KEF LS50 Metaの購入を検討しているけれど、実際の音質や評判がどうなのか、詳しく知りたいと思っていませんか。
革新的な技術が使われていると聞くけれど、旧モデルと何が違うのか、本当に価格以上の価値があるのか、気になる点は多いでしょう。
また、自分の環境でしっかり鳴らせるのか、どんなアンプと組み合わせれば良いのか、具体的な注意点も知っておきたいところです。
この記事では、「KEF LS50 Meta レビュー解説」として、その最大の特徴から、詳細な音質レビュー、実際のユーザーからの評判・口コミ、メリット・デメリット、さらには最適なアンプ選びまで、購入前に知りたい情報を徹底的に解説します。
KEF LS50 Metaとは?まずは押さえるべき5つの特徴
KEF LS50 Metaは、英国のスピーカーブランドKEFが2020年に発売したブックシェルフ型スピーカーです。
名機「LS3/5a」のコンセプトを受け継ぎつつ、KEFの最新技術を惜しみなく投入したモデルとして、世界中で高い評価を受けています。
まずは、LS50 Metaを象徴する5つの技術的な特徴をご紹介します。
旧モデル(LS50)からの最大の進化点「MAT」技術とは?
LS50 Metaの「Meta」とは、革新的な吸音技術「Metamaterial Absorption Technology (MAT)」を搭載していることを意味します。
これは、スピーカーユニット(ツイーター)の背後から発生する不要な音(ノイズ)を、迷路のような複雑な構造体で99%吸収する技術です。
従来のスピーカーでは処理しきれなかったこのノイズが音の濁りの原因となっていましたが、MATによってこれが劇的に減少し、かつてないほどピュアで自然な高音域の再生が可能になりました。
なぜ音が広がる?KEF伝統の同軸ドライバー「12世代 Uni-Q」の秘密
KEFの代名詞とも言えるのが、ツイーター(高音域)とウーファー(中低音域)を一つの軸上に配置した独自の「Uni-Q」ドライバーです。
音が一点から放出される「点音源」を実現することで、音の焦点がぶれにくく、非常にリアルな音場(サウンドステージ)を再現します。
LS50 Metaには、前述のMAT技術に最適化された最新の「第12世代 Uni-Qドライバー」が搭載されており、部屋のどこで聴いても優れた定位と音の広がりを体感できます。
音の歪みを減らす「オフセット・フレキシブル・ポート」
スピーカーの背面には、低音を豊かにするための「バスレフポート」が設けられています。
LS50 Metaでは、このポートの形状や配置にも工夫が凝らされています。
特許を取得した「オフセット・フレキシブル・ポート」は、ポート内部で発生しやすい中音域の共振や音の乱れを、中心からずらした(オフセット)配置と柔軟な(フレキシブル)壁面によって効果的に抑制します。
これにより、ポートから出る音がクリアになり、より深みのある細やかな低音再生に貢献しています。
スピーカーの「鳴り」を抑える強固なキャビネット設計
LS50 Metaは、そのコンパクトな見た目に反して、ずっしりとした重量(7.8kg)があります。
これは、不要な振動を徹底的に排除するために、非常に強固(高剛性)なキャビネット(筐体)が採用されているためです。
内部の精密な補強(クロスブレーシング)や振動を吸収する技術(CLD)により、キャビネット自体が余計な音を出す「箱鳴り」を最小限に抑え込みます。
その結果、ドライバーユニットが再生する正確な音だけを、濁りなくリスナーに届けることができます。
一目でわかるKEF LS50 Metaのスペック表(仕様一覧)
KEF LS50 Metaの主な仕様を以下の表にまとめました。
| 項目 | スペック |
| デザイン | 2ウェイ・バスレフ型 |
| 使用ユニット | MAT搭載 第12世代 Uni-Q ドライバー |
| HF: 25mm ベンテッド・アルミニウムドーム | |
| MF/LF: 130mm アルミニウムコーン | |
| クロスオーバー周波数 | 2.1 kHz |
| 周波数特性 (-6dB) | 47 Hz – 45 kHz |
| 周波数応答 (±3dB) | 79 Hz – 28 kHz |
| 公称インピーダンス | 8 Ω (最小 3.5 Ω) |
| 感度 (2.83V/1m) | 85 dB |
| 推奨アンプ出力 | 40 – 100 W |
| 最大出力 | 106 dB |
| 寸法 (H x W x D) | 302 x 200 x 280.5 mm |
| 重量 (1本あたり) | 7.8 kg |
【音質レビュー】KEF LS50 Metaのリアルな実力は?
技術的な特徴を踏まえ、LS50 Metaが実際にどのような音を奏でるのか、その実力を項目別に詳しくレビュー解説します。
最大の武器は「スピーカーが消える」圧倒的なサウンドステージと定位感
KEF LS50 Metaの音質を語る上で、最大の武器は「サウンドステージ(音場)の広さ」と「定位の正確さ」です。
多くの国内外レビューで「サウンドステージの怪物」「スピーカーが消える」と絶賛されている通り、Uni-Qドライバーの効果により、スピーカーの存在を感じさせないほど広大で立体的な音場が部屋に出現します。
目を閉じれば、ボーカルが中央に、ギターが右に、ピアノが左に、といった具合に各楽器の位置関係が手に取るようにわかる(定位が良い)のは、まさに圧巻の一言です。
中音域・高音域の評価:ボーカルの息遣いやピアノの透明感は?
中音域から高音域にかけては、新技術「MAT」の恩恵を最も強く感じられる部分です。
とにかく透明感が高く、クリアで、歪み感を一切感じさせません。
海外のレビューでは「このクラスで聴いた中で最高のボーカル表現力」と評されるほど、ボーカリストの息遣いや感情の機微がリアルに伝わってきます。
ピアノの繊細なタッチや、シンバルの金属的な響きと消えゆく余韻も、非常に美しく再現します。
低音の評価:量は十分か?迫力不足は本当か?
低音の質は非常に高く、締まりがあり、解像度も優れています。
しかし、ウーファーのサイズ(130mm)とキャビネット容積から想像される通り、絶対的な「量感」や、地を這うような「重低音」は控えめです。
レビューでも「低音ドシドシ系ではない」と指摘されることが多く、ロックやEDM(エレクトロニック・ダンス・ミュージック)の迫力を最優先で求める人には、物足りなく感じる可能性があります。
原音忠実で「聴き疲れしない」は本当?
はい、本当です。
LS50 Metaは、音源に余計な色付けをしない「原音忠実」なモニター系のサウンドが特徴です。
特にMAT技術によって高音域の耳障りな刺激(歪み)が徹底的に排除されているため、長時間のリスニングでも聴き疲れすることがほとんどありません。
これは、音楽にじっくりと浸りたい人にとって大きな美点と言えるでしょう。
J-POP、ロック、ジャズ、クラシック|得意な音楽ジャンルは?
基本的にはどんなジャンルでも高いレベルで鳴らしきるオールラウンダーなスピーカーです。
その中でも、特に真価を発揮するのは、その圧倒的な音場再現能力と透明感が活きるジャンルでしょう。
具体的には、ジャズのライブ録音、クラシックのオーケストラ、アコースティック楽器の演奏、そしてボーカルを中心とした曲で、最も「スピーカーが消える」体験をしやすいです。
音数の多いJ-POPやロックも、高い解像度で各パートを分離して明瞭に聴かせてくれます。
KEF LS50 Metaの評判と口コミを徹底調査
ここでは、国内外の専門家や実際のユーザーから寄せられた、KEF LS50 Metaの客観的な評判と口コミをご紹介します。
海外レビュー(YouTube)での評価:「クラス最高」「価格破壊」
海外の著名なオーディオレビュワーからは、軒並み絶賛の声が上がっています。
特に「旧モデル(LS50)から明らかに音質が向上している(15~20%程度)にも関わらず、価格が$1500に据え置かれているのは驚異的」という、コストパフォーマンスを称賛する声が目立ちます。
「この価格帯におけるクラスリーダーだ」と断言するレビューも多く、世界的に高い評価が確立されています。
国内ブログ・レビューサイトでの評価:「サウンドステージの怪物」「コスパ高い」
国内のオーディオブログやレビューサイトでも、評価は非常に高いです。
やはり「サウンドステージの怪物」という評価は共通しており、セッティングに対する依存度が低く、適当に置いても素晴らしい音場が得られる点が「広く勧めるには素晴らしい」と評されています。
一方で、弱点として「低音不足」や「音色の色彩感(艶っぽさ)には限界がある(淡白である)」といった冷静な指摘も見られます。
価格.comやECサイトの肯定的な口コミまとめ(買ってよかった点)
価格.comや大手ECサイトの購入者レビューを見ると、満足度は非常に高い傾向にあります。
「音の一体感、広がり、同価格帯では最強」「ボーカルは圧巻」「スピーカーの存在が消え、音に包まれる感覚」「聴き疲れしないのでBGMにも最高」「デザインが美しくインテリアに合う」など、音場、音質、デザインのすべてにおいて肯定的な口コミが多数寄せられています。
価格.comやECサイトの否定的な口コミまとめ(後悔した点)
否定的な口コミや後悔した点は非常に少ないものの、いくつか共通する指摘が見られます。
最も多いのは「低音の量はサイズなりで、迫力を求めるならサブウーファーが必要」という点です。
また、「アンプのパワー(駆動力)が足りないと、このスピーカーの真価は発揮できない」という、アンプ選びの重要性を指摘する声も多く見受けられました。
実際に使ってわかった「おすすめな点」(メリット)
KEF LS50 Metaを実際に使用する上で、特にメリットとなる「おすすめな点」を3つにまとめました。
メリット1:セッティングが比較的簡単(適当に置いても良い音がする)
Uni-Qドライバーの最大の利点の一つが、音を聴くのに最適な場所「スイートスポット」が非常に広いことです。
一般的なスピーカーのように、聴く位置を厳密に固定しなくても、部屋の広い範囲で良好なステレオイメージや音場を体感できます。
リビングルームなどで、リラックスしながら「ながら聴き」をするような使い方にも最適です。
メリット2:小音量でも音のバランスが崩れない
LS50 Metaは、音量をかなり絞っても、高音域や低音域が痩せにくく、音楽全体のバランスが崩れにくいという特徴があります。
前述の「聴き疲れしない音質」と相まって、集合住宅などで大きな音が出せない環境や、夜間に静かに音楽を楽しみたい場合に、このメリットは非常に大きく感じられるでしょう。
メリット3:インテリアに馴染むモダンなデザインと多彩なカラー
機能性を追求した結果生まれた、なだらかな曲面を持つ近未来的なデザインも大きな魅力です。
カーボン・ブラック、ミネラル・ホワイト、モス・グリーン、サンド・シェルなど、インテリアに合わせて選べる豊富なカラーバリエーションが用意されています。
従来の「いかにもスピーカー」というデザインが好みでない方にも、高く評価されています。
購入前に知るべき「注意点」(デメリット)
LS50 Metaは非常に優れたスピーカーですが、その性能を活かすためには、購入前に知っておくべきいくつかの「注意点」(デメリット)が存在します。
注意点1:能率が低い(85dB)ため「アンプのパワー」が重要
LS50 Metaの仕様表にある「感度(能率)85dB」という数値は、現代のスピーカーとしては低めです。
これは、簡単に言うと「鳴らしにくい」スピーカーであることを意味します。
非力なアンプや、スペック上の出力ワット数だけが高いアンプでは、LS50 Metaの真価である音の広がりやダイナミクスを十分に引き出すことができません。
メーカー推奨は40-100Wですが、それ以上に「スピーカーをしっかり駆動できるパワー(駆動力)」を持ったアンプを選ぶことが、非常に重要です。
注意点2:単体では「低音の量感」が物足りない可能性
これは音質レビューでも触れた通り、ブックシェルフ型としての宿命とも言える点です。
映画の効果音や、重低音を重視する音楽ジャンルをメインで楽しみたい場合、LS50 Meta単体では物足りなさを感じる可能性が高いです。
その場合は、後からサブウーファーを追加導入することが、最も効果的な解決策となります。
注意点3:スピーカーに「音の味付け」を求める人には淡白に聴こえる
LS50 Metaのサウンドは、あくまで原音忠実なモニター系です。
意図的に音をウォームにしたり、響きを美しく乗せたりといった「味付け」は控えめです。
そのため、一部のレビューでは「淡白だ」「色彩感に限界がある」とも評されています。
弾けるような元気な音や、艶やかで官能的な響きをスピーカーに求める場合は、他の選択肢とも聴き比べてみることをお勧めします。
注意点4:内部の部品(クロスオーバー)はコストなり?
海外のレビュワーによる分解レポートでは、音の心臓部の一つである「クロスオーバー・ネットワーク」(音域を分割する回路)の部品について、一部で指摘がなされています。
MAT技術が投入されたツイーター回路には良質な部品が使われている一方で、ウーファー回路には比較的安価な部品(電解コンデンサなど)が使用されており、コストダウンの影響が見られるとのことです。
これが音色(淡白さ)にどこまで影響しているかは不明ですが、価格($1500)なりの部分もある、という点は認識しておくと良いかもしれません。
KEF LS50 Metaの性能を引き出す「アンプ選び」と「セッティング」
LS50 Metaは「アンプ選び」と「セッティング」で大きく音が化けるスピーカーです。
その真価を引き出すための重要なポイントを解説します。
KEF LS50 Metaに合うアンプの選び方と推奨出力は?
仕様(能率85dB、最小インピーダンス3.5Ω)を踏まえると、選ぶべきは「駆動力(パワー)に余裕のあるアンプ」です。
インピーダンスが下がっても(負荷が重くなっても)、しっかりとスピーカーをドライブできる実力を持ったアンプと組み合わせることで、LS50 Metaの持つ広大な音場と締まった低音が引き出されます。
メーカー推奨は40-100Wですが、この数値だけにとらわれず、電源部がしっかりしたアンプを選ぶことが鍵となります。
口コミやRedditで人気のおすすめアンプ組み合わせ例
国内外のコミュニティで人気があるのは、LS50 Metaの能率の低さをパワーで補えるアンプです。
海外の掲示板(Reddit)では、駆動力に定評のあるClass-Dアンプ(HypexやPurifiを採用したもの)や、ストリーミング機能とパワーを両立した一体型アンプ(Bluesound Powernode, Marantz MODEL M1, WiiM Ampなど)が頻繁に推奨されています。
国内のレビューでも、Marantz MODEL M1や、駆動力のあるプリメインアンプ(Arcam, Hegel, NADなど)との組み合わせが好評です。
サブウーファーは必須?おすすめモデルと接続方法
必須ではありませんが、低音の迫力やスケール感を補いたい場合には、サブウーファーの追加が非常に有効な手段となります。
デザインや音色の統一感を考えると、KEF純正の「KC62」などが最適ですが、オーディオ用として評価の高いELACやSVSといったブランドのサブウーファーも良い選択肢です。
接続は、アンプの「サブウーファー出力(SUB OUT)」端子から接続するのが最も一般的です。
実力を引き出す設置方法:スピーカースタンドは必要?
はい、LS50 Metaの性能を100%引き出すためには、スピーカースタンドの使用が強く推奨されます。
デスクや本棚への「直置き」は、不要な振動や音の反射を引き起こし、せっかくのクリアな音場や定位を濁らせる最大の原因となります。
デザインと機能が最適化されたKEF純正の「S2 Floor Stand」が理想ですが、同等の重量と剛性を持つスタンドを選び、ツイーターが自分の耳の高さに来るように調整してください。
トーイン(内振り)はどれくらいが良い?
Uni-Qドライバーは指向性(音が広がる角度)が非常に広いため、スピーカーをリスナーに向ける角度(トーイン)は、あまり付けなくても良好な結果が得られます。
価格.comのレビューでも「トーインを最小限(ほぼ真っ直ぐか、3度程度のわずかな内振り)にしたところ、音場が劇的に広がった」という報告があります。
セッティングの際は、トーインを強めにつける状態から、徐々に角度を緩めていき、最も音場が広がるポイントを探ってみてください。
KEF LS50 Metaの価格とコストパフォーマンス
KEF LS50 Metaの価格と、その価値について見ていきましょう。
新品の価格相場はいくら?
2025年現在、KEF LS50 Metaの日本国内におけるメーカー希望小売価格は、ペアで187,000円(税込)となっています。
実際の販売価格は、オーディオ専門店や家電量販店、ECサイトによって異なり、おおむね16万円台半ばから18万円台で推移していることが多いです。
中古で買うのはアリ?注意点と価格目安
発売から数年が経過し、中古市場でもLS50 Metaを見かける機会が増えてきました。
中古で買うこと自体は「アリ」ですが、いくつか注意点があります。
最も重要なのは、KEFのスピーカーの心臓部である「Uni-Qドライバー」の状態です。特にツイーター部分はデリケートなため、凹みや傷がないか(特にネット通販の場合は写真で)を厳重に確認する必要があります。
もちろん、音出しに問題がないかの確認も必須です。
競合モデル(B&W, ELAC等)と比べたコストパフォーマンスは?
10万円台後半から20万円前後のブックシェルフスピーカーは、各社がしのぎを削る激戦区です。
その中で、KEF LS50 Metaのコストパフォーマンスは「トップクラス」と評価されています。
特に、MAT技術による「中高音域の圧倒的な透明感」と、Uni-Qドライバーによる「広大なサウンドステージ」という2点においては、この価格帯の競合モデル(B&W 600 S3シリーズやELACのSolanoシリーズなど)と比較しても、頭一つ抜けた性能を持つという評価が一般的です。
結論:KEF LS50 Metaはどんな人におすすめ?
ここまでのレビュー解説を踏まえ、KEF LS50 Metaがどのような人に最適なのか、その結論をまとめます。
このスピーカーを「買うべき人」の3つの特徴
KEF LS50 Metaは、以下のような方に特におすすめです。
- 圧倒的な音場(サウンドステージ)と定位感を最優先する人
- ボーカルやアコースティック楽器のクリアな音を、聴き疲れせず楽しみたい人
- スピーカーの設置自由度(スイートスポットの広さ)を求める人
このスピーカーを「避けるべき人」の2つの特徴
一方で、以下のような方には、別の選択肢の方が満足度が高い可能性があります。
- サブウーファーなしで、沈み込むような重低音や迫力を最優先する人
- スピーカーに、暖かみや艶っぽさといった独特の「音の味付け」を強く求める人
KEF LS50 Metaに関するよくある質問(Q&A)
Q1: サランネット(スピーカーグリル)は付属していますか?
A1: いいえ、LS50 Metaにはサランネットは付属しておらず、メーカーオプションとしての設定もありません。ドライバーユニットがむき出しのデザインとなっています。
Q2: アクティブモデル(LS50 Wireless II)との違いは?
A2: LS50 Metaは、別途アンプが必要な「パッシブスピーカー」です。一方、「LS50 Wireless II」は、アンプ、DAC、ストリーミング機能のすべてを内蔵した「アクティブスピーカー(ワイヤレススピーカー)」です。
Q3: 色は何色がありますか?
A3: 2025年現在の現行ラインナップは、主に「カーボン・ブラック」「ミネラル・ホワイト」「モス・グリーン」「サンド・シェル」の4色です。(※チタニウム・グレイ、ロイヤル・ブルーは生産終了となっています)
まとめ:KEF LS50 Meta レビュー解説
- KEF LS50 MetaはMAT技術を搭載し、ツイーター背面のノイズを99%吸収する
- MATと第12世代Uni-Qドライバーにより、圧倒的な音場と定位感を実現する
- 中高音域は非常にクリアで透明感が高く、歪みを感じさせない
- 低音の量感はサイズなりで控えめ、迫力を求めるならサブウーファー推奨である
- 音は原音忠実なモニター系で、聴き疲れしにくいのが美点である
- ジャンルを選ばないが、特にジャズやクラシック、ボーカルで真価を発揮する
- 能率が85dBと低く、性能を引き出すには駆動力のあるアンプが必須である
- スイートスポットが広く、セッティングが比較的容易な点は大きなメリットである
- 小音量でも音のバランスが崩れにくく、BGMや夜間リスニングにも最適である
- 同価格帯でトップクラスのコストパフォーマンスを持つと高く評価されている
