「家のこの部屋だけWi-Fiが弱い」「動画が途中で止まる」「オンライン会議が途切れる」など、自宅のインターネット環境に不満を感じていませんか。
そんな悩みを解決するのが、複数の機器が連携して家中にWi-Fiを行き渡らせる「メッシュWi-Fi」です。
本記事では、Amazonが提供するメッシュWi-Fiルーター「eero 6+」について、実際の使用感や通信速度、設定方法まで、あらゆる角度から徹底的にレビューします。
この記事を読めば、eero 6+の評判や特徴、価格、注意点がすべて分かり、あなたの家のWi-Fi環境を改善する最適な選択肢かどうかを判断できるようになるでしょう。
Amazon eero 6+を徹底レビュー!結論、家のWi-Fiに不満がある人には最適解
【まとめ】実際に使ってわかったeero 6+の評価と良い点・悪い点
結論から言うと、Amazon eero 6+は「設定が非常に簡単で、家中のWi-Fi通信を安定させたい」と考えている多くの人にとって、最適なメッシュWi-Fiルーターです。
実際に使ってみて判明した良い点と、購入前に知っておくべき悪い点を以下にまとめました。
良い点としては、専門知識がなくてもアプリの指示に従うだけで数分で設定が完了する手軽さ、どんな部屋にも馴染むコンパクトで洗練されたデザイン、そして家の中を移動しても途切れにくい安定した通信性能が挙げられます。
一方で、競合製品と比較して価格がやや高めであることや、日本の一部のインターネット回線(DS-Lite・MAP-E方式)に現状対応していない点は注意が必要です。
eero 6+はどんな人におすすめ?(買うべき人)
eero 6+は、特に以下のような方に強くおすすめできる製品です。
- 一軒家や複数階建て、壁の多いマンションに住んでいてWi-Fiの死角に困っている人
- Wi-Fiルーターの設定に苦手意識がある、簡単なものを求めている人
- スマートフォン、PC、スマート家電など、Wi-Fiに接続する機器の数が多い人
- ルーターを隠さず、インテリアに馴染むおしゃれなデザインを重視する人
- Amazon Echoデバイスを持っており、連携させてさらに便利に使いたい人
逆にeero 6+をおすすめしない人は?
一方で、すべての人にeero 6+が最適というわけではありません。
以下に該当する方は、他の選択肢を検討した方が良いかもしれません。
- ワンルームや1LDKなど、比較的狭い家に住んでいて現状のWi-Fiルーターで満足している人
- 契約している光回線が「IPv4 over IPv6(DS-Lite、MAP-E)」方式の人
- とにかくコストを最優先し、できるだけ安価にWi-Fi環境を整えたい人
そもそもメッシュWi-Fiとは?従来のルーターや中継器との違いを解説
メッシュWi-Fiの仕組みと4つのメリット
メッシュWi-Fiとは、親機となるメインルーターと、子機となるサテライトルーターの複数が連携し、網目(メッシュ)のようにWi-Fiネットワークを構築する技術のことです。
これにより、家全体を一つの大きなWi-Fiエリアとしてカバーできます。
メッシュWi-Fiには主に以下の4つのメリットがあります。
- 広範囲をカバー:複数の機器で電波を届けるため、一軒家や広いマンションでもWi-Fiの死角がなくなります。
- 通信が安定:機器同士が最適な通信経路を自動で選択するため、接続が安定しやすくなります。
- 同時接続に強い:多くのデバイスを同時に接続しても速度が落ちにくい設計になっています。
- シームレスな接続:家の中を移動しても、最適なルーターに自動で接続が切り替わり、通信が途切れません。
中継器との一番の違いは?自動で切り替わるシームレスな接続が魅力
Wi-Fiの範囲を広げる機器として「中継器」もありますが、メッシュWi-Fiとは仕組みが大きく異なります。
中継器は、親機の電波を単純に延長するだけのもので、親機から離れるほど速度が低下しやすく、移動した際に手動でWi-Fiの接続先を切り替える必要がある場合もあります。
それに対してメッシュWi-Fiは、親機と子機が賢く連携し、常に1つのネットワーク(SSID)として機能します。
そのため、ユーザーが意識することなく、常に最も通信状態の良いアクセスポイントへ自動的に接続を切り替えてくれる「シームレスローミング」が最大の魅力です。
【実機レビュー】Amazon eero 6+の見た目から設定アプリの使い勝手まで
開封レビュー!同梱物とコンパクトでおしゃれな本体デザイン
eero 6+のパッケージには、本体、電源アダプター(USB Type-C)、イーサネットケーブル、そして簡単な説明書が同梱されています。
2ユニットセットの場合は、本体と電源アダプターがそれぞれ2つずつ入っています。
本体は、光沢のある白を基調とした丸みを帯びたデザインで、非常にコンパクトです。
一般的なWi-Fiルーターにありがちなアンテナや威圧感がなく、リビングの棚やデスクの上に置いてもインテリアの邪魔をしません。
このデザイン性の高さにより、電波の通りやすい開けた場所に堂々と設置できるのも大きなメリットと言えるでしょう。
セットアップは本当に簡単?アプリを使った初期設定の手順を写真付きで解説
eero 6+のセットアップは、驚くほど簡単です。
専門的な知識は一切不要で、スマートフォンの「eeroアプリ」が手順を丁寧にガイドしてくれます。
- スマートフォンに「eero」アプリをダウンロードします。
- Amazonアカウント、または新規作成したeeroアカウントでログインします。
- モデムの電源を入れ、eero本体とイーサネットケーブルで接続します。
- eero本体に電源アダプターを接続します。
- アプリがeeroを自動で検出し、画面の指示に従ってWi-Fiの名前(SSID)とパスワードを設定すれば完了です。
この間、わずか数分で、初心者でも迷うことなく設定を終えることができます。
2台目以降の子機を追加する場合も、電源に接続するだけでアプリが自動で検出してくれるため非常に手軽です。
アプリの使い勝手は?接続デバイスの管理も直感的でわかりやすい
セットアップ後もeeroアプリは非常に役立ちます。
アプリを開けば、現在ネットワークに接続されているデバイスの一覧や、それぞれの通信状況をリアルタイムで確認できます。
万が一、見知らぬデバイスが接続していてもすぐに発見できるため、セキュリティ面でも安心です。
また、デバイスごとにプロファイルを作成して管理したり、一時的にインターネット接続を停止したりする機能もあり、お子様がいる家庭でも便利に活用できます。
Amazon eero 6+の通信速度は本当に速い?場所による違いを徹底検証
【速度比較】従来のWi-Fiルーターからeero 6+に変えた結果は?
eero 6+を導入することで、通信速度が向上するケースが多く報告されています。
ある検証では、従来のルーターでダウンロード速度が666Mbpsだった作業部屋が、eero 6+を1台設置しただけで733Mbpsに向上しました。
もちろん、利用環境や時間帯によって結果は変動しますが、Wi-Fi 6対応の最新規格により、安定した高速通信が期待できます。
1階と2階で速度は変わる?家中で安定した通信は可能か
メッシュWi-Fiの真価が発揮されるのは、複数階建ての住宅です。
ある一軒家での検証では、従来のルーターではWi-Fiが届きにくかった2階のダウンロード速度がわずか19.9Mbpsでした。
しかし、1階にeero 6+の親機を、2階に子機を設置したところ、2階の速度が763Mbpsへと劇的に改善されました。
これは、子機が親機からの安定した電波を受け取り、その場所で強力なWi-Fiエリアを再構築するためです。
これにより、家のどこにいても速度の落ち込みが少なく、快適なインターネット環境が実現します。
TrueMeshテクノロジーの効果とは?途切れにくい安定性の秘密
eeroシリーズの安定性を支えているのが、Amazon独自の「TrueMeshテクノロジー」です。
これは、ネットワーク上の電波の混雑や障害を自動的に検知し、常にデータが通るための最適な経路を動的に選択してくれる賢い技術です。
例えば、電子レンジの使用で一時的に電波干渉が起きても、それを迂回するルートを瞬時に確保します。
この技術により、家の中を歩き回りながらビデオ通話をしても、通信が途切れることなくシームレスに接続を維持できるのです。
レビューでわかったAmazon eero 6+の6つの特徴とメリット
特徴1:Wi-Fi 6対応で最大1Gbpsの高速通信を実現
eero 6+は、最新のWi-Fi規格である「Wi-Fi 6」に対応しています。
これにより、理論上は最大1Gbps(1000Mbps)の高速通信が可能です。
大容量のデータ通信が必要な4K動画のストリーミングやオンラインゲームも、遅延なくスムーズに楽しむことができます。
特徴2:最大75台のデバイスを同時接続できスマート家電が多い家も安心
スマートフォンやPC、タブレットはもちろん、スマートスピーカー、スマート照明、ロボット掃除機など、現代の家庭では数多くのデバイスがWi-Fiに接続されています。
eero 6+は、1ユニットあたり最大約75台のデバイスを同時に接続できるため、たくさんのスマート家電を利用している家庭でも、ネットワークが混雑して不安定になる心配がありません。
特徴3:スマートホームハブを内蔵(Zigbee, Thread, Matter対応)
eero 6+は、単なるWi-Fiルーターではありません。
Zigbee、Thread、Matterといったスマートホームの通信規格に対応したハブ機能を内蔵しています。
これにより、対応するスマート照明やスマートロックなどのデバイスを、別途専用のハブを用意することなく直接eeroに接続して管理できます。
特徴4:Echoデバイスが中継器になる「eeroビルトイン」機能
対応するAmazon Echoデバイス(Echo Popや第4世代以降のEcho Dotなど)をお持ちの場合、「eeroビルトイン」機能を有効にすることで、そのEchoデバイスをメッシュWi-Fiの子機(中継器)として利用できます。
これにより、追加コストなしでWi-Fiのカバー範囲をさらに最大92㎡拡張することが可能です。
特徴5:安心の国内サポートと自動セキュリティアップデート
eero 6+は、日本国内のカスタマーサポートに対応しており、設定で困ったことがあっても電話やメールで日本語で問い合わせができるので安心です。
また、セキュリティを最新の状態に保つためのソフトウェアアップデートが自動的に行われるため、ユーザーが意識することなく常に安全なネットワーク環境を維持できます。
特徴6:有料プラン「eero Plus」で広告ブロックや高度なセキュリティも利用可能
月額または年額の有料サブスクリプション「eero Plus」に加入すると、さらに高度な機能を利用できます。
迷惑な広告をブロックする機能や、ウイルス対策ソフト、パスワードマネージャー、VPNサービスなどが含まれており、家族全員のオンラインでの安全性を高めることができます。
購入前に知りたいAmazon eero 6+の注意点・デメリット
日本の特定の回線(DS-Lite・MAP-E)に非対応の場合がある点に注意
eero 6+の最も重要な注意点として、日本の一部の光回線で採用されている「IPv4 over IPv6(DS-Lite、MAP-E)」という接続方式に、現時点では対応していません。
海外メーカーのルーターによく見られる問題で、ご自身の契約している回線がこの方式に該当しないか、購入前にプロバイダーにご確認ください。
今後のソフトウェアアップデートで対応される可能性はあります。
競合製品と比べると価格は割高?コスパを比較
eero 6+の価格は、TP-Linkやバッファローといった他社の同クラスのメッシュWi-Fi製品と比較すると、やや高めに設定されています。
デザイン性やAmazonデバイスとの連携機能に価値を見出せるかが、コストパフォーマンスを判断する上でのポイントになります。
プリンターなど2.4GHz帯のみ対応の古い機器で接続トラブルが起きる可能性
eero 6+は、接続するデバイスに応じて2.4GHz帯と5GHz帯の周波数を自動で切り替えます。
しかし、一部の古いプリンターなど、2.4GHz帯にしか対応していない機器では、この自動切り替えがうまくいかず、接続に失敗するケースが報告されています。
特に、多数の機器が接続される複雑なオフィス環境などでは、相性問題が発生する可能性があることを留意しておきましょう。
ネットでの評判は?Amazon eero 6+の良い口コミ・悪い口コミまとめ
「設定が簡単」「デザインが良い」「通信が安定した」などの高評価な口コミ
Amazon eero 6+の口コミを調査すると、多くのユーザーから高い評価を得ていることがわかります。
特に、「アプリの指示通りで本当に設定が簡単だった」「ルーターに見えないデザインで部屋がおしゃれになった」「今まで電波が弱かった部屋でも動画がサクサク見られるようになった」といった、設定の手軽さ、デザイン性、通信の安定性に関する肯定的な意見が多数見受けられました。
「自分の家の回線と合わなかった」「価格が高い」などの低評価な口コミ
一方で、少数ながら否定的な口コミも存在します。
その多くは、「自分の契約している光回線(DS-Lite方式)では使えなかった」といった、前述の接続方式に関する問題です。
また、「性能は良いが、もう少し安ければ嬉しい」といった価格に関する意見も見られました。
Amazon eero 6+の価格は?安く買うためのセール時期も解説
1ユニット・2ユニット・3ユニットの価格とカバー範囲の目安
Amazon eero 6+は、自宅の広さに合わせて1~3台のユニット数を選んで購入できます。
ユニット数 | 定価(税込) | 最大Wi-Fi範囲の目安 |
---|---|---|
1ユニット | 19,980円 | 140㎡(約85畳) |
2ユニット | 28,980円 | 280㎡(約170畳) |
3ユニット | 42,480円 | 420㎡(約255畳) |
※価格は変動する可能性があります。
プライムデーやブラックフライデーなどAmazonの大型セールが狙い目!
Amazon eero 6+はAmazon製のデバイスであるため、年に数回開催されるAmazonの大型セールで大幅に値引きされる傾向があります。
具体的には、「プライムデー(7月頃)」「プライム感謝祭(10月頃)」「ブラックフライデー(11月頃)」などのタイミングを狙うと、通常よりもかなりお得に購入できる可能性が高いです。
他のeeroモデルや他社製品との違いは?あなたに最適なのはどれ?
上位モデル「eero Pro 6E」「eero Max 7」とのスペック・価格を比較
eeroシリーズには、eero 6+の他に、より高性能な上位モデルが存在します。
それぞれの主な違いは以下の通りです。
モデル | Wi-Fi規格 | 通信速度(無線) | 接続台数(目安) | 価格(1ユニット) |
---|---|---|---|---|
eero 6+ | Wi-Fi 6 | 最大1.0Gbps | 約75台 | 19,980円 |
eero Pro 6E | Wi-Fi 6E | 最大2.3Gbps | 約100台 | 36,980円 |
eero Max 7 | Wi-Fi 7 | 最大4.3Gbps | 約200台 | 95,980円 |
一般的な家庭での利用であればeero 6+で十分な性能ですが、VRや8K動画など、より高速な通信を求める方や、非常に多くのデバイスを接続するオフィスなどでは上位モデルが選択肢となります。
TP-Link「Deco」やバッファロー製品など、他社の人気メッシュWi-Fiとの違い
メッシュWi-Fi市場には、TP-Linkの「Deco」シリーズや、日本のバッファロー製品など、人気の競合製品が多数あります。
価格面ではこれらの競合製品の方が安価な場合が多いです。
eero 6+の強みは、それらにはない洗練されたデザイン、Amazon Echoデバイスとのシームレスな連携機能、そして誰でも迷わず設定できるアプリの使いやすさにあります。
価格と機能のバランスを見ながら、ご自身の使い方に最も合った製品を選ぶことが重要です。
Amazon eero 6+に関するよくある質問(Q&A)
月額料金はかかりますか?
eero 6+の利用に月額料金はかかりません。
購入費用のみで基本的な機能はすべて利用できます。
広告ブロックや高度なセキュリティ機能が使える「eero Plus」は、別途料金が必要な有料オプションサービスです。
設置場所のおすすめはどこですか?
親機となる1台目は、ご自宅のインターネット回線のモデムに接続し、なるべく家の中心に近い、開けた場所に設置するのが理想的です。
テレビ台の中や棚の奥など、障害物に囲まれた場所は避けてください。
2台目以降の子機は、電波が弱くなるエリアと親機の中間地点あたりに設置すると効果的です。
今使っているルーターはどうすればいいですか?
eero 6+をメインのルーターとして使用する場合、これまで使っていたWi-Fiルーターは不要になります。
もし、お使いのモデムにルーター機能がない場合は、既存のルーターを「ブリッジモード(アクセスポイントモード)」に設定してeeroを接続することも可能ですが、基本的にはeeroに置き換えるのが最もシンプルな構成です。
まとめ:Amazon eero 6+ レビューでわかる快適Wi-Fi環境の作り方
この記事では、Amazon eero 6+を実際に使用したレビューを元に、その特徴、性能、設定方法から注意点までを詳しく解説しました。
eero 6+は、Wi-Fiの速度や安定性に悩む多くの家庭にとって、非常に簡単かつ効果的にその問題を解決できる優れたメッシュWi-Fiシステムです。
特に、設定の手軽さとデザイン性の高さは、他の製品にはない大きな魅力と言えるでしょう。
あなたの家のWi-Fi環境を、eero 6+でアップグレードしてみてはいかがでしょうか。
- eero 6+は設定が非常に簡単なメッシュWi-Fiルーターである
- Wi-Fi 6対応で最大1Gbpsの高速通信が可能
- TrueMesh技術により家中の通信が安定する
- コンパクトでおしゃれなデザインはインテリアに馴染む
- 専用アプリで接続デバイスの管理が容易である
- 対応するEchoデバイスを中継器として利用できる
- 一軒家や複数階建ての住宅で特に効果を発揮する
- DS-LiteやMAP-E方式の回線では利用できない場合がある
- 競合製品より価格は高めだがAmazonセールで安くなる可能性がある
- Wi-Fi環境に不満を持つ多くの人におすすめできる製品である