【2025年最新】テレビおすすめスピーカー18選!コスパと音質で徹底比較

テレビの音質に物足りなさを感じていませんか。

最近の薄型テレビは映像こそ美しいものの、スピーカー性能が犠牲になりがちで、「セリフが聞き取りにくい」「映画の迫力がない」と感じる方も多いでしょう。

結論から言えば、テレビ用の外付けスピーカーを導入することで、音質は劇的に向上します。

この記事では、テレビ用スピーカーの選び方から、主要な3タイプ(サウンドバー、手元スピーカー、ホームシアター)ごとのおすすめモデルまで、コスパ重視の製品も含めて徹底的に比較・解説します。

この記事を読めば、あなたの視聴スタイルに最適な一台が見つかり、いつものテレビ番組や映画が、まるで別次元の臨場感で楽しめるようになります。

目次

なぜ「テレビ用スピーカー」が必要?薄型テレビの音質問題

最近のテレビは、技術の進歩により驚くほど薄型・大画面化が進みました。

しかし、その薄型化の代償として、音を出す「スピーカー」を内蔵するスペースが極端に制限されています。

スピーカーは、豊かな音を鳴らすためにある程度の容積(スペース)が必要ですが、薄型テレビでは十分な大きさのスピーカーを搭載することが物理的に困難です。

その結果、音がこもって聞こえたり、ニュースやドラマのセリフが背景音に埋もれて聞き取りにくかったり、映画や音楽ライブの迫力が感じられないといった音質面での不満が出やすくなっています。

テレビの外付けスピーカーは、この根本的な問題を解決するために設計されています。

テレビ本体とは独立したスピーカーユニットで音を鳴らすことで、内蔵スピーカーでは実現できないクリアな音声と、迫力ある重低音をプラスすることができます。

テレビ用スピーカーの種類は3タイプ!目的別のおすすめは?

テレビ用スピーカーは、大きく分けて3つのタイプがあります。

ご自身の目的や設置環境に合わせて、最適な種類を選ぶことが重要です。

① サウンドバー(シアターバー)

サウンドバーは、スリムな棒状(バータイプ)のスピーカーです。

テレビのすぐ下や前に置くだけで設置が完了し、配線も少ないため、最も手軽に音質をグレードアップできるタイプとして人気です。

省スペースでありながら、複数のスピーカーやサブウーファーを内蔵しているモデルも多く、テレビの音とは比べ物にならないクリアさと迫力を実現します。

「手軽に音を良くしたい」「設置スペースがあまりない」「テレビ スピーカー おすすめ コスパ」で探している初心者の方に、まずおすすめしたいタイプです。

② 手元スピーカー(ワイヤレススピーカー)

手元スピーカーは、テレビの音声をワイヤレスで飛ばし、自分の手元(例えばソファの横やキッチン)に置いたスピーカーから鳴らすことができる製品です。

最大のメリットは、テレビ本体の音量を上げなくても、自分だけが聴きやすい音量で音声(特にセリフやニュース)をはっきりと聞ける点にあります。

「家族が寝た後の夜間にテレビを楽しみたい」「家事をしながらドラマの音声を聴きたい」といった用途や、耳が少し遠くなってきた高齢者の方へのプレゼントとしても非常に喜ばれます。

③ ホームシアターシステム

ホームシアターシステムは、複数の独立したスピーカー(前方、後方、中央、重低音用サブウーファーなど)を部屋に配置し、音で包み込まれるような立体音響を作り出す本格的なシステムです。

映画館のような臨場感を自宅で再現したい、音質に徹底的にこだわりたいという方に最適です。

ただし、複数のスピーカーを設置するスペースが必要であり、配線も複雑になりがちです。

また、サウンドバーや手元スピーカーに比べるとコストも高くなる傾向があります。

テレビ用スピーカーの失敗しない選び方5つのポイント

自分に合ったテレビスピーカーを見つけるために、購入前にチェックしておきたい5つのポイントを解説します。

① 設置スペースとスピーカーの「種類」で選ぶ

まずはテレビ周りのスペースを確認しましょう。

テレビ台の幅や、テレビの脚と画面下の隙間に収まるかどうかが重要です。

省スペースなら「サウンドバー」、音の聞き取りやすさ重視なら「手元スピーカー」、部屋全体で臨場感を味わいたいなら「ホームシアター」というように、前述した3タイプから自分の環境に合うものを選びましょう。

② 接続方法で選ぶ(HDMI (e)ARCが主流)

接続方法は音質や利便性に直結します。

  • HDMI (e)ARC対応: 現在最も主流で簡単な接続方法です。ケーブル1本で高音質な音声を伝送でき、テレビのリモコンでスピーカーの音量調節や電源オンオフが連動するため非常に便利です。
  • 光デジタル: HDMI端子がない場合や、(e)ARC非対応の場合に使われます。音声専用のケーブルで、ノイズが少なくクリアな音質が特徴です。
  • アナログ(3.5mmステレオミニ): 古いテレビや一部の手元スピーカーで使用されます。最も手軽ですが、音質面では上記2つに劣る場合があります。
  • ワイヤレス(Bluetooth・2.4GHz): ケーブルが不要でスッキリ設置できます。Bluetoothはスマホの音楽も再生できて汎用性が高いですが、映像と音のズレ(遅延)が発生する可能性もあります。手元スピーカーは専用の2.4GHz無線方式を採用していることが多く、こちらは遅延が少ないのが特徴です。

③ チャンネル数で選ぶ(2.1ch~7.1ch)

チャンネル数は、スピーカーの数を表します。

「2.1ch」は、左右のステレオスピーカー(2ch)と、重低音専用のサブウーファー(.1ch)の構成です。

「5.1ch」は、これに加えて中央のセリフ用スピーカーと、左右後方のサラウンドスピーカーが加わり、音に包まれる感覚が得られます。

「7.1ch」はさらに後方のスピーカーが増え、より立体的な音響になります。

サウンドバーの中には、バーチャルサラウンド技術によって、スピーカー本体は1本でも5.1chや7.1chの臨場感を疑似的に再現するモデルもあります。

④ 対応サウンドフォーマットで選ぶ(Dolby Atmosなど)

映画や最新の動画配信サービス(Netflixなど)を最大限に楽しみたい方は、「Dolby Atmos(ドルビーアトモス)」に対応したモデルがおすすめです。

Dolby Atmosは、前後左右に加えて「高さ」方向の音も再現できる立体音響技術です。

雨音や飛行機の音などが、本当に頭上から聞こえてくるような、圧倒的な没入感を体験できます。

⑤ 人気メーカーの特徴で選ぶ

メーカーごとに音作りの特徴があります。

  • SONY(ソニー): 映像機器(ブラビア)との連携が強く、独自の立体音響技術に強みがあります。クリアでバランスの取れた高音質が特徴です。
  • YAMAHA(ヤマハ): 楽器・音響メーカーならではのノウハウがあり、特にバーチャルサラウンド技術に定評があります。自然で聞きやすい音作りが魅力です。
  • JBL(ジェービーエル): 世界中の映画館やコンサートホールで採用される音響技術を持ち、迫力のある低音とダイナミックなサウンドが得意です。
  • BOSE(ボーズ): コンパクトなサイズからは想像できない、深みのある重低音再生技術が世界的に有名です。
  • DENON(デノン): ピュアオーディオで培った技術を活かし、解像度の高い繊細な音の表現が得意です。

【タイプ別】テレビ おすすめ スピーカーランキング18選

ここからは、「サウンドバー」「手元スピーカー」「ホームシアター」の3タイプ別に、おすすめのテレビ用スピーカーをご紹介します。

【手軽に高音質】サウンドバー おすすめ8選

「テレビ スピーカー おすすめ コスパ」を求める方から、音質にこだわりたい方まで、人気のサウンドバーを集めました。

REGZA(レグザ) TS3100Q

  • 特徴: 3.1ch構成のサウンドバーと、迫力ある100W出力のワイヤレスサブウーファーのセットです。センタースピーカーがセリフやナレーションをクリアに再生し、Dolby Atmosの立体音響にも対応。総合190Wのパワフルなサウンドを手軽に楽しみたい方におすすめです。

SONY(ソニー) HT-A3000

  • 特徴: 3.1ch構成でDolby Atmosに対応した高音質モデルです。ソニー独自の「X-Balanced Speaker Unit」により、クリアな高音質と豊かな低音を実現。別売りのリアスピーカーを追加すれば、画期的な立体音響技術「360 Spatial Sound Mapping」にも対応し、圧倒的な臨場感を体験できます。

YAMAHA(ヤマハ) SR-B30A

  • 特徴: サブウーファーを内蔵したワンボディタイプながら、Dolby Atmosに対応したモデルです。ヤマハ独自の「クリアボイス」機能で聞き取りにくいセリフを明瞭にし、「バスエクステンション」機能で豊かな低音を補強します。専用アプリでのEQ調整も可能で、自分好みの音を作れます。

DENON(デノン) DHT-S218K

  • 特徴: スタイリッシュなワンボディに、サブウーファー2基を内蔵した2.1chサウンドバーです。Dolby Atmosの立体音響に加え、高音質なロスレスオーディオ「Dolby TrueHD」にも対応。人の声を明瞭にする「ダイアログエンハンサー」機能も搭載し、デザインと音質を両立させています。

JBL(ジェービーエル) BAR 300

  • 特徴: 5ch構成のコンパクトなワンボディで、Dolby Atmosの立体音響に対応します。JBL独自の「MultiBeam」技術により、音のビームを壁に反射させてリアルなサラウンド空間を創出。さらに「PureVoice」技術がセリフの明瞭度を自動調整し、映画への没入感を高めます。

REGZA(レグザ) TS216G

  • 特徴: Dolby AtmosとDTS:Xの最新立体音響フォーマットに両対応した、ハイコストパフォーマンスモデルです。ワンボディにデュアルウーファーを内蔵し、2.1ch構成で迫力あるサウンドを実現。さらにハイレゾ再生(40kHz以上)にも対応しており、音楽も高精細に楽しめます。

SONY(ソニー) HT-S2000

  • 特徴: 3.1ch構成で、センタースピーカーとデュアルサブウーファーをワンボディに内蔵したモデルです。Dolby Atmosに対応し、ソニー独自のバーチャルサラウンド技術「Vertical Surround Engine」により、高さ方向の音も巧みに再現します。声の明瞭さと迫力を手軽に両立したい方におすすめです。

Panasonic(パナソニック) SC-HTB200

  • 特徴: 幅45cm、高さ5.1cmという非常にコンパクトなデザインが魅力のシアターバーです。テレビの足元にもすっきりと設置可能。2ch構成・80W出力で、テレビ内蔵スピーカーの音質を確実にパワーアップさせます。HDMI-CEC対応でテレビリモコンとの連動操作も可能です。

【声が聞きやすい】手元スピーカー おすすめ5選

ニュースやドラマのセリフをはっきり聞きたい方、高齢者の方へのプレゼントにおすすめのモデルです。

SONY(ソニー) SRS-LSR200

  • 特徴: テレビのリモコン機能とスピーカーが一体化した、非常に便利な定番モデルです。遅延の少ない2.4GHzワイヤレス接続を採用。左右のステレオスピーカーに加え、人の声だけを抽出して再生する「声」専用スピーカーを中央に搭載しており、抜群の聞き取りやすさを誇ります。

audio-technica(オーディオテクニカ) AT-SP767XTV

  • 特徴: 大口径φ52mmのステレオスピーカーを搭載し、声の聞き取りやすさと音の豊かさを両立させたモデルです。「はっきり音」機能(2段階調整)でセリフを強調可能。置くだけで充電できる送信機や、最大約30mの通信距離、防滴仕様など、使い勝手も優秀です。

東芝(TOSHIBA) TY-WSD20

  • 特徴: 操作が非常にシンプルな、2.4GHzデジタルワイヤレス方式の手元スピーカーです。「声くっきり」機能を搭載し、ニュースやドラマのセリフを明瞭にします。充電台に置くだけの簡単充電や、キッチンでも安心な防水性(IPX2)を備え、誰でも簡単に使えます。

Victor(ビクター) SP-A900

  • 特徴: 「はっきり音声」機能に加え、音量が物足りない時にさらに増幅できる「大きめ音量」機能(約13倍)を搭載しています。最大約30mの広範囲なワイヤレス接続と、生活防水(IPX2)に対応しており、家事をしながらでも快適にテレビの音を楽しめます。

サウンドファン MIRAI SPEAKER Mini (SF-MIRAIS7)

  • 特徴: 特許技術「曲面サウンド」を採用した、有線接続のスピーカーです。振動板を湾曲させることで、音が広範囲に遠くまで届き、耳が遠い方でも小さな音量で言葉を聞き取りやすいと評価されています。テレビの横に置くだけのシンプルさも魅力です。

【臨場感重視】ホームシアター・本格スピーカー おすすめ5選

映画館のような没入感を自宅で体験したい、本格志向の方におすすめのモデルです。

YAMAHA(ヤマハ) NS-P41B

  • 特徴: 5.1chサラウンドシステムを手軽に構築できるスピーカーパッケージです(別途AVアンプが必要)。コンパクトなフロント・サラウンドスピーカー4台とセンタースピーカー、サブウーファーのセット。サブウーファーにはヤマハ独自の「A-YST II方式」などを採用し、サイズを超えたクリアで上質な重低音を再生します。

SONY(ソニー) HT-A9M2(BRAVIA Theatre Quad)

  • 特徴: 4つの薄型ワイヤレススピーカーを部屋に置くだけで、4.0.4chの立体音響空間を自動生成する革新的なシステムです。独自の「360 Spatial Sound Mapping」技術が、スピーカーの間に最大12個のファントムスピーカーを生み出し、圧倒的な音の包囲感を体験できます。

JBL(ジェービーエル) BAR 1000

  • 特徴: 7.1.4chの本格的なホームシアターを構成するサウンドバーシステムです。最大の特徴は、本体の両端に付いているリアスピーカーが着脱式(充電式ワイヤレス)であること。普段は一体型バーとして、映画を観る時だけリアスピーカーを分離して背後に置けば、配線不要で完全なサラウンド環境が完成します。

Sonos(ソノス) Arc

  • 特徴: Dolby Atmosに対応したプレミアムなワンボディサウンドバーです。11個もの高性能ドライバー(上向き含む)を内蔵し、1本だけで3Dサウンドのリアルな音場とパワフルな低音を実現します。Sonosアプリを使った操作性や、他のSonos製品との連携(拡張性)も非常に優秀です。

DENON(デノン) DHT-S517

  • 特徴: 3.1.2ch構成のサウンドバーとワイヤレスサブウーファーのセットモデルです。サウンドバー本体に上向きの「イネーブルドスピーカー」を内蔵しており、Dolby Atmosの「高さ」方向の音を天井に反射させてリアルに再現します。バーチャルでは味わえない、本格的な立体音響を求める方におすすめです。

テレビ用スピーカーに関するよくある質問(Q&A)

Q1. テレビとスピーカーの接続が難しそう…

A1. 最も簡単なのは「HDMI (e)ARC」での接続です。

対応テレビとスピーカーなら、HDMIケーブル1本を双方の「(e)ARC」と記載された端子に挿すだけで完了します。

テレビのリモコンでスピーカーの音量も操作でき、電源も連動するので非常に快適です。

Bluetooth接続も、スマホとイヤホンをペアリングするのと同じ要領で簡単に接続できます。

Q2. スピーカーの音が出ない時の対処法は?

A2. まずはケーブルがしっかり奥まで挿さっているかを確認してください。

次に、テレビの「音声出力設定」メニューを確認しましょう。

音声出力先が「テレビ(内蔵)スピーカー」になっている場合、それを「外部スピーカー」や「オーディオシステム」などに変更する必要があります。

Q3. 安い(コスパ)モデルでも効果はありますか?

A3. はい、1万円以下のモデルでも、テレビ内蔵スピーカーと比較すれば音の明瞭さや広がり、迫力は格段に向上します。

テレビの音が「正面」からしっかり聞こえるようになるだけでも、聞き取りやすさは大きく改善されます。

「テレビ スピーカー おすすめ コスパ」で探している方は、まずはエントリークラスのサウンドバーから試してみることをおすすめします。

まとめ

テレビ用スピーカーは、薄型テレビの音質を飛躍的に向上させ、いつものテレビ体験を豊かにしてくれる必須アイテムです。

自分の目的や環境に合わせて、最適なタイプを選ぶことが重要です。

  • 手軽さと省スペース、コスパを重視するなら「サウンドバー」
  • ニュースやセリフの聞き取りやすさを最優先するなら「手元スピーカー」
  • 映画館のような究極の臨場感を求めるなら「ホームシアターシステム」

接続は、ケーブル1本で高音質と連動操作が可能な「HDMI (e)ARC」に対応したモデルが最もおすすめです。

この記事で紹介した選び方やおすすめモデルを参考に、あなたのテレビライフを格上げする一台を見つけてください。

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