Amazfit Active 2 Square レビュー解説|秀逸デザインと機能性の実力

Amazfit Active 2 Squareは、その洗練されたデザインと高い機能性で注目を集めるスマートウォッチです。

スマートウォッチ選びでは、「デザイン性も機能性も妥協したくない」「バッテリー持ちはどれくらいか」「実際の価格に見合う価値があるのか」といった点が気になる方も多いでしょう。

特にAmazfit Active 2 Squareは、クラシカルな外観と充実したスペックを両立させており、その評判や実際の使い勝手が注目されています。

この記事では、Amazfit Active 2 Squareの特徴やスペック、機能性を詳細にレビューし、実際の評判から見えるメリットや注意点までを徹底的に解説します。

目次

Amazfit Active 2 Square とは?まずは特徴とデザインを実機レビュー

最大の特徴は「レトロモダン」なデザイン|ステンレススチールの質感を解説

Amazfit Active 2 Squareの最大の特徴は、一目で分かる「レトロモダン」なデザインにあります。

よくあるスクエア型とは一線を画し、わずかに丸みを帯びたオーバル(楕円)のような独特の形状が、70年代から80年代のヴィンテージウォッチを彷彿とさせます。

ボディにはステンレススチール素材を採用しており、その光沢感が価格以上の高級感を演出しています。

ディスプレイには傷に強いサファイアガラスが使用されており、質感の高さと耐久性を両立させている点も大きな魅力です。

装着感はどう?本体の薄さ(9.0mm)・軽さ(約42g)をチェック

本体の厚みはわずか9.0mm(心拍ベース除く)と非常に薄く設計されています。

付属のレザーバンドを装着した状態での重量も実測で約42gと軽量です。

この薄さと軽さにより、長時間の装着でもストレスを感じにくく、シャツの袖口にも引っかかりません。

レビュワーからは「睡眠中も違和感なく装着できた」との声もあり、24時間体制での健康管理にも適した快適な装着感を実現しています。

同梱物を紹介(レザーバンドとシリコンバンドの2種類が付属)

Amazfit Active 2 Square(プレミアムバージョン)には、以下のものが同梱されています。

  • スマートウォッチ本体(レザーバンド装着済み)
  • 交換用シリコンバンド(オレンジ色)
  • マグネット式充電ベース(USB Type-C端子)
  • ユーザーガイド(説明書)

特筆すべきは、フォーマルなシーンに合うレザーバンドと、スポーツ時に最適なシリコンバンドの2種類が最初から付属している点です。

ただし、充電ベース用のUSB Type-Cケーブルは同梱されていないため、ご自身で用意する必要があります。

姉妹機「Active 2 Round (丸型)」との違いを比較

Amazfit Active 2には、丸型の「Round」モデルも存在します。

両者の最大の違いはデザイン(形状とサイズ)であり、搭載されている機能やOS、センサー類は基本的に同等です。

ただし、Roundモデルには素材違いのバージョンがありますが、このSquareモデルはサファイアガラスとステンレススチールを採用した「プレミアムバージョン」相当の仕様のみとなっています。

どちらを選ぶかは、純粋にデザインの好みで決めて良いでしょう。

Amazfit Active 2 Squareの機能性を徹底レビュー解説

画面は見やすい?1.75インチAMOLED (最大2,000nit) の視認性

ディスプレイには1.75インチのAMOLED(有機EL)を搭載しています。

解像度は390×450ピクセルと高精細で、テキストやアイコンがくっきりと表示されます。

最大の注目点はピーク輝度2,000nitという明るさです。

これはハイエンドモデルに匹敵するスペックであり、真夏の直射日光下といった非常に明るい環境でも、画面の情報をクリアに読み取ることが可能です。

Bluetooth通話機能の品質は?マイクとスピーカーの音質をテスト

Amazfit Active 2 Squareはマイクとスピーカーを内蔵しており、スマートフォンと連携したBluetooth通話に対応しています。

スピーカーの音質はクリアで、静かな室内であればウォッチ本体だけで問題なく会話が成立します。

屋外の騒がしい環境では少し聞き取りにくくなる場面もありますが、マイクの性能は良好なようです。

通話相手からは「スマートウォッチで話しているとは気づかなかった」というフィードバックもあり、クリアに音声を拾えていることが分かります。

通知機能レビュー|LINEの返信や音声通話は可能? (Android/iPhone)

スマートフォンに来た通知(LINE、電話、各種アプリ)は、ウォッチ側で問題なく確認できます。

LINEのテキストメッセージは表示されますが、スタンプや画像は「スタンプを送信しました」といった表示のみとなります。

Androidスマートフォンとペアリングしている場合に限り、定型文でのクイック返信や、AIが提案する返信文(Zepp Flow利用)が可能です。

LINEの音声通話については、着信を検知できるものの、ウォッチ側での受話動作が不安定になるケースが一部で報告されています。

特にAndroid(Google Pixelなど)環境では、ウォッチで応答しても通話がスマホ側で始まってしまうことがあるため、今後のアップデートに期待したいポイントです。

健康管理機能(レディネス、心拍数、睡眠、SpO2)の精度と使い勝手

Amazfit上位モデルに採用されている高精度な「バイオトラッカー」センサーを搭載しています。

心拍数、ストレスレベル、血中酸素濃度(SpO2)、呼吸数を24時間自動でモニタリング可能です。

睡眠トラッキングも精度が高く、深い睡眠・浅い睡眠・REM睡眠に加え、昼寝も記録してくれます。

これらのデータを統合し、心身の回復度をスコアで示す「レディネス」機能が便利です。

また、「ワンタップ測定」機能を使えば、約45秒で心拍数、血中酸素、ストレス、呼吸数の4項目をまとめて計測できます。

ワークアウト機能とGPS精度の実力は?オフラインマップの使い方

ウォーキングやランニング、サイクリング、水泳など、160種類以上のスポーツモードに対応しています。

GPSは5つの衛星測位システム(GPS、GLONASS、Galileo、BDS、QZSS)に対応しており、高層ビルが立ち並ぶエリアでも比較的正確なルートを記録できました。

日常的なランニングやウォーキングには十分な精度と言えるでしょう。

さらに、この価格帯では珍しくオフラインマップ機能に対応しています。

専用の「Zeppアプリ」から必要なエリアの地図データをダウンロードしておけば、スマートフォンがなくてもウォッチ上で現在地や地図を確認可能です。

事前にルートデータをインポートしておくナビゲーション機能も利用できます。

AI音声アシスタント「Zepp Flow」で何ができる?

Amazfit Active 2 Squareは、GPT-4oを統合したAI音声アシスタント「Zepp Flow」を搭載しています。

これにより、自然な会話でタイマーのセット、ワークアウトの開始、設定の変更、通知の読み上げなどを指示できます。

ただし、2025年6月時点では日本語への対応が限定的であり、主な操作は英語で行う必要があります。

音楽保存はできる?ストレージ容量と操作性

ウォッチ本体に音楽を保存するストレージ機能に対応しています。

これにより、スマートフォンを持たずにウォッチ単体(本体スピーカーまたはBluetoothイヤホンで接続)で音楽を楽しめます。

ただし、音楽用のストレージ容量はあまり大きくありません。

公称では約450MBとされていますが、OSやアプリの使用領域を除いた実質の空き容量はさらに少ない(レビュー例では約126MB)ため、入れられる曲数は限定的です。

操作性(UI)はどう?Zepp OS 4.5の動作感をレビュー

OSには「Zepp OS 4.5」を搭載しています。

(最新はZepp OS 5.0ですが)非常に軽量なOSであり、動作感はサクサクとしており快適です。

上スワイプでコントロールセンター、下スワイプで通知、左右スワイプでウィジェットカード(アクティビティ、天気、心拍数など)にアクセスでき、直感的な操作が可能です。

Amazfit Active 2 Squareのバッテリー持ちは実際どう?

メーカー公称値(通常使用10日間)は本当?

メーカーが公表しているバッテリーの持続時間は以下の通りです。

  • 標準的な使用:最大10日間
  • ヘビーユース:最大5日間
  • GPS連続使用:最大21時間

Apple Watchなどが1〜2日程度での充電を必要とすることに比べ、非常に長持ちする設計となっています。

常時表示ON/OFF時など、実際の使用状況でのバッテリー消費を検証

公称値はあくまで特定の条件下でのものです。

実際のレビューでは、「常時表示(AOD)をオン」にし、「各種健康モニタリングを有効」にした状態(ヘビーユースに近い設定)で、おおむね4日から5日間程度持続するという結果が多く見られました。

常時表示をオフにすれば、1週間程度の充電なしでの運用も現実的です。

毎日の充電から解放されたいユーザーにとって、十分満足できるバッテリー性能と言えます。

Amazfit Active 2 Squareの評判・口コミ|使って分かった良い点(メリット)

【メリット1】秀逸なデザインと高級感(ステンレス+サファイアガラス)

多くのレビュワーが絶賛しているのが、やはりそのデザインと質感です。

2万円台のスマートウォッチとは思えないステンレススチールとサファイアガラスの組み合わせは、フォーマルな服装にも違和感なくマッチします。

「このデザインに一目惚れした」という声が多く、所有満足度の高い製品です。

【メリット2】明るく高精細で見やすいAMOLEDディスプレイ

最大2,000nitを誇るAMOLEDディスプレイの視認性は、大きなメリットとして挙げられています。

屋外でのランニング中や、日差しの強い場所でも時刻や通知がはっきりと確認できる点は、実用性において非常に高く評価されています。

【メリット3】2種類のバンド同梱でシーン別に使い分け可能

レザーバンドとシリコンバンドが両方付属している点も、コストパフォーマンスの高さとして好評です。

平日の仕事中はレザーバンドで上品に、週末のワークアウトではシリコンバンドに付け替えるといった使い分けが、追加費用なしで可能です。

【メリット4】価格以上の多機能さ(通話機能、オフラインマップ)

デザインだけでなく、機能面も充実しています。

特に、Bluetooth通話機能や、通常はハイエンドモデルに搭載されるオフラインマップ機能がこの価格帯で利用できる点は、大きな強みとして認識されています。

Amazfit Active 2 Squareの注意点(デメリット)と評判

【注意点1】サファイアガラスが指紋が目立ちやすい

高級感のあるサファイアガラスですが、一部のレビュワーからは「指紋が目立ちやすい」という指摘があります。

ディスプレイ表面の撥油(はつゆ)コーティングが比較的弱い可能性があり、一度付いた指紋が拭き取りにくいと感じる場面があるようです。

【注意点2】音楽ストレージの容量が少ない (約450MB)

前述の通り、音楽保存機能は搭載されていますが、ストレージ容量が限られています。

実質の空き容量は100MB〜200MB程度となる可能性もあり、お気に入りのアルバムを丸ごと入れるような使い方は難しいでしょう。

数曲のランニング用BGMを入れる程度、と割り切る必要があります。

【注意点3】LINE通話の着信が不安定になるケースも

Bluetooth通話機能は便利ですが、LINEの音声通話に関しては、一部のスマートフォン(特にGoogle Pixel)との組み合わせで動作が不安定になる事例が報告されています。

ウォッチ側で着信に応答しても、結局スマートフォン側で通話が始まってしまうなど、意図した通りに動作しない場合がある点は注意が必要です。

【注意点4】充電ケーブルが付属しない(充電ベースのみ)

同梱物にはマグネット式の「充電ベース」は含まれていますが、それに接続する「USB Type-Cケーブル」は付属していません。

スマートフォンの充電器など、既に持っているケーブルを流用するか、別途用意する必要があるため、購入前に確認しておきましょう。

Amazfit Active 2 Squareの価格と詳細スペック一覧

価格はいくら?安く買う方法

Amazfit Active 2 Squareの希望小売価格は23,900円(税込)です。

Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングなどの主要なECサイトで購入可能です。

AmazfitはAmazonのセール(プライム感謝祭など)で割引対象になることが多く、タイミングが合えば21,000円台で購入できる場合もあります。

Amazfit Active 2 Square スペック詳細表(サイズ、重量、防水性能など)

主なスペックを以下の表にまとめました。

項目スペック
ディスプレイ1.75インチ AMOLED
解像度390×450ピクセル (341 PPI)
最大輝度2,000nit (ピーク)
本体素材ステンレススチール(ベゼル)、ポリマー(ミドルフレーム)
ガラス素材サファイアガラス
サイズ43.32 × 36.9 × 9.0 mm (心拍ベース除く)
重量約31.4g (バンド除く) / 約42g (レザーバンド込)
バンド幅20mm (クイックリリース式)
バッテリー容量260mAh
標準持続時間最大10日間
防水性能5ATM (5気圧防水)
測位システム5衛星測位 (GPS, GLONASS, Galileo, BDS, QZSS)
センサーBioTracker™ PPG、加速度、ジャイロ、地磁気、気圧高度計、環境光、温度
接続Bluetooth 5.2 BLE
マイク・スピーカー搭載 (Bluetooth通話対応)
搭載OSZepp OS 4.5
対応OSAndroid 7.0以上, iOS 15.0以上

【結論】Amazfit Active 2 Squareはどんな人におすすめ?

購入をおすすめする人(デザイン重視、コスパを求める人)

Amazfit Active 2 Squareは、以下のような方に強くおすすめできます。

  • スマートウォッチに「デザイン性」と「高級感」を最優先で求める人
  • スーツやフォーマルな服装にも合うウォッチを探している人
  • 2万円台で、通話機能やオフラインマップなど多機能なモデルが欲しい人
  • 毎日の充電が面倒だと感じている人

購入をおすすめしない人(決済機能が必須な人、本格スポーツ用途の人)

一方で、以下のような目的を持つ方には、他のモデルの方が適している可能性があります。

  • SuicaやiDなど、NFC決済(おサイフケータイ)機能が必須な人(本機は非対応です)
  • LINE通話のウォッチでの応答を重視する人
  • Garminのように、高度なランニング分析や専門的なスポーツ指標を求める人
  • ウォッチに大量の音楽データを保存したい人

まとめ:Amazfit Active 2 Square レビュー解説の総仕上げ

  • Amazfit Active 2 Squareはレトロモダンなデザインが最大の特徴
  • ステンレススチールとサファイアガラスによる高い質感を備える
  • 本体は薄型軽量(9.0mm/約42g)で装着感が非常に良好
  • プレミアム版にはレザーとシリコンの2種バンドが同梱される
  • 画面は最大2,000nitのAMOLEDで屋外視認性が抜群
  • Bluetooth通話や音楽保存、オフラインマップにも対応
  • バッテリーはAODオンの実使用で4~5日程度持続
  • 注意点は指紋の目立ちやすさと音楽ストレージ容量の少なさ
  • LINE通話の応答は一部スマホで不安定な場合がある
  • NFC決済(Suicaなど)には非対応である
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