ddHiFi E13P Memoryレビュー解説!音質と特徴を徹底解剖

スマートフォンで手軽に高音質な音楽を楽しみたいけれど、別途DACアンプを持ち歩くのは面倒だと感じていませんか。

そんな悩みを解決する画期的な製品として注目を集めているのが、ddHiFiから発売された「E13P Memory」です。

本記事では、MoonDrop(水月雨)との共同開発によるドライバーや、高性能DACチップを搭載したこのイヤホンの実力を深掘りします。

ddHiFi E13P Memoryのレビュー解説を通じて、その音質傾向や使い勝手、購入前に知っておくべき注意点を詳しくお伝えします。

デザイン性にも優れたこのモデルが、あなたのオーディオライフをどのように変えるのか、その魅力をご確認ください。

目次

ddHiFi E13P Memoryとは?特徴と基本スペック

ddHiFi E13P Memoryは、USB-C接続で手軽に高音質を楽しめる、DACアンプ内蔵型の有線イヤホンです。

最大の特徴は、オーディオファンから高い評価を得ているブランドの技術が融合している点にあります。

ここでは、その技術的な背景や基本スペックについて解説します。

MoonDrop(水月雨)共同開発の13mm平面駆動ドライバー搭載

本機の核心部分であるドライバーユニットには、人気オーディオブランド「MoonDrop(水月雨)」と共同開発した13mmプラナードライバーが採用されています。

平面駆動型(プラナー)ドライバーは、一般的なダイナミック型と比較して振動板全体が均一に駆動するため、歪みが少なくクリアな音が特徴です。

MoonDropのサウンドチューニング技術が注入されており、従来の平面駆動型よりも高い電気音響効率を実現しています。

これにより、駆動力の限られるスマートフォン接続でも、広いダイナミックレンジと繊細な表現力を発揮することが可能です。

USB-C接続でDACアンプ内蔵!CS43198チップの実力

ddHiFi E13P Memoryは、USB-Cプラグ部分にCirrus Logic社製の高性能DACチップ「CS43198」を内蔵しています。

このチップは、ポータブルオーディオプレーヤーや高級ドングルDACにも採用される実績のあるモデルです。

最大32bit/384kHzのPCM再生およびDSD256のネイティブ再生に対応しており、ハイレゾ音源の情報を余すところなく引き出します。

スマホに直挿しするだけで、本格的なオーディオ機器に匹敵するデコード能力を得られるのが大きな魅力です。

レトロモダンなデザインとスペック仕様一覧

製品名にある「Memory」が示す通り、かつてのポータブルオーディオ機器を彷彿とさせるレトロなデザインも特徴の一つです。

しかし、中身は最新技術の塊であり、ヴィンテージな美学と現代的なエンジニアリングが見事に融合しています。

主な仕様は以下の通りです。

項目仕様
ドライバー13mm 平面駆動型 (MoonDrop共同開発)
周波数特性20Hz – 20kHz
DACチップCirrus Logic CS43198
対応フォーマットPCM 最大32bit/384kHz, DSD256
接続端子USB Type-C
重量約50g
ケーブル5N OCCシールドケーブル (直結)

【音質レビュー】ddHiFi E13P Memoryはどんな音がする?

スペックが高いことは分かりましたが、実際にどのような音が楽しめるのでしょうか。

ここでは、ddHiFi E13P Memoryの音質傾向について、具体的な特徴を解説します。

ヴィンテージ感を演出するウォームで解像度の高いサウンド傾向

一聴して感じるのは、デジタル臭さを感じさせない、温かみのある「ウォーム」なサウンドキャラクターです。

これは、ddHiFiが意図した「ヴィンテージ風サウンド」のチューニングによるものでしょう。

しかし、単に音が柔らかいだけではなく、平面駆動ドライバー特有の解像度の高さもしっかりと共存しています。

アナログレコードのような滑らかさを持ちながら、現代的な音源の細かい情報量も逃さない、絶妙なバランスに仕上がっています。

低域の弾力と中域の透明感はどう?帯域別の詳細評価

帯域ごとに詳しく見ていくと、低域には適度な量感と心地よい弾力が感じられます。

ベースラインやドラムのキック音は、輪郭を保ちつつも深く沈み込み、音楽全体にグルーヴ感を与えてくれます。

一方で中域は、MoonDropらしい透明感と艶やかさが特徴的です。

ボーカルは埋もれることなく、息遣いや細かなニュアンスまで生々しく表現され、楽器隊との分離も良好です。

高域は刺さりのないマイルドな伸びやかさがあり、長時間聴いていても聴き疲れしにくい音作りとなっています。

音場の広さと定位感:音楽鑑賞からゲーム・ASMRまでの相性

音場の広さは、イヤホンとしては比較的広く、開放感があります。

音が頭の中で鳴るような閉塞感が少なく、左右への広がりや奥行きを感じ取ることができます。

定位感も優れているため、楽器の位置関係が把握しやすく、クラシックやジャズなどの生演奏音源と好相性です。

また、この空間表現能力の高さは、FPSなどのゲームプレイや、立体音響を楽しむASMRコンテンツにおいても没入感を高めてくれます。

装着感と使い勝手の実機検証

毎日使うイヤホンだからこそ、音質だけでなく装着感や使い勝手も重要なポイントです。

ここでは、形状や機能面から見た実際の使用感について解説します。

セミインイヤーとカナル型を融合したハイブリッドな装着感

ddHiFi E13P Memoryの筐体は、セミインイヤー型(開放型に近い形状)とカナル型(耳栓型)の中間のようなユニークな設計です。

サイドファイアリング式のサウンドチューブを採用しており、耳の穴に深く押し込むことなく、自然にフィットします。

カナル型特有の圧迫感が苦手な方でも快適に装着できる一方で、セミインイヤー型よりも安定感があります。

筐体自体もコンパクトに設計されているため、耳が小さめの方でも収まりが良い形状と言えます。

USB-CプラグのLEDインジケーターの意味とリモコン操作性

USB-Cプラグの根元にはリング状のLEDインジケーターが搭載されており、再生中の音源フォーマットを視覚的に確認できます。

色によるステータス表示は以下の通りです。

  • 青色: スタンバイモード
  • 緑色: PCMデコード中
  • 赤色: DSDネイティブ再生中

また、ケーブルにはマイク付きのリモコンが装備されています。

曲の再生・停止や通話の応答といった基本操作が手元で行えるため、スマートフォンをポケットに入れたままでも快適に使用できます。

遮音性と音漏れは?屋外使用での注意点

装着構造がセミインイヤーに近い要素を持っているため、完全な密閉型カナルイヤホンと比較すると、遮音性はやや控えめです。

周囲の音が全く聞こえなくなるわけではないため、屋外での歩行時などは安全性が高い一方で、電車の中など騒音の大きい場所ではボリュームを上げる必要があります。

また、音漏れに関しても、大音量で再生する場合は多少漏れる可能性があるため、静かな場所での使用には配慮が必要です。

ddHiFi E13P Memoryを買うメリット・おすすめな点

数あるイヤホンの中で、あえてddHiFi E13P Memoryを選ぶ理由はどこにあるのでしょうか。

本製品ならではのメリットや、所有する喜びを感じられるポイントを紹介します。

スマホ直挿しで完結!DAP不要の手軽さと高音質の両立

最大のメリットは、スマートフォンに接続するだけで完結する「手軽さ」です。

通常、ここまでの高音質を得るには、重たいDAP(デジタルオーディオプレーヤー)や、ぶら下がるタイプのドングルDACを別途持ち歩く必要がありました。

しかし、本機ならイヤホン一本を持ち出すだけで、CS43198チップによる高品位なサウンド環境が整います。

荷物を増やしたくないミニマリスト志向の方にとって、このシンプルさは大きな魅力となるでしょう。

所有欲を満たすレトロ風キャリングケースと豪華な付属品

製品パッケージには、カセットプレーヤーをモチーフにした専用のキャリングケースが付属しています。

高級感のある合成皮革製で、内部は左右のイヤホンが接触して傷つかないようデュアルコンパートメント構造になっています。

単なる付属品の枠を超えたこだわりのデザインであり、ガジェットとしての所有欲を大いに満たしてくれます。

独自開発シールドケーブルによるノイズ低減効果

ケーブルには、ddHiFiが本機のために開発した専用のシールドケーブルが採用されています。

5N OCC(単結晶銅)線材を使用し、マイクやリモコン信号からの干渉を防ぐための厳重なシールド処理が施されています。

プラグからドライバーユニットに至るまで、ノイズの混入を徹底的に防ぐ設計により、静寂感のあるクリアな背景を実現しています。

購入前に知っておくべき注意点とデメリット

購入後に後悔しないためには、メリットだけでなくデメリットや注意点も把握しておくことが大切です。

ここでは、構造上の仕様や使用環境による懸念点を解説します。

リケーブルはできる?断線時のリスクについて

ddHiFi E13P Memoryは、ケーブルがイヤホン本体に固定された直結タイプです。

そのため、一般的な高級イヤホンのように、ケーブルを着脱して交換すること(リケーブル)はできません。

万が一ケーブルが断線してしまった場合は、ケーブル交換での修理ができず、本体ごとの修理対応や買い替えが必要になる点は留意しておくべきです。

DSD再生時にノイズが発生する場合の対処法

一部の再生アプリを使用してDSD音源を再生する際、フォーマット切り替え時にノイズが発生することがあると報告されています。

これはアプリとDACの相性や設定による場合が多く、メーカーや販売店では、DSD出力モードをPCM変換に設定することで回避できると案内しています。

DSDネイティブ再生に強いこだわりがある場合は、使用するアプリの設定を確認する必要があるかもしれません。

耳の形状による装着感の個人差

前述の通り、本機は独特なハイブリッド形状を採用しています。

多くの人にとって快適な装着感を目指していますが、耳の形状は千差万別です。

特に、完全に耳を密閉するカナル型の装着感に慣れている方は、装着が浅く感じたり、安定しないと感じたりする場合があるかもしれません。

付属のイヤーチップで調整することは可能ですが、相性があることは理解しておきましょう。

ddHiFi E13P Memoryの評判・口コミまとめ

発売以降、ユーザーからはどのような評価を受けているのでしょうか。

ポジティブな意見とネガティブな意見を整理して紹介します。

ユーザーから高く評価されているポイント

多くのユーザーが挙げているのは、やはり「手軽さ」と「音質」のバランスの良さです。

「スマホに挿すだけなのに、今まで聞こえなかった音が聞こえる」という驚きの声や、「ウォームで聴き疲れしないので、作業用BGMを聴くのに最適」といった評価が見られます。

また、レトロなデザインや、凝った作りの付属ケースに対する満足度も非常に高い傾向にあります。

購入者が気になった点や改善要望

一方で、気になる点として挙げられるのは、やはりリケーブル不可であることへの不安です。

また、「遮音性がもう少し高ければ通勤時に使いやすい」といった、使用シーンによる要望も見受けられます。

タッチノイズ(ケーブルが服に擦れる音)に関しては、付属のクリップ等で対策しているユーザーもいるようです。

ddHiFi E13P Memoryはどんな人におすすめ?

これまでの特徴や評価を踏まえて、ddHiFi E13P Memoryはどのような人に最適な製品なのかをまとめます。

手軽に「いい音」を持ち歩きたいスマホユーザーに最適

iPhone 15以降のユーザーやAndroidユーザーで、スマホで音楽や動画、ゲームを楽しむすべての人におすすめです。

複雑な設定や追加機材なしで、確実にワンランク上の音響体験が得られます。

通勤・通学の移動中や、カフェでのリラックスタイムなど、日常のあらゆるシーンで高音質を楽しみたい方にぴったりです。

デザインと機能美を重視するガジェット好きの方へ

音質はもちろんのこと、製品としてのデザインや質感にこだわりたい方にも強くおすすめできます。

プラグ部分のLEDギミックや、カセットテープ風のケースなど、遊び心のある設計はガジェット好きの心をくすぐります。

人とは違う、個性的なイヤホンを探している方にとって、満足度の高い選択肢となるはずです。

価格と発売日情報

最後に、購入を検討する上で重要な価格と発売日について確認しましょう。

実売価格は約31,700円!コストパフォーマンス総評

ddHiFi E13P Memoryは、2025年12月6日に発売されました。

実売価格は約31,700円(税込)前後となっています。

3万円台という価格は、イヤホンとしてはミドルクラスに位置しますが、高性能なDACアンプと高品質な平面駆動イヤホンがセットになっていると考えれば、コストパフォーマンスは非常に高いと言えます。

別途DACを購入する必要がないため、トータルコストで見ればリーズナブルに高音質環境を構築できる製品です。

まとめ:ddHiFi E13P Memory レビュー解説の完全ガイド

  • ddHiFi E13P MemoryはDACアンプ内蔵のUSB-C接続イヤホンである
  • MoonDrop共同開発の13mm平面駆動ドライバーにより高解像度を実現している
  • CS43198チップを搭載し、最大32bit/384kHzのハイレゾ再生が可能である
  • 音質はウォームでヴィンテージ感があり、聴き疲れしにくい傾向にある
  • 低域は弾力があり、中域は透明感が高くボーカルが聞き取りやすい
  • セミインイヤーとカナル型を融合した独自の装着感で耳への負担が少ない
  • スマホ直挿しで完結するため、別途DAPやドングルDACが不要である
  • レトロなデザインやカセット風ケースなど所有欲を満たす要素が多い
  • リケーブル不可である点やDSD再生時の設定には注意が必要である
  • 手軽さと高音質を両立したいスマホユーザーにとって最適解の一つである
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