Edifier X2s レビュー解説
- Edifier X2sは片耳3.6gの超軽量インナーイヤー型イヤホンである
- 価格は3,000円前後と非常にコストパフォーマンスが高い
- 音質は13mmドライバー搭載で価格以上のクリアなサウンドと評価される
- バッテリーはイヤホン単体で6.5時間、ケース併用で最大26時間持続する
- AIノイズキャンセリングは通話時の周囲の雑音を低減する機能である
- 60msの低遅延ゲームモードは動画視聴やゲームに適している
- 専用アプリに対応し、イコライザー設定などが可能である
- 旧モデルX2からBluetoothバージョンやアプリ対応で正統進化した
- 注意点としてANC非搭載、対応コーデックがSBCのみという点が挙げられる
- ながら聴きやサブイヤホンとしてバランスの取れた一台である
