Razerのラピッドトリガーとは?基本の仕組みを解説

Razerのゲーミングキーボードを購入したものの、ラピッドトリガーの設定方法がわからない、最適な数値が見つからないと悩んでいませんか。

せっかく高性能なキーボードを手に入れても、正しく設定しなければ本来の実力を発揮できません。

この記事では、Razer Huntsman V3 Proシリーズのラピッドトリガー設定について、基本的な仕組みから具体的な設定手順、ゲーム別のおすすめ数値まで徹底的に解説します。

VALORANTやCS2で勝率を上げたい方、初めてラピッドトリガー搭載キーボードを使う方でも、読み終わる頃には自信を持って設定できるようになるでしょう。

目次

Razerのラピッドトリガーとは?基本の仕組みを解説

ラピッドトリガーは、キーボードの入力速度を劇的に向上させる革新的な機能です。

従来のキーボードでは実現できなかった超高速の連続入力を可能にし、特にFPSゲームで大きなアドバンテージをもたらします。

Razerはこの機能を光学式スイッチと組み合わせることで、業界最高水準の応答性を実現しています。

ラピッドトリガーが従来のキーボードと違う点

従来のキーボードでは、キーを押してから離すまでの動作に「固定されたリセットポイント」が存在していました。

例えば、キーを2mm押し込んで入力が認識された場合、キーを離す際にも同じ2mmの位置を通過しないと入力がリセットされません。

この仕組みでは、素早くキーを連打しようとしても物理的な制約があり、反応速度に限界がありました。

ラピッドトリガーは、この固定されたリセットポイントを撤廃しています。

キーがわずか0.1mm上方向に動いただけで瞬時にリセットされ、すぐに次の入力を受け付ける状態になります。

つまり、キーを完全に離さなくても、ほんの少し指の力を緩めるだけで入力がオフになり、再度押し込めばすぐにオンになるのです。

この違いにより、従来のキーボードでは物理的に不可能だった超高速連打が実現します。

FPSゲームでラピッドトリガーが有利な理由

VALORANTやCS2などのFPSゲームでは、移動中に射撃すると弾の精度が大幅に低下する仕様になっています。

敵と撃ち合う際には、移動を止めてから射撃することで正確なエイムが可能になります。

この「ストッピング」と呼ばれる技術が勝敗を分ける重要な要素です。

ラピッドトリガーを使用すると、移動キーを離した瞬間にキャラクターが停止し、即座に射撃態勢に入れます。

従来のキーボードでは、キーを離してからリセットポイントを通過するまでのわずかな時間差がありました。

このミリ秒単位の差が、プロレベルの対戦では致命的な遅れとなります。

また、左右に素早く動く「ストレイフ」と呼ばれる動作も、ラピッドトリガーによってより滑らかに実行できます。

AキーとDキーを高速で切り替える動作が、従来では考えられないほどスムーズになるのです。

Razerの光学式スイッチが選ばれる理由

Razer Huntsman V3 Proシリーズには、第2世代Razerアナログオプティカルスイッチが搭載されています。

このスイッチは光を使って入力を検知するため、物理的な接点が存在しません。

接点がないということは、摩耗による劣化がなく、1億回という驚異的なキーストローク寿命を実現しています。

光学式スイッチのもう一つの大きな利点は、温度や磁気の影響を受けにくいことです。

競合製品に多い磁気式スイッチは、環境温度や周囲の磁気干渉によって動作が不安定になる可能性が指摘されています。

Razerの光学式スイッチは、どのような環境でも安定した高速入力を維持できます。

さらに、アナログオプティカルスイッチはキーの押し込み深さを認識できるため、単純なオン・オフだけでなく、アクチュエーションポイントの細かな調整も可能です。

Razerラピッドトリガー対応キーボード全機種比較

Razerのラピッドトリガー対応キーボードは、用途や好みに合わせて複数のモデルから選べます。

サイズ、ポーリングレート、価格帯など、それぞれに特徴があるため、自分のプレイスタイルに最適なモデルを選ぶことが重要です。

Huntsman V3 Proシリーズのラインナップと価格一覧

現在、Razerからラピッドトリガー対応キーボードとして販売されているのは、Huntsman V3 Proシリーズです。

以下の表で全モデルを比較してみましょう。

モデル名 サイズ ポーリングレート 参考価格
Huntsman V3 Pro フルサイズ 1000Hz 約42,880円
Huntsman V3 Pro TKL テンキーレス 1000Hz 約32,980円
Huntsman V3 Pro Mini 60% 1000Hz 約29,980円
Huntsman V3 Pro 8KHz フルサイズ 8000Hz 約42,980円
Huntsman V3 Pro TKL 8KHz テンキーレス 8000Hz 約36,980円
Huntsman V3 Pro Mini 8KHz 60% 8000Hz 約33,980円

各モデルには日本語配列(JP)と英語配列(US)が用意されており、ホワイトとブラックの2色から選択できます。

8KHzモデルと通常モデルの違いは?

2025年10月に発売された8KHzモデルは、ポーリングレートが従来の8倍に向上しています。

ポーリングレートとは、キーボードがPCに入力情報を送信する頻度のことです。

1000Hzでは1秒間に1000回、8000Hzでは1秒間に8000回の通信を行います。

具体的な数値で比較すると、応答速度は従来の1.7msから0.58msへと約3倍高速化しました。

この差は人間が体感できるレベルではないかもしれませんが、プロレベルの競技では確実なアドバンテージとなります。

8KHzモデルには、その他にも改良点があります。

プロ選手のNiKo氏が開発に参加し、打鍵感が最適化されています。

スナップタップ機能も強化され、4つの設定を同時に保存できるようになりました。

内部には高密度フォームが追加され、反響音や空洞感が軽減されています。

ただし、8000Hzのポーリングレートを使用するとCPU負荷が高くなるため、PCのスペックによってはフレームレートに影響が出る可能性があります。

フルサイズ・TKL・Miniの選び方

キーボードのサイズ選びは、デスクスペースと使用目的によって決まります。

フルサイズは、テンキーを含むすべてのキーが搭載された標準的なレイアウトです。

数字入力が多い作業や、ゲーム以外の用途でも使用する場合に適しています。

デスクスペースに余裕があり、マウスの可動域を気にしない方におすすめです。

TKL(テンキーレス)は、テンキー部分を省略したコンパクトなレイアウトです。

FPSゲーマーに最も人気があり、マウスの可動域を広く確保できます。

矢印キーやファンクションキーは残っているため、日常使いにも困りません。

迷ったらTKLを選ぶのが無難な選択といえます。

Miniは60%レイアウトと呼ばれ、さらにコンパクトなサイズです。

矢印キーやファンクションキーも省略されており、Fnキーとの組み合わせで操作します。

デスクスペースを最大限に活用したい方や、持ち運びを重視する方に向いています。

日本語配列と英語配列どちらを選ぶべきか

日本語配列と英語配列の最大の違いは、エンターキーの形状とキーの数です。

日本語配列はエンターキーが大きく縦長で、かな入力用のキーが追加されています。

普段から日本語配列に慣れている方は、違和感なく使用できるでしょう。

英語配列はエンターキーが横長で、キーの総数が少なくシンプルな構成です。

プログラミングをする方や、海外のプロ選手と同じ環境で練習したい方に人気があります。

ゲームプレイにおいては、どちらの配列でも性能に差はありません。

普段使い慣れている配列を選ぶのが最も効率的です。

Razer Synapseでのラピッドトリガー設定方法

Razer Synapseは、Razer製デバイスの設定を管理する公式ソフトウェアです。

ラピッドトリガーの詳細な設定を行うには、このソフトウェアの使用が必須となります。

キーボード本体でも基本的な設定は可能ですが、0.1mm単位の細かな調整はSynapseでしか行えません。

Razer Synapseのインストールと初期設定

Razer Synapseは、Razer公式サイトから無料でダウンロードできます。

対応OSはWindows 10(64bit)以降となっており、macOSでも基本機能は使用可能です。

インストール手順は以下の通りです。

まず、Razer公式サイトにアクセスし、Synapseのダウンロードページを開きます。

最新版をダウンロードしたら、インストーラーを実行してください。

インストールが完了すると、Razer IDの作成を求められます。

アカウント作成は任意ですが、設定をクラウドに保存したい場合は作成しておくと便利です。

Huntsman V3 Pro 8KHzシリーズを使用する場合は、Synapse 4が必要です。

従来のSynapse 3とは設定ファイルの互換性がないため、注意してください。

アクチュエーションポイントの調整手順

アクチュエーションポイントとは、キーを押し込んだ際に入力がオンになる深さのことです。

Razer Huntsman V3 Proでは、0.1mmから4.0mmの範囲で調整できます。

Synapseでの設定手順を説明します。

Synapseを起動し、接続されているHuntsman V3 Proを選択します。

左側のメニューから「アクチュエーション」タブをクリックしてください。

画面上にキーボードの図が表示され、各キーを個別に選択できます。

設定したいキーをクリックすると、右側にスライダーが表示されます。

スライダーを左に動かすとアクチュエーションポイントが浅くなり、右に動かすと深くなります。

数値は0.1mm単位で調整可能です。

複数のキーを同時に選択して、まとめて設定することもできます。

WASDキーなど、同じ設定にしたいキーをCtrlキーを押しながらクリックしてください。

ラピッドトリガー感度の設定手順

ラピッドトリガーの感度は、キーがリセットされる距離を決定します。

この数値が小さいほど、わずかな指の動きでキーがオフになります。

同じくSynapseの「アクチュエーション」タブから設定を行います。

対象のキーを選択し、「ラピッドトリガー」のセクションを探してください。

まず、ラピッドトリガーを有効にするチェックボックスをオンにします。

次に、感度を調整するスライダーが表示されます。

Razerのラピッドトリガーでは、0.1mmから1.0mmの範囲で設定可能です。

さらに詳細な設定として、ダウンストローク(押し込み)とアップストローク(戻し)を個別に調整できます。

この機能により、押し込み時と戻し時で異なる感度を設定することも可能です。

設定が完了したら、プロファイルを保存することを忘れないでください。

キーボード本体のみで設定する方法

Razer Synapseをインストールできない環境や、素早く設定を変更したい場合は、キーボード本体でも調整が可能です。

ただし、本体での設定は0.4mm単位となり、Synapseほど細かな調整はできません。

設定手順は以下の通りです。

Fn + Caps Lockキーを同時に押すと、ラピッドトリガー調整モードが起動します。

キーボードのLEDがオレンジ色に点灯し、調整モードに入ったことを示します。

Caps Lockキーを押すと、ラピッドトリガーのオン・オフを切り替えられます。

矢印キーまたはマルチファンクションダイヤルを使って、感度を調整してください。

LED インジケーターで現在の設定値を確認できます。

設定が完了したら、Escキーを押して調整モードを終了します。

この操作で設定した内容は、キーボード本体に保存されます。

ゲーム別おすすめラピッドトリガー設定値

ラピッドトリガーの最適な設定値は、プレイするゲームによって異なります。

ゲームごとの特性を理解し、それに合った数値を設定することで、最大限の効果を発揮できます。

ここでは、人気FPSタイトルごとの推奨設定を紹介します。

VALORANT向けの最適設定と推奨値

VALORANTは、ストッピングの精度が特に重要なタクティカルシューターです。

移動を止めた瞬間から射撃の精度が回復するため、ラピッドトリガーの恩恵を最も受けやすいゲームといえます。

推奨設定は以下の通りです。

設定項目 推奨値 備考
対象キー WASDのみ 全キーは非推奨
アクチュエーションポイント 0.8mm〜1.2mm 誤入力防止のため浅すぎない設定
ラピッドトリガー感度 0.1mm〜0.3mm 慣れたら0.1mmも可
その他のキー 2.0mm スキル誤発動防止

重要なのは、ラピッドトリガーをWASDキーのみに適用することです。

全キーに設定すると、アビリティキーの誤入力が頻発し、試合中にスモークやフラッシュを意図せず使用してしまう事故が起きます。

CS2向けの最適設定と推奨値

CS2(Counter-Strike 2)も、VALORANTと同様にストッピングが重要なゲームです。

ただし、CS2はVALORANTよりも銃の反動が大きく、より繊細な操作が求められます。

推奨設定は以下の通りです。

設定項目 推奨値 備考
対象キー WASDのみ 移動キーに限定
アクチュエーションポイント 1.0mm〜1.5mm VALORANTより少し深め
ラピッドトリガー感度 0.3mm〜0.5mm 安定性重視

CS2では、過去にラピッドトリガーが正常に動作しない不具合が報告されていました。

この問題が発生した場合は、Razer Synapseを完全に閉じ、オンボードプロファイルのみで使用することで解決できるケースがあります。

Apex Legends向けの最適設定と推奨値

Apex Legendsは、VALORANTやCS2とは異なり、移動しながらの射撃でもある程度の精度が維持されます。

そのため、ラピッドトリガーの恩恵はやや小さくなりますが、キャラクターコントロールの向上には効果があります。

推奨設定は以下の通りです。

設定項目 推奨値 備考
対象キー WASDのみ 必要に応じてしゃがみキーも
アクチュエーションポイント 1.0mm〜1.5mm 誤入力防止重視
ラピッドトリガー感度 0.2mm〜0.5mm 中間的な設定

Apexでは、スライディングやジャンプを組み合わせた複雑な動きが多いため、誤入力が起きにくい設定が望ましいです。

初心者が最初に試すべき設定値

ラピッドトリガー搭載キーボードを初めて使用する場合、いきなり0.1mmなどの極端な設定にするのは避けましょう。

慣れていない状態で感度を上げすぎると、誤入力が多発してストレスの原因になります。

初心者向けの推奨設定は以下の通りです。

設定項目 1週目 2週目 3週目以降
アクチュエーションポイント 1.5mm 1.2mm 1.0mm
ラピッドトリガー感度 0.5mm 0.3mm 0.2mm

段階的に数値を下げていくことで、体が自然に適応していきます。

焦らず、1〜2週間かけて少しずつ調整していくのがおすすめです。

ラピッドトリガー設定でよくある失敗と対処法

ラピッドトリガーは正しく設定すれば強力な武器になりますが、設定を間違えると逆効果になることもあります。

ここでは、ユーザーから多く報告されている問題と、その解決方法を紹介します。

0.1mm設定で誤入力が増える原因と解決策

0.1mmという最小設定は、理論上最も高速な反応を得られますが、実際には多くのプレイヤーにとって敏感すぎます。

指をキーに置いているだけで、わずかな力の変化で入力が発生してしまうのです。

この問題は、特に長時間プレイした際に顕著になります。

疲労によって指の力加減が不安定になり、意図しない入力が増えていきます。

解決策として、まずは0.3mm〜0.5mm程度の設定から始めることをおすすめします。

プロ選手でも0.1mmを使用している人は少数派であり、0.2mm〜0.3mmが主流です。

自分に合った数値を見つけることが、最も重要なポイントです。

全キーにラピッドトリガーを設定してはいけない理由

「せっかくの機能だから全キーに適用したい」と考えるのは自然なことですが、これは大きな間違いです。

全キーにラピッドトリガーを設定すると、通常のタイピング時に問題が発生します。

チャットを打つ際に同じ文字が連続入力されたり、アビリティキーを誤って押してしまったりします。

特にVALORANTでは、スモークやフラッシュを意図せず使用してしまう事故が多発しています。

解決策として、ラピッドトリガーはWASDの移動キーのみに適用してください。

その他のキーは通常のアクチュエーション設定(2.0mm程度)にしておくことで、誤入力を防げます。

移動キーが途切れる不具合の直し方

Huntsman V3 Proでは、ラピッドトリガー使用中に移動キーがランダムに途切れる不具合が報告されています。

ゲーム中に突然キャラクターが停止し、キーを離してリセットしなければならない状況が発生します。

この問題の原因は、ファームウェアまたはRazer Synapseとの連携に関連していると考えられています。

以下の手順で解決できる可能性があります。

まず、Razer Synapseとファームウェアを最新版にアップデートしてください。

それでも解決しない場合は、Synapseを完全に閉じてオンボードプロファイルのみで使用してみてください。

多くのユーザーがこの方法で問題を解決しています。

また、アクチュエーションポイントを少し深く(1.0mm以上)に設定することで、症状が改善するケースもあります。

設定が保存されない時の対処法

設定したラピッドトリガーの数値が保存されない、または勝手にリセットされるという問題も報告されています。

プロファイルが切り替えられない症状が同時に発生することもあります。

この問題の対処法として、以下の手順を試してください。

Razer Synapseを完全にアンインストールし、PCを再起動します。

公式サイトから最新版のSynapseをダウンロードして、クリーンインストールを行います。

設定を変更したら、必ずプロファイルを保存し、キーボード本体のオンボードメモリにも保存してください。

オンボードメモリに保存しておけば、Synapseが起動していない状態でも設定が維持されます。

RazerとWootingのラピッドトリガー性能を比較

ラピッドトリガー搭載キーボード市場では、RazerとWootingが二大勢力として知られています。

どちらを選ぶべきか迷っている方のために、両者の違いを詳しく比較します。

スイッチ方式の違いと特徴

RazerとWootingでは、採用しているスイッチの方式が根本的に異なります。

Razer Huntsman V3 Proは光学式(オプティカル)スイッチを採用しています。

光を使って入力を検知するため、物理的な接点がなく、温度や磁気の影響を受けにくい特徴があります。

一方、Wooting 60HEは磁気式(ホールエフェクト)スイッチを採用しています。

磁石の位置変化を検知して入力を認識する仕組みで、非常に滑らかな操作感が特徴です。

性能面での比較は以下の通りです。

項目 Razer(光学式) Wooting(磁気式)
アクチュエーション範囲 0.1mm〜4.0mm 0.1mm〜4.0mm
ラピッドトリガー範囲 0.1mm〜1.0mm 0.1mm〜4.0mm
最大ポーリングレート 8000Hz 1000Hz
環境耐性 高い やや低い
耐久性 1億回 1億回

Razerは環境耐性とポーリングレートで優位、Wootingはラピッドトリガーの調整幅で優位といえます。

プロ選手の使用率と選ばれる理由

VCT 2025 Kickoffでのプロ選手のキーボード使用率を見ると、興味深い傾向が見えてきます。

Wooting 60HEの使用率は52.7%(241人中127人)と過半数を占めています。

一方、Razer Huntsman V3 Proの使用率は12%(241人中29人)にとどまっています。

Wootingが選ばれる理由として、ラピッドトリガー機能の先駆者としての実績と信頼性が挙げられます。

また、Wootilityという専用ソフトウェアの使いやすさも評価されています。

Razerが選ばれる理由としては、静音性の高さとブランドの信頼性があります。

配信活動を行うプロ選手にとって、打鍵音の静かさは重要な要素です。

また、マウスやヘッドセットなど、他のRazer製品と統一したい選手にも人気があります。

どちらを選ぶべきか判断基準

最終的にどちらを選ぶかは、個人の優先事項によって決まります。

Wootingを選ぶべき人は、競技で1ミリ秒を争いたい方、ラピッドトリガーの細かな調整にこだわりたい方です。

プロ選手の使用率が高いことからも、競技志向の方には信頼できる選択といえます。

Razerを選ぶべき人は、静音性を重視する方、配信や仕事との併用を考えている方です。

また、すでにRazer製品で環境を統一している方にとっては、Synapseで一括管理できるメリットがあります。

8KHzモデルを選べば、ポーリングレートではWootingを大きく上回ります。

最新技術を求める方には、Razerが魅力的な選択肢となるでしょう。

Razerラピッドトリガーの注意点とデメリット

ラピッドトリガーは万能な機能ではありません。

メリットだけでなく、デメリットや注意点も理解した上で導入を検討してください。

通常タイピング時の誤入力リスク

ラピッドトリガーを有効にした状態で通常のタイピングを行うと、誤入力が発生しやすくなります。

特に、同じ文字が連続して入力される「チャタリング」のような症状が起きることがあります。

これは、キーを押し込む際の微妙な振動やブレを、ラピッドトリガーが検知してしまうためです。

対策として、ゲーム用と通常作業用でプロファイルを分けることをおすすめします。

ゲーム中はラピッドトリガーを有効にし、作業時は無効にするという使い分けが効果的です。

Huntsman V3 Proでは最大6つ(8KHzモデルは4つ)のプロファイルを保存できるため、簡単に切り替えられます。

FPS以外のゲームでの使い勝手

ラピッドトリガーが最も効果を発揮するのは、VALORANTやCS2のようなタクティカルシューターです。

他のジャンルのゲームでは、必ずしもメリットがあるとは限りません。

RPGやアドベンチャーゲームでは、キーを長押しする操作が多く、ラピッドトリガーの恩恵は少ないです。

むしろ、意図しない入力が発生して操作ミスにつながる可能性があります。

格闘ゲームでは、コマンド入力の精度に影響が出る場合があります。

特定のキーの組み合わせを素早く入力する際に、ラピッドトリガーが邪魔になることもあるでしょう。

ゲームジャンルに応じて、ラピッドトリガーのオン・オフを切り替えることが重要です。

価格に見合う価値はあるのか

Razer Huntsman V3 Proシリーズは、約30,000円〜43,000円という高価格帯の製品です。

一般的なゲーミングキーボードの2〜3倍の価格となっており、購入に躊躇する方も多いでしょう。

価格に見合う価値があるかどうかは、使用目的によって異なります。

競技レベルでFPSをプレイし、少しでも勝率を上げたい方にとっては、十分に投資する価値があります。

ミリ秒単位の差が勝敗を分ける世界では、ラピッドトリガーは明確なアドバンテージとなります。

一方、カジュアルにゲームを楽しむ方にとっては、オーバースペックかもしれません。

ラピッドトリガーがなくても十分に楽しめますし、その差を体感できない可能性もあります。

まずは自分のプレイスタイルと目標を明確にし、必要性を判断してください。

Razerラピッドトリガー設定に関するよくある質問

ラピッドトリガーの設定について、ユーザーから多く寄せられる質問とその回答をまとめました。

ラピッドトリガーは本当に必要?効果を感じない場合は?

ラピッドトリガーの効果を感じられないという声は、実際に少なくありません。

特に、キーボードを変えただけで劇的にランクが上がることを期待していた場合、失望を感じることがあります。

ラピッドトリガーは、あくまでも操作の精度を高めるツールです。

エイム力や立ち回り、ゲーム理解といった基本的なスキルが伴わなければ、効果は限定的です。

効果を感じられない場合は、設定が自分に合っていない可能性があります。

0.1mmなどの極端な設定にしていないか、アクチュエーションポイントが浅すぎないかを確認してください。

また、ラピッドトリガーの恩恵を最大限に受けるには、ストッピングの意識的な練習が必要です。

設定を変えるだけでなく、その設定を活かすプレイスタイルを身につけることが重要です。

Synapse無しでも使える?

はい、Razer Synapseがインストールされていなくても、ラピッドトリガー機能は使用できます。

キーボード本体のホットキー(Fn + Caps Lock)で調整モードに入り、基本的な設定が可能です。

ただし、本体での設定には制限があります。

アクチュエーションポイントは0.4mm単位での調整となり、0.1mm単位の細かな調整はできません。

また、キーごとの個別設定もできないため、全キー一括での変更となります。

細かな調整を行いたい場合は、Synapseの使用をおすすめします。

一度Synapseで設定を作成し、オンボードメモリに保存しておけば、その後はSynapse無しでも設定を維持できます。

PS5やコンソール機でも設定は使える?

はい、オンボードメモリに保存した設定は、PS5などのコンソール機でも使用できます。

Huntsman V3 Proシリーズは最大6つ(8KHzモデルは4つ)のプロファイルを本体に保存可能です。

PC上でSynapseを使って設定を作成し、オンボードメモリに保存します。

その後、PS5にUSB接続すれば、保存した設定がそのまま適用されます。

注意点として、PS5ではSynapseが動作しないため、設定の変更はできません。

あらかじめPC上で複数のプロファイルを作成しておき、状況に応じて切り替える使い方になります。

プロファイルの切り替えは、Fn + Menu(アプリケーションキー)で行えます。

スナップタップとの併用設定はどうする?

スナップタップは、左右のキーを同時押しした際に後から押したキーで上書きする機能です。

ラピッドトリガーと併用することで、さらに素早いキャラクターコントロールが可能になります。

設定方法はSynapseの「アクチュエーション」タブから行います。

スナップタップのセクションで機能を有効にし、対象となるキーペアを設定してください。

一般的な設定としては、AキーとDキー(左右移動)のペアを設定します。

8KHzモデルでは、最大4つのキーペアを同時に設定・保存できます。

注意点として、一部のゲームではスナップタップがチート判定される可能性が議論されています。

大会に出場する場合は、ルールを確認してから使用してください。

通常のオンラインプレイでは問題ありませんが、将来的に規制される可能性もあります。

まとめ:Razerラピトリ設定で差をつける方法

  • ラピッドトリガーはキーのリセットポイントを可変にし、0.1mmの動きで瞬時に入力をオフにできる機能である
  • Razerの光学式スイッチは温度や磁気干渉に強く、1億回の耐久性を持つ
  • Huntsman V3 Proシリーズは通常モデルと8KHzモデルがあり、後者は応答速度0.58msを実現する
  • 細かな設定にはRazer Synapseが必須で、0.1mm単位の調整が可能になる
  • ラピッドトリガーはWASDキーのみに適用し、全キーへの設定は誤入力の原因となる
  • VALORANT向けはアクチュエーション0.8〜1.2mm、ラピッドトリガー0.1〜0.3mmが推奨値である
  • 初心者はアクチュエーション1.5mm、ラピッドトリガー0.5mmから始めて段階的に調整すべきである
  • 移動キーの途切れ問題はSynapseを閉じてオンボードプロファイルで使用すると解決する場合がある
  • プロ選手使用率ではWootingが52.7%、Razerが12%だが、静音性や8KHz対応はRazerの強みである
  • オンボードメモリに保存すればPS5などのコンソール機でもラピッドトリガー設定が使用できる
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