自宅のリビングで、まるで映画館のような迫力ある映像体験をしたいと考えたとき、多くの方が選択肢に入れるのが「65インチテレビ」です。
ただ、いざ65インチのテレビをおすすめされても、有機ELやMini LED液晶といったパネルの違い、ソニーやパナソニック、レグザといったメーカーごとの特徴があり、どれを選べば良いか迷ってしまうかもしれません。
そこでこの記事では、2025年の最新情報と専門家の意見を基に、テレビのおすすめ65インチモデルの失敗しない選び方から、人気モデルをランキング形式で徹底比較してご紹介します。
この記事を読めば、あなたの視聴スタイルや予算に最適な、最高の65インチテレビがきっと見つかります。
65インチテレビの選び方【2025年最新版】
65インチテレビを選ぶ際に後悔しないためには、いくつかの重要なポイントを押さえる必要があります。
最新のトレンドを理解し、ご自身の使い方に合ったモデルを見つけましょう。
映像美で選ぶ｜有機ELかMini LED液晶か
現在の65インチテレビ選びで最も重要なのが、パネルの種類を選ぶことです。
大きく分けて「有機EL」と「液晶」の2種類があり、液晶の中では「Mini LED」搭載モデルが主流になっています。
映画館のような黒を求めるなら「有機ELテレビ」
映画コンテンツを最高の画質で楽しみたい方には、有機ELテレビが最適です。
画素一つひとつが自ら発光するため、完全な「黒」を表現できるのが最大の強みです。
これにより、液晶テレビでは表現しきれない圧倒的なコントラストが生まれ、夜景や暗いシーンの微妙な階調までリアルに描き出します。
視野角も非常に広いため、家族や友人と複数人で視聴する際も、どの位置から見ても色や明るさの変化が少ない点も魅力です。
明るいリビングでも鮮やか「Mini LED液晶テレビ」
明るいリビングでの視聴が多い方や、スポーツ・バラエティ番組を鮮やかに楽しみたい方には、Mini LEDバックライトを搭載した液晶テレビがおすすめです。
従来の液晶テレビよりもはるかに小さいLEDを画面の裏にびっしりと配置し、エリアごとに細かく明るさを制御することで、有機ELに迫る高いコントラストを実現しています。
液晶ならではの高い輝度も持ち合わせているため、日中の光が差し込む部屋でも映像が白っぽくなりにくく、鮮やかな色彩を楽しめます。
音質で選ぶ｜迫力のサウンドシステム搭載モデル
65インチの大画面がもたらす映像の迫力に負けない、臨場感あふれるサウンドもテレビ選びの重要な要素です。
最近のモデルは、テレビ本体のスピーカーだけでも立体音響を楽しめる「Dolby Atmos（ドルビーアトモス）」に対応した製品が増えています。
特に上位モデルでは、画面の上下左右に複数のスピーカーを配置し、映像と音が一体化したかのような体験が可能です。
映画や音楽ライブを本格的に楽しみたい場合は、スピーカーの数や出力（W数）にも注目してみましょう。
機能で選ぶ｜ネット動画や録画機能をチェック
今やテレビでネット動画を視聴するのは当たり前になりました。
操作の快適さを左右するのが、搭載されているOS（オペレーティングシステム）です。
「Google TV」はアプリの豊富さとスマートフォンとの連携のスムーズさが特徴で、「Fire TV」はAmazonプライムビデオユーザーにとって直感的な操作性が魅力です。
また、テレビ番組をよく見る方なら録画機能も重要です。
特にREGZA（レグザ）が搭載する「タイムシフトマシン」は、複数のチャンネルを常時録画し続ける全録機能で、「録画予約」という手間から解放してくれます。
設置環境で選ぶ｜部屋の広さと視聴距離
65インチテレビは、本体サイズが横幅約144cm、高さ約81cmほどあり、設置には十分なスペースが必要です。
一般的に10畳から12畳以上のリビングに適しているとされています。
快適に視聴するための「最適視聴距離」も確認しておきましょう。
高精細な4Kテレビの場合、推奨される視聴距離は「画面の高さ×約1.5倍」です。
65インチ（高さ約81cm）であれば、約1.2mとなりますが、これはあくまで最低距離です。
実際には、画面全体を楽に視野に収められる2.0mから2.5m程度の距離を確保すると、目や首への負担が少なく、より快適に大画面の迫力を楽しめます。
【2025年】65インチテレビのおすすめ人気ランキング12選
それでは、2025年最新のおすすめ65インチテレビを、有機ELと液晶に分けてランキング形式でご紹介します。
テレビ 65 インチ おすすめモデルの中から、あなたの理想の一台を見つけてください。
【有機ELテレビ】おすすめモデル5選
1位：シャープ AQUOS 4T-C65GS1
映像と音響の両面で最高レベルのクオリティを求める方におすすめなのが、シャープの有機ELテレビ「4T-C65GS1」です。
量子ドット有機EL（QD-OLED）パネルを搭載し、メリハリのあるコントラストとビビッドな色表現で、映画館のような迫力ある映像を描き出します。
音質も非常に高く評価されており、11個のスピーカーが自然で立体的なサウンド空間を創り出します。
視野角も極めて広く、家族みんなで楽しむリビングの主役にふさわしい、まさに完成形といえる一台です。
2位：ソニー BRAVIA K-65XR80
ソニーらしい自然でリアルな映像美を追求するなら「BRAVIA K-65XR80」がおすすめです。
人肌や衣装の質感を忠実に再現する映像処理能力は専門家からも高く評価されています。
暗いシーンの階調表現や光の美しさにも定評があり、落ち着いた色合いの中にHDRらしい鮮やかさを両立させています。
テレビ画面から音が出ているかのような独自の音響技術と、Google TVによる快適な操作性も魅力です。
3位：REGZA 65X9900M
REGZAのフラッグシップ有機ELモデル「65X9900M」は、特に音質と多機能性にこだわりたい方におすすめです。
10個のスピーカー構成による立体音響は、セリフの明瞭さから重低音の迫力まで、臨場感たっぷりに再現します。
映像は落ち着いた色合いで映画らしさを追求しており、特に暗部の階調表現に優れています。
地デジ放送を最大6チャンネル自動録画してくれる「タイムシフトマシン」を搭載しており、テレビの視聴スタイルが大きく変わる一台です。
4位：パナソニック VIERA TV-65Z90A
パナソニックの「VIERA TV-65Z90A」は、音質の良さと視野角の広さに定評があるモデルです。
声の厚みやニュアンスが豊かに表現され、低音も深みを伴って空間全体に広がります。
映像はナチュラルな志向で、映画らしい立体感やディテールの再現力に優れています。
ほぼ真横から見ても色や明るさの変化が少ないため、リビングで様々な位置から視聴するシーンに最適です。
8位：LG OLED65B3PJA
有機ELテレビを少しでも手頃な価格で始めたい方には、LGのエントリーモデル「OLED65B3PJA」がおすすめです。
上位モデルには一歩譲るものの、有機ELならではの映像美は十分に堪能できます。
映画らしい立体感やビビッドな発色に定評があり、特に映画や配信サービスを中心に楽しむ方にとっては満足度の高い選択肢となるでしょう。
【Mini LED・液晶テレビ】おすすめモデル8選
1位：REGZA 65Z870N
液晶テレビで最高の画質と機能を求めるなら、まずおすすめしたいのがREGZAのMini LEDモデル「65Z870N」です。
Mini LEDバックライトと量子ドット技術により、有機ELに迫る黒の表現と、液晶ならではの高い輝度を見事に両立させています。
AIによる高画質化技術も優秀で、地デジもネット動画も常に最適な映像で楽しめます。
便利な全録機能「タイムシフトマシン」も搭載しており、機能性に死角が見当たりません。
2位：ハイセンス 65U9N
驚異的なコストパフォーマンスで高い評価を得ているのが、ハイセンスのMini LEDモデル「65U9N」です。
国内メーカーの上位モデルに匹敵するほどの高画質を、手頃な価格で実現しています。
音質も高く評価されており、シャープなセリフと力強い低音を両立しています。
型落ちで価格も落ち着いており、おすすめの65インチテレビを安価に探している人にとって最適。
価格以上の満足度を求めるなら間違いなく候補に入る一台です。
3位：ソニー BRAVIA K-65XR70
ソニーが投入するMini LED搭載のプレミアムモデルが「BRAVIA K-65XR70」です。
ソニー独自の認知特性プロセッサー「XR」が映像と音をリアルタイムで最適化し、自然で臨場感あふれる視聴体験を提供します。
Google TV搭載による優れた操作性も魅力で、ネット動画をサクサク楽しみたい方にもおすすめです。
ソニーならではの自然な色合いと高画質を、液晶テレビで味わいたい方に適しています。
4位：シャープ AQUOS 4T-C65GN1
音質の豊かさにこだわる方におすすめなのが、シャープの液晶テレビ「4T-C65GN1」です。
2.1chスピーカーシステムとDolby Atmos対応により、テレビ単体とは思えない立体感のあるサウンドを楽しめます。
映像もビビッドでメリハリがあり、特に地デジ放送を鮮やかに見栄え良く映し出すと評価されています。
映画や音楽コンテンツを臨場感たっぷりに楽しみたい方に最適なモデルです。
5位：ソニー BRAVIA 9 K-65XR90
ソニーの液晶テレビにおける最高峰モデルが「BRAVIA 9 K-65XR90」です。
新開発のMini LEDバックライト制御技術により、有機ELに匹敵するほどの圧倒的なコントラストと輝度を実現しています。
価格は最高クラスですが、液晶テレビで到達できる極限の画質を求める方にとっては、最高の選択肢となるでしょう。
6位：パナソニック VIERA TV-65W90A
Amazonのサービスをよく利用する方におすすめなのが、Fire TVを搭載したパナソニックの「VIERA TV-65W90A」です。
ホーム画面で放送番組とネット動画がシームレスに表示され、直感的な操作が可能です。
映像は人の声をくっきりとさせる音質チューニングがされており、ニュースやドラマのセリフが聞き取りやすいのが特徴です。
7位：REGZA 65Z670N
Mini LED非搭載モデルの中でトップクラスの画質を誇るのが、REGZAの「65Z670N」です。
直下型LEDバックライトと高画質エンジンにより、従来の液晶テレビとは思えない鮮明な映像を実現しています。
倍速機能も搭載しているため、スポーツ観戦やゲームプレイにも最適です。
高画質な液晶テレビを、コストを抑えて手に入れたい方におすすめします。
65インチテレビの人気メーカー別特徴
メーカーごとに画作りや機能の思想が異なります。
ここでは主要な人気メーカーの特徴を簡潔にご紹介します。
ソニー (BRAVIA)
映像と音のクオリティに徹底的にこだわるメーカーです。
認知特性プロセッサー「XR」による、人が目で見る現実に近い自然でリアルな画質が最大の魅力です。
画面そのものから音が出ているかのような独自の音響技術も高く評価されています。
レグザ (REGZA)
AIによる高画質化技術と、全録機能「タイムシフトマシン」が最大の強みです。
地デジ放送を頻繁に視聴する方や、録画予約の手間をなくしたい方にとっては最強のメーカーと言えるでしょう。
有機EL、液晶ともにトップクラスのモデルをラインナップしています。
パナソニック (VIERA)
長年培ったプラズマテレビの技術を活かし、色の忠実な再現性に定評があります。
特に有機ELの最上位モデルの画質は圧巻で、映画制作者の意図を忠実に再現する画作りが特徴です。
2024年以降のモデルではOSにFire TVを搭載し、ネット動画時代の使いやすさを追求しています。
シャープ (AQUOS)
独自の「N-Blackパネル」による低反射技術に強みを持ち、明るいリビングでも映り込みを抑えて見やすいのが特徴です。
Mini LEDと有機ELを組み合わせたような「AQUOS XLED」など、新しいパネル技術にも意欲的です。
ハイセンス (Hisense)
高い技術力を持ちながら、驚異的なコストパフォーマンスを実現するグローバルメーカーです。
特にMini LED液晶テレビの分野では国内メーカーを凌駕する勢いがあり、画質にこだわりつつ価格を抑えたいユーザーから絶大な支持を得ています。
65インチテレビに関するよくある質問
最後に、65インチテレビを検討する際によくある質問にお答えします。
65インチテレビの大きさはどのくらい？
65インチテレビの本体サイズは、メーカーやモデルによって多少異なりますが、おおよそ幅が約144cm、高さが約81cmです。
購入前には、テレビ台のサイズだけでなく、搬入経路（玄関や廊下、階段など）の幅も確認しておくことが重要です。
適切な視聴距離や部屋の広さは？
4K解像度の65インチテレビの場合、画面の高さ（約81cm）の約1.5倍である「約1.2m」が最適な視聴距離の最低ラインとされています。
しかし、これは映像の粗さが気にならない距離であり、快適に視聴するにはもう少し離れるのが一般的です。
多くの場合、ソファなどから2.0m〜2.5m程度の距離を確保できる、10畳〜12畳以上のリビングが理想的な広さと言えるでしょう。
まとめ
2025年の65インチテレビのおすすめは、高画質な「Mini LED液晶」と、映像美に優れた「有機EL」が市場を牽引しています。
テレビ おすすめ 65インチを選ぶ際は、今回ご紹介した選び方のポイントやランキングを参考に、ご自身の視聴スタイル（映画、スポーツ、ゲームなど）、設置する部屋の環境、そして予算を総合的に考慮することが大切です。
大画面ならではの迫力と臨場感は、毎日のテレビ視聴を特別な時間に変えてくれます。
あなたにとって最高のテレビを見つけ、ワンランク上のエンターテイメント空間を自宅で実現してください。
