「ゲーミングスピーカーが欲しいけど、どれを選べばいいか分からない」「デスク周りの音質を上げたいけど、場所を取るのは困る」——そんな悩みを抱えている方は多いのではないでしょうか。
Edifier HECATE ED-G2000PROは、コンパクトな筐体に64Wのパワフル出力と音に連動するRGBライティングを搭載した、注目のゲーミングスピーカーです。
この記事では、実際の使用感や評判をもとに、G2000PROの特長・スペック・メリット・デメリットを徹底解説します。
購入を検討している方が後悔しない選択ができるよう、良い点も悪い点も正直にお伝えしていきます。
Edifier HECATE ED-G2000PROとは?製品概要
Edifier HECATE ED-G2000PROは、中国・北京発祥のオーディオブランドEdifierが展開するゲーミングシリーズ「HECATE(ヘケート)」のデスクトップスピーカーです。
2022年に発売された人気モデル「G2000」の上位版として、2025年11月に登場しました。
最大の特徴は、手のひらサイズのコンパクトボディに64Wのピーク出力を詰め込んだ点です。
さらに、270度パノラマ透明エンクロージャーと音に同期するTempoFlow™ライティング技術により、視覚的にもゲーミング体験を盛り上げてくれます。
PC、PS5、Nintendo Switch、スマートフォンなど幅広いデバイスに対応し、Bluetooth 5.4、USB-A/C、3.5mm AUXの3種類の接続方式をサポート。
バーチャル7.1chサラウンドにも対応しており、ゲームから映画、音楽まで幅広い用途で活躍します。
製品スペック・仕様
G2000PROの詳細なスペックを以下にまとめました。
基本仕様
| 項目 | 仕様 |
|---|---|
| 定格出力 | 32W(16W + 16W) |
| ピーク出力 | 64W(32W + 32W) |
| ドライバー | 76mm(3インチ)フルレンジスピーカー |
| 再生周波数帯域 | 75Hz〜20kHz |
| 音圧感度 | 96dB(A) |
| インピーダンス | 4Ω |
| S/N比 | 96dB(A)以上 |
接続・機能
| 項目 | 仕様 |
|---|---|
| Bluetoothバージョン | 5.4 |
| 対応コーデック | SBC |
| 対応プロファイル | A2DP、AVRCP |
| 入力端子 | Bluetooth / USB-C / USB-A / 3.5mm AUX |
| サラウンド | バーチャル7.1ch(独立DSPチップ搭載) |
本体仕様
| 項目 | 仕様 |
|---|---|
| 外形寸法 | 139mm × 116mm × 160mm(1台あたり) |
| 重量 | 約1.6kg(1セット合計) |
| LED | 各スピーカー20本ストリップ、計100個フルカラーLED |
| ライティング | TempoFlow™、7種類ダイナミックエフェクト |
| 電源 | ACアダプター(15V/4A) |
| 保証期間 | 1年 |
同梱品
スピーカー本体(1セット)、電源アダプター、電源ケーブル、AUXオーディオケーブル、USB-C to USB-Aケーブル、USB-A to USB-Cアダプター、取扱説明書、ブランドカード、ステッカーが付属します。
USB-Cアダプタが同梱されているのは、様々なデバイスとの接続を想定した親切な配慮です。
G2000PROの特長・差別化ポイント
従来モデルG2000から大幅パワーアップ
G2000PROは、従来のG2000から出力が2倍に強化されています。
定格出力は16Wから32Wへ、ピーク出力は32Wから64Wへとアップグレード。
ドライバーサイズも2.75インチから3インチに大型化され、より深みのある低音再生が可能になりました。
再生周波数帯域も98Hz〜20kHzから75Hz〜20kHzへと拡張。
低域が約23Hz分広がったことで、ゲームの爆発音や映画の重低音シーンでより迫力のある体験ができます。
270度パノラマ透明エンクロージャー
G2000PROの最も目を引く特徴が、背面から側面にかけて広がる透明筐体です。
内部構造が見える未来的なデザインは、ゲーミングデスクに置くだけで存在感を発揮します。
この透明部分を通してRGBライティングが発光するため、光の拡散が美しく、部屋全体を幻想的に演出できます。
TempoFlow™音光同期技術
G2000PRO独自の「TempoFlow™」は、再生中の音声に合わせてRGBライティングがリアルタイムで変化する機能です。
各スピーカーに20本のLEDストリップ、計100個のフルカラーLEDを搭載しており、ゲームや音楽のビートに連動して光が躍動します。
実際に使用してみると、予想以上に反応が良く、特にアクションゲームやEDMとの相性は抜群です。
独立DSPチップによるバーチャル7.1chサラウンド
専用のDSPチップを搭載し、HECATEゲーミングセンターソフトウェアと連携することでバーチャル7.1chサラウンドを実現。
2.0chのステレオスピーカーでありながら、立体的な音響空間を作り出せます。
FPSゲームで敵の足音の方向を把握したい場合や、映画をシネマライクに楽しみたい場合に効果を発揮します。
3種類の接続方式で幅広いデバイスに対応
Bluetooth 5.4、USB-A/C、3.5mm AUXの3種類の接続に対応。
PCはもちろん、PS5、Xbox Series X|S、Nintendo Switch、スマートフォン、タブレットなど、あらゆるデバイスとシームレスに接続できます。
USB-C to USB-Aケーブルに加えて変換アダプターも同梱されているため、Type-Cポートしかない最新ノートPCでも安心です。
G2000PROをおすすめする理由
コンパクトなのにパワフルな出力
G2000PROの底面は大人の手のひらほどのサイズです。
にもかかわらず、64Wのピーク出力を実現しており、大音量で鳴らしても歪みが少ないのが特長です。
6畳〜8畳程度の部屋なら十分すぎるほどの音圧を確保できます。
デスクスペースが限られている方でも、音質を妥協せずに導入できる点は大きなメリットです。
セリフが聞き取りやすいクリアな中高音
ゲームや映画を楽しむ上で重要なのが、セリフの聞き取りやすさです。
G2000PROは中高音域の再現性に優れており、キャラクターのセリフやナレーションがくっきりと聞こえます。
アクションシーンで効果音が大きくなっても、会話が埋もれにくい点は多くのユーザーから高く評価されています。
ゲーミングデスクを彩るRGBライティング
RGBライティングを搭載したスピーカーは他にもありますが、G2000PROのTempoFlow™は反応速度の良さが際立っています。
音楽やゲームのビートにほぼリアルタイムで追従するため、没入感が格段に向上します。
特に「Doom: The Dark Ages」のようなアクション性の高いゲームでは、画面の迫力をライティングが増幅してくれる効果を実感できます。
10度傾斜設計でニアフィールドリスニングに最適
スピーカー本体が10度傾斜した設計になっており、デスクに置いた際にドライバーが自然と耳の方向を向きます。
モニターの両脇に設置してすぐ目の前で聴くニアフィールドリスニングに最適化されており、別途スタンドを用意しなくても良好なリスニング環境を構築できます。
豊富な接続オプションで汎用性が高い
Bluetooth接続でスマホから気軽に音楽を流したり、USB接続でPCゲームを高音質で楽しんだり、AUX接続でテレビと繋いだりと、用途に応じて柔軟に使い分けられます。
サブウーファー出力端子も備えているため、将来的に低音を強化したくなった場合も対応可能です。
購入前に確認すべき注意点
Bluetooth接続時は音質が低下する
G2000PROはBluetooth 5.4に対応していますが、対応コーデックはSBCのみです。
AACやaptX、LDACには非対応のため、Bluetooth接続時の音質は有線接続と比較して明らかに劣ります。
最高の音質を求めるなら、USB接続での使用を推奨します。
Bluetoothは「気軽に繋ぎたいとき」のサブ的な接続手段と考えておくのが無難です。
低〜中音量時に音がモヤつく傾向
大音量で鳴らすとクリアで迫力のあるサウンドを楽しめますが、低〜中音量では音がやや濁る傾向があります。
特に楽器数が多い複雑な楽曲や、ダイナミックレンジの広いコンテンツでは、音が混ざって聞こえることがあります。
普段から控えめな音量で使用する方は、店頭での試聴をおすすめします。
重低音には限界がある
75Hz〜20kHzの再生周波数帯域は、このサイズのスピーカーとしては優秀ですが、サブウーファーを備えた2.1chシステムのような重低音は期待できません。
ロックやEDMを重低音で楽しみたい方は、サブウーファーの追加を検討するか、より大型のスピーカーを選択した方が満足度は高いでしょう。
HECATEアプリの機能が限定的
PC用のHECATEゲーミングセンターソフトウェアでは、EQ設定がグレーアウトされて調整できないという報告があります。
RGBライティングのカスタマイズも6色+レインボーのみで、自由度は高くありません。
アプリでの細かい調整を期待している方は、この点を事前に把握しておく必要があります。
入力切替の音声ガイドがない
入力ソースを切り替える際、クリック音が鳴るだけで「USB」「Bluetooth」などの音声案内がありません。
どの入力に接続されているか分かりにくく、「音が出ない」と思ったら入力が違っていた、ということが起こりがちです。
慣れれば問題ありませんが、使い始めは戸惑う可能性があります。
起動音が独特で大きめ
電源を入れた際の起動音がやや大きく、独特なサウンドです。
消音設定はないため、深夜に電源を入れる際は注意が必要です。
この点を気にするユーザーは一定数存在します。
机への直置きは振動が伝わりやすい
スピーカーを机に直接置くと、低音再生時に振動が天板に伝わり、余計な共鳴が発生することがあります。
インシュレーターやスピーカースタンドを使用することで改善できますが、追加コストがかかる点は考慮しておきましょう。
評判・口コミまとめ
ユーザーが評価するおすすめな点
コンパクトさと音質のバランスが最も高く評価されています。
「このサイズでこの音が出るとは思わなかった」「見た目で判断してはいけない」という驚きの声が多数見られます。
同価格帯のサウンドバーと比較しても、音の明瞭さや立体感で優位に立つという評価が一般的です。
ゲーム用途での実用性も好評です。
FPSゲームでの足音の定位や、背後から近づく敵の気配を感じ取れるなど、ゲーマーにとって重要な要素がしっかり押さえられています。
セリフの聞き取りやすさについても、「ボリュームを上げなくても会話がクリアに聞こえる」と評価されています。
デザインとRGBライティングについては、「ゲーミングデスクに映える」「TempoFlowの反応が想像以上に良い」といった声が目立ちます。
透明筐体を通して光が拡散する様子は、RGB好きのユーザーにとって大きな魅力となっています。
接続の簡単さと汎用性も高評価ポイントです。
PS5やNintendo Switchとの接続がスムーズで、複数のデバイスを切り替えて使いたいユーザーから支持されています。
USB-Cアダプタの同梱も「痒いところに手が届く」と好意的に受け止められています。
コストパフォーマンスについては、「価格以上の満足感がある」「同価格帯では音質トップクラス」といった評価が多く、特にG2000(通常版)は「1万円台でこの品質は驚異的」と絶賛されています。
購入前に確認すべき注意点
重低音の物足りなさは、最も多く指摘されるポイントです。
「高音から低音まで綺麗に鳴るが、重低音が出ないので音が軽く感じる」「ロックを聴くには迫力が足りない」という声があります。
サブウーファーの追加で解決できますが、追加コストと設置スペースが必要になります。
Bluetooth接続の安定性と音質についても注意が必要です。
「無音状態で接続が切れることがある」「有線と比べて明らかに音質が落ちる」という報告があります。
ワイヤレスでの使用がメインの場合は、この点を考慮して判断すべきでしょう。
アプリの使い勝手に不満を感じるユーザーも存在します。
「EQ設定ができない」「RGBの色が限られている」「説明書が簡素で分かりにくい」といった声が見られます。
ソフトウェア面でのアップデートに期待する声も多いです。
初期状態の音質傾向については、「ドンシャリ傾向が強すぎる」という意見があります。
ただし、「外部イコライザーソフトで調整すると化ける」「FxSoundなどのフリーソフトでサラウンド感を調整すると満足度が上がる」といった解決策も共有されており、調整次第で大きく改善できる可能性があります。
USB接続の安定性について、「入力切替後にUSBに戻すと接続できなくなることがある」という報告もあります。
ケーブルの抜き差しで解決するケースが多いようですが、頻繁に入力を切り替える使い方をする場合は留意しておく必要があります。
G2000とG2000 PROの違い
G2000PROの購入を検討する際、従来モデルのG2000との違いを把握しておくことが重要です。
| 項目 | G2000 | G2000 PRO |
|---|---|---|
| 定格出力 | 16W | 32W |
| ピーク出力 | 32W | 64W |
| ドライバーサイズ | 2.75インチ | 3インチ |
| 再生周波数帯域 | 98Hz〜20kHz | 75Hz〜20kHz |
| Bluetoothバージョン | 4.2 | 5.4 |
| サラウンド | なし | バーチャル7.1ch |
| USB接続 | USB-Aのみ | USB-A & USB-C |
| 透明筐体 | なし | 270度パノラマ |
| ライティング | 11パターン | 7種+TempoFlow™ |
| 価格帯 | 約8,000〜13,000円 | 約22,000〜26,000円 |
G2000PROはG2000から出力が2倍、周波数帯域は低域方向に約23Hz拡張、Bluetoothは最新の5.4に対応と、スペック面で大幅に強化されています。
バーチャル7.1chサラウンドやTempoFlow™など、PRO専用の機能も魅力です。
一方で、価格も約2倍になっています。
「RGBや透明筐体にそこまでこだわらない」「予算を抑えたい」という方には、G2000(通常版)も十分に良い選択肢です。
コスパ重視ならG2000、機能とパワーを重視するならG2000PROという判断基準で選ぶとよいでしょう。
競合製品との比較
G2000PROを検討する際に比較対象となりやすい製品との違いを整理します。
Creative Pebble Pro / Pebble V3との比較
Creative Pebbleシリーズは、G2000シリーズの直接的な競合です。
Pebble Proはドライバーサイズが2.25インチとG2000PRO(3インチ)より小さく、低音域ではG2000PROが優位です。
一方、Pebble V3は高音のクリアさに定評があり、「音が澄んでいる」という評価を受けています。
価格はPebbleシリーズの方が安いため、予算重視ならPebble、低音と出力重視ならG2000PROという選び方になります。
Razer Nommo V2 Xとの比較
Razer Nommo V2 Xは、同じゲーミングスピーカーカテゴリの競合です。
Razerブランドの知名度とデザイン性が魅力ですが、価格帯は同等かやや高め。
G2000PROはTempoFlow™による音光同期やバーチャル7.1chサラウンドなど、機能面での優位性があります。
Razerで周辺機器を統一したい場合はNommo、機能性重視ならG2000PROがおすすめです。
Edifier MR3 / MR4との比較
同じEdifierブランドのMRシリーズは、スタジオモニター寄りの製品です。
音楽制作やフラットな音質を求める方にはMRシリーズが適しています。
一方、G2000PROはゲーミング向けにチューニングされており、低音の量感やRGBライティングなどエンターテインメント性を重視しています。
用途に応じて選び分けるのがベストです。
まとめ
Edifier HECATE ED-G2000PROについて、特長からスペック、メリット・デメリット、口コミまで詳しく解説してきました。
最後に、この製品のポイントを総括します。
- 64Wピーク出力:コンパクトボディに従来モデルの2倍のパワーを搭載し、大音量でも歪みの少ないクリアなサウンドを実現
- TempoFlow™音光同期:音に連動してRGBライティングがリアルタイムで変化し、ゲームや音楽の没入感を大幅に向上
- バーチャル7.1chサラウンド:独立DSPチップ搭載で、2.0chながら立体的な音響空間を実現
- 3種類の接続方式:Bluetooth 5.4、USB-A/C、AUXに対応し、幅広いデバイスとシームレスに接続可能
- セリフが聞き取りやすい:中高音域の再現性に優れ、ゲームや映画の会話がクリアに聞こえる
- Bluetooth接続時の音質低下:SBCコーデックのみ対応のため、最高音質を求めるならUSB接続推奨
- 重低音には限界あり:サブウーファーなしの2.0ch構成のため、ズンズン響く重低音は期待しすぎない方が良い
- アプリ機能が限定的:EQ調整やRGBカスタマイズの自由度は高くなく、今後のアップデートに期待
- 低〜中音量時のモヤつき:大音量ではクリアだが、控えめな音量では音が濁りやすい傾向あり
- 総合評価:RGB好きのゲーマーやコンパクトな高出力スピーカーを求める方に最適。重低音やBluetooth音質を重視する方は他の選択肢も検討を
G2000PROは、「デスクスペースは限られているけど、音質もRGBも妥協したくない」というゲーマーのニーズに応える製品です。
約2〜2.5万円の価格帯で、これだけの機能と出力を備えたスピーカーは貴重な存在といえます。
ただし、すべての人に完璧な製品ではありません。
重低音を重視する方、Bluetooth中心で使いたい方、アプリでの細かいカスタマイズを求める方は、購入前に自分の優先順位を整理することをおすすめします。
RGB不要でコスパを重視するなら従来モデルのG2000、音質のフラットさを求めるならMRシリーズなど、Edifier製品内でも選択肢があります。
この記事を参考に、あなたのデスク環境に最適なスピーカーを見つけてください。
