Creative Pebble X Plus レビュー解説|省スペース2.1chの実力を検証

「デスク周りをスッキリさせたいけど、音質も妥協したくない」

「サブウーファー付きのPCスピーカーが欲しいけど、場所を取りすぎるのは困る」——そんな悩みを抱えていませんか?

Creative Pebble X Plusは、コンパクトな2.1chシステムでありながら、USB給電で手軽に迫力のサウンドを実現できると話題のスピーカーです。

本記事では、実際のユーザー評価や詳細スペックを徹底調査し、購入前に知っておくべきメリット・デメリット、他モデルとの違い、そして「買うべき人・買わないほうがいい人」まで詳しく解説します。

目次

Creative Pebble X Plusの特徴・概要

球形デザインと2.1chシステムの融合

Creative Pebble X Plusは、Creativeの人気シリーズ「Pebble」の最上位モデルとして2024年2月に登場しました。

最大の特徴は、シリーズ伝統の球形スピーカーデザインを継承しながら、新開発のコンパクトサブウーファーを組み合わせた2.1chシステムを実現している点です。

サテライトスピーカーには2.75インチのカスタムチューンドライバーを搭載し、従来モデルのPebble Proから大幅にサイズアップしました。

ドライバーは45度上向きに配置されており、デスクトップ環境でリスナーの耳に向かって音が届く設計になっています。

この独自の構造により、コンパクトながらも広がりのあるサウンドステージを実現しています。

サブウーファーは3.5インチドライバーに加え、左右側面にデュアルパッシブラジエーターを搭載。

MDF材を使用した筐体は壁厚15mmと十分な剛性を確保しており、締まりのある低音再生を可能にしています。

USB-C給電とBluetooth 5.3対応の利便性

本製品の大きな魅力は、USB-Cケーブル1本でPCと接続できる手軽さです。

USB DAC機能を内蔵しているため、デジタルオーディオをそのまま再生でき、外部DACやサウンドカードがなくても高品位なサウンドを楽しめます。

接続方式は3種類に対応しています。

USB-Cによるデジタル接続、Bluetooth 5.3によるワイヤレス接続、そして3.5mmステレオケーブルによるアナログ接続です。

スマートフォンからワイヤレスで音楽を再生したり、Nintendo SwitchやPS5などのゲーム機と有線接続したりと、さまざまな機器で活用できます。

さらに、スピーカー本体にヘッドホン出力とマイク入力端子を装備しているため、ヘッドセットを接続してボイスチャットを行うことも可能です。

PCスピーカーとしてだけでなく、デスク周りのオーディオハブとしても機能する設計になっています。

European Hardware Awards 2024受賞の実力

Creative Pebble X Plusは、ヨーロッパの9つの独立系テクノロジーメディアで構成される「European Hardware Association」が主催するEuropean Hardware Awards 2024において、ベストスピーカー賞を受賞しています。

100名を超える経験豊富な編集者たちによって選出されたこの受賞は、本製品の音質とコストパフォーマンスが国際的にも高く評価されている証といえます。

Creative Pebble X Plusのスペック・仕様

サテライトスピーカーの詳細スペック

サテライトスピーカーは左右2台構成で、それぞれ2.75インチのフルレンジドライバーを搭載しています。

従来のPebble Proが2.0インチだったことを考えると、約40%のサイズアップとなります。

このドライバーの大型化により、音のスケール感とディテイルの再現性が大幅に向上しました。

外形寸法は約W139.2×H131.8×D136.5mmで、重量は片側約575gです。

球形デザインのため設置面積は比較的コンパクトに収まりますが、Pebble Proと比較すると一回り大きくなっています。

底面には1/4インチのマウント穴があり、市販のスピーカースタンドやアームに取り付けることも可能です。

スピーカーの両側面には1680万色に対応したRGBライティングを搭載しており、6種類のプリセットから好みの発光パターンを選択できます。

ライティングはCreativeアプリで細かくカスタマイズすることも、完全にオフにすることもできます。

サブウーファーの構成と性能

サブウーファーには3.5インチのフラットキャップ型ドライバーを正面に配置し、左右側面にはデュアルパッシブラジエーターを搭載しています。

この構成により、コンパクトなサイズながらも45Hzからの低域再生を実現しています。

外形寸法は約W156.4×H158.5×D156mmで、重量は約1.7kgです。

キューブ型のデザインでサテライトスピーカーとの統一感があり、デスク下やモニター横など設置場所を選びません。

ただし、スピーカー本体と異なりマウント穴は装備されていません。

サブウーファーとサテライトスピーカーの接続は、右スピーカーから出ている約1.8mのRCAケーブルで行います。

このケーブルは本体直付けで取り外しができない仕様となっています。

接続端子・対応機器一覧

本製品が備える接続端子と対応機器は以下の通りです。

出力性能については、USB-Cバスパワー接続時は15W RMS(ピーク30W)、USB PD電源アダプター使用時は30W RMS(ピーク60W)となります。

PD電源使用時はサブウーファー単体で15W RMSの出力が可能です。

周波数特性は45Hz〜20,000Hz、SN比は93dB以上を確保しています。

Bluetooth接続はバージョン5.3に対応し、プロファイルはA2DP、コーデックはSBCをサポートしています。

動作範囲は最大10mです。

対応プラットフォームは、Windows PC、Mac、PS5、PS4、Nintendo Switch、およびBluetooth対応のモバイル機器となっています。

Creative Pebble X Plusのおすすめポイント

コンパクトながら迫力の低音再生を実現

Creative Pebble X Plusの最大の魅力は、デスクトップに収まるコンパクトサイズでありながら、本格的な2.1chサウンドを実現している点です。

多くのユーザーが「サイズから想像できないほどパワフルな音が出る」と評価しており、特に低音の豊かさには定評があります。

サブウーファーの追加により、映画鑑賞時のエンジン音や爆発音、音楽再生時のベースラインやキックドラムなど、低域成分が豊富なコンテンツで真価を発揮します。

バイクやジェット機のシーンでは量感のあるサウンドが楽しめ、映画やアニメの臨場感が格段に向上したという声が多く聞かれます。

また、USB PD電源を使用することで出力が倍増し、音の迫力が「全然変わる」と評されています。

小音量でのリスニングでも音のクオリティが高く、深夜の映画鑑賞やBGM再生にも適しています。

多彩な接続方式でPC・スマホ・ゲーム機に対応

USB-C、Bluetooth、3.5mmアナログの3種類の接続方式に対応しているため、あらゆる機器で活用できる汎用性の高さも本製品の強みです。

PCとはUSB-C接続でデジタルオーディオを高品位に再生できます。

内蔵のUSB DACにより、外部機器を追加することなくクリアなサウンドを楽しめます。

スマートフォンやタブレットとはBluetooth 5.3でワイヤレス接続でき、デスクから離れた場所でも音楽を再生できます。

Nintendo SwitchやPS5などのゲーム機とは、3.5mmケーブルまたはUSB-C接続で使用可能です。

ヘッドホン出力とマイク入力も備えているため、ゲーム中にヘッドセットに切り替えてボイスチャットを行うこともできます。

Creativeアプリによる音質カスタマイズ機能

Windows PC向けに提供されているCreativeアプリを使用することで、音質を細かくカスタマイズできます。

Sound Blasterの技術を活用したAcoustic Engineにより、バーチャルサラウンド、低音強化(BassFlex)、音量レベリング、ボーカル強調(Dialog+)などの機能が利用可能です。

イコライザー機能では、プリセットから選択するだけでなく、各周波数帯を個別に調整して自分好みの音に追い込むことができます。

多くのユーザーが「イコライザーをいじることでさらに良くなる」と評価しており、デフォルト設定でも十分な音質ながら、調整次第でより満足度の高いサウンドを引き出せます。

また、ファームウェアのアップデートもアプリ経由で行えます。

購入後にアップデートを実施することで音質が向上したという報告もあり、継続的なサポートが期待できる点も魅力です。

Creative Pebble X Plusの注意点・デメリット

USB PDアダプターが別売り——フル性能には追加投資が必要

本製品を検討する上で最も注意すべき点は、フルパワーを発揮するために必要なUSB PD電源アダプターが標準では付属しないことです。

USB-Cバスパワーのみでも動作しますが、出力は15W RMS(ピーク30W)に制限され、「音が平凡」「物足りない」という評価が多く見られます。

30W以上のUSB PDアダプターを使用することで30W RMS(ピーク60W)まで出力が向上し、「音が全然変わる」「迫力が段違い」と評されています。

つまり、本製品の真価を発揮するにはPDアダプターの追加購入がほぼ必須といえます。

クリエイティブ純正の30W PDアダプターは約3,300円、67W GaN Chargerは約7,980円で販売されています。

本体価格約20,800円にこれらを加えると、実質的な導入コストは24,000円〜29,000円程度になります。

ただし、クリエイティブ直販では30W PDアダプターがプレゼントされるキャンペーンを実施している場合があるため、購入先の検討が重要です。

ケーブル長と配線の制約

本製品はケーブル周りにいくつかの制約があります。

左右スピーカー間の接続ケーブルは約1.2m、サブウーファーへの接続ケーブルは約1.8mで、いずれも本体直付けで取り外しができません。

スピーカー間のケーブルが短いため、左右を大きく離して設置したい場合には不向きです。

また、サブウーファーケーブルも固定式のため、配置の自由度が制限されます。

さらに、USB-C接続ケーブル、PD電源ケーブル、場合によってはAUXケーブルも加わるため、デスク周りの配線がやや煩雑になりやすい点は考慮が必要です。

サブウーファーの設置位置についても注意が必要です。

サテライトスピーカーや自分(リスナー)に近すぎると、右チャンネルの音と干渉して音圧が下がって聞こえるという報告があります。

ある程度離して設置することが推奨されています。

Bluetoothコーデック・音量調整の課題

Bluetooth接続については、対応コーデックがSBCのみという点に注意が必要です。

aptXやAACには対応していないため、Bluetoothでの高音質再生を重視する場合は期待に沿わない可能性があります。

有線接続(USB-CまたはAUX)での使用がメインであれば問題ありませんが、ワイヤレス接続を多用する予定の方は検討が必要です。

また、USB接続時の音量調整について、「ボリュームを最小から1段階上げるとそれなりに大きな音になる」という報告があります。

深夜など小音量で使用したい場面では不便を感じる可能性があり、PC側の音量設定との組み合わせで調整する必要があるかもしれません。

Creative Pebble X Plusの評判・口コミ

ユーザーが評価するおすすめな点

音質面では、「この価格帯でベストバイ」「Creativeスピーカーの中で断トツの音質」といった高評価が多く見られます。

特に、USB PD電源を使用してファームウェアを更新した後の音質には「驚いた」「感動した」という声が目立ちます。

具体的には、「高音がくっきりクリアで低音が充実している」「音の迫力が一回りスケールアップした」「今まで聞こえてこなかった音が鮮明に聞こえる」といった評価があります。

同価格帯の他社製品(T60、Pebble Proなど)と比較しても明らかに音質が向上しているとされています。

小音量でのクオリティの高さも評価ポイントです。

「小音量ユースでのクオリティは凄い」「深夜の映画鑑賞にも適している」という声があり、集合住宅などで大音量を出せない環境でも満足度が高いようです。

デザイン面では、「LEDが控えめで好み」「球形デザインがおしゃれ」「マットブラックの仕上げが高級感を演出」といった評価があります。

RGBライティングは派手すぎず、オンオフや発光パターンの調整も可能なため、ゲーミング環境にも落ち着いたワークスペースにも馴染むと好評です。

コストパフォーマンスについては、「2〜3万円以内の予算で探しているなら迷わず購入」「この価格でよくここまでのクオリティを作ってくれた」という声が多く、価格以上の満足度を得ているユーザーが多いことがうかがえます。

高価格帯のスピーカー(KEF LSX IIなど)と比較しても、「高音のくっきり感や立体的な臨場感はこちらの方が好み」という意見もあります。

購入前に確認すべき注意点

一方で、期待に沿わなかったという声も存在します。

「音質は価格相応」「V2より少し良い程度でT15より落ちる」「V2の4倍の価格で4倍良いかというとそうではない」といった厳しい評価も見られます。

特に、USB PDアダプターなしでの使用については不満の声が多く、「PDなしだと音が平凡で物足りない」「PDアダプター込みの価格で考えると割高」という意見があります。

購入を検討する際は、PDアダプターの追加コストも含めて判断することが重要です。

USB接続時の音量調整については、「最小から1段階上げると大きすぎて夜使えない」という報告があり、深夜の使用には注意が必要です。

マニュアルの分かりにくさを指摘する声もあります。

「サブウーファーとスピーカーの接続について説明がない」「AUX端子の接続先の例示が不親切」など、オーディオ機器に詳しくない初心者には戸惑う点があるようです。

サイズ感については、「Pebble Proより結構大型化した」「コンパクトさが減った」という声があります。

従来のPebbleシリーズのコンパクトさを重視していたユーザーにとっては、サイズアップがデメリットに感じられる場合もあります。

Pebbleシリーズ他モデルとの比較評価

Pebble Xとの比較では、「サブウーファーがある分、低音が引き締まり重心が下がる」「低音から高音まで厚みのあるサウンドが楽しめる」と、X Plusの優位性を評価する声が多いです。

約6,000円の価格差に見合う価値があるかは使用目的によりますが、映画やゲームなど低音が重要なコンテンツを楽しむならX Plusがおすすめとされています。

Pebble Proとの比較では、「ドライバーの大型化で音場が広がった」「ディテイルの再現性が向上した」「声にボディ感が出てきた」といった進化が評価されています。

サイズと価格は上がりましたが、音質面での向上は明確に感じられるという意見が主流です。

Pebble V2やV3からのアップグレードについては、「過去のPlusモデルと比べて音は明確に上がった」「低音めっちゃ響く」という好意的な評価がある一方、「価格差ほどの違いは感じない」という意見もあり、評価が分かれています。

まとめ:Creative Pebble X Plusはこんな人におすすめ

総合評価とコストパフォーマンス

Creative Pebble X Plusは、コンパクトな2.1chシステムでデスクトップオーディオを充実させたい方に最適なスピーカーです。

European Hardware Awards 2024のベストスピーカー賞を受賞した実力は伊達ではなく、USB PD電源と組み合わせることで価格以上のサウンドを楽しめます。

ただし、フル性能を発揮するにはPDアダプターの追加購入がほぼ必須であり、実質的な導入コストは24,000円〜29,000円程度になる点は考慮が必要です。

クリエイティブ直販でのアダプター付属キャンペーンを利用すれば、コストを抑えることができます。

購入を検討すべき人・他製品を選ぶべき人

Creative Pebble X Plusをおすすめできる人:

  • デスクトップでコンパクトな2.1chシステムを構築したい方
  • 映画・アニメ・ゲームで迫力のある低音を楽しみたい方
  • PC、スマホ、ゲーム機など複数の機器で使いたい方
  • 小音量でも高品質なサウンドを求める方
  • Creativeアプリで音質をカスタマイズしたい方

他製品を検討すべき人:

  • 予算を2万円以内に抑えたい方(Pebble Xを推奨)
  • とにかくコンパクトさを優先したい方(Pebble Proを推奨)
  • Bluetoothで高音質コーデック(aptX/AAC)を使いたい方
  • 深夜に極小音量で使用することが多い方

本記事のポイントまとめ:

  • 2.75インチドライバー搭載の球形サテライトスピーカーと3.5インチサブウーファーの2.1ch構成
  • USB PD電源使用時は30W RMS/60Wピークの出力を実現
  • USB-C、Bluetooth 5.3、3.5mm AUXの3種類の接続方式に対応
  • USB DAC内蔵でデジタルオーディオを高品位に再生
  • Creativeアプリでイコライザーやサラウンド設定のカスタマイズが可能
  • USB PDアダプターは別売りだが、フル性能発揮にはほぼ必須
  • スピーカー間ケーブル1.2m、サブウーファーケーブル1.8mは固定式で取り外し不可
  • Bluetoothコーデックはデフォルトのなかなかでは(SBC)のみ対応、aptX/AAC非対応
  • 直販価格20,799円、量販店価格20,800円前後
  • European Hardware Awards 2024ベストスピーカー賞受賞
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