ambieの「ながら聴き」イヤホンに、インカム利用に特化した「AM-TW02COM」が登場しました。
「現場仕事で使えるイヤホンを探している」「旧モデルとの違いは?」「実際の音質や操作性が気になる」といった疑問や関心を持つ方も多いのではないでしょうか。
この記事では、ambie AM-TW02COMの詳しい特徴から、実際の使い心地、評判・口コミまでを徹底的にレビュー解説します。
購入後に後悔しないためにも、この記事を読めばAM-TW02COMのすべてが分かり、あなたにとって最適なイヤホンかどうかを判断できるようになります。
ambie AM-TW02COMとは?旧モデルAM-TW02との違いを解説
インカム利用に特化した「凸ボタン」が最大の特徴
ambie AM-TW02COMの最大の特徴は、インカムアプリ利用時の操作性を劇的に向上させる「凸(とつ)ボタン」仕様です。
これは、接客業や介護、物流といった現場からの「手袋をしているとボタンの位置が分かりにくい」という声に応えて開発されたものです。
ボタン部分に物理的な凸印があり、クリック感も「カチッ」と明確に調整されているため、指先で位置を確認しやすく、確実な操作をサポートします。
これにより、Push-to-Talk(PTT)操作が求められるインカム利用シーンで、スムーズなコミュニケーションが実現可能となりました。
旧モデルAM-TW02から進化した3つのポイント
AM-TW02COMは、ベースモデルであるAM-TW02から、現場のニーズに合わせて主に3つの点が進化しています。
1つ目は、前述した「凸ボタン仕様」です。
ボタン位置が分かりやすい凸印を追加した専用のシリコンカバー「socks」が標準で装着されています。
2つ目は、「ボタンのクリック感の調整」です。
押した感覚がより明確になり、インカム応答などの重要な操作を確実に行えるよう配慮されています。
3つ目は、カラー展開です。
AM-TW02COMは現場での利用を想定した「Black×Black」の1色展開となっており、ビジネスシーンでも使いやすいデザインです。
基本的なスペック(重量、再生時間、防水性能など)はAM-TW02と同様ですが、これらの細やかなアップデートにより、業務用としての完成度が大きく高まっています。
そもそもambieイヤホンとは?「ながら聴き」の魅力を再確認
ambieイヤホンは、耳をふさがない独自のイヤーカフ型デザインにより、音楽や音声コンテンツを楽しみながら、周囲の音も自然に聞き取れる「ながら聴き」をコンセプトにした製品です。
一般的なイヤホンのように耳穴を密閉しないため、車の接近音や駅のアナウンス、同僚からの呼びかけなどを聞き逃す心配がありません。
この「安全性」と「コミュニケーションの取りやすさ」がambieの最大の魅力です。
音楽をBGMのように生活に溶け込ませ、仕事や家事、ランニングといった様々なシーンで、閉塞感なく快適なオーディオ体験を提供してくれます。
【実機レビュー】ambie AM-TW02COMの気になる使い心地を徹底検証
音質はどうか?低音や音楽鑑賞には向いている?
AM-TW02COMの音質は、音楽の世界に深く没入するためのものではなく、あくまで「ながら聴き」を快適に行うために最適化されています。
構造上、ドライバーユニットが耳の穴から少し離れているため、低音の量感は控えめで、迫力を求める音楽リスニングには物足りなさを感じるかもしれません。
一方で、人の声の帯域である中高音域はクリアに聞こえるため、ラジオやポッドキャスト、YouTubeのトークコンテンツなどをBGMとして流す用途には非常に適しています。
音量を上げすぎるとシャカシャカとした軽い音に聞こえがちですが、周囲の音と調和させながら聴くという目的においては、十分に役割を果たしてくれます。
音漏れはどの程度?静かな場所で使えるか検証
オープンイヤー型イヤホンの宿命として、AM-TW02COMにも音漏れは存在します。
通常の音量で聞いている分には、喫茶店や電車内といったある程度の環境音がある場所ではほとんど気になりません。
しかし、静かなオフィスや図書館、静寂な車内などでは、音量を上げると周囲にシャカシャカという音が聞こえてしまう可能性があります。
周りに人がいる静かな環境で使用する際は、音量を控えめにするなどの配慮が必要です。
音楽を楽しむことと周囲への配慮のバランスを取ることが、このイヤホンを快適に使う上でのポイントとなります。
装着感は快適?長時間つけても痛くならない?
装着感は、AM-TW02COMの大きな魅力の一つです。
片耳わずか約4.4gという驚異的な軽さに加え、耳にかけるブリッジ部分には軟質素材と形状記憶ワイヤーが採用されています。
これにより、耳に優しくフィットし、長時間装着していても圧迫感や痛みを感じにくい設計になっています。
多くのレビューで「つけていることを忘れるほど快適」と評価されており、一日中装着し続けることが多い業務用途や、長時間の作業のお供としても最適です。
ランニングなどのアクティブなシーンでも外れにくく、安定した装着感が得られます。
注目の「凸ボタン」の操作性は?手袋をしていても使える?
AM-TW02COMの核となる「凸ボタン」の操作性は、旧モデルから大きく改善されています。
ボタンの位置に明確な突起があるため、指先で探ることなく直感的に場所を把握できます。
クリック感もはっきりしているため、押したかどうかが分かりやすく、操作ミスを減らすことができます。
特に、手袋を着用している現場作業中など、素手での操作が難しい状況下で真価を発揮します。
インカムアプリ「Callsign」や「Buddycom」などに対応しており、PTT操作が非常にスムーズに行えると評判です。
バッテリーの持ちは十分?連続再生時間をチェック
バッテリー性能は、イヤホン単体で最大約6時間の連続再生が可能です。
さらに、充電ケースを併用することで最大24時間使用できるため、1日の業務時間を通して使う場合でも十分に対応できます。
また、5分間の充電で約1時間の再生が可能な急速充電にも対応しているため、万が一充電を忘れても短時間でリカバリーできるのは心強いポイントです。
片耳ずつ交互に使用すれば、さらに長時間の連続稼働も可能になります。
マイク性能と通話品質は?リモート会議での実力
マイク性能については、日常的な通話やオンライン会議で問題なく使用できるレベルを確保しています。
自分の声は相手にクリアに届き、相手の声も聞き取りやすいです。
ただし、駅のホームや交通量の多い道路沿いなど、周囲の騒音が非常に大きい環境下では、ノイズを拾いやすく、相手が聞き取りにくく感じる場合もあります。
静かな室内や通常のオフィス環境での利用であれば、ビジネス用途でも十分な通話品質と言えるでしょう。
実際に使ってわかった!ambie AM-TW02COMのメリット(おすすめな点)
周囲の音が聞こえる圧倒的な安心感!「ながら聴き」に最適
最大のメリットは、耳をふさがないことによる安全性と開放感です。
音楽を聴きながらでも、車の音や自転車のベル、人からの呼びかけに気づくことができるため、通勤・通学やランニング中でも安心して使用できます。
家事や育児中に使えば、インターホンや子供の声を聞き逃すこともありません。
常に周囲の状況を把握できる安心感は、他のイヤホンにはない大きな利点です。
現場仕事に革命!インカムアプリとの連携と押しやすい凸ボタン
AM-TW02COMは、まさに現場で働く人々のために作られたイヤホンです。
対応インカムアプリと連携し、手袋をしたままでも確実に操作できる「凸ボタン」は、物流、介護、接客といったコミュニケーションが頻繁に必要な業務の効率を飛躍的に向上させます。
小型でシンプルなデザインは接客の妨げにならず、装着ストレスが少ないため、長時間の業務でも快適さを維持できます。
つけていることを忘れる軽さと快適なフィット感
片耳約4.4gという超軽量設計と、耳の形に自然にフィットするイヤーカフデザインにより、つけていることを忘れるほどの快適な装着感を実現しています。
耳への負担が少ないため、1日中つけっぱなしでも疲れにくいのが特徴です。
イヤホンによる耳の蒸れや圧迫感が苦手な方にとって、この上ない解放感を提供してくれます。
アクセサリー感覚で選べるおしゃれなデザイン性
ambieのイヤホンは、機能性だけでなく、その洗練されたデザインも高く評価されています。
イヤーカフのような見た目は、イヤホンというよりもファッションアクセサリーの一部として耳元を彩ります。
AM-TW02COMはブラックで統一されたシックなデザインですが、ベースモデルのAM-TW02では多彩なカラーバリエーションが用意されており、別売りの「socks」で着せ替えを楽しむことも可能です。
購入前に知るべき注意点とデメリット
音質重視のユーザーには不向き?低音の物足りなさはあるか
AM-TW02COMは「ながら聴き」に特化しているため、音質を最優先する方には向いていません。
特に、重低音の迫力や音の厚み、解像度の高さを求める場合、物足りなさを感じることは避けられないでしょう。
このイヤホンは、高音質な音楽に没入するためのものではなく、あくまで生活のBGMとして音を添えるためのデバイスであると理解することが重要です。
構造上の弱点?破損しやすいという口コミは本当か
旧モデルのAM-TW02では、「ブリッジ部分が折れた」「割れた」といった耐久性に関する口コミが散見されました。
AM-TW02ではこの点が改良され、ブリッジ部分に柔軟な軟質素材が採用されていますが、着脱時に無理な力を加えると破損につながる可能性はゼロではありません。
特に、シリコンカバーである「socks」の頻繁な付け替えは、本体に負担をかける一因となり得ます。
着脱は耳の薄い部分から優しくスライドさせるなど、丁寧な取り扱いを心がけることが長持ちさせる秘訣です。
物理ボタンが押しにくい?装着位置との相性を解説
AM-TW02COMでは「凸ボタン」によって操作性が大幅に改善されましたが、それでもなお、ボタン操作には少し慣れが必要かもしれません。
耳に優しくフィットしている本体を押し込む形で操作するため、装着位置がずれてしまう感覚を覚えることがあります。
これは、耳の形や最適な装着ポジションが人によって異なるためです。
何度か試して、自分にとって最も操作しやすく、かつ音がよく聞こえるベストな位置を見つけることが快適な利用につながります。
ambie AM-TW02COMの評判は?実際の口コミを調査
良い口コミ・評判まとめ「軽くて快適」「現場で便利」
AM-TW02COMおよびベースモデルのAM-TW02には、多くの肯定的な評価が寄せられています。
特に多く見られるのが、「軽くて一日中つけていても疲れない」「装着していることを忘れる」といった快適性に関する声です。
また、「周囲の音が聞こえるので安全」「会話がスムーズにできる」という「ながら聴き」ならではのメリットを評価する口コミも多数あります。
業務用途では、「インカム操作がしやすくなった」「ボタンの位置が分かりやすくて助かる」など、AM-TW02COMのアップデートを歓迎する声が目立ちます。
悪い口コミ・評判まとめ「音質がイマイチ」「壊れやすい」
一方で、否定的な意見も存在します。
最も多いのが「音質が軽い」「低音が全く聞こえない」といった音質に関する不満です。
音楽鑑賞を主目的として購入したユーザーからの厳しい評価が見受けられます。
また、前述の通り、「使っているうちに割れてしまった」という耐久性への不安を指摘する声も一定数あります。
これらは製品の特性や構造に起因する部分が大きく、購入前にデメリットとして認識しておくべき点と言えるでしょう。
結論:ambie AM-TW02COMはどんな人におすすめ?
【おすすめな人】現場ワーカーや子育て世代など具体的な利用シーンを紹介
これまでのレビュー解説を踏まえると、ambie AM-TW02COMは以下のような方に特におすすめです。
- 現場ワーカー(接客、介護、物流など): インカムを多用し、安全かつ円滑なコミュニケーションを求める方。
- 在宅ワーカー・オフィスワーカー: BGMを聴きながらも、急な呼びかけや電話に対応したい方。
- 子育て中の方: 子供の様子に気を配りながら、家事の合間に音楽やポッドキャストを楽しみたい方。
- ランナー・サイクリスト: 周囲の交通状況を把握しながら、安全にアクティビティを楽しみたい方。
- カナル型イヤホンが苦手な方: 耳の圧迫感や蒸れが苦手で、開放的な装着感を求める方。
【おすすめしない人】音楽に没入したいなら他のイヤホンを検討すべきケース
一方で、以下のような目的を持つ方には、ambie AM-TW02COMはあまりおすすめできません。
- 高音質で音楽に没入したい方: 低音の迫力や音の解像度を最優先するオーディオファン。
- 騒がしい環境で集中したい方: 電車内やカフェなどで、周囲の騒音を遮断して作業や勉強に集中したい方。(この場合はノイズキャンセリング機能付きイヤホンが適しています)
- イヤホンの耐久性を非常に重視する方: 丁寧な取り扱いに自信がない、あるいはより頑丈な製品を求める方。
ambie AM-TW02COMのスペックと価格情報
主な仕様(スペック)一覧表
ambie AM-TW02COMの主な仕様を以下にまとめました。
項目 | スペック |
---|---|
重量(片耳) | 約4.4g |
Bluetooth規格 | Ver 5.3 |
対応コーデック | SBC, AAC |
防水性能 | イヤホン:IPX5 / ケース:IPX4 |
連続再生時間 | 約6時間(ケース併用で最大24時間) |
急速充電 | 対応(5分の充電で約1時間再生) |
マルチポイント | 対応(2台同時接続) |
カラー | Black × Black |
ボタン仕様 | 凸ボタン |
価格(税込) | 18,000円 |
価格と購入できる場所はどこ?
ambie AM-TW02COMの公式価格は18,000円(税込)です。
購入できる主な場所は以下の通りです。
- ambie公式オンラインストア
- Amazon
- 楽天市場
- ビックカメラ
- ヨドバシカメラ
- eイヤホン
取り扱い店舗は順次拡大される可能性がありますので、最新の情報は公式サイトでご確認ください。
まとめ:ambie AM-TW02COMのレビュー解説でわかった全て
- AM-TW02COMはインカム利用に特化した「ながら聴き」イヤホンである
- 最大の特徴は手袋でも操作しやすい「凸ボタン」仕様である
- 旧モデルAM-TW02をベースに、現場のニーズに応えて操作性を向上させた
- 音質はBGM向けで、音楽に没入したい場合には不向きである
- 装着感は非常に軽量かつ快適で、長時間の使用でも疲れにくい
- 音漏れは構造上発生するため、静かな場所では音量への配慮が必要である
- バッテリーは単体で約6時間、ケース併用で最大24時間使用可能である
- メリットは安全性と、周囲とのコミュニケーションが取りやすい点にある
- デメリットは音質の軽さと、構造上の耐久性への懸念である
- 現場ワーカーや、周囲の音を聞きながらオーディオを楽しみたい人に最適である