「ゲーミングモニターにスピーカーが付いていない」「デスクが狭くて左右にスピーカーを置くスペースがない」「PS5やNintendo Switchの音質をもっと良くしたい」——そんな悩みを抱えている方は多いのではないでしょうか。
特にゲーミング環境では、臨場感のあるサウンドが没入感を大きく左右します。
しかし、本格的なスピーカーシステムを導入するには場所もコストもかかります。
本記事では、Creativeのゲーミングサウンドバー「Sound Blaster GS5」を徹底的にレビューします。
実際の使用感、音質の評価、メリット・デメリット、そして購入者のリアルな声まで、購入判断に必要なすべての情報をお届けします。
コンパクトながら60Wピーク出力を誇り、SuperWide技術で広がりのある音場を実現するこの製品が、あなたのデスク環境に最適かどうか、ぜひ最後までご覧ください。
Creative Sound Blaster GS5の特徴・概要
Creative Sound Blaster GS5は、ゲーマーや映画・音楽愛好家向けに設計されたコンパクトなデスクトップサウンドバーです。
従来モデルのGS3から大幅にパワーアップし、光デジタル入力やリモコン、Creative Appとの連携機能を追加しています。
約51cmのスリムなボディはモニター下にすっきり収まり、デスクスペースを圧迫しません。
SuperWide技術で広がる音場体験
Sound Blaster GS5の最大の特徴は、独自の「SuperWide」技術です。
この機能をオンにすると、約50cmのサウンドバーから左右それぞれ約1mにまで音場が広がる感覚を味わえます。
まるでサラウンドスピーカーに囲まれているかのような臨場感を、たった1本のサウンドバーで実現できるのは驚きです。
SuperWideには「Near Field」と「Far Field」の2つのモードが用意されています。
Near Fieldはデスクで近距離から聴く場合に最適化されており、Far Fieldはリビングルームなど離れた位置から聴く場合に適しています。
この使い分けにより、設置環境に応じた最適なサウンド体験を得られます。
ゲームプレイ時には、敵の足音や銃声の方向が把握しやすくなり、競技性の高いゲームでもアドバンテージを得られます。
映画鑑賞時には、アクションシーンの迫力が格段に増し、没入感が高まります。
豊富な接続オプションでマルチデバイス対応
接続の多様性もGS5の大きな強みです。
USB-C、光デジタル(TOSLINK)、3.5mm AUX、Bluetooth 5.3、そしてヘッドホン出力と、5種類の接続方法に対応しています。
特に注目すべきは光デジタル入力の搭載です。
これにより、PS5やNintendo Switch、テレビとの接続が可能になりました。
前モデルのGS3ではUSB接続が中心で、ゲーム機との接続時に音量が不足するという問題がありましたが、GS5では光デジタル接続によりこの問題が解消されています。
Bluetooth 5.3対応により、スマートフォンやタブレットからのワイヤレス接続も快適です。
見通しの良い環境で最大10mの接続範囲を確保しており、デスクを離れた場所からでも音楽を楽しめます。
RGBライティングでゲーミング環境を演出
ゲーミングデバイスらしく、GS5には16.8百万色に対応したRGBライティングが搭載されています。
サウンドバー底部に配置された拡散LEDストリップが、デスク周りを華やかに彩ります。
ライティングにはChasers、Aurora、Peak Meter、Glow、Wave、Cycleの6種類のプリセットが用意されており、ボタン一つで切り替えられます。
Peak Meterモードでは音量に連動してライティングが変化し、音楽や映画に合わせた演出を楽しめます。
もちろん、派手な演出が不要な場合はオフにすることも可能です。
Creative Appを使えば、さらに細かいカスタマイズが可能になります。
好みの色やパターンを設定して、自分だけのゲーミング環境を構築できます。
Creative Sound Blaster GS5のスペック・仕様
本体サイズ・重量・デザイン
Sound Blaster GS5の本体サイズは510 x 102.7 x 82.6mm(幅 x 高さ x 奥行き)です。
約51cmの幅は、24インチから27インチのモニター下にぴったり収まる設計となっています。
高さは約10cm、奥行きは約8cmとコンパクトで、デスクスペースを最小限に抑えられます。
重量は約1.5kg(3.3ポンド)で、同クラスのサウンドバーの中ではしっかりとした重量感があります。
底面には大型のゴム足が2つ配置されており、デスク上で安定して設置できます。
また、本体がわずかに上向きに傾斜する設計になっているため、デスクに座った状態で最適な角度から音を聴けます。
外装にはマットブラックのプラスチックを採用しており、モダンでシックな印象です。
スピーカーグリルにはハニカム状のメッシュパターンが施され、Creativeのロゴがシルバーでアクセントを加えています。
フロントには状態を表示するOLEDディスプレイを搭載しており、現在の入力ソース、音量レベル、モード設定などがひと目で確認できます。
出力・周波数特性・接続端子
音響面のスペックは、この価格帯としては非常に充実しています。
出力はRMS 30W(15W x 2)、ピーク出力60Wを実現しています。
前モデルGS3のRMS 12W、ピーク24Wから大幅にパワーアップしており、より広い空間でも十分な音量を確保できます。
周波数特性は65Hz〜20kHzをカバーしています。
65Hzからの低域再生により、ゲームの爆発音や映画の重低音もしっかり表現できます。
信号対雑音比(SNR)は85dBで、クリアなサウンド再生を実現しています。
接続端子は背面に集中配置されており、光デジタル入力(TOSLINK)、USB-C、3.5mm AUX入力を搭載しています。
側面にはヘッドホン出力(3.5mm)があり、必要に応じてヘッドホンに切り替えられます。
付属品として、電源アダプター(30W、24V/1.25A)、3種類の電源プラグ(US/JP、CE、UK)、USB-A to USB-Cケーブル(約1.5m)、IRリモコンが同梱されています。
なお、光デジタルケーブル、3.5mmオーディオケーブル、リモコン用単4電池は別売りです。
対応コーデック・Bluetooth仕様
Bluetooth接続はバージョン5.3に対応しています。
対応プロファイルはA2DP(Advanced Audio Distribution Profile)で、ステレオ音声のワイヤレス伝送が可能です。
対応コーデックはSBCのみとなっています。
aptXやAACなどの高品質コーデックには対応していないため、Bluetooth接続時の音質は標準的なレベルに留まります。
ただし、USB接続や光デジタル接続を使用すれば、より高品質なサウンドを楽しめます。
動作周波数は2402〜2480MHzで、最大出力は11dBmです。
接続範囲は障害物のない環境で最大10m(33フィート)となっています。
壁や家具などの障害物がある場合は、接続範囲が短くなる可能性があります。
Creative Sound Blaster GS5のおすすめポイント
コンパクトなのに迫力ある低音と高い音質
Sound Blaster GS5の音質は、価格帯を考えると非常に優秀です。
特に低音の表現力が高く評価されています。
低音は力強くパンチがありながらも、膨張感や濁りがなくクリアに再生されます。
60Hz〜90Hz付近がしっかりと強調されつつ、200Hz〜300Hz付近は適切にカットされているため、ブーミーになりすぎることがありません。
ゲームの爆発音や映画のアクションシーンで、迫力のある低音を体感できます。
中音域も明瞭で、ボーカルや楽器の音がしっかり前に出てきます。
高音域はクリアで、シャリシャリとした不快なサ行(シビランス)が少なく、長時間のリスニングでも疲れにくい音作りになっています。
もちろん、7万円以上する本格的なスタジオモニターやハイエンドスピーカーと比較すれば、解像度や空気感では及びません。
しかし、1万円前後のサウンドバーとしては、コストパフォーマンスに非常に優れた音質を実現しています。
光デジタル入力でテレビ・ゲーム機との接続も簡単
GS5の大きな進化点の一つが、光デジタル入力(TOSLINK)の搭載です。
これにより、テレビやPS5、PS4、Nintendo Switchなどのゲーム機との接続が格段に便利になりました。
前モデルのGS3では、USB接続がメインで、ゲーム機との接続時に音量が十分に出ないという問題がありました。
GS5では光デジタル接続により、外部機器から十分な音声信号を受け取れるため、最大音量でゲームや映画を楽しめます。
特にPS5やテレビとの組み合わせでは、光デジタルケーブル1本で簡単に接続でき、高品質なデジタルサウンドを楽しめます。
リビングルームのテレビ用サウンドバーとしても活躍できる汎用性の高さは、GS5の大きな魅力です。
また、複数の入力ソースを切り替えながら使えるため、PCとゲーム機を両方接続しておき、状況に応じて切り替えるといった使い方も可能です。
Creative Appで音質・ライティングを自在にカスタマイズ
GS5はCreative Appとの連携に対応しており、PCやスマートフォンから詳細な設定が可能です。
Creative Appでは、イコライザーの調整、サウンドモードの切り替え、SuperWide設定の変更、RGBライティングのカスタマイズなど、多彩な機能にアクセスできます。
イコライザーは細かく調整でき、自分好みの音質に追い込めます。
Sound Blaster Acoustic Engineも搭載されており、映画モード、ゲームモード、音楽モードなど、コンテンツに応じたプリセットを選択できます。
映画モードではサラウンド感が強調され、ゲームモードでは足音や環境音の定位が明瞭になります。
本体側面のボタンやダイヤルでも基本的な操作は可能ですが、Creative Appを使えばより細かい調整ができます。
特にRGBライティングのカスタマイズは、アプリからでないとアクセスできない設定も多いため、積極的に活用することをおすすめします。
Creative Sound Blaster GS5の注意点・デメリット
常時点灯ディスプレイLEDが暗い部屋で気になる
GS5には状態表示用のOLEDディスプレイが搭載されていますが、このディスプレイが常時点灯する仕様となっています。
明るい部屋では気になりませんが、暗い部屋でゲームや映画を楽しむ際には、この光が視界に入って気になるという声が多く聞かれます。
ディスプレイは本体前面にあり、やや上向きに角度が付いているため、デスクに座った状態だと直接視界に入りやすい位置にあります。
自動減光機能や消灯機能は現時点で搭載されておらず、ファームウェアアップデートでの対応が望まれています。
対処法としては、キーボードや小物を前に置いてディスプレイを隠す、あるいはGS5自体をモニターの真下ではなく少し奥に配置するなどの工夫が必要になる場合があります。
HDMI非搭載・高品質Bluetoothコーデック非対応
GS5は光デジタル入力を搭載していますが、HDMI入力には対応していません。
最近のテレビやゲーム機はHDMI ARC(Audio Return Channel)での接続が主流になりつつあるため、この点は制限となる場合があります。
特に、テレビのリモコンで音量を連動させたい場合や、最新のサウンドフォーマットを利用したい場合には、HDMI入力がないことがデメリットになります。
光デジタル接続でも十分な音質は得られますが、接続の利便性という点ではHDMI対応製品に劣ります。
また、Bluetooth接続ではSBCコーデックのみの対応となっています。
aptX、aptX HD、LDAC、AACなどの高品質コーデックには対応していないため、Bluetoothでの音楽再生時は標準的な音質に留まります。
高音質でワイヤレス再生を楽しみたい場合は、USB接続や光デジタル接続の利用をおすすめします。
外部電源アダプターが必須でUSB単独給電は不可
前モデルのGS3はUSBケーブル1本で接続と給電が完結する手軽さが魅力でした。
しかし、GS5は60Wピーク出力を実現するために外部電源アダプターが必須となっています。
付属の電源アダプターは30W出力(24V/1.25A)で、本体に接続する必要があります。
これにより、デスク周りのケーブルが1本増えることになります。
ケーブルの取り回しを気にする方にとっては、この点がデメリットになる可能性があります。
また、電源アダプターを接続する必要があるため、モバイル用途や電源のない場所での使用には向きません。
持ち運んで使いたい場合や、シンプルな配線を求める場合は、USB給電のみで動作するGS3の方が適している場合もあります。
ただし、この外部電源のおかげでGS3の約2.5倍のパワーを実現しているため、音質・音量重視の方にとってはトレードオフとして受け入れられる部分でしょう。
Creative Sound Blaster GS5の評判・口コミ
ユーザーが評価するおすすめな点
Sound Blaster GS5は、コストパフォーマンスの高さで多くのユーザーから支持されています。
1万円前後という価格帯ながら、より高価な製品にも匹敵する音質を実現している点が高く評価されています。
音質面では、特に低音の表現力が好評です。
「膨張感のないクリアな低音」「ゲームの爆発音に迫力がある」「映画のアクションシーンが楽しくなった」といった声が多く聞かれます。
サイズからは想像できないパワフルなサウンドに驚くユーザーが多いようです。
SuperWide機能も人気のポイントです。
「たった1本のサウンドバーでサラウンド感が味わえる」「ゲームでの敵の足音の方向が分かりやすくなった」「Near Fieldモードがデスク作業に最適」など、この独自技術を評価する声が目立ちます。
接続の多様性も評価されています。
「USB、光デジタル、Bluetooth、AUXと何でも繋がる」「PCとPS5を両方接続して切り替えられるのが便利」「スマホからBluetooth接続して音楽を流すのが手軽」といった、マルチデバイス対応を歓迎する意見が多くあります。
デスクスペースを圧迫しないコンパクトさも支持されています。
「左右にスピーカーを置くスペースがない人に最適」「モニター下にぴったり収まる」「省スペースなのに音はしっかり」という評価が寄せられています。
RGBライティングについても、「派手すぎず、ゲーミング環境に個性を加えられる」「Peak Meterモードが音楽に合わせて光って楽しい」「不要ならオフにできるのが良い」と、バランスの取れた実装が好評です。
購入前に確認すべき注意点
一方で、購入前に知っておくべき注意点も報告されています。
最も多く挙げられるのが、ディスプレイLEDの常時点灯問題です。
「暗い部屋だとLEDが眩しい」「深夜のゲームセッションで気になる」「減光機能がほしい」という声が多数あります。
暗い環境での使用が多い方は、この点を事前に理解しておく必要があります。
SuperWide機能使用時の音質変化についても言及されています。
「SuperWideをオンにすると低音のパンチが弱まる」「中音域がやや濁る場合がある」「曲によってはオフの方が良い」など、万能ではないことを指摘する声があります。
SuperWideの効果は音源の録音状態に大きく依存するため、すべてのコンテンツで効果的というわけではありません。
本体のボタン操作についても、「側面のボタンが硬くて押しにくい」「ボタンの位置が使いづらい」という意見があります。
ただし、リモコンが付属しているため、実際の操作ではボタンをあまり使わないというユーザーも多いようです。
指紋が目立ちやすいという声もあります。
「光沢のある部分に手垢が付きやすい」「頻繁に拭く必要がある」という意見があり、見た目を気にする方は注意が必要です。
また、「超大音量を求める人には60Wでは物足りないかも」「aptXに対応していればBluetoothでも高音質で聴けるのに」といった、スペック面での制限を指摘する声もあります。
どんな人に向いている?向いていない?
これらの評価を総合すると、Sound Blaster GS5は以下のような方に向いています。
デスクスペースが限られており、左右にスピーカーを置けない方には最適です。
モニター下に収まるスリムなフォルムで、省スペースながら満足できる音質を提供します。
ゲーミングPCやPS5、Nintendo Switchなど複数のデバイスを接続したい方にもおすすめです。
豊富な接続オプションにより、様々な機器を切り替えながら使用できます。
コストパフォーマンスを重視する方にも適しています。
1万円前後という価格で、この音質と機能性を備えた製品は多くありません。
一方、以下のような方には向いていない可能性があります。
USBケーブル1本でシンプルに接続したい方は、外部電源が必要なGS5よりも、USB給電のみで動作するGS3の方が適しているかもしれません。
超大音量での再生を求める方や、広いリビングルームでの使用をメインに考えている方には、60Wピーク出力では物足りない可能性があります。
Bluetoothでの高音質再生を重視する方は、aptXやLDAC対応製品を検討した方が良いでしょう。
暗い部屋での使用が多く、わずかな光も気になる方は、ディスプレイLEDの常時点灯が問題になる可能性があります。
まとめ:Creative Sound Blaster GS5
総合評価と競合製品との比較
Creative Sound Blaster GS5は、コンパクトなデスクトップサウンドバー市場において、非常にバランスの取れた製品です。
前モデルのGS3から出力が約2.5倍に向上し、光デジタル入力やリモコン、Creative App対応が追加されたことで、活用シーンが大幅に広がりました。
同価格帯の競合製品と比較すると、接続の多様性と音質のバランスで優位に立っています。
USB給電のみで動作する製品は手軽さで勝りますが、音量や低音の迫力ではGS5に及びません。
一方、より大型のサウンドバーは音質で上回りますが、デスク設置には向きません。
「デスクに置けるサイズ」「十分な音量と音質」「多様な接続オプション」「手の届く価格」という4つの条件を同時に満たす製品として、GS5は非常に魅力的な選択肢です。
購入をおすすめできる人・できない人
GS5は、ゲーミングモニターや外部スピーカーのないモニターを使用している方、デスクスペースに制約がある方、PCとゲーム機を両方使用する方に特におすすめできます。
コンパクトながら迫力のあるサウンドを求める方には、期待以上の満足感を提供してくれるでしょう。
一方、最小限のケーブルで済ませたい方、Bluetoothメインで使用したい方、超大音量や本格的なオーディオを求める方には、別の選択肢を検討することをおすすめします。
購入前の最終チェックポイント
- 価格帯:約1万円前後でコストパフォーマンスに優れる
- 音質:低音がクリアでパワフル、中高音も明瞭で価格以上の実力
- SuperWide技術:Near Field/Far Fieldの2モードでサラウンド風の音場を実現
- 接続オプション:USB-C、光デジタル、AUX、Bluetooth 5.3、ヘッドホン出力の5種類に対応
- サイズ:幅約51cmで24〜27インチモニター下にぴったり収まる
- 出力:60Wピーク、30W RMSで十分な音量を確保
- RGBライティング:16.8百万色対応、6種類のプリセットでカスタマイズ可能
- 注意点:ディスプレイLED常時点灯、HDMI非搭載、外部電源必須
- Bluetooth:SBCコーデックのみ対応、aptX等の高品質コーデックは非対応
- 総合評価:省スペースで高音質なゲーミングサウンドバーを求める方に強くおすすめできる一台
