アドテックは2026年10月14日、合計最大83W出力の車載PD充電器「ACPD-V083AC」シリーズを発売しました。USB Type-Cが最大65W、USB Type-Aが最大18Wで、ノートPCとスマートフォンなどを2台同時に充電できる製品です。

発売時に示された参考価格は、充電器単体が2,590円、1mのUSB Type-Cケーブルを付属するセットが3,490円で、いずれも税込です。12V車と24V車に対応し、乗用車からトラックまでを対象にしています。
ACPD-V083ACの83Wは2ポートの合計
アドテックの発売発表によると、USB-C側とUSB-A側は独立した回路を採用しています。2台をつないだ場合も、USB-C最大65WとUSB-A最大18Wの合計83Wで使える設計です。USB-Cの1ポートだけで83Wを出せるという意味ではありません。
ACPD-V083ACの公式製品ページでは、12V車でもUSB-Cの65W出力を可能にするアップコンバーターの搭載が案内されています。12V車では出力が大きく下がる製品と比較する場合に、確認しておきたい仕様です。
ノートPCをUSB-Cへ、スマートフォンなどをUSB-Aへつなぐ使い方が想定されています。ただし、機器が実際に受け取る電力は、その機器やケーブルの対応規格によって変わります。65Wを超える入力を前提とするPCもあるため、使うPCの充電条件と照らし合わせて選べます。
ACPD-V083ACとケーブルセットの違い
充電器のみの型番は「ACPD-V083AC」、ケーブル付属モデルは「ACPD-V083AC-SC10U2」です。発売時の参考価格差は900円。充電器本体の2ポート出力は共通で、主な違いはケーブルの有無です。
セットには、約1mのシリコーン素材のUSB-Cケーブルが付きます。ケーブル自体はUSB 2.0と100W(20V・5A)に対応し、eMarkerを搭載しています。100Wはケーブルの対応値で、この充電器のUSB-C出力が100Wになるわけではありません。
メーカーは65W出力にeMarker内蔵の5A対応ケーブルが必要としています。すでに対応ケーブルを持っているなら単体モデル、ケーブルも用意するならセットという選び方ができます。端子がUSB-Cというだけで、手元のケーブルが5Aに対応するとは限りません。
12V・24V対応と本体サイズ
入力はDC 12~24Vで、車両のシガーソケットに差し込んで使います。本体サイズは直径33mm・奥行77mm、重さは約42g。通勤や出張の移動中にPCとスマートフォンを充電する用途などが想定されています。
対応する充電規格としてUSB PDやPPS、QCなどが挙げられています。スマートフォンの独自急速充電にすべて対応するという説明ではないため、充電器の最大値だけで手元の端末の充電速度を判断することはできません。
保証期間は1年です。車内に設置する際は、車両側ソケットの形状と周囲の空間に加え、ケーブルがシフト操作などの邪魔にならない取り回しも確認できます。
参考価格と発売記念キャンペーン
単体2,590円・セット3,490円は、発売発表に記載された税込の参考価格です。公式製品ページの価格区分はオープン価格で、メーカー希望小売価格として固定された金額ではありません。
発売発表では10月14日から25日まで参考価格から15%引きの発売記念キャンペーンも案内されています。対象販売先や選択するモデルによって購入条件があるため、参考価格と実際の決済価格は分けて確認してください。
ACPD-V083ACは、USB-C最大65WとUSB-A最大18Wを同時に使いたい人向けの車載充電器です。1ポートの出力、5Aケーブルの有無、単体とセットの型番をそろえて選ぶと、必要な給電環境を用意しやすくなります。