ALLDOCUBE iPlay 70E レビュー解説|110Hz画面の衝撃と実力

低価格ながら高性能なタブレット市場に、新たな衝撃を与えるモデルが登場しました。

ALLDOCUBE iPlay 70Eは、1万円台後半という価格帯でありながら、ミドルレンジスマホに匹敵する性能と高リフレッシュレートのディスプレイを搭載しています。

「本当に1万円台で快適に使えるのか」「AnTuTu 65万点は伊達ではないのか」といった疑問を持つ方も多いのではないでしょうか。

この記事では、ALLDOCUBE iPlay 70Eの実機レビュー解説を通して、スペックの検証から実際の使用感、そしてライバル機種との比較までを徹底的に掘り下げます。

コストパフォーマンスに優れたタブレットを探している方にとって、この機種が最適な選択肢となる理由を詳しく紐解いていきます。

目次

ALLDOCUBE iPlay 70Eのレビュー評価|1万円台で「神コスパ」は本当か?

タブレット選びにおいて、価格と性能のバランスは最も重要な要素です。

ALLDOCUBE iPlay 70Eは、これまで「安かろう悪かろう」が常識だったエントリークラスのタブレット市場において、頭一つ抜けた性能を提示しています。

まずは、この機種が「神コスパ」と呼ばれる所以である基本スペックと、ターゲット層について解説します。

iPlay 70Eの主な特徴とスペック一覧表(Android 15搭載)

本機の基本構成は、価格以上の充実したスペックが詰め込まれています。

心臓部には新しいSoCであるUnisoc T7300を採用し、OSには最新のAndroid 15を搭載している点が大きな特徴です。

主なスペックは以下の通りです。

項目スペック詳細
SoCUnisoc T7300
メモリ (RAM)8GB (仮想拡張で最大16GB)
ストレージ (ROM)128GB (microSD最大1TB対応)
ディスプレイ11インチ IPS (1920×1200)
リフレッシュレート最大110Hz
OSAndroid 15
バッテリー7000mAh (18W急速充電対応)
ネットワーク4G LTE / Wi-Fi 5 / Bluetooth 5.4
その他GPS、電子コンパス、顔認証、Widevine L1

このように、現代のタブレットに求められる機能を網羅しつつ、ディスプレイ性能や処理能力を底上げしているのが特徴です。

AnTuTuスコア約65万点の実力とは?Helio G99との違い

ALLDOCUBE iPlay 70Eの最大の魅力は、その処理能力の高さにあります。

これまで2万円前後のタブレット市場では「Helio G99」というチップセットが定番でしたが、iPlay 70Eに搭載された「Unisoc T7300」はそれを大きく凌駕します。

具体的には、Helio G99のAnTuTuスコアが約40万点前後であるのに対し、T7300は約65万点(メーカー公称値)をマークします。

この20万点以上のスコア差は、アプリの起動速度やウェブブラウジングの表示速度、画像の読み込みなど、日常のあらゆる動作において体感できるレベルの違いを生み出します。

従来の格安タブレットで感じていた「一瞬のモタつき」が解消され、ストレスフリーな操作感を実現しています。

結論:iPlay 70Eを買うべきなのはどんな人?

このタブレットは、用途が明確なユーザーにとって最強の選択肢となります。

具体的には、「動画視聴や電子書籍を快適に楽しみたい」「カーナビとして車載したい」「軽いゲームをスマホより大きな画面で遊びたい」という方に最適です。

一方で、原神のような超高負荷なゲームを最高画質でプレイしたい場合や、クリエイティブな作業をバリバリこなしたい場合は、iPadなどのハイエンド機を選ぶべきでしょう。

つまり、エンタメ消費やナビゲーション用途において、これほどコストパフォーマンスに優れた端末は他にないと言えます。

スペック検証:Unisoc T7300の性能とゲーム動作は快適か?

カタログスペック上の数値が高いことは分かりましたが、実際の動作はどうなのでしょうか。

ここでは、ベンチマークテストの結果や実際のゲームプレイ時の挙動について、詳細に検証していきます。

数値だけでは見えてこない、リアルな使用感をお伝えします。

ベンチマーク測定結果:AnTuTu v10で63万~65万点をマーク

実機を用いてAnTuTuベンチマーク(v10以降)を測定すると、概ね63万点から65万点のスコアが記録されます。

内訳を見てみると、CPU性能だけでなく、GPU(グラフィック)性能もエントリークラスとしては健闘していることが分かります。

このスコア帯は、数年前のハイエンドスマートフォンに迫る性能であり、SNSのスクロールや地図アプリの操作などでカクつきを感じることはほとんどありません。

OSの操作自体が非常に軽快であり、Unisoc製チップセットにありがちな不安定さも、このT7300に関しては感じられません。

原神やスターレイルなどの重いゲームはプレイできる?

多くのユーザーが気になるであろう、人気3Dゲームの動作について解説します。

結論から言うと、「画質設定を調整すれば十分に遊べる」レベルです。

例えば『原神』の場合、画質設定を「低」または「最低」に落とし、フレームレートを60fpsに設定することで、比較的スムーズにプレイ可能です。

もちろん、エフェクトが激しい戦闘シーンなどでは多少のフレームドロップが発生することもありますが、デイリークエストの消化や探索といった用途であれば問題ありません。

Helio G99搭載機では「起動はするがカクつきが激しい」状態だったタイトルも、iPlay 70Eであれば実用的な範囲で動作します。

メモリ16GB(仮想含む)とストレージ128GBの使い勝手

本機は物理メモリ8GBに加え、ストレージの一部をメモリとして使用する仮想メモリ機能を搭載しており、最大16GBまで拡張可能です。

これにより、複数のアプリを同時に立ち上げて切り替えながら使用する際も、アプリが落ちることなくスムーズに動作します。

ストレージに関しては128GBのUFSストレージを搭載しており、読み書きの速度も高速です。

動画データなどを大量に保存したい場合は、microSDカードで最大1TBまで拡張できるため、容量不足に悩まされる心配も少ないでしょう。

システム領域を除いても十分な空き容量が確保されているため、多くのアプリをインストールして楽しむことができます。

ディスプレイと音質の評価|110Hzの高リフレッシュレートは体感できる?

ALLDOCUBE iPlay 70Eが他の格安タブレットと一線を画すのが、ディスプレイのスペックです。

視覚と聴覚に訴えるエンターテインメント性能について、詳しく見ていきましょう。

11インチWUXGA液晶の発色と110Hzのヌルヌル感について

本機は11インチのIPS液晶を採用しており、解像度はWUXGA(1920×1200)です。

特筆すべきは、最大110Hzという高いリフレッシュレートに対応している点です。

一般的なタブレットの60Hzと比較すると、1秒間の描写回数が倍近くになるため、ブラウザのスクロールやホーム画面の移動などが非常に滑らかに感じられます。

「ヌルヌル動く」という感覚は、一度体験すると60Hzには戻れないほどの快適さを提供します。

発色についても、IPSパネル特有の視野角の広さと自然な色合いを持っており、動画や写真を美しく表示できます。

Widevine L1対応でNetflixやAmazonプライムは高画質再生可能か?

動画視聴用タブレットとして重要なのが、著作権保護レベル「Widevine」の対応状況です。

iPlay 70Eは、しっかりと「Widevine L1」に対応しています。

これにより、Netflix、Amazonプライムビデオ、Disney+などの主要なストリーミングサービスにおいて、高画質(HD画質以上)での再生が可能です。

安価なタブレットの中にはここがL3(標準画質のみ)となっているものも多いですが、本機なら大画面の高精細さを損なうことなく映画やアニメを楽しめます。

クアッドスピーカーの音質レビューと配置に関する注意点

音響面では、左右に2基ずつ、計4基のスピーカーを搭載した「クアッドスピーカー」仕様となっています。

音量は十分に大きく、ステレオ感もしっかりと感じられるため、動画視聴において臨場感を損なうことはありません。

ただし、高級タブレットのような重低音や繊細な表現力までは期待できないため、音質に強いこだわりがある場合はイヤホンの使用をおすすめします。

また、横持ちでゲームをする際、手のひらでスピーカーの穴を塞いでしまいやすい配置になっている点には注意が必要です。

カーナビ化は可能?GPS・電子コンパス・SIM通信の対応状況

ALLDOCUBEのタブレットは、車載用としても人気があります。

iPlay 70Eがカーナビとしてどれほど使えるのか、センサー類や通信機能の観点から解説します。

iPlay 70EはGPSと電子コンパスを搭載しているか?

カーナビとして使用する際、GPSによる位置情報の取得だけでなく、向いている方角を知るための「電子コンパス(地磁気センサー)」の有無が重要になります。

iPlay 70Eは、GPS、GLONASS、Galileo、Beidouといった主要な衛星測位システムに対応しているだけでなく、しっかりと電子コンパスも搭載しています。

これにより、地図アプリ上で自分が向いている方向が正確に表示され、ナビゲーション時の「どっちに進めばいいか分からない」というストレスが解消されます。

4G LTE対応バンド解説|ドコモ・au・ソフトバンク・楽天で使える?

本機はSIMフリーモデルであり、nanoSIMカードを挿入することで単体でのデータ通信が可能です。

対応バンド(周波数帯)は非常に広く、ドコモ、au、ソフトバンク、楽天モバイルといった日本の主要キャリアのプラチナバンド(B18/19/28など)をカバーしています。

実際に各社のSIMカードで検証しても、都市部から山間部まで安定して電波を掴むことができます。

ただし、VoLTE通話に関しては、キャリアによっては初期設定で有効にならない場合があり、エンジニアモード等での設定が必要になるケースがある点には留意してください。

GoogleマップやYahoo!カーナビの動作精度と使用感

GPS精度の高さと電子コンパス、そしてT7300の処理能力が相まって、地図アプリの動作は非常に快適です。

Googleマップの3D表示や航空写真の描画もスムーズで、ピンチイン・ピンチアウトの操作もカクつきません。

測位速度も速く、トンネルを出た後の復帰なども実用レベルです。

11インチの大画面は視認性が抜群で、車載ホルダーなどで固定すれば、専用カーナビ以上の情報量と使いやすさを提供してくれます。

ALLDOCUBE iPlay 70Eの評判・口コミまとめ|メリットとデメリット

購入を検討する上で、実際のユーザーの声は非常に参考になります。

ここでは、iPlay 70Eに関する良い評判と悪い評判を整理し、ユーザーが実際に感じているメリットとデメリットを浮き彫りにします。

良い口コミ:画面の滑らかさと動作の軽快さに高評価

多くのユーザーが高く評価しているのは、やはり「画面の綺麗さ」と「動作のサクサク感」です。

「110Hzの画面スクロールが気持ちいい」「この価格でこの発色は期待以上だった」という声が多く聞かれます。

また、AnTuTu 65万点の恩恵により、「アプリの切り替えが早い」「普段使いでストレスを感じない」といった処理能力に対する満足度も高い傾向にあります。

さらに、金属ボディの質感の高さや、ビルドクオリティの良さを挙げる声もあり、安っぽさを感じさせない作りが好評です。

悪い口コミ:スピーカーの位置や充電速度(18W)への不満

一方で、ネガティブな意見として見られるのが「スピーカーの位置」と「充電関連」です。

前述の通り、横持ち時に手がスピーカーを塞いでしまう配置については、改善を望む声があります。

また、バッテリー容量が7000mAhと大容量であるため、18Wの急速充電では満充電までに時間がかかると感じるユーザーもいるようです。

付属の充電器が10W出力のものである場合が多く、18Wの性能をフルに発揮するには別途PD対応充電器を用意する必要がある点も、不満の一つとして挙げられています。

注意点:指紋認証なし、イヤホンジャックの仕様について

購入前に知っておくべき注意点として、生体認証は「顔認証のみ」であり、指紋認証センサーは搭載されていません。

暗い場所やマスク着用時などは、パスコード入力が必要になる場合があります。

また、3.5mmイヤホンジャックは非搭載となっており、有線イヤホンを使用する場合はUSB Type-C端子からの変換アダプタが必要です。

これらは最近のタブレットでは珍しくない仕様ですが、従来機からの乗り換えの場合は使い勝手が変わるため注意しましょう。

ライバル機種との比較|iPlay 70 Proや50 mini Proとの違いは?

ALLDOCUBEには他にも人気のタブレットが存在します。

同社のラインナップや他社製品と比較して、iPlay 70Eがどのような立ち位置にあるのかを解説します。

iPlay 70E vs iPlay 70 Pro|解像度と価格のバランス比較

兄弟機である「iPlay 70 Pro」との大きな違いは、ディスプレイ解像度とSoCです。

Proモデルは2K解像度のディスプレイを搭載していますが、リフレッシュレートは60Hzまたは90Hz止まりです。

一方、70Eは解像度こそWUXGAに抑えられていますが、リフレッシュレートは110Hzと高く、SoCもT7300というより高性能なものを搭載しています。

つまり、「静止画の精細さ」を重視するならPro、「動作の滑らかさとゲーム性能」を重視するなら70Eという選び分けができます。

価格も70Eの方が安価に設定されていることが多く、コストパフォーマンスでは70Eに軍配が上がります。

iPlay 70E vs iPlay 50 mini Pro|8インチと11インチの使い分け

大ヒットした8インチタブレット「iPlay 50 mini Pro」との比較は、単純に「サイズ」と「用途」で決まります。

50 mini Proは片手で持てるサイズ感が魅力で、読書や電車内での使用に適しています。

対してiPlay 70Eは11インチの大画面を活かし、据え置きでの動画鑑賞や、画面分割を使ったマルチタスク、そして視認性の高いカーナビとしての利用に適しています。

性能面ではiPlay 70Eの方が世代が新しく高性能ですが、持ち運びやすさを最優先するか、画面の大きさを優先するかで選ぶべきです。

他社のHelio G99搭載タブレットと比較して優れている点

市場に多く出回っているTeclastやBlackviewなどのHelio G99搭載タブレットと比較すると、iPlay 70Eの優位性は明らかです。

AnTuTuスコアで約1.5倍の性能差があるため、将来的なOSアップデートやアプリの重量化にも長く対応できます。

また、110Hzという高リフレッシュレートを採用している機種はこの価格帯では稀有であり、操作の快適性において他社製品をリードしています。

電子コンパスの搭載も、コストカットされがちなポイントをしっかり抑えている点で評価できます。

ALLDOCUBE iPlay 70Eの価格と最安値での購入方法

これだけ魅力的なスペックを持つiPlay 70Eですが、実際にはいくらで購入できるのでしょうか。

賢く購入するための価格情報と、パッケージ内容について確認しておきましょう。

Amazon・楽天市場での販売価格とクーポン情報

ALLDOCUBE iPlay 70Eは、主にAmazonや楽天市場などのECサイトで販売されています。

通常価格は2万円台前半(約22,000円〜24,000円)で表示されることが多いですが、商品ページには頻繁に割引クーポンが用意されています。

これらを適用することで、実売価格は大きく下がります。

セール時期の価格推移|1.5万円〜1.7万円台が狙い目

購入の狙い目となる価格帯は、ずばり1万円台後半です。

Amazonのタイムセール祭りやブラックフライデー、新製品発売記念セールなどのタイミングでは、クーポン込みで15,000円〜17,000円台まで価格が下がることがあります。

この価格帯で購入できれば、スペックを考えると破格のコストパフォーマンスと言えます。

18,000円以下になっていれば、迷わず購入して良いレベルの「買い時」です。

パッケージ内容と付属品(充電器・保護フィルム)の確認

購入時に同梱されているものは以下の通りです。

  • タブレット本体
  • USB Type-Cケーブル
  • SIMピン
  • クイックガイド
  • 充電アダプター(5V/2A 10Wの場合が多い)

画面には最初から保護フィルムが貼り付けられていますが、指紋が付きやすい簡易的なものであることが多いため、気になる方は別途ガラスフィルム等の購入をおすすめします。

また、付属の充電アダプターは10W出力のものが多いため、18W急速充電を利用したい場合は、手持ちのPD対応充電器を使うか、別途購入が必要です。

まとめ:ALLDOCUBE iPlay 70E レビュー解説の総括

ALLDOCUBE iPlay 70Eは、1万円台という低価格帯にありながら、AnTuTu 65万点という驚異的な性能と、110Hzの滑らかなディスプレイを搭載した、価格破壊的なタブレットです。

Unisoc T7300の採用により、従来の格安タブレットの常識を覆す快適な操作感を実現しており、動画視聴からカーナビ、軽いゲームまで幅広く活躍します。

最後に、この機種の特徴をまとめます。

  • AnTuTu約65万点のUnisoc T7300を搭載し動作が快適
  • 110Hzの高リフレッシュレートで画面スクロールが滑らか
  • 11インチWUXGA液晶は発色が良く動画視聴に最適
  • Widevine L1対応で高画質ストリーミング再生が可能
  • メモリは最大16GB、ストレージ128GBで実用性十分
  • 4G LTE対応で主要キャリアのプラチナバンドをカバー
  • GPSと電子コンパス搭載で高精度なカーナビとして使える
  • 顔認証対応だが指紋認証とイヤホンジャックは非搭載
  • セール時は1万円台後半で購入可能でコスパが非常に高い
  • ゲームガチ勢以外には万人におすすめできる良機種である
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