最近あまり見かけなくなった首掛け(ネックバンド)タイプのワイヤレスイヤホンに、注目の新作『Edifier W280NB Pro』が登場しました。
「完全ワイヤレスイヤホンは落としそうで不安」「もっとバッテリーが長持ちするイヤホンが欲しい」といった悩みを抱えている方も多いのではないでしょうか。
このEdifier W280NB Proは、イヤホンを紛失しにくいというネックバンド型のメリットはそのままに、ハイレゾワイヤレス対応のLDACコーデック、強力なノイズキャンセリング、2台同時接続が可能なマルチポイントなど、現代のイヤホンに求められるトレンド機能を網羅しています。
この記事では、Edifier W280NB Proの詳しいスペックや特徴、実際の音質や使い勝手に関する評判・口コミを徹底的にレビュー解説します。
購入後に後悔しないための注意点もまとめていますので、あなたにとって最適なイヤホンかどうかを判断する一助となれば幸いです。
Edifier W280NB Proレビュー解説:結論、こんな人におすすめ!
【総評】W280NB Proは5千円台でトレンド機能全部入りの高コスパイヤホン
Edifier W280NB Proは、約6,000円という手頃な価格帯でありながら、高音質コーデックLDAC、強力なノイズキャンセリング、マルチポイント接続など、現代のワイヤレスイヤホンに求められる主要な機能をほぼすべて搭載した、非常にコストパフォーマンスの高い製品です。
特に、イヤホンを紛失する心配が少なく、バッテリーが長時間持続するというネックバンド型ならではの強みと、最新の便利機能が両立している点は大きな魅力と言えるでしょう。
音質や機能面で大きな妥協をすることなく、安心して日常使いできるイヤホンを探している方にとって、有力な選択肢となります。
実際に使ってわかったメリットとデメリット
多くのレビュー記事や口コミから、Edifier W280NB Proのメリット・デメリットが見えてきました。
購入を検討する上で重要なポイントをまとめます。
メリット
- LDAC対応とイコライザー調整で価格以上の高音質を実現
- -45dBのノイズキャンセリングが強力で騒音をしっかり軽減
- 外音取り込みが自然で実用性が高い
- ネックバンド型でイヤホンを落としたり無くしたりする心配がない
- ANCオフ時で最大23時間という驚異的なバッテリー持続時間
- マルチポイント対応でPCとスマホの切り替えがスムーズ
- 約6,000円という価格設定でコストパフォーマンスが非常に高い
デメリット
- 首周りのケーブルが顔に触れるなど、やや煩わしさを感じる場合がある
- iPhoneユーザーの場合、高音質コーデックのAACに非対応
- 専用アプリの使い勝手や安定性について一部指摘がある
Edifier W280NB Proの購入をおすすめする人の特徴
以下の項目に当てはまる人には、Edifier W280NB Proが特におすすめです。
- 完全ワイヤレスイヤホンを過去に紛失した経験がある人
- 通勤・通学やスポーツジムなどでイヤホンを落とすのが不安な人
- 一度の充電で長時間使えるイヤホンを求めている人
- Androidスマートフォンで高音質な音楽を楽しみたい人
- 機能が充実していて、できるだけ価格を抑えたいコスパ重視の人
- PCでのオンライン会議とスマホでの音楽鑑賞をシームレスに切り替えたい人
逆にEdifier W280NB Proが向いていない人の特徴
一方で、以下のような方には他の選択肢を検討することをおすすめします。
- ケーブルの存在がどうしても煩わしく感じる人
- iPhoneユーザーで、高音質コーデック(AAC)での接続を重視する人
- よりコンパクトに持ち運びたい人(ケースがない分、やや嵩張る)
Edifier W280NB Proのスペックと特徴を徹底解説
スペック一覧表で基本性能をチェック
Edifier W280NB Proの基本的な性能を、わかりやすく表にまとめました。
価格帯を考えると非常に充実したスペックであることがわかります。
項目 | スペック |
---|---|
Bluetooth | 5.4 |
対応コーデック | SBC、LDAC |
ドライバー | 10mmダイナミックドライバー(チタンコート) |
再生周波数帯域 | 20Hz-40kHz |
連続再生時間 | ANC OFF:約23時間 / ANC ON:約14時間 |
充電時間 | フル充電:約1.5時間 |
急速充電 | 15分充電で約5時間再生 |
充電端子 | USB Type-C |
ノイズキャンセリング | 最大-45dB |
マルチポイント接続 | ◯(2台まで) |
防水性能 | IP55 |
ゲームモード遅延 | 約60ms |
専用アプリ | EDIFIER ConneX |
カラー | ブラック / ホワイト |
重量 | 約31g |
メーカー希望小売価格 | 5,980円(税込) |
ハイレゾ対応LDACなど注目すべき5つの特徴
スペックの中でも特に注目すべき5つの特徴を解説します。
- LDAC対応でハイレゾワイヤレス再生が可能
Androidユーザーであれば、従来のSBCコーデックの約3倍の情報量を伝送できるLDACにより、ワイヤレスでもハイレゾ相当の高音質なサウンドを楽しめます。 - 最大23時間の長時間バッテリー
ノイズキャンセリングをOFFにした状態であれば最大で約23時間、ONの状態でも約14時間という、完全ワイヤレスイヤホンを大きく凌ぐ再生時間を誇ります。 - -45dBの強力なノイズキャンセリング
上位モデルにも匹敵する最大-45dBのノイズ低減性能を搭載。電車内の騒音や街の喧騒を効果的にカットし、音楽やコンテンツに集中できます。 - マルチポイント接続に対応
スマートフォンとPC、タブレットなど2台のデバイスに同時に接続可能。音楽を聴いている途中にPCでオンライン会議が始まっても、スムーズに切り替えることができます。 - 約6,000円という優れたコストパフォーマンス
これだけの機能を搭載しながら、市場価格は約6,000円前後。機能性を考えると非常にコストパフォーマンスが高いと言えるでしょう。
開封レビュー!付属品(イヤーピース・イヤーウィング)は充実してる?
Edifier W280NB Proには、ユーザーの耳に合わせるための豊富な付属品が同梱されています。
- W280NB Pro本体
- USB-A to C 充電ケーブル
- イヤーピース(S/M/Lの3サイズ)
- イヤーウィング(4サイズ)
- 取扱説明書類
イヤーピースは標準のMサイズに加え、SとLサイズが付属。
さらに、耳のくぼみに引っ掛けて装着感を安定させるためのイヤーウィングが4種類も付いてくるため、自分の耳に最適なフィット感を見つけやすくなっています。
Edifier W280NB Proの音質評価|価格以上のサウンドか?
デフォルトの音質は迫力ある低音強めのドンシャリ系
Edifier W280NB Proのデフォルトの音質は、10mmのダイナミックドライバーを活かした、迫力のある低音が特徴的な、いわゆる「ドンシャリ」傾向のサウンドです。
ロックやポップス、EDMなどのジャンルをノリ良く楽しむのに適しています。
一方で、そのままの状態では中高音域がやや低音に埋もれがちに感じられるという意見も見られます。
LDAC接続で聴くハイレゾ音源の解像度は?
AndroidスマートフォンなどLDAC対応機器と接続した場合、音の解像感が向上し、SBC接続時よりもクリアで繊細な音の表現を感じ取ることができます。
特に、ハイレゾ音源を再生した際には、楽器ごとの音の分離やボーカルの息遣いなど、細かなニュアンスまで楽しむことが可能です。
この価格帯でLDACに対応している点は、大きなアドバンテージです。
専用アプリのイコライザーで音質は自分好みに調整可能
音のバランスが好みに合わない場合でも、専用アプリ「EDIFIER ConneX」のイコライザー機能を使えば、自分好みのサウンドに調整できます。
レビューでは、中高音域を持ち上げることで、低音の迫力を維持しつつ全体の明瞭感がアップし、非常にバランスの取れた音質になったとの報告が多くあります。
プリセットは少なめですが、カスタムEQで細かく調整できるため、音質にこだわりたい方でも満足できるでしょう。
主要機能の性能と使い勝手をレビュー
ノイズキャンセリング性能は強力?-45dBの効果を実機で検証
最大-45dBを謳うノイズキャンセリング性能は、価格を考えると非常に優秀です。
実際のレビューでも、エアコンの動作音や電車の走行音といった低音域のノイズを効果的にカットし、人の声などの中音域もある程度軽減してくれると高く評価されています。
カナル型イヤホン自体の遮音性(パッシブノイズキャンセリング)と組み合わせることで、数値以上に静寂を感じられるでしょう。
外音取り込み機能の聞こえ方は自然?
外音取り込み(アンビエントサウンド)機能も、多くのレビューで「非常に自然」と評価されています。
機械的に増幅されたような不自然さが少なく、イヤホンを着けていない状態に近い感覚で周囲の音を聞き取ることが可能です。
コンビニでの会計時や、駅のアナウンスを聞きたい場面などで実用的に使えるレベルに仕上がっています。
バッテリーの持ちは十分?ANCオン・オフでの連続再生時間
バッテリー性能はEdifier W280NB Proの大きな強みの一つです。
- ANCオフ時:最大約23時間
- ANCオン時:最大約14時間
一般的な完全ワイヤレスイヤホンが6~8時間程度の再生時間であることを考えると、このバッテリー持続時間は圧倒的です。
こまめな充電が不要で、長時間の移動や一日中音楽を聴きたい日でも安心して使用できます。
さらに、15分の充電で約5時間再生できる急速充電にも対応しており、万が一のバッテリー切れの際も安心です。
AIノイズキャンセリング搭載マイクの通話品質は?
通話時のマイク性能についても、AIノイズキャンセリングアルゴリズムが搭載されており、周囲の雑音を抑えて自分の声をクリアに相手に届けることができます。
レビューでは、騒がしい場所でも相手に声が聞き取りやすいと好評で、テレワークでのオンライン会議や通話にも問題なく使用できる品質です。
2台同時接続できるマルチポイントは便利?
スマートフォンとPC、あるいは2台のスマートフォンなど、最大2台のデバイスと同時に接続できるマルチポイント機能に対応しています。
この機能により、PCで動画を観ている最中にスマホに着信があっても、イヤホンを付け替えることなくシームレスに通話へ移行できます。
デバイス間の接続をいちいち切り替える手間が省けるため、複数のデバイスを使い分けるユーザーにとっては非常に便利な機能です。
デザイン・装着感・操作性を実機レビュー
ネックバンド本体の外観と質感
Edifier W280NB Proのデザインは、シンプルでスポーティーな印象です。
ネックバンド部分はしなやかで柔らかい素材でできており、耐久性も高そうです。
イヤホン同士はマグネットでくっつく仕様になっており、首から下げている時にケーブルがばらついて邪魔になるのを防いでくれます。
実際の装着感は快適?重さやケーブルの煩わしさについて
本体重量は約31gと非常に軽量なため、首に掛けていても重さを感じることはほとんどありません。
付属の豊富なイヤーピースとイヤーウィングでフィット感を調整すれば、ランニングなどのスポーツ時でも安定した装着感が得られます。
ただし、ネックバンド型特有のケーブルの存在はあり、横を向いた際に顔に触れるなどの煩わしさを感じる可能性はあります。
これは慣れの部分もありますが、ケーブルレスの快適さを最優先する方には向かないかもしれません。
物理ボタンの操作性は良い?誤操作の心配は?
操作はネックバンドの右側にある物理ボタンで行います。
電源、音量調整、再生/停止、曲送り/曲戻しといった基本操作が可能です。
タッチセンサー式と違い、クリック感がある物理ボタンなので、意図しない誤操作が起こりにくいというメリットがあります。
また、ノイズキャンセリングの切り替えなどに使うマルチファンクションボタンの機能は、専用アプリでカスタマイズもできます。
購入前に知りたい!評判・口コミと注意点
【良い評判】高音質・高コスパを評価する口コミが多い
各種ECサイトのレビューを見ると、「この価格でこの音質と機能はすごい」「ノイキャンがしっかり効く」「バッテリー持ちが最高」といった、コストパフォーマンスの高さを称賛する声が多数見られます。
特に、イヤホンを紛失しがちな人や、長時間のバッテリーを求める人からの満足度が非常に高い傾向にあります。
【悪い評判】イヤーピースのフィット感やアプリに関する口コミ
一方で、少数ながらネガティブな意見も見受けられます。
「付属のイヤーピースが自分の耳に合わなかった」という声があり、最適なフィット感を得るために別途イヤーピースを購入したユーザーもいるようです。
また、「専用アプリがうまく認識しない」「イコライザーの設定が分かりにくい」といった、アプリの安定性や使い勝手に関する指摘もありました。
注意点①:iPhoneユーザーはAAC非対応に注意
Edifier W280NB Proが対応するBluetoothコーデックは「SBC」と「LDAC」の2種類です。
iPhoneが採用している高音質コーデック「AAC」には対応していません。
そのため、iPhoneで使用する場合は標準的な音質のSBCでの接続となり、LDAC対応のAndroid端末ほどの高音質は期待できません。
この点を理解した上で購入を検討する必要があります。
注意点②:マルチポイント接続時の挙動と対策
一部のユーザーから、PCとスマホでマルチポイント接続している際に、PCから少し離れると接続が不安定になり音が途切れる、という報告があります。
これはPC側のBluetooth性能に起因する可能性もありますが、もし発生した場合は、PCから離れる際に手動でBluetooth接続を切るなどの対策で対応できます。
Edifier W280NB Proの価格と安く買う方法
現在の価格はいくら?Amazon・楽天での価格を比較
Edifier W280NB Proのメーカー希望小売価格は5,980円(税込)です。
Amazonや楽天市場などの主要なECサイトでは、通常5,000円台後半で販売されています。
ただし、セール時には4,000円台まで値下がりすることもあるため、タイミングを見計らうのがおすすめです。
一番お得に買える場所はどこ?セール情報をチェック
最もお得に購入するには、Amazonのタイムセール祭りやプライムデー、楽天市場のお買い物マラソンや楽天スーパーSALEといった大型セールイベントを狙うのが賢明です。
これらのセール期間中は、通常価格からの割引に加えてポイント還元率もアップするため、実質的により安く手に入れることが可能です。
購入を急いでいない場合は、これらのセール情報をこまめにチェックすると良いでしょう。
まとめ:Edifier W280NB Pro レビュー解説
- 約6,000円という価格で多機能を実現した高コスパモデルである
- ネックバンド型のためイヤホンを紛失する心配が少ない
- LDACコーデック対応でAndroidユーザーはハイレゾ音質を楽しめる
- 最大-45dBの強力なノイズキャンセリング機能を搭載する
- 外音取り込み機能は自然な聞こえ方で実用的なレベルである
- バッテリーはANCオフで最大23時間と非常に長持ちする
- マルチポイント接続に対応し2台のデバイスをシームレスに切り替え可能
- 音質は低音強めだがアプリのイコライザーで自分好みに調整できる
- 物理ボタン搭載で確実な操作が可能である
- 注意点としてiPhoneでは高音質コーデックAACに非対応である