JBL Endurance Run 3レビュー解説!有線最強スポーツ機の実力

スポーツをしながら音楽を楽しむとき、バッテリー切れやイヤホンの落下を心配したことはありませんか。

完全ワイヤレスイヤホンが主流の現在ですが、充電の手間や紛失のリスクから解放されたいという声は根強くあります。

そこで注目されているのが、JBLから登場した有線スポーツイヤホンの最新作「JBL Endurance Run 3」シリーズです。

この記事では、「JBL ENDURANCE RUN 3 レビュー解説」をテーマに、進化したスペックや音質、実際の使い心地を徹底的に掘り下げていきます。

前モデルから何が変わったのか、USB-Cモデルとの違いはどこにあるのか、あなたの疑問を解消し、最適な選択をサポートします。

目次

JBL Endurance Run 3 レビュー解説:有線スポーツイヤホンの決定版か?

多くのユーザーが求めていた「安くて、タフで、音が良い」スポーツイヤホンの答えがここにあります。

JBL Endurance Run 3は、有線ならではの信頼性と、現代のスポーツシーンに求められる機能性を高次元で融合させたモデルと言えるでしょう。

結論:バッテリー切れ知らずでタフに使える「最強のサブ機」

結論から申し上げますと、JBL Endurance Run 3は、メインのワイヤレスイヤホンを持つ人にとっても「最強のサブ機」になり得る存在です。

最大の魅力は、やはり「充電が不要」であることです。

ジムに行こうとした瞬間にイヤホンの充電が切れていることに気づく、という絶望的な状況とは無縁になります。

また、IP65という高い防塵防水性能を備えているため、汗だくになるハードなトレーニングや、突然の雨に見舞われるランニングでも故障を恐れずに使えます。

カバンの中に一つ入れておけば、いつでもどこでもJBLの高音質を楽しめる安心感は、何物にも代えがたい価値があります。

JBL Endurance Run 3がおすすめな人・おすすめしない人

このイヤホンは明確なコンセプトを持っているため、合う人と合わない人がはっきりしています。

おすすめな人

  • 充電管理が面倒だと感じる人:使いたい時にすぐに使える手軽さを最優先する方に最適です。
  • 激しい運動をする人:絶対に外れたくない、汗で壊したくないというニーズに、独自の装着機構と防水性能が応えます。
  • コスパ重視で音質も妥協したくない人:数千円台という価格ながら、JBLらしいパワフルな低音を楽しめます。
  • Web会議でも使いたい人:有線接続による安定したマイク品質は、ビジネスシーンでも強みを発揮します。

おすすめしない人

  • ケーブルのタッチノイズが気になる人:衣服にケーブルが擦れる音が苦手な場合は、ワイヤレスの方が快適です(ただし、耳掛け装着で軽減は可能です)。
  • デバイスと離れて運動したい人:スマホやプレーヤーを置いて離れる必要がある場合、有線の物理的な制約がネックになります。
  • 最新のノイズキャンセリング機能を求める人:周囲の音を電子的に消す機能は搭載されていません。

完全ワイヤレス全盛の今、あえて「有線」を選ぶメリット

なぜ今、あえて有線イヤホンを選ぶのか、そのメリットを再確認しましょう。

まず挙げられるのは「接続の安定性」と「遅延のなさ」です。

Bluetooth接続のような音飛びやペアリングの不具合は発生せず、動画視聴やゲームプレイ時も映像と音のズレがありません。

次に「紛失リスクの低さ」です。

完全ワイヤレスイヤホンは片方だけ落として無くしてしまうことがありますが、有線であればその心配は皆無です。

そして、長く使える「耐久性」も大きなメリットです。

内蔵バッテリーの劣化によって寿命が尽きることがないため、断線さえ気をつければ、ワイヤレス製品よりも遥かに長い期間愛用することができます。

JBL Endurance Run 3 / 3C の基本スペックと進化した特徴

今回のシリーズには、一般的な3.5mmプラグを採用した「Run 3」と、USB Type-C端子を採用した「Run 3C」の2つのモデルが存在します。

それぞれのスペックと、前作からの進化点を詳しく見ていきましょう。

Run 3 (3.5mm) と Run 3C (USB-C) のスペック比較表

両モデルの主な違いは、接続端子、ハイレゾ対応の有無、そしてリモコン機能にあります。

以下の表にスペックの違いをまとめました。

項目JBL Endurance Run 3JBL Endurance Run 3C
接続端子3.5mm ステレオミニプラグUSB Type-C
ドライバー8mm ダイナミック8mm ダイナミック
周波数特性20Hz ~ 20kHz20Hz ~ 40kHz (ハイレゾ対応)
防塵防水IP65IP65
重量約16.8g約17.6g
リモコン1ボタン (再生/停止/通話)3ボタン (音量/再生/EQ/通話)
EQ機能なしあり (3プリセット)
カラーブラック/ホワイト/ブルー/パープルブラック/ホワイト/ブルー/パープル

前作Run 2との違いは?防塵防水IP65と装着感の向上

前モデルである「Endurance Run 2」からの最大の進化点は、「防塵防水性能」の強化です。

Run 2は「IPX5」という防水性能のみでしたが、Run 3では「IP65」へと進化しました。

これにより、水流に対する耐性だけでなく、砂埃や塵に対する「防塵性能」も加わりました。

屋外のグラウンドやビーチランニングなど、砂ぼこりが舞う環境でも安心して使えるタフネスさを手に入れています。

また、装着感についても改良が加えられています。

新たに採用された「オーバルシェイプデザイン」は、耳の穴の形状に合わせて楕円形に設計されており、より自然で快適なフィット感を実現しています。

長時間着けていても耳が痛くなりにくく、遮音性も向上しているのが特徴です。

独自の「ツイストロック」&「オーバルシェイプ」で外れない仕組み

JBLのスポーツイヤホンが支持される最大の理由は、その「外れにくさ」にあります。

Endurance Run 3にも、JBL独自の「ツイストロック構造」が採用されています。

これは、イヤホンを耳に入れた後に少しひねる(ツイストする)ことで、イヤーピースとエンハンサーが耳のくぼみにロックされる仕組みです。

これに加えて、前述の「オーバルシェイプデザイン」が組み合わさることで、激しい上下運動や首を振る動作をしても、イヤホンがポロリと落ちることを防ぎます。

実際に装着してみると、吸い付くような密着感がありながら、圧迫感は少ないという絶妙なバランスに仕上がっています。

実機評価:音質とスポーツ性能を徹底検証

スペック上の数値だけでなく、実際に使用してみなければ分からない音質や使い勝手について評価していきます。

JBLが誇るサウンドクオリティは、この価格帯でも健在なのでしょうか。

音質レビュー:JBL Pure Bassサウンドの迫力とハイレゾ対応の実力

音質は、JBLらしい「JBL Pure Bassサウンド」が特徴です。

8mmのダイナミックドライバーが繰り出す低音は、バスドラムやベースラインを力強く響かせ、スポーツ中のテンションを自然と高めてくれます。

安価なイヤホンにありがちな、音がこもったり割れたりするような印象はなく、ボーカルの中音域もクリアに聴こえます。

特に注目すべきは、USB-Cモデルである「Run 3C」の音質です。

こちらはDAC(デジタル・アナログ・コンバーター)を内蔵しており、ハイレゾ音源(最大40kHzまで)の再生に対応しています。

聴き比べてみると、Run 3Cの方が高音域の伸びやかさや音の解像度が高く、より繊細な表現が可能になっていることが分かります。

装着感テスト:ランニングや激しいジムワークでも耳から落ちないか?

実際にランニングマシンで時速10km程度のランニングを行い、装着感をテストしました。

結果として、一度も位置を直す必要がないほど安定していました。

ケーブルの重みで下に引っ張られる感覚もなく、ツイストロックがしっかりと機能しています。

また、このモデルには「フリップフック(FlipHook)」という機構があり、イヤホンを上下逆さまにして装着する「耳掛けスタイル(シュア掛け)」も可能です。

耳掛けスタイルにすることで、ケーブルが耳の後ろを通るため、運動中のケーブルの揺れが軽減され、さらに安定感が増します。

耐久性チェック:汗・雨に強いIP65防水防塵と断線に強いケーブル

スポーツイヤホンの宿命である「汗」への対策も万全です。

IP65の防水性能があれば、大量の汗をかいた後に水道水でさっと洗うことも可能です(水没は避けてください)。

清潔に保てる点は、毎日のトレーニングで使う道具として非常に重要です。

また、有線イヤホンの弱点である「断線」のリスクについても対策が施されています。

ケーブルの分岐点やプラグの根元など、負荷がかかりやすい接続部分が強化されており、ラフに扱っても断線しにくい設計になっています。

ハウジング(本体)同士がマグネットでくっつく機能もあり、使わない時に首の前で留めておけば、ケーブルが絡まったりブラブラしたりするのを防げます。

3.5mmモデルとUSB-Cモデル(Run 3C)の違いと選び方

購入時、3.5mmプラグの「Run 3」にするか、USB-Cの「Run 3C」にするかで迷うかもしれません。

それぞれの特徴と、どちらを選ぶべきかの基準を解説します。

汎用性の「Run 3」:ゲーム機やオーディオ機器に最適

3.5mmステレオミニプラグを採用した「Run 3」は、汎用性の高さが魅力です。

Nintendo SwitchやPS5のコントローラー、古いiPodなどのデジタルオーディオプレーヤー、PCのヘッドホンジャックなど、幅広い機器に直接挿して使えます。

既に3.5mmジャックがあるデバイスをメインに使っている場合や、変換アダプタを介して様々な機器で使いたい場合は、こちらが便利です。

価格もUSB-Cモデルより安価に設定されているため、コストパフォーマンスを最優先する方にもおすすめです。

機能性の「Run 3C」:スマホ直結&EQプリセット切り替えが便利

USB Type-C端子を採用した「Run 3C」は、近年のスマートフォン事情にマッチしたモデルです。

iPhone 15/16シリーズや多くのAndroidスマホにはイヤホンジャックがありませんが、Run 3Cなら変換アダプタなしで直接接続できます。

さらに、Run 3Cだけの機能として「イコライザー(EQ)プリセット」があります。

リモコン操作で「BASS(低音強化)」「Vocal(声を聞き取りやすく)」「Default(標準)」の3つのモードを切り替えることが可能です。

アプリを使わずに、手元の操作だけで音のキャラクターを変えられるのは、Run 3Cならではの大きなメリットです。

リモコン機能の違い(1ボタン vs 3ボタン)と操作性

操作性においても両者には違いがあります。

Run 3(3.5mm)は「ワンボタンリモコン」です。

できることは「再生・一時停止」「曲送り・曲戻し」「通話の応答・終了」に限られます。音量の調整はデバイス側で行う必要があります。

一方、Run 3C(USB-C)は「3ボタンリモコン」を搭載しています。

ワンボタンの機能に加えて、手元での「音量調整(ボリュームアップ・ダウン)」が可能です。

さらに、前述のEQ切り替えもこのリモコンで行います。

ランニング中にスマホを取り出さずに音量を変えたい場合は、Run 3Cの方が圧倒的に使い勝手が良いでしょう。

JBL Endurance Run 3 の評判・口コミまとめ

実際に購入したユーザーからはどのような声が上がっているのでしょうか。

Web上のレビューや口コミを分析し、良い評価と気になる点をまとめました。

良い口コミ:コスパ最強のスポーツ用イヤホンという評価

多くのユーザーが高く評価しているのは、やはり「コストパフォーマンス」です。

「この価格でこれだけの音が鳴れば十分すぎる」「安物買いの銭失いにならない確実な選択肢」といった声が多く聞かれます。

また、装着感についても「本当に外れない」「耳が痛くならない」と好評です。

特に、今まで他のイヤホンで耳に合わなかった人が、ツイストロック構造によって解決したという事例も散見されます。

マグネットで首に固定できる点も、「ちょっと外したい時に便利」「紛失防止になる」と、地味ながら実用的な機能として喜ばれています。

悪い口コミ・注意点:タッチノイズやケーブルの取り回しについて

ネガティブな意見として挙げられるのは、有線イヤホン特有の「タッチノイズ」です。

「走っているとケーブルが服に当たる音が響く」という指摘があります。

これについては、付属のクリップでケーブルを服に固定するか、耳掛けスタイル(シュア掛け)にすることで大幅に軽減できるため、使いこなしでカバーできる範囲と言えます。

また、「ケーブルが少し長い」と感じる人もいるようです。余ったケーブルが邪魔にならないよう、工夫が必要な場合もあるでしょう。

Web会議やオンライン授業でのマイク性能の評判

意外と評価が高いのが、マイク性能です。

口元に近い位置にマイク付きリモコンがあるため、「Bluetoothイヤホンよりも声がクリアに伝わる」という意見が多いです。

接続トラブルやバッテリー切れの心配がないため、重要なWeb会議や長時間のオンライン授業用として信頼しているユーザーも少なくありません。

特に「Vocal」モードがあるRun 3Cは、人の声が聞き取りやすくなるため、語学学習や通話用途での満足度が高くなっています。

JBL Endurance Run 3 購入前の疑問を解決(Q&A)

最後に、購入を検討している方が抱きやすい疑問について、Q&A形式でお答えします。

JBL Endurance Run 3 の防水性能は水洗い可能?

はい、可能です。

IP65規格に準拠しているため、水道水のような噴流水で汗や汚れを洗い流すことができます。

ただし、洗剤の使用や、水没(水の中に沈めたままにする)は故障の原因となるため避けてください。

洗った後は、タオルなどで水分をしっかり拭き取り、乾燥させてから保管しましょう。

耳掛け(シュア掛け)と通常装着の使い分け方は?

基本的には、以下のように使い分けると快適です。

  • 通常装着(ケーブルを下に垂らす):デスクワーク、Web会議、徒歩での移動など、激しい動きがない場面。装着が簡単です。
  • 耳掛け装着(ケーブルを耳の後ろに通す):ランニング、ジムでのトレーニングなど、身体を大きく動かす場面。タッチノイズが減り、固定力が最強になります。

iPhone 15/16シリーズやAndroidスマホで使える?

お使いのスマートフォンの端子によって異なります。

  • USB-C端子のスマホ(iPhone 15/16、最近のAndroid):「JBL Endurance Run 3C(USB-Cモデル)」であれば、そのまま挿すだけで使えます。「Run 3(3.5mmモデル)」を使う場合は、USB-C to 3.5mm変換アダプタが必要です。
  • Lightning端子のiPhone(iPhone 14以前):どちらのモデルもそのままでは使えません。Lightning変換アダプタを使用する場合は「Run 3(3.5mmモデル)」を選んでください。

まとめ:JBL Endurance Run 3 はコスパとタフさを両立した名機

  • JBL Endurance Run 3は、充電不要でいつでも使える信頼性の高い有線スポーツイヤホン
  • IP65の防塵防水性能により、汗や雨、砂ぼこりに強く、水洗いも可能
  • 独自のツイストロックとオーバルシェイプデザインで、激しい運動でも外れない装着感を実現
  • USB-Cモデル(Run 3C)はハイレゾ対応で音質が向上し、スマホ直結が可能
  • Run 3Cは3ボタンリモコン搭載で、手元での音量調整やEQプリセット切り替えに対応
  • 3.5mmモデル(Run 3)は汎用性が高く、ゲーム機やPCなど幅広い機器で使用可能
  • JBL Pure Bassサウンドによる迫力の低音が、スポーツのモチベーションを高める
  • 耳掛け(シュア掛け)スタイルにも対応し、タッチノイズを軽減できる
  • マグネット内蔵で首元に固定でき、移動中のケーブルの絡まりや紛失を防げる
  • コスパ最強のサブ機として、またWeb会議用のメイン機としても優秀な一台
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