EarFunから登場した初のイヤーカフ型イヤホン「EarFun Clip」。
1万円を切る価格ながらLDAC対応や物理ボタン搭載など、魅力的なスペックで注目を集めています。
しかし、「実際の音質はどうなの?」「装着感や操作性は快適?」「本当にコスパは良いの?」といった疑問を持つ方も多いのではないでしょうか。
この記事では、EarFun Clipに関する様々なレビューや口コミ情報を徹底的に分析し、その特徴、音質、装着感、メリット・デメリットまで、あらゆる角度から詳しく解説します。
この記事を読めば、EarFun Clipがあなたにとって「買い」のイヤホンなのか、その答えがきっと見つかるはずです。
EarFun Clipはどんなイヤーカフ型イヤホン?特徴を総まとめ
1万円以下でほぼ完璧?EarFun Clipの主な特徴一覧
EarFun Clipは、1万円以下という価格帯でありながら、ハイエンドモデルに匹敵するほどの多彩な機能を搭載したイヤーカフ型ワイヤレスイヤホンです。
最大の特徴は、高音質コーデック「LDAC」に対応している点や、誤操作の少ない「物理ボタン」を採用している点でしょう。
その他にも、2台のデバイスに同時接続できる「マルチポイント」や、IP55の防水防塵性能、長時間のバッテリー性能など、日常使いで便利な機能が満載です。
これらの特徴から、多くのレビューで「コスパ最強」と高く評価されています。
VGP 2025 SUMMER金賞受賞の実力とは?
EarFun Clipは、国内最大級のオーディオビジュアルアワード「VGP 2025 SUMMER」において金賞を受賞しています。
VGPは、オーディオの専門家たちが厳しい審査を行い、優れた製品を選出する権威ある賞です。
この受賞は、EarFun Clipが価格以上の性能、特に音質や使い勝手の面で専門家からも高く評価されていることの証と言えるでしょう。
外観デザインと付属品を写真でチェック
EarFun Clipのデザインは、メタリックシルバーの充電ケースが高級感を演出し、指紋や傷が目立ちにくい実用性も兼ね備えています。
イヤホン本体は、耳にフィットしやすい「デュアルC型構造」を採用し、流麗でアクセサリーのような印象を与えます。
付属品は非常にシンプルで、充電用のUSB Type-Cケーブルとマニュアル類のみが同梱されています。
イヤーピースなどが不要なイヤーカフ型ならではの構成です。
EarFun Clipのスペックを仕様表で確認
EarFun Clipの主なスペックを以下の表にまとめました。
項目 | スペック |
---|---|
ドライバー | 10.8mmカーボンファイバードーム振動板ドライバー |
Bluetooth | 6.0 |
対応コーデック | SBC, AAC, LDAC |
再生時間 (本体のみ) | 最大10時間 (LDACオフ) / 最大5.5時間 (LDACオン) |
再生時間 (ケース込み) | 最大40時間 (LDACオフ) / 最大22時間 (LDACオン) |
防水性能 | IP55 (イヤホン本体のみ) |
重量 | 約5.7g (イヤホン片側) / 約49.2g (ケース込み) |
マルチポイント接続 | 対応 |
ワイヤレス充電 | 非対応 |
その他機能 | ゲームモード, シアターモード, 専用アプリ対応, Google Fast Pair |
【徹底レビュー】EarFun Clipの音質は良い?悪い?
1万円以下のイヤーカフ型でトップクラス?音質の総合評価
EarFun Clipの音質は、「1万円以下のイヤーカフ型としてはトップクラス」というのが多くのレビューに共通する評価です。
オープンイヤー型特有のスカスカ感がなく、キレの良い低音と明瞭な中高音が特徴のバランスの取れたサウンドを実現しています。
高価なモデルと比較すると低音の質感などで一歩譲る面はあるものの、価格を考えれば十分に高音質であり、多くのユーザーが満足できるレベルに仕上がっています。
LDAC接続で音質はどう変わる?AACとの違いを比較
EarFun Clipは高音質コーデックLDACに対応しており、これを利用することで音質がさらに向上します。
LDACで接続すると、音全体の輪郭がクッキリとし、より解像度の高いサウンドを楽しめます。
ただし、一部のレビューでは「AAC接続の方が低音が豊かに聞こえる」という意見も見られました。
これはチューニングの違いによるものと考えられますが、ファームウェアのアップデートでLDAC接続時の低音の痩せが改善されたとの報告もあります。
低音・中音・高音のバランスは?各音域を評価
各音域のバランスについては、全体的にウォームで優しい音作りと評価されています。
低音は、パワーで押すタイプではなく、キレの良さと心地よい深みが特徴です。
中音は、ボーカルがクリアで存在感があり、低音に埋もれることなくしっかりと聴き取れます。
高音は、刺激が少なくシャカシャカした感じがないため、長時間のリスニングでも聴き疲れしにくい絶妙なチューニングが施されています。
臨場感がアップする「シアターモード」の効果を検証
専用アプリで利用できる「シアターモード」は、多くのレビュワーから高く評価されています。
このモードをオンにすると、音像が左右上下に広がり、自然で臨場感のあるサウンドに変化します。
不自然な広がり方や音質の劣化がほとんどなく、オープンイヤー型との相性も抜群です。
まるで自分専用のスピーカーで聴いているかのような感覚で、映画やライブ映像を楽しめるでしょう。
音漏れはどのくらい?静かな場所で使えるかチェック
イヤーカフ型で気になる音漏れですが、EarFun Clipは独自の音漏れ防止設計により、比較的少ないと評価されています。
通常の音量であれば、静かな図書館のような場所でも問題なく使えるレベルです。
ただし、音量を上げすぎるとシャカシャカとした音が漏れてしまいます。
アプリには音量を瞬時に下げて音漏れを抑制する「マナーモード」も搭載されており、周囲に配慮したい場面で役立ちます。
EarFun Clipの装着感と操作性をレビュー
付け心地は快適?長時間の使用で耳は痛くなる?
EarFun Clipの装着感は、「非常に軽くて快適」「安定感がある」と絶賛されています。
片耳わずか5.7gの軽量設計と、耳の裏にフィットする「デュアルC型構造」により、長時間の使用でも負担を感じにくいです。
頭を振ってもズレにくいため、ウォーキングなどの軽い運動でも安心して使えます。
ただし、耳の形によっては挟む力が少し強く感じられ、痛みを感じる可能性も指摘されています。
物理ボタンの操作性は?誤操作の心配はない?
操作性に関しては、タッチセンサーではなく「物理ボタン」を採用している点が大きなアドバンテージとなっています。
耳に挟んで装着するイヤーカフ型は、タッチセンサーだと意図しない操作(誤操作)が起こりがちですが、物理ボタンならその心配がありません。
「押した」という感覚が明確に分かるため、再生/停止や音量調整などの操作を確実に行うことができます。
この操作性の良さは、多くのレビューで高く評価されています。
専用アプリ「EarFun Audio」で何ができる?設定項目を解説
専用アプリ「EarFun Audio」を使うことで、EarFun Clipの機能を最大限に活用できます。
アプリでは、以下のような多彩な設定が可能です。
- イコライザー設定: プリセット、カスタム、聴力に合わせた適応イコライザー
- シアターモード: 臨場感のある3DサウンドのON/OFF
- ゲームモード: 映像と音声の遅延を低減
- マナーモード: 音量を下げて音漏れを防止
- キーカスタマイズ: 物理ボタンの操作割り当てを変更
- マルチポイント設定: 2台のデバイスとの同時接続設定
マイクの通話品質はクリア?実際に通話して検証
AIノイズキャンセリング技術を搭載したマイクの通話品質は、比較的クリアだと評価されています。
周囲の雑音をある程度カットしてくれるため、日常的な通話には問題なく使用できるでしょう。
しかし、ノイズ処理が強くかかると声が劣化して聞こえにくくなるという指摘もあります。
そのため、騒がしい場所での長時間の通話よりは、比較的落ち着いた環境での使用が望ましいと言えます。
EarFun Clipの評判は?口コミから分かるメリット(おすすめな点)
【メリット1】誤操作のストレスなし!物理ボタンが快適
多くの口コミで最も高く評価されているのが、物理ボタンによる操作性の良さです。
イヤーカフ型イヤホンは装着位置を調整する際にタッチセンサーに触れてしまい、誤操作が起こりやすいのが難点でした。
EarFun Clipは物理ボタンを採用したことで、そのストレスから解放され、確実な操作が可能になっています。
【メリット2】軽くて安定した装着感!メガネとの干渉もなし
片耳約5.7gという軽さと、人間工学に基づいた「デュアルC型構造」による装着感の良さも大きなメリットです。
長時間着けていても疲れにくく、耳が痛くなりにくいと評判です。
また、耳に挟むスタイルなので、メガネのツルと干渉しない点も、メガネユーザーにとっては嬉しいポイントでしょう。
【メリット3】最大40時間再生!バッテリー持ちが優秀
バッテリー性能もEarFun Clipの強みの一つです。
イヤホン単体で最大10時間(LDACオフ時)、充電ケースを併用すれば最大40時間という長時間の再生が可能です。
通勤・通学はもちろん、週末の小旅行などでも充電切れの心配なく、思う存分音楽を楽しめます。
【メリット4】LDAC対応で高音質!1万円以下のコスパ最強モデル
1万円を切る価格でありながら、ハイレゾ相当の高音質を楽しめるLDACコーデックに対応している点は、最大のセールスポイントと言えます。
同価格帯のイヤーカフ型イヤホンと比較しても、頭一つ抜けた音質を実現しており、「コスパ最強」との呼び声も高いです。
【メリット5】2台同時接続できるマルチポイントが便利
スマートフォンとPC、タブレットなど、2台のデバイスと同時に接続できるマルチポイント機能に対応している点も、高く評価されています。
PCで音楽を聴いている最中にスマートフォンに着信があっても、シームレスに切り替えて通話できるなど、日常の様々なシーンでその利便性を実感できるでしょう。
購入前に知っておきたいEarFun Clipの注意点(デメリット)
【注意点1】ワイヤレス充電には非対応
多くのEarFun製品が対応しているワイヤレス充電ですが、残念ながらEarFun Clipは非対応です。
充電はUSB Type-Cケーブルで行う必要があります。
普段からワイヤレス充電に慣れているユーザーにとっては、少し不便に感じるかもしれません。
【注意点2】LDACとマルチポイントは同時に利用できない
高音質のLDACと、利便性の高いマルチポイント接続ですが、この2つの機能は同時に使用することができません。
LDACで音楽を聴きたい場合はマルチポイントをオフに、マルチポイントを使いたい場合はLDACをオフにする必要があり、その都度アプリで設定を切り替える手間が発生します。
【注意点3】音漏れは完全には防げない?マナーモードの効果は?
オープンイヤー型である以上、音漏れを完全にゼロにすることは困難です。
EarFun Clipは音漏れ防止設計が施されていますが、音量を上げれば周囲に音が聞こえてしまいます。
アプリで設定できる「マナーモード」は音量を下げることで音漏れを軽減する機能ですが、完全に聞こえなくするものではありません。
静かな公共の場では、音量に配慮する必要があるでしょう。
【注意点4】人によっては耳を挟む力が強く感じる?
装着感は概ね好評ですが、一部のユーザーからは「耳を挟む力が少し強い」「長時間だと耳が痛くなる」といった声も上がっています。
耳の形や大きさには個人差があるため、すべての人に完璧にフィットするわけではないようです。
可能であれば、購入前に試着してみるのが理想的です。
EarFun Clipの価格は?最安値で買うためのクーポン情報
EarFun Clipの定価と現在の販売価格
EarFun Clipの公式サイトでの通常価格は7,990円(税込)です。
Amazonなどのオンラインストアでも、ほぼ同等の価格で販売されています。
時期によってはセールやキャンペーンで価格が変動することがあります。
【最新】Amazonや公式サイトで使える割引クーポン情報まとめ
EarFunは、公式サイトやAmazonの公式ショップで割引クーポンを配布することが頻繁にあります。
例えば、発売時には公式サイトで25%OFF、Amazonで1,000円OFFクーポンと15%OFFクーポンを併用できるキャンペーンが実施されていました。
これにより、通常価格7,990円のところを6,000円弱で購入可能でした。
購入を検討する際は、公式サイトやAmazonの商品ページをチェックし、利用できるクーポンがないか確認することをおすすめします。
まとめ:EarFun EarFun Clip レビュー解説
EarFun Clipの総合評価とレビューまとめ
EarFun Clipは、1万円以下という手頃な価格ながら、LDAC対応の高音質、快適な装着感、誤操作のない物理ボタン、長時間バッテリーなど、多くの魅力を詰め込んだイヤーカフ型ワイヤレスイヤホンです。
いくつかの注意点はあるものの、それを補って余りあるほどの高い完成度とコストパフォーマンスを誇ります。
多くのレビューで高く評価されているのも納得の実力と言えるでしょう。
コスパ重視で高機能なイヤーカフ型を探している人におすすめ
「イヤーカフ型イヤホンを試してみたいけど、安かろう悪かろうは嫌だ」「できるだけ安く、でも機能には妥協したくない」と考えている方に、EarFun Clipは最適な選択肢の一つです。
マルチポイントや専用アプリ対応など、日常使いでの利便性も高く、初めてのイヤーカフ型イヤホンとしても、自信を持っておすすめできます。
「ながら聴き」でも音質に妥協したくない人に最適
「周りの音も聞き取りたいけど、音楽も良い音で楽しみたい」という、ながら聴きユーザーのわがままな要求に応えてくれるのがEarFun Clipです。
オープンイヤー型でありながら、LDAC対応と独自のドライバーによって、しっかりとした音楽体験を提供します。
通勤中や家事の最中、仕事中など、様々なシーンで活躍してくれること間違いなしです。
- EarFun Clipは1万円以下でLDACに対応した高コスパなイヤーカフ型イヤホンである
- VGP 2025 SUMMERで金賞を受賞しており、専門家からの評価も高い
- 音質はバランスが良く、1万円以下のイヤーカフ型としてはトップクラスの実力を持つ
- 物理ボタン採用により、タッチセンサー式の誤操作ストレスがない
- 装着感は非常に軽快で、長時間の使用でも疲れにくいと評判である
- 専用アプリでイコライザーやシアターモードなど多彩なカスタマイズが可能
- バッテリーは単体で最大10時間、ケース併用で最大40時間と非常に長持ちする
- 注意点として、ワイヤレス充電に非対応な点が挙げられる
- LDACとマルチポイント機能は同時に使用できないため、切り替えが必要
- 音漏れは完全には防げず、静かな場所では音量への配慮が必要である