「PCスピーカーをグレードアップしたいけど、何を選べばいいか分からない」
「2万円前後で本当に良い音が出るスピーカーはあるの?」そんな悩みを抱えていませんか。
本記事では、ネット上で「コスパ最強」と評判のEdifier R1700BTsについて、実際のユーザーの声やスペック情報を徹底的に調査しました。
この記事を読めば、R1700BTsの音質・機能・価格のバランス、購入前に知っておくべき注意点、そしてあなたの用途に合っているかどうかが分かります。
Edifier R1700BTsの特徴・概要
Edifierとは?ブランドの信頼性
Edifier(エディファイア)は、1996年に中国・北京で創業したオーディオブランドです。
「A Passion for Sound(音への情熱)」をブランドコンセプトに掲げ、25年以上にわたってスピーカー、イヤホン、ヘッドセットなど幅広いオーディオ製品を開発してきました。
現在では世界70カ国以上で製品を展開しており、特にブックシェルフスピーカーの分野では「価格以上の音質を提供するブランド」として高い評価を得ています。
日本にも法人を持ち、公式サポートや1年間の製品保証を提供しているため、海外ブランドながら安心して購入できる点も魅力です。
R1700BTsの位置づけと旧モデルからの進化点
R1700BTsは、Edifierのベストセラーモデル「R1700BT」のアップグレード版として登場しました。
旧モデルから大きく進化したポイントは主に3つあります。
1つ目は、Bluetoothコーデックの強化です。
旧モデルのaptXに加え、R1700BTsではaptX HDに対応しました。
これにより、ワイヤレス接続時でもCD品質を超える高解像度オーディオを楽しめるようになっています。
2つ目は、サブウーファー出力端子の追加です。
3.5mmジャックのサブウーファー出力を新たに搭載し、外部サブウーファーを接続して2.1chシステムに拡張できるようになりました。
低音をさらに強化したいユーザーにとって、これは大きなメリットです。
3つ目は、Bluetoothバージョンの更新です。
4.0から5.0にアップグレードされ、接続の安定性と低遅延性能が向上しました。
こんな人におすすめの製品
R1700BTsは、特に以下のような方に最適な製品です。
デスクトップ環境で高品質な音楽体験を求める方には、ニアフィールドリスニングに最適化された設計が活きます。
キャビネットが10度傾斜しており、デスク上に置いた際にツイーターが自然と耳の高さに向くよう設計されています。
また、複数のデバイスを接続したい方にもおすすめです。
デュアルRCA入力とBluetooth接続により、PCとゲーム機、あるいはPCとスマートフォンなど、複数の機器を同時に接続してワンタッチで切り替えられます。
さらに、将来的にシステムを拡張したい方にとっても、サブウーファー出力の存在は心強い味方となります。
Edifier R1700BTsのスペック・仕様
基本スペック一覧
R1700BTsの主要スペックは以下の通りです。
総合出力は66W RMSで、内訳は高音域が15W×2、中低音域が18W×2となっています。
この出力は同価格帯の競合製品と比較しても十分なパワーを持ち、一般的な書斎やワンルームであれば余裕を持って部屋全体に音を届けられます。
ドライバー構成は、19mm(0.75インチ)のシルクドームツイーターと4インチのウーファーを各スピーカーに搭載した2ウェイ構成です。
Edifierが「Eagle Eye」と呼ぶこのツイーターは、繊細な高音域の表現に優れています。
周波数特性は52Hz〜20kHzをカバーしており、S/N比は85dB以上を確保しています。
4インチウーファーながら52Hzまで再生できるのは、フロントバスレフポートの効果もあって十分な低音感を得られる設計です。
Bluetooth機能はバージョン5.0を採用し、Qualcomm製チップを搭載。
対応コーデックはSBC、aptX、aptX HDで、ハイレゾ相当のワイヤレス再生が可能です。
アンプ部にはClass-Dアンプを採用し、DSP(デジタルシグナルプロセッシング)とDRC(ダイナミックレンジコントロール)を搭載。
これにより、歪みを最小限に抑えた正確なクロスオーバー制御を実現しています。
入出力端子と接続方法
入力端子は、RCA入力が2系統とBluetooth接続の計3系統を備えています。
デュアルRCA入力により、2台の機器を常時接続したまま、リモコンや本体のボリュームノブを押すだけで入力を切り替えられます。
出力端子には、3.5mmジャックのサブウーファー出力を装備。
サブウーファーを接続すると自動的にデジタルクロスオーバーが有効になり、適切な帯域分割が行われます。
本体右側面には、ボリューム、低音(BASS)、高音(TREBLE)の3つのコントロールダイヤルを配置。
これらは筐体に埋め込まれた凹型デザインで、正面から見えず、誤操作も防げるスマートな設計です。
入力感度はLINE IN 1が700±50mV、LINE IN 2が550±50mV、Bluetoothが400±50mVとなっています。
左右スピーカー間は専用の4ピンケーブルで接続します。
付属ケーブルの長さは約5mで、一般的なデスクトップ使用には十分な長さですが、壁掛け設置など特殊な配置には別売りの9m延長ケーブルが必要になる場合があります。
付属品と外観デザイン
パッケージには以下の付属品が同梱されています。
RCA-RCAオーディオケーブル、RCA-3.5mmオーディオケーブル、スピーカー接続ケーブル、ワイヤレスリモコン、取扱説明書の5点です。
基本的な接続に必要なケーブル類はすべて揃っているため、追加購入なしですぐに使い始められます。
外観デザインは、クラシックかつモダンな印象を与えるウォールナット調のビニール仕上げを採用。
MDF(中密度繊維板)製のキャビネットは、音響共振を最小限に抑えるとともに、高級感のある質感を実現しています。
本体サイズは幅154mm×高さ254mm×奥行き214mmで、重量はペアで6.6kg。
ブックシェルフスピーカーとしては標準的なサイズですが、奥行きが21cm以上あるため、設置スペースには注意が必要です。
取り外し可能なグリルカバーが付属しており、ドライバーの保護とデザインの変化を楽しめます。
グリルを付けた状態でもスタイリッシュな外観を維持できると評判です。
電源はAC100-240V(50/60Hz)のユニバーサル対応で、海外での使用も可能です。
Edifier R1700BTsのおすすめポイント
66W出力とDSP搭載による高音質設計
R1700BTsの最大の魅力は、2万円以下という価格帯でありながら、本格的なオーディオ体験を提供する音質設計にあります。
66W RMSの総合出力は、同価格帯の競合製品であるEdifier R1280DB(42W)と比較しても約1.5倍のパワーを誇ります。
この余裕あるパワーにより、音量を上げても歪みが少なく、クリアなサウンドを維持できます。
実際に、大音量時ほど低音が力強くなり、むしろ高音量での再生品質が優れているという評価も多く見られます。
DSPとDRCの搭載も、音質向上に大きく貢献しています。
DSPによる精密なクロスオーバー制御により、ツイーターとウーファーの帯域が適切に分離され、各ドライバーが得意な帯域を担当することで、全体として一体感のあるサウンドを実現しています。
音質傾向としては、高域が軽やかでサラッとした質感を持ちながら、中域と自然に溶け合う柔らかさが特徴です。
低域はフラットながらも輪郭がはっきりしており、音の定位感に優れています。
全体的にバランスの取れたチューニングで、長時間のリスニングでも疲れにくい音作りとなっています。
aptX HD対応で高品質ワイヤレス再生が可能
Bluetooth 5.0とaptX HDコーデックの組み合わせは、ワイヤレス接続時の音質を大幅に向上させています。
aptX HDは最大48kHz/24bitの伝送に対応しており、CD品質(44.1kHz/16bit)を超える高解像度オーディオをワイヤレスで楽しめます。
標準的なSBCコーデックと比較すると、明らかに帯域が広がり、より自然で立体的なサウンドを体験できます。
Bluetooth 5.0による接続安定性の向上も見逃せないポイントです。
スマートフォンやPCとのペアリングがスムーズで、接続が途切れにくくなっています。
また、遅延もほとんど感じられないレベルに抑えられており、動画視聴やゲーム用途でも実用的です。
入力切り替えはリモコンまたは本体のボリュームノブを押すだけで可能。
Bluetooth接続と有線接続を頻繁に切り替える使い方でも、ストレスなく運用できます。
サブウーファー出力で拡張性も確保
R1700BTs単体でも十分な低音を楽しめますが、サブウーファー出力の搭載により、さらなる拡張性を確保しています。
4インチウーファーでは物理的に再生が難しい重低音領域も、外部サブウーファーを追加することでカバーできます。
映画鑑賞やEDMなど、重低音を重視するコンテンツを楽しむ方には嬉しい機能です。
サブウーファーを接続すると、デジタルクロスオーバーが自動的に有効になります。
これにより、R1700BTsとサブウーファーの帯域が適切に分割され、音が重複したり途切れたりすることなく、シームレスな2.1chサウンドを実現できます。
Edifier純正のサブウーファー「T5」との組み合わせが推奨されていますが、3.5mm接続に対応した他社製サブウーファーでも使用可能です。
将来的なシステムアップグレードを視野に入れている方にとって、このサブウーファー出力の存在は、R1700BTsを選ぶ大きな理由になるでしょう。
Edifier R1700BTsの注意点・デメリット
奥行き21cmで設置スペースに注意が必要
R1700BTsを検討する際に最も注意すべきは、本体の奥行きです。
214mm(約21cm)という奥行きは、一般的なPCデスクに設置する場合、予想以上にスペースを取ります。
デスク奥行きが60cm程度の標準的なPCデスクでは、モニターやキーボードとの配置に工夫が必要になることがあります。
特にモニターアームを使用していない環境では、スピーカーの設置場所に悩むケースも報告されています。
購入前には必ず設置予定場所の寸法を確認し、実際に21cm×15cm程度のスペースが確保できるかチェックすることをおすすめします。
光デジタル入力・USB入力は非搭載
R1700BTsには、光デジタル入力(Optical/TOSLINK)およびUSB入力が搭載されていません。
これは下位モデルのR1280DBが光デジタル入力を備えていることを考えると、やや残念なポイントです。
テレビと接続する場合、多くのテレビが光デジタル出力を標準装備しているため、RCA出力がないテレビではBluetooth接続に頼ることになります。
Bluetooth接続でも十分な音質は得られますが、有線接続を好む方は事前に確認が必要です。
また、USB入力がないため、PCとの接続はBluetoothまたは3.5mm-RCA変換ケーブルを使用することになります。
DAC内蔵スピーカーのようなUSBデジタル接続を期待していた方には、この点がデメリットとなる可能性があります。
広い部屋での使用には向かない
R1700BTsはニアフィールドリスニング(近距離での視聴)に最適化された設計のため、広いリビングルームなどでの使用には向いていません。
広い空間では低音不足を感じやすく、音が薄く方向性が強くなりすぎるという評価があります。
サウンドフィールドスペーシャライザー機能を使うことである程度改善できますが、根本的な解決にはなりません。
目安として、6〜10畳程度の部屋で、スピーカーから1〜2m程度の距離で聴く環境が最適です。
それ以上の広さの部屋や、スピーカーから離れた位置で聴くことが多い場合は、より大型のスピーカーやサブウーファーの追加を検討する方が賢明です。
Edifier R1700BTsの評判・口コミ
ユーザーが評価するおすすめな点
R1700BTsに対するユーザー評価で最も多く挙げられるのは、価格に対する音質の高さです。
「この価格帯で最もコスパが高いスピーカー」「2万円以下でこの音質は驚異的」といった評価が多数を占めています。
音質面では、以下のような具体的な評価が見られます。
低域から高域までバランスが取れており、階調が豊かだという意見が多く寄せられています。
特に中域のボーカルが前に出てくる点と、音場全体の定位感の良さが高く評価されています。
高域は軽めでサラッとした質感ながら、中域と自然に溶け合う柔らかさがあり、「音色が優しい」と表現されることが多いです。
低音については、4インチウーファーながらサブウーファーなしでも十分な量感があるという評価が目立ちます。
「サブウーファーを追加購入する必要がしばらくない」という声もあり、単体での低音性能に満足しているユーザーが多いようです。
Bluetooth接続の品質も高く評価されています。
aptX HD接続時は「明らかにSBCより帯域が広がり自然に聞こえる」「遅延がほとんど感じられない」といった声があり、ワイヤレス接続でも有線に遜色ない音質を実現しているとされています。
使い勝手の面では、リモコンでの入力切り替え機能が便利だという評価が多いです。
PCとスマートフォンの両方で音楽を聴きたいユーザーにとって、この機能は非常に重宝されています。
購入前に確認すべき注意点
一方で、R1700BTsに対する否定的な評価や注意点も存在します。
最も多い不満は、特定のコンテンツでの音質に関するものです。
YouTube動画やポッドキャストなど、人の声が中心のコンテンツを再生した際に「声がこもって聞こえる」「クリアさに欠ける」と感じるユーザーがいます。
音楽再生では満足していても、音声コンテンツでは期待ほどではなかったという声は、購入前に認識しておくべきポイントです。
設置スペースに関する不満も散見されます。
「奥行きが長めなので机の上に置くとスペースがきつい」という声は複数あり、コンパクトなデスク環境では設置に苦労するケースがあるようです。
デフォルトの音質設定については、「そのままではフラットすぎて物足りない」という意見があります。
低音・高音のEQ調整を行うことで音質が改善するため、購入後は好みに合わせた調整を推奨するユーザーが多いです。
ただし、低音と高音を上げすぎると中域が引っ込んでしまうため、バランスには注意が必要です。
スピーカー間の接続ケーブルについては、「長すぎてデスクトップ使用には取り回しが悪い」という指摘があります。
約5mの専用ケーブルは、ニアフィールドで使用する場合には余剰が出てしまい、ケーブルの処理に困るという声も聞かれます。
一部のユーザーからは、使用開始から時間が経過した後にツイーターから歪んだ音が出るようになったという報告もあります。
これは個体差や使用環境による可能性もありますが、長期使用時の耐久性については留意すべき点かもしれません。
競合製品との比較評価
同価格帯の競合製品との比較では、R1700BTsは総じて高い評価を得ています。
Edifier R1280DBとの比較では、音質面でR1700BTsが明確に優位とされています。
66W対42Wの出力差、19mm対13mmのツイーターサイズ差が、実際のリスニングでも体感できるレベルの違いを生んでいます。
ただし、R1280DBには光デジタル入力があるため、テレビ接続を重視する場合はR1280DBの方が適している場合もあります。
PreSonus Eris E3.5との比較では、R1700BTsは低音の輪郭と定位感で優れていると評価されています。
Eris E3.5は聴きやすいチューニングが特徴ですが、低音がやや曖昧で音の輪郭がぼやけるのに対し、R1700BTsはフラットながらもくっきりとした低音が特徴とされています。
旧モデルR1700BTとの比較では、R1700BTsの方がバランスの取れた音質との評価が多いです。
R1700BTは低音寄りのチューニングであるのに対し、R1700BTsはよりフラットでニュートラルな傾向があるとされています。
価格差が小さいこともあり、現時点で新規購入するならR1700BTsを選ぶのが賢明という意見が大勢を占めています。
まとめ:Edifier R1700BTsはこんな人に最適
購入をおすすめできる人・できない人
おすすめできる人
デスクトップ環境で高品質な音楽体験を求める方に最適です。
ニアフィールドリスニングに最適化された設計により、デスクに置いて1〜2mの距離で聴くスタイルで真価を発揮します。
PCとスマートフォンなど複数デバイスを接続したい方にも向いています。
デュアルRCA入力とBluetooth接続により、機器の切り替えがスムーズです。
また、将来的にサブウーファーを追加してシステムを拡張したい方にとって、サブウーファー出力の存在は大きなメリットとなります。
おすすめできない人
広いリビングでの使用を想定している方には向いていません。
ニアフィールド向け設計のため、大空間では低音不足や音の薄さを感じる可能性があります。
テレビとの接続を重視する方は、光デジタル入力がないことを考慮する必要があります。
Bluetooth接続は可能ですが、有線での高音質接続を求める場合は、R1280DBなど他の選択肢も検討すべきです。
設置スペースが限られている方も注意が必要です。
奥行き21cmは想像以上に場所を取るため、購入前の寸法確認が必須です。
価格と購入先の選び方
R1700BTsの価格は、購入先によって大きく異なります。
最安値はパソコン工房の約17,980円、Amazon・楽天では約24,990円と、7,000円以上の価格差があります。
公式ストアでは24,990円ですが、30日間返品返金対応と1年間保証が付帯しています。
初期不良への対応を重視する場合は、公式ストアでの購入が安心です。
セール時期には15,000円台で購入できた報告もあるため、急ぎでなければセールを待つのも賢い選択です。
中古市場(メルカリ等)では13,500円〜17,500円程度で流通していますが、保証がないことを考慮すると、新品購入の方がリスクが低いでしょう。
総合評価まとめ
- 2万円以下の価格帯で最高クラスのコストパフォーマンスを実現
- 66W出力とDSP搭載により、同価格帯の競合を上回る音質
- aptX HD対応で、ワイヤレスでも高品質なオーディオ再生が可能
- サブウーファー出力搭載で、将来的なシステム拡張にも対応
- ニアフィールドリスニングに最適化された10度傾斜キャビネット設計
- デュアルRCA入力とBluetooth接続で複数デバイスの接続・切り替えが容易
- 奥行き21cmのため、設置スペースの事前確認が必須
- 光デジタル入力・USB入力は非搭載、テレビ接続時は注意
- 広い部屋での使用には不向き、6〜10畳程度の空間が最適
- デフォルト設定はフラットなため、好みに応じたEQ調整を推奨
