手頃な価格で持ち運びやすいBluetoothスピーカーを探しているとき、Ankerの最新モデル「Soundcore Select 4 Go」が気になっている方は多いのではないでしょうか。
「3,000円台という安さで、音質は本当に大丈夫なのか?」
「ライバル機種であるJBL Go 4と比べて、どちらを買うべきか悩む」
「お風呂やアウトドアで使っても壊れないのか?」
このような疑問を抱えている方に向けて、本記事ではANKER Soundcore Select 4 Goの実力を徹底的に解説します。
この記事を読むことで、Soundcore Select 4 Goのメリットやデメリット、具体的な音質の特徴、そしてライバル機との決定的な違いが明確になります。
あなたのライフスタイルに最適な一台を選ぶための判断材料として、ぜひ最後までお役立てください。
ANKER Soundcore Select 4 Go 実機レビュー:3000円台で買える最強スピーカーか?
【結論】バッテリー持ちとアプリ対応で選ぶなら間違いなく「買い」
Soundcore Select 4 Goは、3,000円台から4,000円程度という低価格帯ながら、クラス最高レベルの機能性を詰め込んだ「コスパ最強」のスピーカーです。
結論として、充電の手間を減らしたい方や、自分好みの音質に調整したい方にとっては、間違いなく「買い」のモデルといえます。
特に最大20時間というバッテリー持ちは、同サイズの他社製品と比較しても群を抜いており、アウトドアや旅行での使用において圧倒的な安心感を提供します。
また、この価格帯では珍しく専用アプリに対応しており、イコライザー調整ができる点も大きな強みです。
JBL Go 4と比較して優れている点・劣っている点
人気モデルである「JBL Go 4」と比較すると、Soundcore Select 4 Goの立ち位置がより明確になります。
優れている点は、やはり「バッテリー持続時間」と「機能性」です。
JBL Go 4が最大7時間再生であるのに対し、本機は約3倍近い20時間の再生が可能です。
一方で劣っている点としては、「音の迫力」と「低音の量感」が挙げられます。
JBL Go 4は小さいながらもパンチのある低音を出しますが、Soundcore Select 4 Goは全体的にフラットで落ち着いた音作りになっており、重低音の響きを重視する方には少々物足りなく感じる可能性があります。
Soundcore Select 4 Goがおすすめな人・おすすめしない人
これまでの特徴を踏まえると、Soundcore Select 4 Goがおすすめなのは以下のような方です。
- こまめに充電するのが面倒で、長時間使い続けたい方
- 専用アプリを使って、自分好みの音質に調整したい方
- キャンプやハイキングなど、電源のない場所へ持ち出したい方
- なるべく予算を抑えて、機能性の高いスピーカーが欲しい方
逆におすすめしないのは以下のような方です。
- ズンズン響くような重低音や、パワフルな音圧を最優先する方
- 充電ポートのキャップを開け閉めするのが手間に感じる方(キャップレス防水を求める方)
基本スペックと特徴:Soundcore Select 4 Goの進化ポイント
最大20時間の長時間再生バッテリーが最大の魅力
本機の最大のセールスポイントは、コンパクトなボディに搭載された大容量バッテリーによるスタミナ性能です。
一般的な小型ポータブルスピーカーの連続再生時間が5時間から10時間程度である中、Soundcore Select 4 Goは最大20時間の再生を実現しています。
これは、1日中音楽を流し続けてもバッテリー切れの心配がほぼないことを意味します。
毎日数時間の使用であれば、充電は週に1回程度で済むため、日々の使い勝手が非常に良好です。
IP67防塵・防水性能でお風呂やアウトドアでも安心
Soundcore Select 4 Goは、IP67等級の防塵・防水性能を備えています。
「IP67」とは、粉塵が内部に侵入せず、かつ一定の水圧・時間(水深1mに30分間)水中に浸かっても有害な影響を受けないレベルを示します。
そのため、お風呂場での使用はもちろん、キャンプ場の砂埃や、プールサイドでの水濡れ、突然の雨なども気にせずに使用可能です。
汚れたら水洗いできるため、常に清潔な状態で使い続けられる点もメリットです。
サイズ・重量・デザインと豊富なカラーバリエーション
本体サイズは約121 x 83 x 49mm、重量は約265gと非常に軽量コンパクトです。
片手で楽に掴めるサイズ感であり、バッグの隙間に入れても邪魔になりません。
デザインは丸みを帯びたポップな形状で、表面には耐久性のあるメッシュ素材とラバー素材が採用されています。
カラーバリエーションも豊富で、ブラックやホワイトといった定番色から、ブルー&グリーン、パープル&イエローといった個性的な配色まで用意されており、ファッションアイテムとして選ぶ楽しさもあります。
価格と付属品(USB-Cケーブル・ストラップ)
価格は販売店やセール状況によりますが、概ね3,000円台後半から4,000円前後で販売されています。
付属品は以下の通りシンプルです。
- Soundcore Select 4 Go本体
- USB-A & USB-C ケーブル
- クイックスタートガイド
- 安全マニュアル
充電器(ACアダプタ)は付属していないため、手持ちのスマホ用充電器などを流用する必要があります。
本体には持ち運びに便利なストラップがあらかじめ取り付けられており、リュックやフックに吊り下げて使うことができます。
音質評価:5W出力+パッシブラジエーターの実力を検証
低音・中音・高音のバランスと解像度について
Soundcore Select 4 Goは、5Wのフルレンジドライバーとパッシブラジエーターを搭載しています。
音質の傾向としては、中音域がクリアでボーカルが聞き取りやすい「かまぼこ型」寄りのバランスです。
低音はパッシブラジエーターのおかげでサイズ以上には出ていますが、体に響くような重低音までは期待できません。
高音域に関しては、デフォルト設定のままだと少し膜が張ったような「こもり感」を感じる場合がありますが、BGMとして長時間聴く分には聞き疲れしにくい音です。
アプリの「Proイコライザー」設定で音質はどう変わる?
このスピーカーの真価を発揮させるには、専用アプリ「Soundcore」でのイコライザー調整が不可欠です。
デフォルトの音質で物足りなさを感じる場合でも、アプリ内の「Proイコライザー」を使用することで劇的に音質を改善できます。
例えば、「こもり感」を解消したい場合は高音域(Treble)を上げたり、プリセットから「トレブルブースト」を選んだりすることで、音が明瞭になります。
低価格帯のスピーカーでこれほど細かく音質調整ができる機種は珍しく、自分好みの音を作れる点は大きな評価ポイントです。
音の広がりと迫力:モノラル再生とステレオペアリングの違い
単体での使用はモノラル再生となるため、音の広がりや臨場感には物理的な限界があります。
真正面で聴く分には十分ですが、広い部屋全体に音を届けるにはパワー不足を感じるかもしれません。
しかし、Soundcore Select 4 Goを2台用意してペアリング(TWS接続)することで、ステレオ再生が可能になります。
ステレオ化すると音の定位が明確になり、左右の広がりと迫力が格段に向上するため、映画鑑賞やじっくり音楽を楽しみたい場合には2台使いがおすすめです。
動画視聴時の遅延(レイテンシー)は気になるか?
Bluetooth 5.4に対応しており、通信の安定性は非常に高いです。
動画視聴時の遅延に関しては、YouTubeやNetflixなどの動画配信サービスではアプリ側で補正がかかることもあり、口の動きと声がズレて気になるようなことはほとんどありません。
ただし、音ゲーやFPSなどのタイミングがシビアなゲームプレイにおいては、わずかな遅延を感じることがあるため、有線スピーカーの代わりとして使うには注意が必要です。
ライバル対決:JBL Go 4 vs Soundcore Select 4 Go どっちがおすすめ?
【音質比較】JBLの「パワフルさ」かAnkerの「バランス」か
音質のみで比較した場合、一般的に「良い音」と感じやすいのはJBL Go 4です。
JBL Go 4はサイズを超えたパワフルな低音と、抜けの良い明瞭なサウンドが特徴で、ロックやEDMなどの元気な音楽と相性が良いです。
一方、Soundcore Select 4 Goはバランス重視で、ボーカル曲やラジオ、Podcastなどを聴くのに適しています。
音質へのこだわりが強く、迫力を求めるならJBL、聞き疲れしない音やカスタマイズ性を求めるならAnkerという選び方が基本になります。
【機能比較】バッテリー持ちとアプリ機能の有無
機能面ではSoundcore Select 4 Goが圧倒的に有利です。
- バッテリー: Anker(最大20時間) vs JBL(最大7時間)
- アプリ: Anker(詳細なEQ設定が可能) vs JBL(簡易的な調整のみ)
バッテリー持ちの差は約3倍あり、頻繁に持ち出すユーザーにとってはこの差が決定的な選定理由になります。
また、Ankerはアプリの機能が充実しており、オートパワーオフの時間設定なども細かく行えます。
【使い勝手比較】端子カバーの有無と持ち運びやすさ
使い勝手の面で大きな違いとなるのが、充電ポートの構造です。
- JBL Go 4: キャップレス防水(端子がむき出しでも防水性能がある)
- Anker Select 4 Go: キャップ式防水(ゴムの蓋を閉めないと防水にならない)
JBLは濡れた後でも乾かせばすぐに充電でき、蓋の開け閉めも不要で楽ですが、端子にゴミが詰まりやすいリスクがあります。
Ankerは充電のたびに蓋を開ける手間がありますが、端子が保護されている安心感があります。
持ち運びやすさについては、JBLの方が一回り小さく軽量ですが、Ankerも十分コンパクトであり、実用上の差はそれほど大きくありません。
スペック比較表で見る両機種の違い
| 項目 | Anker Soundcore Select 4 Go | JBL Go 4 |
| 参考価格 | 約3,990円 | 約7,700円 |
| 再生時間 | 最大20時間 | 最大7時間 |
| 出力 | 5W | 4.2W |
| 防水防塵 | IP67 | IP67 |
| 重量 | 約265g | 約190g |
| Bluetooth | 5.4 | 5.3 |
| アプリ | 対応(高機能) | 対応(簡易) |
| 充電端子 | USB-C(キャップあり) | USB-C(キャップなし) |
コストパフォーマンスで見ると、Ankerの方が安価でありながらバッテリー性能などで上回っていることがわかります。
メリット・デメリット:購入前に知っておくべき注意点
おすすめな点①:同クラス最長レベルのスタミナ性能
Soundcore Select 4 Goを選ぶ最大のメリットは、やはりバッテリー切れのストレスから解放されることです。
キャンプや海水浴などの一日がかりのアウトドアでも、予備のモバイルバッテリーを気にする必要がありません。
また、自宅で使う際も充電頻度が少ないため、バッテリーの劣化サイクルを遅らせることにも繋がり、長く愛用できる製品といえます。
おすすめな点②:専用アプリ「Soundcore」でのカスタマイズ性
低価格帯のスピーカーでありながら、上位機種と同じ「Soundcore」アプリに対応している点は非常に大きなおすすめポイントです。
プリセットのイコライザーだけでなく、特定の周波数帯域を上げ下げできるカスタムEQが使えるため、音質の好みが変わっても買い替えることなく調整で対応できます。
また、ファームウェアのアップデートもアプリ経由で行えるため、機能改善やバグ修正などのサポートも期待できます。
注意点①:充電ポートのキャップ開閉と防水の仕組み
使用上の注意点として、充電ポートの防水キャップの取り扱いが挙げられます。
本機は防水性能を持っていますが、それは「キャップが完全に閉まっている状態」に限られます。
充電後にキャップを閉め忘れたり、閉め方が不十分だったりすると、水没故障の原因になります。
水場に持ち込む際は、必ずキャップが浮いていないか確認する習慣をつける必要があります。
注意点②:マルチポイント接続には非対応
Soundcore Select 4 Goは、同時に2台の機器と接続してシームレスに切り替える「マルチポイント接続」には対応していません。
例えば、スマホとタブレットの両方をペアリングしておき、着信があった方で通話するといった使い方はできません。
接続機器を切り替える際は、一度現在の接続を切断してから、別の機器で接続し直す必要があります。
複数のデバイスを行き来して使う予定の方は、この点を考慮しておく必要があります。
Soundcore Select 4 Goの評判・口コミまとめ
良い口コミ:コスパの高さとバッテリー持ちへの高評価
ネット上のレビューやSNSでの口コミでは、以下のような肯定的な意見が多く見られます。
「この値段でこれだけ鳴れば十分すぎる。コスパが最高。」
「一日中流しっぱなしにしても電池が切れないのがすごい。」
「アプリでイコライザーをいじったら音が激変して良くなった。」
「見た目が可愛くて、フックに引っかけられるのが便利。」
特にバッテリー持ちと価格に対する満足度が高く、ライトユーザーからサブ機として購入したオーディオファンまで幅広く支持されています。
悪い口コミ:音のこもりや高音域に関する不満の声
一方で、音質にこだわる層からは以下のような厳しい意見も見受けられます。
「箱出しの状態だと音がこもっていて、クリアさに欠ける。」
「低音が思ったほど出ない。JBLの方が迫力がある。」
「音量を上げると高音が刺さるような感じがする。」
これらの不満点は、前述の通りアプリのイコライザー調整である程度解消できる場合が多いですが、デフォルトの音質傾向として認識しておいた方が良いでしょう。
YouTubeやブログレビューで指摘されている共通の評価
多くのガジェット系YouTuberやブロガーのレビューに共通しているのは、「JBL Go 4の強力なライバルだが、音質は好みが分かれる」という評価です。
「機能とバッテリーならAnker、音質とブランド力ならJBL」という結論に至っているケースが多く見られます。
また、ステレオペアリング時の音の広がりについては総じて高評価であり、安価にステレオ環境を構築する手段として推奨されています。
Soundcore Select 4 Goの使い方と設定方法
スマホとのペアリング方法と接続の安定性
ペアリング方法は非常にシンプルです。
- 本体の電源ボタンを1回押して電源をオンにします。
- Bluetoothボタンを1回押すと、ペアリングモード(LEDが青く点滅)になります。
- スマホのBluetooth設定画面を開き、「Soundcore Select 4 Go」を選択して接続します。
Bluetooth 5.4を採用しているため、一度ペアリングすれば次回からは電源を入れるだけで瞬時に接続され、通信も非常に安定しています。
2台接続(ステレオペアリング)の設定手順
2台のSoundcore Select 4 Goを使ってステレオ再生を行う手順は以下の通りです。
- 1台目のスピーカーをスマホと接続します。
- 2台目のスピーカーの電源を入れます。
- 両方のスピーカーのBluetoothボタンを同時に約2秒間長押しします。
- ペアリング音が鳴り、片方がLチャンネル、もう片方がRチャンネルとして自動的に接続されます。
これにより、左右から異なる音が出力され、立体感のあるサウンドを楽しむことができます。
Soundcoreアプリの導入とファームウェア更新の重要性
購入後はすぐに「Soundcore」アプリをスマホにインストールすることをおすすめします。
アプリとスピーカーを接続すると、イコライザー設定だけでなく、ファームウェアの更新通知が届くことがあります。
ファームウェア更新によって、接続安定性の向上や音質の微調整が行われることがあるため、常に最新の状態に保つことでスピーカーの性能を最大限に引き出すことができます。
まとめ:ANKER Soundcore Select 4 Go レビュー解説
現在の価格と最安値で購入するためのポイント
Soundcore Select 4 Goは、Amazonや楽天市場、Anker公式サイトなどで購入可能です。
通常価格でも十分安価ですが、Amazonのプライムデーやタイムセール祭り、楽天スーパーSALEなどの大型セール時にはさらに値下がりすることがあります。
また、クーポンが配布されていることも多いため、購入前には各ECサイトの価格を比較チェックすることをおすすめします。
この記事の要点まとめ
- Soundcore Select 4 Goは、最大20時間再生のバッテリーを持つスタミナ最強スピーカーである。
- IP67の防塵防水性能があり、お風呂やアウトドアでも安心して使える。
- 音質は中音域重視だが、専用アプリのイコライザーで好みの音に調整可能である。
- JBL Go 4と比較すると、バッテリー持ちと機能性で勝り、重低音の迫力では劣る。
- 2台接続によるステレオペアリングに対応しており、安価に高音質な環境を作れる。
- 充電ポートはキャップ式のため、水濡れ時の開閉には注意が必要である。
- マルチポイント接続には非対応である。
- 3,000円台で購入できるBluetoothスピーカーとしては、非常にコストパフォーマンスが高い。
- こまめな充電が面倒な人や、アプリで音をカスタマイズしたい人に最適である。
- 初めてのポータブルスピーカーとしても、サブ機としても非常におすすめできる一台である。
